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2015年09月19日

第31節VS横浜FC・アフターインプレッション。

>たまにゃマジメにブログ書かなきゃね

 久しぶりのアフターインプレッション。そして久々の勝ち試合。
 久々に早送りせずにじっくり録画を観た。やっぱり勝つっていいねぇ。

 …とはいえ、小野のFKからウッチーが決めるまではぶっちゃけ「何じゃこれ?」っていう凡戦。プレビューで宮澤がどれだけ高い位置を取れるかというのをポイントにしていたので宮澤の位置を気にしながら録画を観たわけだが、前半は30分頃にやっとあったくらい。メモには「みんな棒立ち!」とか「みんな動いてない!」と殴り書きが。コンサだけじゃなかったんだけどね。
 コンアシの映像でもあったが人もボールも動いていたのは小野→ゴメス→福森→内村→ゴメス→内村のシーンくらいか。ゴメスとのワンツーとか箇所箇所良いプレーはあったけど。小野のFKはお見事だったが横浜の守備も大概だった。直接を気にしたのかなとも思ったけど壁は4枚。それでいて上原もウッチーもドフリー、走り込んできた宮澤にも誰もついてない。いくらナザリトに注意が向いていたとはいってもこれじゃあねぇ…。

 前半でのメモでは「横浜FCのやりすぎ感」とあった。スカパー解説は宏太だったが、その解説でもあった通り両WBがやたら高い位置を取っていたせいで後ろは常に3対3の状況。なので、コンサとしてはじっくり待って守備して奪ったら中盤すっ飛ばしで一気に送っちゃえみたいな感じだったんだろうと思う。3バックでスペース空き放題&2トップは快足コンビだし。
 横浜は天皇杯でほとんど攻撃に出られなかったので主導権を握りたい思惑があったんだろうけど、あまりにも前に比重をかけすぎた。35分頃にはかつての財前コンサのようにGKもポゼッションに参加させたけど、それも宮澤が前に詰めたおかげで同数になってしまい打開できず。

 …というわけで、宮澤は天才じゃよターイム(笑)。一番象徴的だったのは68分でのナザリトへのふんわりクロスだったが、56分頃にはいいカットもしたし、71分には上原へフィードした後自分も攻撃参加していたし、82分には小池を抑えてボールを奪い2次攻撃につなげる、93分の終了間際もサボらずチェックするなど“効いている”プレーが随所にあった。オレの宮澤びいきはさておき、宏太の解説の通り宮澤がもっと目立てばさらに攻撃の幅は増すはず。やっぱり4-1-2-3で小野とのコンビを(ry。コンビを組んだ上里も悪くはなく、むしろ良かった。コンアシでの映像でもあったが小野→ウッチーと来て広大なスペースが空いて…って時にもうちょい判断が早く、かつ精度を上げていたら。もったいなかった。あと、せめてシュートは枠に入れてくれ。

 横浜戦で良かったと思うと同時に終盤戦のカギを握りそうな選手はナザリト上原か。ナザリトは守備の必要性はバルさんコンサの時から口酸っぱく言われていたと思う。それが守備を“しなければならない”という意識に傾きすぎていたんじゃないかと察するが、横浜戦では守備をすることで良いことがあるとポジティブにとらえられることで吹っ切れた、DFとは違った意味で守備の面白さに気づけたんじゃないかと思う。窮屈そうな感じが全然なかったし。中島を吹っ飛ばして奪ったボールでウッチーの2点目もお膳立てできたし、あとはゴールという結果だけ。ポストに当てたシーンは盛大にイスからズッコケたよ…(泣)。
 攻撃面だけなら古田という選択肢もあっただろうけど、上原のスピード、運動量は守備を破綻させない、攻撃の厚みを増す上でもWBのレギュラーとしてやはり外せないと改めて思った。古田が最も活きるのはもうちょい前目のシャドーの位置だと思う。願わくは上原は右ではなく左のWBで使って欲しいのだが、現状ではゴメスと宮澤の関係性が非常に良いので右での起用というのが戦術厨の視点。横浜戦も悪くなかったけど財前コンサではもっと良い攻撃参加があったしね。関係性という点では左はゴメスと福森、右は上原と前兄も片方が前に出たら片方がスペースを埋めるって感じでそこそこ良かったと思う。彼らにしてみれば基本の範疇かもしれんけど…。

 あとはイルファン。速かったねぇ。
 相手がラインを高く上げて攻撃に出てきた時にイルファンを入れられたらかなりイヤだと思う。
 でも、あの場面はシュートでしょ!

 両チームとも動きながらボールを受けるということがあまりなく、特にコンサは先取点を取ってからは空いたスペースを使えばいい、どんどん放り込んで…というシンプルかつ楽な展開に持ち込めたのであまりネガが出ずに済んだのかもしれない。それでも明るい兆しはあったのかな。

posted by フラッ太 |19:25 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2015年09月01日

中途半端にアフターインプレッション。

>ああ、時間がねぇーっ!ユルユルトークも間に合いそうにない…。

 熊本戦は得点シーンまで、天皇杯1回戦は一応フルタイム録画を観た。
 ツアー前にさらっと振り返っておく。

~熊本戦~
○トップ下を置く意味はあった
○上里はやっぱりスタメンには推しにくい
○ナザリト、あれだけチャンスもらって決められないって…

 得点シーンまでの感想はざっとこんな感じ。スカパーの解説では1人が下がって1人が出ていくというのがあったが、そのせいか熊本のDFラインはガッタガタで裏抜けし放題。それで1点も獲れないってどーよ?2トップの連携を磨けば高いDFラインにも対抗できそうだった。
 上里はつまんないミスが目立つ。10分頃に2人がかりでプレスかけられて奪われたのは百歩譲って許すとしても15分頃に何でもない場面でボールロストしたのはいただけない。コンアシでは菊岡からの映像だったが、得点シーンは宮澤がドリブルで持ち上がってナザリトに出していったん菊岡に戻して外を回った古田に出していた。それまで菊岡が良いパスを供給できていたので熊本の守備意識が中ばかりに集中してしまった。古田は余裕を持ってクロスを上げることができたので組織で崩したゴールと言ってもいいのかな。

 で、だ。上里が宮澤のようにドリブルで持ち上がってパスを出すというプレー選択ができるかどうか?おそらく答えはNOだろう。ドリブルで持ち上がったとしても上里の次の選択肢はシュートだと思う。それが上里の持ち味だしそれでいいと思うんだけど、そうなるとシュートが枠に入らないと捌き役しかできないとどうしても思ってしまう。大きい展開ができるのが上里の魅力とはいえ、それ故に捌き役がつまんないミスでボールロストするのは論外。

~天皇杯1回戦~
○大量ゴールで勝てたのは良かった。上原、神田の積極性が目立つ。
○進藤は奈良を超えることができるか?
○ニウドのアンカー、アリ?ナシ?

