スポンサーリンク

2021年11月01日

2019の前と後。

>もうミンテは名古屋が離さんだろうなあ…

 コンサにとって2019の前と後で違うことといえばもちろんルヴァン杯。

 2019の前までは“獲れたらいいね”な憧れがあり、どこか遠い存在だったが
 2019の後は“獲らなくてはならない”という現実的な目標に変わった。
 3年連続でベスト8にまではきている。決して荒唐無稽とか無理難題なことではない。

 土曜日の名古屋VSセレッソ大阪は名古屋が勝利。天皇杯もJ1も制したのに初戴冠とは意外。

 内容としては名古屋のほぼ完勝という印象。前哨戦となった天皇杯準々決勝ではセレッソが3-0と圧倒。普通に考えれば名古屋不利…と思われたが、内田篤人の解説や試合後のインタビューなどを目にしたり耳にしたりすると、むしろ名古屋の勝利は必然だったのでは?という思いが湧いてきた。

 名古屋はACLで負け、天皇杯でも負けでチーム状況としては最悪に近い状態。このままではズルズル落ちて来季のACL出場権まで失いかねない。だからこそ“獲らなくてはならない”理由ができた。無論、気持ちだけで勝てる甘くないけどセレッソにそういう切迫した思いがあったかというとむしろ前哨戦で勝ったことで知らず知らずのうちに緩みが生じていたとしても不思議ではない。

 確か内田篤人だと思ったけど、「タイトルを獲ることで立て直す」というのがあって、
 これは常勝鹿島のイズムから生まれるらしい言葉だなと思ったのと同時に
 J1を制するようなクラブはタイトルにそういう意味を持たせるのだなと唸らされた。

 タイトルは獲って初めてその価値や重さを知る。

 手が届くところまで行きながら逃したことでそれを知ったつもりだった。
 タイトルを獲ればまた新しい景色を見られる、違うレベルに辿り着ける。

 でも、J1のトップレベルってそれよりもさらに深い。
 そして名古屋がその域に足を踏み入れたのだなと強く実感させられた。

 ミンテがタイトルに辿り着いたのを祝福しつつもちょっとだけ嫉妬が混じっていた。
 そんなことが些末に思えるほど今回のファイナルはグッとくるものがあった。

 無冠が続く鹿島に対して内田篤人はどんな思いでいるのだろう…。

posted by フラッ太 |13:40 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2021年06月26日

大型補強の難しさ。

>ダンクレー移籍で進藤にチャンスは巡ってくるかのぅ…。まだ手術明けだっけ?

 このエントリーに長々コメントを入れたんだけど、思うところかあったので改めてということで。

 清水のムキムキぶりは開幕前から相当話題になっていた。大争奪戦となったディサロもゲットしウキウキで開幕を迎えたら…というのが現状。J1で一番クォリティが低いと思っていたボランチ補強に動いたのを知った時はまあそうだろうなとしか思わなかった。監督としては結果はあまり出せなかったが、GMとしては有能な大熊さんの面目躍如といったところか。

 清水はクラモフスキーさんで1年やってきたのをヴェルディやセレッソで結果を出してきたロティーナにスイッチした。監督稼業は勝ってナンボだからこのスイッチ自体は別に問題ではないし、結果を求めるならある意味当然とも言える選択。
 ただ、クラモフスキーさんはポステコグルー監督でマリノスが優勝した時の片腕。殴り倒して勝つ!みたいな攻撃的スタイルが持ち味。一方、ロティーナは良くも悪くも手堅くてスタイルとしてはかなり方向性が異なる。というか、ほぼ真逆なのでは?と思うくらい。
 一からやり直しとまでは言わないまでも、ほぼリビルドに近い状態だった清水。それに加えて大型補強でチームの顔ぶれがガラッと変わることを考えるとモタつき感が出てくるのは仕方のないことだし、今の順位もそんなにおかしなことではないとも言える。

