スポンサーリンク

2011年06月28日

第18節VS富山・アフターインプレッション。

 どうしてこうも戦いぶりが安定しない、今度こそ!と思った時に限ってズッコケるのだろう?
 誰もが疑問に思い、恐らくは石崎監督が一番頭を悩ませていることだろう。

 恐らく、状況判断のまずさや試合中での修正能力の低さが大きく影響しているんだと思う。

 当然、試合前にはチームは相手のスカウティングを行っているだろうが、実際にはスカウティングの通りに相手が動いてくれるとは限らない。前線からどんどんプレスをかけてくるかと思いきやブロックを敷いてハーフウェイを超えるまでは持たせてくれるとか、あるいはその逆だったとか。
 そのズレが小さい時はまだしも「えーっ、全然違うじゃん!」となった時に慌てる。想像以上に富山のプレッシャーのかけ方が巧みで修正に手間取っているうちに前半が終わってしまったのではないだろうか。大森のアニキも後半はサイドチェンジができていたと言っていたし。

 しばしば、「同じ絵を描く」という表現がなされる時がある。
 富山が前半から積極的に守備をすることは想定の内に入っていたはずで、その時に真っ向勝負で挑むか、あるいは最初の内はいなして様子を見るかという約束事が全くなかったというわけではないはず。選手間でそのあたりにズレはなかったのだろうか?例えばパスコースを作る動きがなかったとか、つなぐことを意識しすぎて足下でもらってばかりとか、シュートを打っていい場面でパスを選択してしまったり・・・。

 石崎監督はとにかくミスが多いとコメントするのだが、打開するのが技術ばかりに偏っているようだとヤバい。バルサをお手本に正攻法で真っ向勝負(バカ正直?)する傾向があるから「基本が大事!」と余計に技術に走る、選手はつなぐことに意識が行きすぎて足下ばかりでもらう・・・なんてことになってなきゃいいけどなあ。
 土曜日は甲府VS柏の試合があったんだけど、柏の1,2点目は共に甲府側に球際の厳しさが足りなかったのが理由としてある(1点目はスーパーゴールなので多少割り引く必要はあるが)。ゾーンを守るのに気が行き過ぎて肝心の1対1で厳しく行けないために「人が揃っているのに決められる」状態になっていた。富山戦の前半が危なっかしく見えたのはそういうところもあったように思う。

 宮澤は頑張ってた。芳賀が離脱でスタメンがブルーノとなると否が応でも自分が走り回って危険なエリアを埋める、体を張って相手選手の侵入を止めるといったタスクをこなさなきゃならない。「自分が何とかしなきゃ!」というのを全面に出していたと思う。三上に長いのを1本通していたしね。岡本は砂様とのコンビで巧く左サイドを制圧していた。でも、近藤が好調なだけにどこで起用するかというと悩ましいところではあるが、三上の出来からして岡本のカードの切り方は正解だっただろう。

 ただ、この試合も噛み合わないまま終わったという結論になってしまうのがつらいなあ・・・。

posted by フラッ太 |00:44 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年06月26日

上がる気あるの?

 ・・・と毒づきたくもなりますがな。

 オフィシャルの文字情報と石崎監督のハーフタイムのコメントからして、
 前半は富山の前線からのバンザイアタックにビビって鳥カゴ状態だったと妄想するが・・・。
 アウェイの鳥栖戦みたいな試合展開だがホームでやっちゃいかんでしょう。

 後半は例によって猛ゲキ入れられてお目覚めモードになったみたいだけど結局スコアレスドロー。
 10試合以上こなして未だ得点が2ケタに届かない極度の得点力不足は
 単に前線が決めきれなかったのか、あるいはそこまでの過程に問題があったのか・・・。

 岡山の練習参加よりもFW補強が先だろ!とイヤミのひとつも言いたくなる。

 ユースの前くんがサブに入ってチアゴが外れる、上原がFW登録でのベンチ入りってのは喜ぶべきか悲しむべきか。ブルーノの出来がどうだったのか気になるところだが、ここまで点が獲れないようじゃ外国人総取っ替えでもせにゃ打開できんのではと思いはじめている。

 負けなかっただけマシってんじゃダメ。
 こんなことじゃいつまでたってもJ1昇格なんてできっこない。
 今日のスコアレスドローは足踏みでは済まされない。
 

posted by フラッ太 |16:45 | 試合後の印象 | コメント(6) | トラックバック(0)