 普段組まないメンツで臨んだので連携面に不安はあったがまずは勝てて何より。前俊が力いっぱいシュートを撃ったのには思わず笑ってしまった。相当鬱憤溜まってたんだろうなぁ…。黒い方が「いいから前俊出せ!」としきりに騒いでいたんだが前俊と小野の化学反応は正直もっと観たい。ついでに言うと前俊CFでその下に宮澤&小野の天才トライアングルも観たい(笑)。
 進藤はゴールももちろん良かったが上原へのアシストのパスといい“見えてる感”があった。脚全体じゃなく、膝下から軽く出していたのも個人的にはポイントが高い。失点シーンは永坂との連携不足からかポジショニングが曖昧に見えた。そのへんは試合に出ないと経験できないから要経過観察か。ただ、永坂よりは進藤の方が観ていて安心感はあったのかな。
 ニウドはかつてのダニルソンのようにボールを拾う、刈るのに特化させればかなりいいところまでいけそう。ボランチ起用するなら運動量を活かした守備専タイプになるのかな?宮澤や稲本、小野など出せる選手はたくさんいるしね。

 四方田コンサは2トップ、トップ下(≒小野、現状では菊岡)、ダブルボランチをベースにしたら3-5-2になったって感じでとらえているんだけど、バルさんコンサでは3-4-3だったんだから3トップをベースに考えても良さそうな気がするんだが…。メンツ的には3トップの組み合わせはいろいろできそうだし。前俊を“偽9番”にして内村&ナザリトが抜け出すなんてアリだと思うけどなあ…。失点シーンも楽にクロスを上げさせたことによるもの。敢えて4バックにしないのか、それとも(メンツ的に)できないのか?熊本戦の失点といい気になるところ。

 つーか、4バックが組めるなら妄想抜きにしても4-1-2-3が一番自然だと思うんだけどねぇ。
 アンカーは稲本・深井さん・ニウドで、セントラルハーフは小野・宮澤・菊岡で回せるし。
 サイドの守備も考えたい、でもトップ下と2トップは崩したくないなら4-3-1-2とか。
 …4バック、ダメっすか?

posted by フラッ太 |01:45 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年04月28日

'15第9節VS岡山・アフターインプレッション。

>次節まで時間がないのに宮澤が魅せたってのはうれしい悩みである…

○宮澤は天才じゃよ
○前線からの連動した守備で今季のベストゲーム
○トドメを刺す(追加点を獲る)貪欲さを!

 3行で岡山戦を振り返るとこんな感じか。
 中原が入るところまでしか観ていないが、だいたい合ってるはず。

 MOMは順当に宮澤だが、宮澤が飛び抜けて良かったというよりチーム全体が機能した、
 良い選手が何人もいた中で目に見える結果を出したという正真正銘の(?)MOMとしての選出。
 決してひいき目ではない。

 とりわけ、都倉とニウドは誰もが良かったと思ったはず。
 戦術厨としては3-6-1と3-4-3(あるいは3-4-2-1)は似ているようで全く違う、
 3-4-3の前線の3の意味、バルバリッチ監督の意図が現れた試合ととらえている。

 ニウドをシャドーに入れるという選手起用は途中交代でわりとあった。今回は頭から始めたわけだが、ニウドの運動量、前線からしつこく追っかけるのを観ているとなるほどなあと思わされたし、都倉がサボらずに守備をやり指示まで出していた(!)のを観たときにはナザリトが都倉のように守備をしてニウド(の位置に入る選手(≒シャドー))があれだけ追っかけられるならナザリトを真ん中、都倉をシャドーの3-4-2-1にしたくもなるよねと妙に納得させられた。

 だが、都倉の出来はたとえナザリトが守備をサボらずにやるように指導されたとしても
 3-4-2-1の1の座は当分安泰だなと思えるものだった。
 その理由は地上戦の中でも動きながらボールを収めてくれたという点である。

 デンと構えて待っているFW(に限らないけど)に出すよりは動いてくれる選手へ出す方が相手守備の届かないところへパスを出せるので出し手が非常に楽になる。守備側は捕まえにくくなるし、攻撃側は奪われにくくなるから“次の一手”が速くなる、スムーズになる…はず。初っ端のシュートが決まっていれば100点満点、いや、120点だったと思う。

 で、その初っ端のシュートをお膳立てしたのが宮澤。いきなりエロ全開の宮澤は久々に観た気がする。クリアボールをほらよっとダイレクトで捌くプレーに萌えつつ(笑)、今日も振り向けばブーツェンならぬ気がつけば宮澤、やっぱり宮澤という顔の出し様に「あ、今日も宮澤は平常運転だな…」と安心して観ていた。これがカズゥだとワントラップ入ったりするんだよな…。
 しかし、ゴメスのシュートの場面で外を回ってデコイランした時には「おっ、今日の宮澤は(良い意味で)いつもと違う!」と唸らされた。ボラがボールを持った時にWB(もしくは4バックでSHがボールを持ったときのSB)が外を回るor直線的に走って裏を狙う、ってのはあるが、逆のケースはそうそうない。砂川が裏をかいて外を回るのはたまにあるが。もともと宮澤はスペースを見つけるのが上手い選手だと思っているが、ゴメスとの連携や相性がかなり良いということなのかもしれない。Wボランチ組んだときも互いに入れ替わっていたし。
 実際、ゴールシーンはいったんスペースに出た後、動き直して福森からのパスを受けての反転シュートだった。反転してのシュートももちろん素晴らしいが、福森の左足もお見事。精度の高さはクロスだけではなかった。文字通り“ビタッと”入ったもんなあ。ポカをやらかす感じもないし補強は大正解。今すぐにでも完全買い取りを目指していただきたい。