 一方、大型補強の元祖(?)なのが浦和。
 何もウチら相手に新戦力のお披露目をせんでもよかろうに…と嘆きたくなるような補強ぶり。

 清水がリビルドなら浦和は“更地”。ミシャを切ってからの迷走で良くも悪くも何もない状態になった。そのぶん「監督に任せます!」という感じになっていったのかなと思っている。外国人枠には余裕があったし、すっかり不良債権と化してコンササポからもいらねーよwwwと思われている杉本健勇の不振も相まって補強ポイントは明確になっていた。世代交代も叫ばれていたからある意味清水よりはチーム変革をやりやすい環境にあったのかな、と。

 浦和の補強を担当している西野さんはかなりの有能らしい。普通ならJには流れてこないであろうユンカーを獲得しただけでもスゴいが、ここまでジェイ以上の無双ぶりで被害者の会結成も間近。加えてマルセイユから現役バリバリの日本代表である酒井宏樹までとあっては直接対決するであろうコンサでなくとも「ちょっと勘弁してくれよ…」と嘆き節の1つも入るというもの。3年計画でタイトル奪取が目標だったらこれくらいしてくれないと…という浦和サポの意識の高さも流石である。

 オルンガマネーで懐具合はホックホク、チート外人獲りまくって穴は埋まる…はずだった柏。地味にヤバいから派手にヤバい状況。13敗はダントツビリの横浜FCに次ぐ悪い数字。大型補強したはずだよね?と思っていたからちょっと意外。だが、SNSを覗いてみたら戦術オルンガの次の手を打ってこなかったんだから低迷するのも当然だとする声もけっこうあって、なるほどサポはそこんところよく見てるんだなあ、と妙に納得。それに加えて江坂がシーズン途中で浦和に脱北…もとい移籍じゃ泣きっ面に蜂どころじゃないよなあ。

 ネルシーニョ監督との契約が2025年まであるとも言われていて切るに切れないという状況でもあるらしい。菅野が柏で正GKだった時にはJ1昇格即優勝という離れ業をやってのけた監督だから監督に逃げられたくないという心境もわからなくはないが、それにしても…。
 金の面もあるだろうが、能力の高い外国人選手が多いということはそれだけプライドも高く扱いが難しいということでもある。ネルシーニョを切れないのはむしろそっちが理由では?と思える。その点、福岡の長谷部監督は巧くハンドリングしているとも言えるけど…。

 三者三様の大型補強。乱獲して放流もしまくるFマリノスも加えれば四者四様か。大型補強をしたくてもできないコンサからすれば「金があればあったで大変なのね…」とため息混じりに眺めるくらいしかできんのだが、ゼニが全てや!で終わってしまってはつまらん。ドドやガブリエルが当たりになることも重要だが、それは当人の頑張りとチームのサポート次第。腹黒GMをはじめとしてウチのフロント陣にはナナメ上の補強で驚かせてほしいもの。もっとも、アンロペマネーは主に大卒組の強奪に対抗するために消えるだろうから途中補強は期待してないけど…。

 つーか、清水は広島から井林も獲るのか。ロティーナのやり方わかってるし、いい補強。清水は手を緩めないなあ。お金あるところってこういう軌道修正が容易なのよねぇ…。コンサは金は出せんけどナメック星の最長老の如く能力を引き出すミシャと観音様の如くそこにいるだけで感化されてしまう小野伸二美味いメシが食えるぞっていうので何とかならんもんかのぅ…。いや、プロ選手として食は大事よ?マジで。

posted by フラッ太 |16:00 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2021年06月09日

ジャイキリ大安売り。

>小塚きゅん、ウチ来ない~?