2011年06月22日

早くも裏天王山。

 さて、今日はJ1で試合がある。

 中でも注目なのは浦和VS福岡。この試合、早くも裏天王山である。
 浦和としてはイエロー・レッドを大量発行してでも勝ち点3以外あり得ない試合。
 この試合で勝ち点3が取れないようだと浦和のJ2降格はマジで現実味を帯びてくる。

 早くも裏天王山というのには理由がある。
 08年のコンサはJ1で戦っていたが、似たようなシチュエーションが32節でのヴェルディ戦だった。
 既に降格が決まっていたコンサが残留争い真っ只中のヴェルディのホームに乗り込み、1-1のドローに持ち込んだ。ヴェルディとしては何としても勝ち点3を獲らなければならない試合、しかもホームゲームでドローに終わったことが降格に大きく影響したのである。(ちなみにこの試合、両チームともイエローカードを5枚ずつ(!)もらっている)

 コンサの側からすればまさに地獄へ道連れだが、足引っぱられる側はたまったもんじゃない。
 浦和としてもセクシーさんの降格を目の当たりにしているだけに危機感は相当なものがあると思う。ただ、言葉は悪いが、去年の最終節のホームゲームで神戸に0-4負けして神戸の残留を“お手伝い”したことからも勝負強さというか勝利への執念がイマイチ感じられないので、どうもスコアレスドローに終わる気がしてならない。キープレイヤーがいないっていうのもフラグっぽいしなあ・・・。

 コンサが昇格すれば関係ないっていうのは言ってはいけない。そういうセリフはこっちが昇格圏内にいてこそ言う資格があるしね。浦和とはJ1で戦いたいし、金のあるクラブに降格されるとJ2はいろいろと大変なのよ。

 ともあれ、この試合は両チーム共に残留を懸けた大一番であることは間違いない。

posted by フラッ太 |09:33 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年06月21日

第17節VS岐阜・アフターインプレッション。

 スコアこそ3-1だけど、内容はとても圧勝と言えるほどのものではない。
 それは外野にいちいち言われなくとも選手や監督が一番わかっていることだろう。

 良かったことといえば、先取点の取り方。
 今までは追い越す動きがほとんどなかった。横浜FC戦で上原が少し見せてくれたくらいで、あったとしても点に結びつくことがなかった(草津戦での三上のゴールは抜け出す動きなので、“追い越す”のとは違うととらえている)。日高と上原の“快速”コンビは攻撃面においてはなかなか魅力的な面を見せてくれたことと思う。今まで左サイドに偏りがちで近藤が一番警戒されていただろうから余計にうれしい。このへん、スタメンを外れた古田はどう感じたのかは興味があるところ。

 両サイドがイケイケ状態となると「真ん中は大丈夫か?」とか「SBの裏のスペースは大丈夫か?」となるワケだが、真ん中での寄せが甘い、ヘタすると皆無というのは未だ治る気配が見えないのがどうもなあ。ダイジェストでは宮澤の守備での頑張りが確認できなかったので実際はもっとできていたのかもしれないが・・・。
 前半12分の危ないシーンは上位チームなら普通にやられていておかしくない。つーか、鳥栖戦の失点シーンとイメージがカブるんだよなあ。当たりに行ってかわされるリスクを恐れてというのがあるのかもしれんが、もうちっとボランチコンビが体を張ってDFラインがズルズル下がることにならないようにしてほしい。

 純貴のゴールはホントに“らしい”ゴール。
 ぞっこんでは「コンサドーレに携わる全ての人が待ち望んでいた」と評していたが、たまにゃいいこと言うじゃん。チャンスを与えられて結果を出したというのは勝敗はもちろんのことチームにとってもプラスの要素が大きい。純平のコメントにそれがよく現れている。

 「今日はとにかく結果を出さなければいけない試合だと思っていた。前節は悪い内容だったし、自分たちにプレッシャーをかけて戦った。そして今日は初先発の若い選手が出て、いいプレーをしてくれた。それがチームの競争につながるし、それがサッカーチームだと思う。いつもだったらリズムが悪い時間帯には相手の背後に飛び出す動きがなくなっていたが、今日は(横野)純貴がそれを最後までやってくれた。そのことがディフェンスラインを高く保てる要因になったし、セカンドボールも拾えるようになった。自分もそういうプレーにとても刺激を受けた。次の試合にもこの流れをつなげていきたい」
 どうしても1トップはボールをしっかりキープすることが最優先という心理に陥りやすい。自分の持ち味がとにかく動き回るということで、純貴はいい意味でそれに縛られることなくプレーできたのだろう。近藤へのお膳立てもできていたし。近藤はあんまり狙いすぎずにパワーで押し切ってほしい気もするが。