 稲本が良かったのは今更言うまでもなく、稲本ならやれて当然というくらいに安定していたが、宮澤とのコンビはプレスが効きまくり(もちろん、それは前線からの守備ができていたからでもあるが)。しかも、上下(高低)も左右のバランスも言うことなし。このコンビを崩す理由がないというくらいに文句なしの出来だった。2割増でプレイエリアが広くなっていた感じ。
 これは多少ひいき目も入るのだが、宮澤は天才というよりは秀才タイプで、なまじ気が利く、見えるばっかりにナチュラルにリミッターかけちゃうのかも。ひとりショムニとかひとり苦情処理係というキャッチフレーズをつけたくなる所以でもある。覚醒というよりは稲本という頼れる相方に恵まれ、岡山戦では前線からのプレスが機能したので遠慮する必要がなくなり「あ、もっと行っていいんだ、やっていいんだ…」とリミッターが外れたんじゃなかろうか。これが本来の宮澤のポテンシャルだとしたらマジで宮澤は天才だと思う。もし、宮澤の性格面まで見抜いてコンバートしたのであれば石さんは正に慧眼だとも思う。生粋のFWってある意味でエゴイストじゃなきゃ務まらないところがあるし…。
 
 あー、時間がないっ。よってここからは端折る。前半危ないかなと思ったのは18分頃の伊藤のシュートと31分頃に荒野の裏を突かれたシーンくらいかな。ただ、伊藤のシュートの場面はJ1なら確実に枠内に入れてくる。修正しておきたい。
 後半開始時もどっちがホームかわからないくらいに押し込めていたが、前半の出来からしても「90分保つのか?」という不安はあった。1-0に終わったのもそのあたりなのだろう。もっとも、残り20分からもう1段ギアを上げられるようにならないと得点も増えないし上位戦線には食い込めない。それまでに試合を決められれば理想なんだけどね。すぐには解決できないと思うけど交代選手の出来にも左右されるかな。
 内村と中原で交代したということは前線からの守備を重視したということだろう。結局ナザリトに出番が回ることはなかったが当然の選択といっていい。内村にとっては守備もこなした上でゴールも求められるという高いハードルがある。押し込んでいるとスペースもなくなるから尚更難しくなると思うが違いを出せるFW、点取り屋としての結果にこだわって欲しい。

 この内容をベースにさらなる上積みがどこまでできるか。
 今まで連動ってのがほとんどなかっただけにモヤモヤが拭えなかったが霧は晴れたのかな。
 カギを握るのは…やっぱりナザリト?

posted by フラッ太 |00:27 | アフターインプレッション | コメント(3) | トラックバック(0)

2015年04月25日

第8節VS水戸・アフターインプレッション。

>監督、4-1-2-3じゃダメっすか?深井さんが戻ればアンカーに不安ないし。まあ、ないだろうけど…。

 讃岐戦からの流れで気になったのは動かされたときにどうするか?
 とりわけ、稲本が動かされたときとパウロンが背後を取られたとき。

 讃岐戦の解説では稲本がサイドに引っ張られたときに宮澤1枚では対処が間に合わない、人数をかけられると対処できないというのがあった。宮澤はさほどスピードがある選手ではないし、実際、我那覇にシュートを撃たれたときには後ろから追いかける様子がカメラに抜かれていた。もっとも、これは我那覇が巧くバイタルエリアに入ってシュートまで持っていったというのもあるが。でも、あれ決められていたら宮澤きっと叩かれたんだろうなあ…。
 ドフリーでシュートを撃たれたシーンでもパウロンが1,2歩前に出てしまったためにクロスをヘディングでクリアすることができなかったから。身体能力が高いが逆にそこをかわされると一気にピンチになるのはちと怖い。このへんはDFラインの連携も絡んでくるので一概にパウロンが悪いワケでもないんだけど…。

 という流れを受けての水戸戦。

 稲本らしからぬ軽率なプレーでボールを奪われ、福森のスライディングも及ばず2対1を作られてしまいどうなることかと思ったが、ソンユンが実に落ち着いたプレーでピンチを救った。すぐに飛び出てコースを限定し、ギリギリまで手足を伸ばさずに我慢した。基本といえば基本なんだろうけど、見ていてやられる感じは不思議としなかった。稲本が奪われた時点で予測ができていたんだと思う。他にも好セーブを見せたシーンはあったが、戦術厨としては敢えてこの場面をピックアップしてMOMにしたい(苦笑)。ほとんど稲本のミスとはいえ、稲本がかわされたときのリスクマネージメントは稲本が効きまくりなぶん余計に神経を使う必要があるなと思わされた。

 水戸戦はパウロンが積極的に高い位置を取っていた。水戸戦で右WBに入ったのは荒野。パウロンが出ていったスペースを埋めるような場面もあったし、守備を考えると古田よりは安心して観られるかな。どうしても古田だと守備のリスクがつきまとう。讃岐戦でアンドレア相手に何とかなったのは古巣だったからというのもあるだろう。でも、古田の攻撃面での魅力は捨てがたい。監督はシャドーでの起用は考えていないのかな?

 稲本がPAまで侵入してシュートを撃つ場面があったが、宮澤が使われる理由もここにあるのかな、と。大宮戦ではシャドーだったけど抜け出して1対1作ってたし。もっとも、シュートがヘナチョコで新婚さんいらっしゃい!の桂文枝ばりに盛大にイスから転げ落ちてしまったんだが…(汗)。
 横並びでサイドチェンジとかはカズゥもきっとできるだろう。むしろ、低い位置から一発でサイドの高い位置へ…となると、キック力を考えたらカズゥのほうが上じゃないかと思う。だが、宮澤が裏に抜け出してシュートを撃つのは想像できてもカズゥがそうしたプレーをするのはあんまり想像できない。PA外からミドルシュートってのはあるけどね。
 宮澤の良さの1つと思うのは人のいないスペースを見つけるのが上手いこと。自分がそこに行くこともだが、いない場所にパスを出せる、それも少ないタッチでポンと出せる。ボラ同士で互いに入れ替わることができそうなのも宮澤だし(実際ゴメスと組んだときはそれができていた)、稲本の片上がり状態を防ぐ、すなわちスタミナをロスしない、バランスを崩さないという点で最適解なのが宮澤なのかなあと思った次第。

 何となくなイメージとして3-4-3は選手が満遍なく散らばっているというのがある。讃岐戦では散らばりすぎていた感じがしたが、水戸戦はそこそこ解消されていたと思う。これはやはり都倉が守備をサボらずにいたことが大きいんだろう。コースを限定すればそれだけ守備も網をかけやすくなるし。ナザリトをどこで使うか(というよりどう使うか、かな?)は相変わらず悩みそう。
 …と、コンアシ観るの忘れてた。コンアシ観ての感想は櫛引はビビらず行けたのはいいとしてパウロンと2人でついたにもかかわらずラストパス出させたのはダメ。神田は自分で勝負かけてたのには好感を持った。もうちょい長い時間観たいかな。ドリブルとなると前俊なんだがテンポがのろくなるような。前俊独特の時空間こそが魅力でもあるんだが…。案外、前俊を押しのけて…なんてことになるかも。

posted by フラッ太 |17:10 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年04月09日

'15第6節VS東京V・アフターインプレッション。

>情報遮断は2日が限界だな…

 ようやっと東京V戦を早回しでチェック@スカパー。
 わかっていたのはコンサのスタメンと1-1のスコアのみ。
 ついうっかり、やべっちでスコアを知ってしまったがドローなら一番あり得る結果かな、と。

 結果だけ言うならもちろん不満。頑張ってはいた。でも、頑張るのは当たり前。22クラブ全てが頑張っている。そこから結果出さなきゃ上には行けないのだから。シュート数2VS3が物語るように前半は潰し合いというかネジり合い。インテンシティという言葉がつい浮かんじゃったりして。相手にやらせないっていうのを両チームがやっていた。こういう緊張感ある試合もまたいいもんだ。

 前半で気になったのはやはりナザリト。井林との競り合いでなかなか勝てない。レフェリングにナーバスになってどこか抑え気味に見えたのは気のせい?悪い意味でいつ爆発するかヒヤヒヤものだった。ヴェルディがかなりタイトについてはいたが都倉はまだキープできていたことを考えると物足りなさを感じる。
 失点はゴメスのミスから。いい判断でかっさらうなどいいところもあったが、ミス1つが失点に結びついてしまうってのはなあ。良くも悪くも宮澤の後を追っているような気がしてしまう…。同点のゴールシーンはなかなか美しかった。古田がドリブルで仕掛けて都倉へ、都倉がワンタッチでナザリトへ、ナザリトが振り向きざまのシュートでゴール。決めるべき人が決めてくれたのはいいことなんだが、喜び半分。その理由は

①もっと早く結果出せただろ!京都戦とか京都戦とか京都戦とか…。都倉との連携は良さそうだが、結果として都倉頼みが浮き彫りに。

 ホント、ナザリトの起用法って難しいなあ。

 身体能力が高いのはわかる。このゴールもナザリトじゃなければあるいは…って感じだし、ある程度目をつぶってもこれだけで帳尻合わせちゃうだけのものはある。加速させたらそうそう止められない、だからこそ相手も発動させないようにたとえば密着して封じこめようとか躍起になるわけだし。
 接触プレーが増えることでイライラが増し、今日もイエローをもらっている(累積3枚目)。だったら後ろを向くことが多くなるポストプレーはあんまりさせずに、“行って来いオンリー”でセカンドトップかシャドーに…と思うがそれだと守備をサボるワケにはいかない。ただでさえ気性難なのにそれはどうなんだろう?とか。

 今のシステムだと2シャドーの1人は都倉で当確。内村、中原が今のところ監督の優先順位が高いようだが、ここまでは一長一短か。大森アニキの解説では中原は「(しっかり収まる場所に)パスが出せてない」ためにイマイチ機能し切れていない。それでも全体的には中原がまだマシと思っているのかな?パスが出せるという点だけなら菊岡がいいんじゃね?とか思うが。前俊はタメを作るぶんにはいいが守備やらないしナザリトとの同時起用はどうしても点が欲しいときに限られそう。実際、交代カードの切り方もそんな感じだし。

 ともあれ、都倉とナザリトの関係はまだしも前の3人が微妙に噛み合っていない。

 ここまでの6試合で交代カードの切り方も稲本と誰かで1枚、2シャドーのどちらかで1枚というのはほぼ決まりな感じ。代わり映えしないとみるか、監督がシステムに手応えを感じていてイジる必要がないと思っているからとみるかはなかなか難しいんだけど、稲本をCBに入れたのは河合を休ませつつ交代カードを1枚でも多く使いたいというのがもしかしたらあるのかも。
 3バックの真ん中ならボランチと比べてそれほど運動量は必要としないし、頭脳労働がメインになるのでフルタイムでも十分機能するはずというのはあったと思う。今節も攻守に相変わらずの効きっぷり。そしてニウドはヴェルディ戦でも空気だった…。ケガで離脱した小野はさておいて稲本は間違いなく年俸分以上の働きを既にしている。稲本が入ったことで安定感が2~3割増していると思うのはオレだけではあるまい。あんだけわかりやすい働きぶりなら納得というもの。さすがはW杯に出た実績の持ち主だよ。

 古田や福森が少しずつ絡めてきているとはいえ、ちょっとずつ足りない、しっくり来ない。

 しばらくサポーターズブログも覗いていなかったが、システムを変えるべきという声も出てきているようで。システムを変える変えないはさておき、ナザリトをどう活かすか?という視点で今までとは違ったアプローチもあっていいのかなとは思う。小野も戻ってくるようだし、監督がどうマイナーチェンジを図るのか。あるいは我慢して変えずに行くのか?