 前半3-0にした時点で怖いのはケガや余計なイエローカードくらい。純平OUT,櫛引INの交代は次節のテストかな?純平は次節出場停止だし。櫛引のハンドは大森のアニキが言っていたように経験不足が出た。ただ、試合の趨勢にさほど影響はなかったし、単純ミスなので修正はそう難しくないだろう。GKとしてみれば怒りたくなる気持ちもわからないではないが(苦笑)。
 それにしても、石崎監督の手綱の締めっぷりは相当なもの。「ここは良かったが、ここはダメ」とかなりハッキリとコメントしている。岐阜のお粗末な守備に助けられた面は多分にあるし、水に落ちた犬は沈める、3-0で満足することなくどんどん点を獲らなきゃいけない試合だったし、できた相手だった。相手が前掛かりになるのはわかっているんだから、奪ったらタテポンorシンプルに裏のスペースに出すくらいでも良かったように思うがそのあたりはどうだったんだろう?まあ、指揮官としてはここでガッチリとシメとかんとまたやらかすという危惧があったと察する。

 でも、純貴のゴールはやっぱり大きい。
 しばらく純貴スタメン&古田サブでいってほしいなあ・・・。

posted by フラッ太 |10:57 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年06月19日

勝ったのはいいんだけど・・・。

 アウェイ岐阜戦は3-1の勝利。

 ついうっかり宮澤が先制ゴールを挙げたのを知ってしまったので(試合終了までは情報を遮断することにしている)、「とりあえず負けはないかな・・・」と思ってはいた。ただ、ドロー以下になろうもんならヤバいだろうなとも同時に思っていたので、とりあえずは勝ててホッとしているといったところ。

 これは相手が最下位に沈む岐阜だからということではなく、室蘭での試合のような情けない試合の後は相手がどこであろうと何が何でも勝つことが最低限の仕事だから。タスクをこなしたことに対しては素直にGJ。

 ただ、前半で3-0にしておきながら3-1に終わってしまうあたりが現時点での石崎コンサの実力ということ。サカダイでの監督の言葉に「波がある」というのがあった。前半と後半でガラッとチームが変わってしまう。監督もさぞかし頭の痛いことだろう。

 石崎監督はもちろんのこと、今日の試合は勝ったこと以外何ひとつ満足できない、
 いや満足してはいけないという試合だったのではないだろうか。

 ただ、純貴の初ゴールだけはGJ!と言わせてほしい。
 今まで腐らずに頑張ってきたことがゴールという結果で示せたのだから。
 純貴にはこれからどんどん活躍して“先輩の意地”を見せてもらいたい。

posted by フラッ太 |20:11 | 試合後の印象 | コメント(3) | トラックバック(0)

2011年06月18日

征也と大伍、宮澤と純貴。

 石崎コンサは宮澤と心中、というのは去年から言っていたこと。宮澤に対しては妄想を爆発させたりもしたが、それだけ宮澤には期待しているということ。宮澤に対する期待は去年からずっと変わらないけど、今年は宮澤とともに、いやある意味で宮澤以上に期待している選手がいる。

 それが#24、横野純貴である。

 純貴に関しては以前にも書いたことがあるが、(→「純貴をスタメンで見たい!」('11.3.8))
 改めて純貴に期待するのはフル代表にまで“出世”した大伍の存在がある。
 もっと言うなら、征也と大伍の関係を宮澤と純貴にリンクさせてしまうからである。

 征也はユースからトップに殴り込みをして、07年にはワールドユースに出場したいわば“優等生”。将来的にはコンサを背負って立つ選手になると思ったのは僕だけではあるまい。征也がトップ昇格と共に試合にどんどん出る一方で大伍のコンサでの道のりは決して順風満帆なものとは言えなかったが、ブラジルへの武者修行も経験し秘密兵器として07年の昇格争いの最中に秘密兵器として急遽帰国した愛媛戦での決勝ゴール。大伍の歩みは征也とは違っていわば“苦学生”。その苦学生がJ1の強豪・鹿島に移籍し、一足早くフル代表にまで上り詰めた。