 いずれにしても燻っているヒマはない。
 ホーム2連戦で勝ち点1ってのは昇格を目指すチームの成績ではない。

posted by フラッ太 |19:35 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年04月02日

'15第5節VS京都・アフターインプレッション。

>観て損したとは言わんが、深夜勤明けの体には疲労がのしかかる試合だったぜ…(泣)

 コンサのスタメン以外ノーインフォメーションで録画視聴。率直な感想としては
 ナザリト、いい加減にしろ!PK程度じゃ到底埋め合わせにならんぞ、ったく…。

 戦術厨の予想として京都に付け入る隙があるとするならバヤリッツァの足下かなあと思っていた。
 で、京都はターンオーバー的に選手を入れ替え。
 山瀬スタメンはいいとして宮吉サブ&バヤリッツァと金南一のWボラ。
 正直ラッキーだと思った。

 サイドの脅威は減るし、このコンビなら展開力も落ちるだろうと思った。
 コンサに置き換えて考えると稲本を中心として
 ボラのどっちかが前に出ていける関係にはならないだろう、と。

 正直、河合・櫛引と大黒&ダニエル・ロビーニョとの相性は最悪に近いと思っていたんだが、縦のボールがほとんど入っていなかったこともあって、河合がスピードで対処しなくてはならない局面にはならず周りを上手く使って肝心なところでやらせない、河合の経験が危ない局面を未然に防げた。もっとも、それを支えていたのが福森の守備。試合を通して福森は攻守にいいところに顔を出していた。左足の精度も良かったし補強して大正解。京都は前半シュートがゼロ(!)。前半は過密日程のアウェイ戦とはいえ明らかに失敗だったと思う。じゃなきゃ前半の途中で宮吉入れたりしないだろうし…。

 最初の失点は古田が戻りながらの守備で与えたファールから石櫃が直接FK。
 古田は攻撃に強みがある選手だし、リスクは織り込み済みのはず。
 第一、あんなエグいシュートを止めるのは無理。石櫃お見事!と言うよりない。
 イケイケの前半で決められないとこうなるよねって感じだが、まあ忘れていいゴール。

 ただ、2点目はいただけない。バタバタした中で火事場泥棒的に大黒にゴールを奪われた。
 ヴェルディ在籍時も含めて大黒には今まで散々痛い目に遭わされただろうに…。
 内田に楽にワンタッチクロスを上げさせたとかよりも、
 あの場面、どうしてチームを落ち着かせることが出来なかったのか?
 京都のしたたかさとかコンサに若さが出たとかで済ませていたらダメだと思う。

 これで京都に余裕で受け流されてしまった。 PKで1点返したものの、1点取っただけって感じで試合終了。前半と後半ではまるで別のチーム。あんだけ決定機を逃せばそりゃそうなるわなぁ…と誰もが思ったことだろう。初物に弱いというのもコンサの悪癖だが、弱っている相手を生き返らせてしまうという悪癖も何とかならんのか…。

 でも、ゴメスの頑張りはこれからを考えると大きい。今まで何でも屋的な役割はほぼ宮澤が一手に担ってきたが、ゴメスがよりポジティブに割り込んできそう。いい突破も見せたしね。中原は動き自体は良かったがゴールが遠い。櫛引はどうしたんだろう?攻撃でもうちょっとできると思ったんだが。前半いいのが1本あったけどね。小山内は今回も出番無し。運動量があってかつ攻撃にもとなるとニウドになるんだろうなあ。河合を下げたのは解説では4バックにするためのようで。長崎戦でもそうだったらしく、そういうカードの切り方をするんだなあとひとつ勉強した。

 ナザリトの使い方が気性的な意味でもすごく難しいよなあ。PA外からヘディングシュート(!)とか身体能力が高いのはわかるが、大黒見てるとズル賢さみたいなものを感じない。地味にイエローも溜まってるし。ナザリト自身にフラストレーションが溜まっているというのはこの際無視。即戦力のFWはゴール決めてナンボだから。監督の調教、もとい指導にかかっているが、2シャドーとの連携含めてあまり時間はない。何とか立て直してほしい。

posted by フラッ太 |16:50 | アフターインプレッション | コメント(4) | トラックバック(0)

2015年03月29日

'15第4節VS大宮・アフターインプレッション。

 久しぶりにオンタイム視聴。
 1人少なくなってしまったのでドローは仕方ない。
 しぶとく粘って勝ち点1を持って帰れたことを良しとすべきなのだろう。

 率直な感想としては良くも悪くも宮澤のせいといったところか。

 ナザリトがPK決めた後に宮澤が1対1を決めきれなかったときは盛大にイスから転げ落ちたぞ。シャドーで起用された以上はあそこでキッチリ決めにゃならん。せっかく上手く抜け出したのにあれは擁護できんぞ。まーた「宮澤いらねー」とか言われちまうんだろうなあ…。火事場泥棒的に…というのは当たったが、相手もしっかり飛び道具を持っていた。

 つーか、DFラインとGKの連携が悪すぎる!
 処理をハッキリさせないから余計なCK与えるとかムダにピンチを招いてた。
 金山個人としては良い方の出来だったとは思うが…。

 大宮は早めにボールを入れるなどこっちの守備に付き合わずにいく姿勢があった。ロングボールもCBの間を狙うとかイヤらしい攻撃やってくるし、それができるのがやっぱ地力なんだろうなあ。どんどんバイタルエリアに入られて後手後手の対応になってしまっていたし、ヒヤヒヤものだった。中でも大宮は泉澤が脅威だった。ドリブルだけでなくバイタルに入ってきてシュートまで持っていっていた。泉澤怖えぇよ…。

 コンサも古田が何度か高い位置を取って仕掛けてはいたものの、泉澤の応対に回らざるを得ない場面が多くなかなか攻撃に参加できない。古田が守備に回るとつらいなというのが前半の印象。それでも稲本がDFラインに降りてきてパウロンが右に出たときには「おっ!」と思わせることもあったので、戦術厨の視点としては古田をよりゴールに近い位置でということで宮澤OUT小山内INかなあと予想した。交代なしで右側のポゼッションが上手くいきそうかなと思った矢先にパウロンがパスミス。やらかしたのを帳消しにしようと戻ったがバックチャージで1発レッド。戦術厨的にパウロンをイマイチ信用できないのはこのへんなんだよなあ…。

~追記~
 指摘があり、既に新聞報道も出ていますが改めて映像を確認。パスミスはゴメスでしたね。
 どうもパウロンに対する先入観が抜けていないようです。まだまだ修行が必要ですね…。

 一時期、4バックにしたみたいで尚のこと「4バックなら宮澤OUTで…」と思ったがすぐに5バックの5-2-2のようなシステムに。ナザリトと内村を前線に残し点を取るのを諦めなかったが、それを陰で支えたのも宮澤だと思う。都倉にゃシャドーからボラに回る対応力はないだろうし。ちょこちょこ間に顔を出してサポートしていたのは宮澤の良さだと思うが、つなぎ役どまりでそこから攻撃に脅威を与えられなかった、要は相手にとって器用だけど“怖い選手”ではなかった。ここらへんが宮澤の良さでもありブレイクスルーに至らない課題でもあるような…。宮澤には使い勝手がいいだけの選手で終わってほしくはないんだよ。宮澤は天(ry。

 もっとも、監督が5-2-2にしたのは古田の頑張りがあってこそ。攻守に良く走りきったし、泉澤に振りきられても諦めずに守備でも粘った。古田が頑張れるという前提でサイドから動かさなかったし、運動量を補うためにニウドを入れたというのが戦術厨の視点。試合全体のMOMは泉澤かなと思うが、コンサに勝ち点1をもたらした一番の功労者は古田で決まりだろう。

 河合が早くも累積2枚目のイエロー&パウロンが次節出場停止。勝ち点1はゲットできたが払った代償もけっこうデカい。古田があれだけ消耗したとなると次節フル出場できるか微妙かも…。稲本頼みとはいえ、ゴメスがフルタイム動けたからボラは何とか維持できるかな。櫛引はもっと出来ると思ったんだが、はじめの一歩のパスが出せていなかった。薗田が離脱ってのが地味に痛いかも…。手(腕)を使うプレーに厳しく笛が吹かれたことで特にナザリトには相当フラストレーションが溜まったことだろうが乗り越えてほしい。

 ともあれ、次節から2戦はホームで連戦。
 ここで勝ち点1を拾ったのを意味あるものにするためには総力戦で連勝しなければ。

posted by フラッ太 |17:57 | アフターインプレッション | コメント(6) | トラックバック(0)

2015年03月24日

'15第3節VS福岡・アフターインプレッション。

>河合と坂田ってマリノス時代チームメートだったっけ?

 スカパーでのソダンの的確な解説があったので今さら戦術厨が付け加えることなどないと思うが、試合の感想をということで。アフターインプレッションなんてカッコつけたフレーズ作っちゃったけど要はゲームレビューっす。作っちゃったんだから仕方ない。

 試合の見どころとしては
○両チームともズタボロ状態だった守備をどこまで修正できているか
○福森のWBでどうなるか

 この2つを軸に録画を観ていった。サイドで押し込まれたという反省を活かして古田が意識的に高い位置取りをしていた。解説の通りGKがボールを抑えたあとすぐにというのは良かったね。時折自分で仕掛けるなど積極的な姿勢は出ていたので反省を生かせたポイントの1つ。
 先制点は都倉のゴールだが、その前にパウロン→ナザリト→都倉とワンタッチでテンポ良くつなげたのが良かった。パウロンにはいいパス出しは出来ないだろうという先入観があったのを大いに反省(汗)。ゴメンよ、パウロン…。福岡の守備が緩かったのを考慮する必要もあるが、上手くターンして抜け出しキッチリとコースを狙った都倉を褒めるべきだろう。余裕で左足に持ち替えさせたらそりゃやられるよ…。ノミネートは納得である。

 これも解説の通りだが、ボランチの縦関係というのを何度も言っていた。これが反省点を生かせた最も大きなポイントだろう。長崎戦ではこれが全くと言っていいほどなかった。単に稲本が出ていくというだけでなくお互いに入れ替わっていたというのも良かった。カズゥを外してゴメスを入れたのはこれを重視してのものと考える。左足のFKは福森が蹴ることで帳尻合わせが出来たし。
 ゴメスも良かったが、やはり経験値から来るであろう稲本の巧さが光った。最終ラインに入って組み立てをするのはカズゥも出来る。低い位置からの中長距離のパスはカズゥの長所でもあるのだが、相手ゴールに近いところまで出ていってシュートを撃つというところまではなかなかできずにいた。高い位置でも低い位置でもどちらでもこなせるというのは大きいし、ある種の安心感をゴメスに与えたと思う。
 ボランチのどちらかが常に出ていけるような状態であれば中盤が凹んだ雪隠詰めの状態になることもないし、攻撃でも迫力が増す。宮澤とゴメスがWボランチを組んで縦関係を作れた試合があった気がしたが、それよりも数段上のレベルの安定感だった。一昨年の福岡戦じゃなかったっけ?他にも櫛引と福森が上がっていった後のスペースをしっかり埋めるなど、当たり前かも知れないけどいて欲しいところにいてくれた。

 潰せる、出せる、出ていけるの3拍子揃った稲本の効きっぷり。
 当分、稲本がボランチのファーストチョイスになるのは確定。
 ゴメスが動きやすいように気を遣う余裕まで感じられたのは気のせいか?