 その優等生と苦学生の関係がどことなく宮澤と純貴にもカブってしまうんである。

 鹿島からも誘いの声があったらしい宮澤は当時J1にいたコンサドーレを選んだ。宮澤は世代別代表にも選ばれていて、名古屋戦ではとてもルーキーとは思えないド派手なミドルシュートを叩き込んだ。一方、純貴はユースからのトップ昇格ながらも出場機会に恵まれない日が続いた。石崎監督に代わってからも宮澤が我慢強く起用され続けているのに比べ、純貴はサブや途中出場での起用に留まっている。そういや征也も宮澤も1年目の背番号は#25だったっけ・・・。

 ポジションが違うので一括りにするのは無茶な話ではあるんだけど、石崎監督がどちらかというと”巧い選手”を起用する傾向があり、1トップを採用しているのも純貴には不利に傾いている。まして、純貴はFWで今まで1ゴールも挙げていないという現状では純貴には焦りにも似た危機感を持っていることは想像に難くない。室蘭での試合後は相当険しい表情だったというサポーターもいたほどだ。

 でも、いや、だからこそ純貴には「何かやってくれる!」というのを期待せずにはいられない。征也と大伍が切磋琢磨していったように、宮澤と純貴が互いを高めあってほしい。

 純貴は巧い選手じゃない。でも、巧い選手は壁にぶつかった時に脆さを見せる時がある。石崎コンサに脆さがある、粘りが足りない、試合がいつも淡泊になってしまうのは巧い選手が多くいるからだと思ってしまうのは僕の思い込みが多分にあるだろうが、純貴にはいろんな意味で石崎コンサに風を吹き込む存在になりうると思っている。

 “師匠”である中山雅史から多くを学んだ苦学生の純貴。
 大田で結果を出した上原が出場機会を得て、誰よりも試合に飢えている純貴のゴールが見たい。

posted by フラッ太 |17:20 | ちょっとカタい話 | コメント(2) | トラックバック(0)

2011年06月15日

プレーオフに対する雑感。

 昨日はJ2にプレーオフが導入されるというニュースで持ちきりとなった。

 最初は「プレーオフやるんだったら入れ替え戦でいいんじゃないの?何も外国で導入してるからって真似せんでも良かろうに・・・」と思った。いろいろとブログ巡りをして、入れ替え戦を行わないのはJ1の都合に配慮したためではないか、だから入れ替え戦ではなくプレーオフの導入に踏み切ったのだと思うようになった。だから秋春制の導入の議論みたいな唐突な感じはあまりなく、これはこれでアリかなと少し引いた見方になってきた。

 「そもそも3位で昇格したクラブってJ1で戦えるの?」という疑問は誰しも抱くはず。
 なので、昇格クラブの翌年の戦いぶりをちょっとだけ引っぱってみた。

 06年 1位 横浜FC:18位(降格)
          2位 柏:8位
          3位 神戸:10位

 07年 1位 札幌:18位(降格)
           2位 東京V:17位(降格)
           3位 京都:14位

 08年 1位 広島:4位
           2位 山形:15位
           3位 仙台:入れ替え戦で磐田に負け昇格できず

 09年 1位 仙台:14位
           2位 C大阪:3位
           3位 湘南:18位(降格)
 
 10年 1位 柏:1位(勝ち点22)
           2位 甲府:15位(勝ち点8)
           3位 福岡:18位(勝ち点0) ※9試合消化時点

 こうしてみると、3位で昇格したクラブで生き残っているのは神戸のみ。それも、去年の最終節に最も不利な状況を大逆転でひっくり返して辛うじて残留。FC東京の失速がなければ・・・というのを考えると3位で昇格したクラブにはJ1で戦う力はない、残留するのが精いっぱいと見てよさそう。なので、リーグ側としては

 J1で戦いたかったら2位までに入れ!と主張したいのだと思う。

 プロ野球のクライマックスシリーズと違って、J2の上位2クラブはそのまま昇格できるのだからリーグの戦いぶりを全く無視しているとは言えない。今のところJ1の降格制度はそのままっぽいし、むしろJ1で残留争いをしているクラブの方が「落ちたら上がるのが厳しくなる!」と戦々恐々じゃなかろうか。
 オランダ・イタリア・スペイン・イングランドにプレーオフ制度があるというのを目にしたので簡単にググってみたが、将来的にはJ2とJFLの入れ替えも行うだろうことを考えると一番近いのはイタリアの制度か。wikiによると