 直接勝敗に結びついたわけではないが、戦術厨的に「これは妙手だ!」と唸ったのは内村の左シャドーでのスタメン起用。その理由は攻撃においてではなく、守備で大いに効いていたからである。内村のスピードを活かすというのもさることながら、待ち一辺倒で連動性のカケラもなかった前線からの守備を改善すべく守備のスイッチ役を内村にした。2シャドーが相手4バックのSBにプレスをかける(それによって連動した守備をする)というのは珍しくないんだけど、内村がひたすら突っかけることでイ・グァンソンのプレーの選択肢を狭めたのは大きい。前半ざっと数えてみたが、GKに戻すorFWへ苦し紛れのロングボールが半分以上あった。
 これにより福岡の右サイドが機能不全に陥り攻撃を単調にさせたことでコンサのペースに持ち込んだ。勢い余っていらないイエローをもらったのはアレだが、影のMOMと言っていいだろう。イ・グァンソンの(もしくは福岡の右サイドの)ビルドアップに難があると見切った上での起用ならこれはもうスカウティングの勝利と言ってもいい。後半はボランチに顔を出させるなど福岡も立て直してきたが、それでも内村のプレスは価値あるものだった。是非とも次節で続けて欲しい。

 失点シーンはソダンの「(河合が)迷ってしまった」という解説の通りで河合が結果的にマークを放してしまったことによるものだが、ルーズボールに櫛引が厳しく行けていたらあるいは…という気もする。あの瞬間だけ緩んだのでもったいない失点だった。前半終了間際の決定機といい坂田怖ぇぇ。それにしても坂田が笑い飯の西田に見えて仕方ない…(←長髪とヒゲだけだろ!)。
 選手交代は3枚とも同じポジションで入れ替えたので組織全体としては手応えを感じながらのものだったと思う。ボランチ総取っ替えにはちと驚いたが、古田が積極的に仕掛けていったことで守備のカバーが増えるから必要経費か。稲本はここまで全て途中交代なのでボランチを上手くローテーションして質を落とさないようにという課題は依然としてあるのだが、代わって入ったカズゥは明らかに運動量が足りない。もっと近くに顔を出してあげないと。
 ナザリトが決定機を外しまくって大いにイライラさせられたが、決勝ゴールは福森の技アリな左足から。福岡のGK笠川のチョンボであることは確かだが、それでも決して易しくはない。相手GKの決定的なミスといえばダヴィのファニーゴールを思い起こさせるが福森のそれはちょっと違う。これで川崎じゃ居場所なしなんだから上には上がいるもんだ…。

 攻撃はまだ中央に偏ってるかなあという気もしたが、両WBが高い位置を取ってそこを使うことも増えてきたし前半のゴールはやりたいことをやった上でのものだというのが感じられた。あとは内村も守備だけではなくもう少し攻撃に絡んで欲しいところ。監督が最低限と言ったように2,3点差はつけられた試合。ナザリト、しっかりしてくれよ…。

 この福岡戦からどれだけ肉付けや上積みが出来るか?
 前半は補強に見合うだけの内容だったのでサブの選手含めて厚みを増してほしい。

posted by フラッ太 |01:35 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

2014年11月01日

第38節VS湘南・アフターインプレッション。

赤:何ですか?いきなり呼び出して。
黒:ハロウィ~ン、ハロウィ~ン♪
赤:…そんなWinkの歌でベタなボケするなら帰りますよ?
黒:まあ待て。今日は飼い主から湘南戦のアフターインプレッションを仰せつかってな。
赤:えぇーっ!?何でまた急に。
黒:ナリキン!を読むのに忙しいらしい。
赤:そんな無茶な!だいたい、僕らには無理というか向いてないでしょう!
黒:確かに戦術厨のクドい講釈の垂れ流しなんて真似は俺たちの専門外だわな。
赤:(本人がいないと言いたい放題だなぁ…)
  でも、既に平川さんのコラムとか出てるし今更な感じもしますけど。
黒:そうだな。んじゃ、おつかれーっ!
赤:ちょっとちょっと!呼び出しといてそりゃないでしょう!
黒:冗談冗談。せっかくのチャンスを生かさなきゃな。
赤:平川さんは都倉をベタ褒めでした。
黒:ハメロドさんばりの胸トラから振り向きざまのスーパーミドルだからなあ。
赤:ハメロドさんって…。
  スカパーでは大森さんが相手DFにもうちょっと何とかして欲しかったと言ってましたが。
黒:ヘディングならまだしも胸トラだからなあ。DFにはどうにもならなかっただろうよ。
  飛んだコースもエグかったしGKだって見送るしかなかっただろ?
赤:改めて都倉の身体能力ってすごいな、と。
黒:個人能力だけで何とかしちゃったゴールの典型だな。エムボマのゴールを思い出したぜ。
赤:どっちかというと久保のゴールじゃないですか?
  湘南戦は地上波中継も入っていたのでいいアピールになりましたね。
黒:カズゥのスーパーゴールもあったし、もう地上波はUHBに固定しようぜ。
赤:それはどうかと…。
  でも、都倉が湘南戦のキーポイントとなったのは間違いないでしょうね。
黒:湘南も「ウェリントンがいないとあんなにクォリティ低かったっけ?」ってくらいに
  攻撃に迫力がなかったよな。
赤:同じ3-4-2-1のミラーゲームで1トップの違いが浮き彫りになりましたね。
黒:湘南が前半でシステム変更を余儀なくされたくらいだからな。
赤:カズゥの2点目も見事でした。
黒:カズゥは富山戦でいいパス出してたし湘南に徹底してマークされる、
  カズゥが封じられる前提でどうなるかと予想したんだが…。
赤:前半は完全にコンサペースでしたからねぇ。
黒:ぶっちゃけ、前俊と荒野が決めてれば前半で試合は決まってたぞ。
赤:それはまあ。でも、河合が前半で交代になったのは想定外でした。