○3位と4位の勝ち点差が10以上ある場合にはプレイオフが実施されず、3位クラブが昇格する
○クラブの財政的な問題があった場合には昇格が取り消される場合がある

 とのこと。wikiにもトリノが経営的な問題で昇格を取り消されているという記述がある。ついでにブンデスリーガもググってみたが、ブンデスリーガはライセンス取得を満たさないとプロクラブとして参加できず、しかもその基準が最も厳しいのだとか。川淵三郎氏がブンデスリーガをお手本にしたのはよく聞く話だし、借金のあるクラブって1部に上がれないんじゃなかったっけ?(←違ってたらスマン)
 Jリーグにもライセンス制度を設けるとかいう報道もあったし、単に上がれるチャンスを増やすという意味合いではなさそう。一見上がれるチャンスは大きくなっているように見えるが、勝ち点だけでは上に上げませんよというのは何となく感じる。クラブが増えて(増えすぎて?)、ちゃんと存続できるような財政・経営状態を保てるようにという思惑もかなりあるように思う。

 ・・・まあ、今のコンサの状態からしてみれば
 「そんなの関係ねぇ!」ってオチがつきそうなのが悲しいけど(汗)。

posted by フラッ太 |10:23 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2011年06月14日

福岡の苦闘、浦和の苦悩。

 J1は柏が強い。ACL組の不調はさておいたとしても、得点・失点ともにリーグトップ(!)ってのはすごい。ネルシーニョの掌握術は流石といったところか。仙台も頑張ってはいるが、ここ数試合は試合終盤に追いつかれて勝ちきれない試合が続いているのが不安。勝ち点3を1にしてしまっているのが後々響かなければいいが・・・。

 さて、タイトルの通り、苦しんでいるのが福岡と浦和。福岡はとうとう9連敗。先日のセレッソ戦は序盤の決定機で決めきれずに0-3のボロ負け。サカダイには中町の離脱が大きいとあったがその通りだろう。さながら芳賀が離脱したウチ以上に苦しいかもしれない。現状ですらいっぱいいっぱいで途中補強をする前にゲームオーバーになりそう。

 福岡が降格圏に沈んでいるのは戦力を考えればある意味妥当だが、浦和がヤバい。今年は心機一転フィンケ体制からペトロヴィッチ体制にスイッチしたものの、とにかく勝てない。勝ったのは中断明けのホーム名古屋戦だけ(ちなみに名古屋はアウェイでのACLグループリーグを戦った後である)。先日の埼玉ダービーもアウェイとはいえ原口元気の気持ちで押し込んだゴールがなければ負けていた。
 大宮がここで浦和を沈めていればというのはさておき、とりあえず一番サポーターが集まるであろう浦議を覗くと、「個人能力だけでやってるんじゃないか?」「このままペトロヴィッチに任せて大丈夫か?」という意見が目立つ。原口元気がU22予選でいなくなる4試合で勝ち点を稼げないようだとひと騒動起きそうで心配だ。

 何となく浦和とコンサがカブって見えてならないんだよなあ。観客動員もガタ落ちだし。移籍に関して因縁のあるであろう新潟戦で埼スタが25000人しか入らなかったってのはちょっとした衝撃。選手の質も層も浦和の方が圧倒的に上なんだけど、噛み合っていないっていう感じがする。もっとも、コンサの場合は監督と選手の信頼関係が強いと思える、少なくとも今のところ不協和音は伝わってこないぶんだけまだマシとも言えるが・・・。あ、浦和に内紛があるというワケじゃないのであしからず。あくまでも、現状うまくいっていないということを言いたかったので。

 フィンケを見切ったんだから本来ならこんな順位にいるはずがない。

 浦和サポーターは多かれ少なかれこう思ってると思うんだけど、J1だろうがJ2だろうが、そしてリーグの頭からだろうが途中交代であろうが、結果が出せなければ監督に対する不安や不満が噴出するのは同じなようで・・・。

posted by フラッ太 |12:38 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年06月12日

第16節VS横浜FC・アフターインプレッション。

 いやまあ、なんつーか、芳賀の離脱でどうやって真ん中を引き締めるかが難題となったのはわかってはいたこと。たぶん宮澤と岩沼の2ボランチだと思うんだけど、宮澤をボランチに持ってくるであろうことも予想はついたこと。石崎監督は基本守備から入るわけで、かろうじて芳賀の代わりになれそうなのが宮澤しかいなかったというのが正直なところだと思う。

 でもねぇ、だったら素直にブルーノorアンドレジーニョを外して三上1トップの4-2-3-1でよかったんじゃないかと思う(実際にはFWを縦に並べた4-4-2あるいは4-4-1-1に近いんだろうけど)。岩沼ももともとはボランチやってたんだし。ただ、いかんせん凡ミス連発で前に運べない、シュートに持っていくことすらできない。監督としては前半のあまりのひどさに宮澤を前に持って行かざるを得ないと判断したじゃなかろうか。結果的には裏目に出たんだけど、そうでもしないとドツボにはまる一方だと仕方なく戦術変更したとみるのだが・・・。

 真ん中が安定しないと攻撃も守備もまともに機能しなくなる。

 特に守備で頑張っていた芳賀が抜けると苦しくなるだろうなというのはあったにせよ、ここまでとは・・・。監督も腰が定まっていなかったというか、結果を出すために焦ったというか。後半開始から宮澤を動かしたのは場当たり的な感が否めない。1-0でもいいからじっくり構えることができていたらというのはホームゲームでは難しい注文なのかな。連勝しなきゃ、攻めなきゃっていう心理は働いただろうし。

 芳賀が戻ってくるまでは苦戦は免れないのは否が応でも認めざるを得ないとしても、いるメンバーで何とかするしかない。後半からは明らかに横浜FCが上原の裏を狙っていた。前半はオーバーラップも見せてたし多少目をつぶって上原の左SB・岩沼のボランチで行くとしても(監督もそれくらいはリスクを抱えた上での起用だと思いたい)、宮澤を低い位置のままというのは同じことの繰り返しになりそうで怖い。
 かといって他に誰がいるのか?シロート考えでは河合を1列前に持ってきてCBは櫛引と山下で・・・となるのだが、唯一の頼みの綱と言ってもいい山下とのCBコンビを崩すのもリスクが大きい。器用さでは純平だけど今度は右SBはどうするの?となるし・・・。

 石崎監督としては後ろを固めてからというのはあるだろうけど、現状ではホーム・アウェイにかかわらず宮澤を1トップにしたほうがまだマシなような気がする。あちらを立てればこちらが立たず。歪みがさらにひどくなってきた。芳賀が戻るまでマジでしんどいぞ、これは。コマの配置でどうにかなるレベルではないくらいに芳賀の離脱は“つうこんのいちげき”だけど、奪ったら前に蹴っとけっていう条件でこんな感じでどう?


        宮澤

近藤   アンドレジーニョ    三上

    岩沼       純平

上原                櫛引

     河合     山下
 
        ホスン

  宮澤を真ん中のままにするなら、三上1トップで古田の位置に純貴じゃダメか?

posted by フラッ太 |20:56 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年06月12日

芸風かねぇ・・・。

 室蘭でのホーム、横浜FC戦は0-2の負け。

 オフィシャルの文字情報だとサイドから攻め込んだが、横浜FCのミドル2発に沈んだのかなと感じたのだがスタッツを見てビックリ。シュート2本って・・・。これでどうやって勝てと?

 山下中心に最後の砦は踏ん張ったが、
 芳賀のいないバイタルエリアからズドンとブチ抜かれたでござるってオチか?

 よしこれから!ってところで必ずといっていいほどズッコケるっていうのは
 もうここまでくるとコンサドーレのお家芸と認定してもいいな。

 J1の大宮が残留のプロならJ2のコンサドーレはズッコケのプロ。
 悔しいやら情けないやら・・・。負け方があまりに悪すぎるよ。

 三歩進んで二歩下がるどころか、一歩進んで十歩下がるの繰り返し。
 これじゃあ成績も観客動員も上向くはずがないよな。
 こうも落差が大きすぎるといくら耐性がついているサポでも付き合いきれんぞ。

posted by フラッ太 |15:48 | 試合後の印象 | コメント(4) | トラックバック(0)