黒:よくぞ言った!湘南戦のキーワードはズバリ「想定外」だ。
赤:まあ、都倉のスーパーゴールは滅多に観られるものじゃなかったし、
  交代カードも予定とはかなり違う切り方にはなりましたが…。
黒:それもあるが、湘南にとっての一番の想定外はカズゥの2点目だ。
赤:というと?
黒:都倉のゴールは防ぎようがなかったし、ぶっちゃけ忘れていいゴールだ。
  やられっぱなしの状況を打開すべくシステム変更も施して
  前半は0-1で我慢するつもりだったのが2点差になってプランが崩れてしまった。
赤:え?でも2点差って一番危ないって言われてますよね?
黒:さあそこだ。相手は首位の湘南、このまま黙っているはずはない。
  1点差なら攻撃も考える必要があるが、2点差となればまずはガッチリ守備を固めよう。
  バルバリッチ監督はそう考えたんじゃないか?
赤:なるほど…。やることをハッキリさせたというわけですか。
黒:河合も途中交代でいなくなったし守備の約束事を再確認する意味もあっただろうしな。
  …ところで、湘南のすごさって何だと思う?
赤:え?やっぱり運動量じゃないですか?追い越す動きとか…。
黒:その「追い越す動き」の前提となるのは何だ?
赤:それは…あ、そうか。前線でキープしてくれること。
黒:前線では岡田がガツガツ当たられてタメが作れない、
  前線に限らず中盤でもボランチとCBで挟まれるから後ろの選手は思い切って上がれない。
赤:それで後ろと横へのパスが増えていく、と。
黒:後半は5バックにして「追い越させなきゃいいじゃない!」とスペースも消した。
  4-4どころか、5-4ブロックにしたから楔の縦パスを入れようにもパスコース自体が少ない。
赤:サイドで征也に打開させることが多かったですもんね。
黒:ふんっ、征也なんてちっとも気にしてないんだから!
  枠ギリギリのシュートだって征也ならできて当然なんだからねっ!
赤:……。
黒:……すまん、言ってて悲しくなってきた。
赤:(なら無理してツンデレキャラやらなきゃいいのに…)
黒:湘南といえど、網張って待ってるコンサの守備陣を破るのは並大抵じゃない。
  本来なら前線からプレスかけて相手を押し込んだ上で
  ガンガン追い越しかけるのが湘南の勝ち方だと思うんだがコンサが慌てなかった。
赤:そういえば湘南はアウェイなのかあまり積極的にプレスかけてきませんでしたね。
  でも、カズゥの負傷交代はコンサにとって一番の想定外でした。
黒:ボラ同士の交代で上拓かと思ったが、
  荒野をボラに回して日高投入。これは妙手だったな。
赤:日高のスピードを活かそうということでしょうね。何度か惜しい形も作れましたし。
黒:裏のスペースを突くことを考えてみれば日高を入れるのは当然なんだが、
  荒野を真ん中に回してカウンターの時の“行ってこい”要員にもできた。
  トドメの1本を決めてりゃなぁ…。
赤:でも、あれは前俊が「そこ通すの!?」っていう変態スルーパスを出したから仕方ないです。
黒:まあな。
  ともあれ、ウェリントンと永木不在とはいえ監督の采配含めて今年のベストゲームだったよ。
赤:それにしても、今やコンサのエースストライカーは名実ともに都倉ですね。
黒:しっかし、都倉はイケメンだし、既婚者だし、
  パフォーマンスもサマになるし、インタビューも堂に入ってるしで何か腹立ってきた。
赤:でも、イエロー3枚ってのは怖いですね。
黒:リア充爆発しろ!
赤:あくまでゴール量産って意味で大爆発をお願いします!


 …このコンビが本来の意味で日の目を見るのはいつになるのでしょうか。

posted by フラッ太 |00:30 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

2014年10月24日

第37節VS富山・アフターインプレッション。

 実に久しぶりのアフターインプレッション。
 たまにはマジメに更新せにゃただのネタブロガーになっちゃうので頑張ってみようかと。

 バルバリッチ体制になってからきちんと90分見たのは数えるほど。勝ち試合しか観ないってのは片手落ちなんだけど何となく見えてきたのは財前コンサでは宮澤がバロメーターになっていたのがバルバリッチ体制ではカズゥがそれに当たるのかな、と。あと、財前コンサで最も負担が大きかったのは両SHだったけどバルバリッチ体制では2シャドーなのかなという印象。特に前俊が入った場合の相方である中原の負担は相当なもの。快勝した岡山戦を基準にしているので実際はもうちょっと違った見方があるのかもしれないが。

 さて、富山戦。ぶっちゃけ富山のチーム状況は最悪に近い。頼みの綱の前は契約上使えない。勝って当然という言い方は富山に失礼になるかもしれないが、札幌が強かったという印象はない。とりわけ富山の守備のルーズさがひどく、「あれだけカズゥに楽にボール持たせたらそりゃねぇ…」って感じで観ていた。

 裏を返せばカズゥが封じられた場合どうするか?が早急の課題かな、と。

 岐阜戦ではカズゥが封じられるとコンサの攻撃はかなり減殺されてしまうかなあという感じだったんだけど、富山戦で答えの1つになりそうだと思ったのが奈良のフィード。ボランチが後ろに下げてもDFラインからしっかりビルドアップできれば補うことはできるのかな、と。急遽入った櫛引もピシッとしたパス出しはできるし。
 富山戦では奈良がサイドに出したりしていたし、奈良としても攻撃を作れるCBになるというのを目標としているのだろう。千葉戦ではそれが裏目に出たけど、岩波や植田、西野など空中戦に強いライバルはたくさんいるし、ただフィジカルに強いだけでは代表に入れないという意識はきっと持っていると思う。

 富山戦では中原が精彩を欠いていたかな。前俊と組むとどうしても負担が増えてしまうのは仕方ないんだけどね。前俊の閃きやヌルッとしたドリブル突破を生かそうとするとそのぶん汗かき役をしなきゃならなくなるし。ノノ社長が言うところの「試合に出続けることでわかること」、いわゆるプロの壁なのかもしれない。1つゴールを決めればブレイクできるとは思うんだけどその1点が遠いなあ。
 都倉は1ゴール決めて二桁に乗せたけどその前の2本はせめて枠内に入れて欲しかった。最低限の仕事はしたといったところ。むしろ菊岡が競り合いに負けずにスルーパスを出せたのがやや意外。フィジカルコンタクトには弱いんじゃないかと思っていたので。前を向けばちゃんと仕事はできるというのをやっと見せてくれたかな。

 あと、もう1つ打開のカギになりそうだと思ったのは
 謙伍が決めた先制ゴールにみられるような斜めに走る動き。
 ボールこそ出なかったけど、宮澤がこっそり斜めに走ってPAに侵入してたし。
 ただ、単に斜めに走ったのでは相手の守備にバレてしまうので
 いかにタイミングを外せるかという条件は付く。

 湘南戦は河合が戻れるらしい。小野は2シャドーの一角でならという報道だが、バルバリッチ体制ではボランチは基本ガテン系でないと厳しそうなのでそこしかないかなというのは納得だが無理して欲しくはない。さて、バルバリッチ監督は湘南相手にどんな選手起用で臨むのか…。

posted by フラッ太 |19:20 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

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