赤:はいどうもー、赤黒スズメでーす。
  今日は天皇杯の初戦だったわけですが、前半から馬鹿試合全開でしたねぇ。
黒:野球かっ!ってツッコミを入れたのは廣岡アナだけじゃないと思うぞ。
赤:でもまあ、馬鹿試合とはいえ中島大嘉がハットトリックというのは好材料です。
黒:メンバー表の表記ではシャドーっぽいが、前線はとにかくケガ人だらけだから
  日曜日のマリノス戦にも即抜擢してほしいわ。
赤:ガブリエルはまだ使える状態じゃないんですかねぇ。
  フィット以前にどういう選手かまだ分かっていない感じですし。
黒:そして天皇杯と言えば、毎度おなじみジャイアントキリングでございます!
赤:チリ紙交換車じゃないんだから…。
黒:負けや~晒され~♪晒され~(SNSは)祭り~だ~よ♪
赤:川崎も終了間際にやっと追いついてPK戦にもつれ込むヒヤヒヤものの勝利でしたからねぇ。
黒:ジャイアントキリングの大安売り!J1は2チーム!た~けや~…
赤:J1はFマリノスとFC東京と仙台なんですが。
黒:皆まで言うな。つーか、J2も山形と甲府が下克上の憂き目に遭ってるんだよな。
赤:でも、マリノスを倒したHonda FCは普通に強かったですよ?
  延長に入っても勝ち越された後に左からのクロスをスルーして追いつくとか
  J2クラブでもなかなか難しいオシャレな芸当ですよ?
黒:いい感じでFマリノスが消耗してくれたので今日はHonda FCさまさまだな。
赤:PK戦も2人目が一旦は弾かれたのにポストとGKに当たって入るとか
  執念が乗り移ったかのようでした。
  先制点のPKもHondaのGKが決めてますし、MOMはHondaのGKで決まりですかね?
黒:いや、真のMOMがある。
赤:というと?
黒:やっちゃえHondaのダンマク。


 ツイッター上では日産とホンダが残業でホワイト企業のトヨタが定時で退勤とか、なかなかスパイシーなフレーズもあったりしたが、1つだけ文句言いたい。JFAの公式HP無能すぎ。NHKの特設ページよりも劣るってどーよ?試合状況をリアルタイムで流してくれないので川崎の試合はSNSが頼り。往年のフロサポにしてみれば通常運転らしかったが、終了間際まで負けてたのでマジでジャイキリあるかもと思ってしまったぞ。お京都って何だ?と思ったらおこしやす京都(関西1部)のことだったのね…。

 一発勝負の難しさ、恐ろしさ。
 天皇杯はそれが出やすいトーナメントとはいえ、今日は多すぎやしないか?
 まあ、馬鹿試合でもウチらは勝ったから言えるんだけどね。

 Honda FCのこん棒隠し持った絵は上手いなと思ったけど、千田先生はつらいやろなあ…。

posted by フラッ太 |22:35 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2021年06月04日

雑感まとめ。

>昨日は鳥栖サポがダブル大地でwktkしたのかな…

 代表ウィークに入ってJ1はひと区切り。ということで、ここまでのリーグ戦を振り返ってみる。

 川崎独走。堅い名古屋をボコってしぶとい鹿島を振り切ってと優勝はおろか史上初の無敗優勝まで視野に入ってきつつある。おのれ小林悠。とっとと海外移籍しろ。もうリーグ全体で被害者の会を結成してもいいと思うの。上位陣で驚きなのは鳥栖が4位、福岡5位。

 鳥栖はユースからの昇格組をミョンヒさんが上手くまとめて残留争いの下馬評を覆すどころかリーグでわずかに8(!)の最少失点。帳簿は大穴開けてるのに。福岡はJ1で6連勝。これはもはやフロックで片付けるわけにはいかない。コンサには今年未だ連勝なし。ちょっとうらやましく感じる。残留争いの仙台ですら連勝があるのに。セランテスを切ってまで前線の選手に重心をかけた外国人補強もさることながら、一番評価されるべきは長谷部監督の手腕。

 鳥栖や福岡に共通するのはチームがまとまっていること。
 そう簡単には落ちてきそうもない。

 一方、残留争い。今年は降格枠4つということでシビアさは尋常じゃないが、まずはムキムキ補強で下馬評では上位進出が予想された清水の低迷か。降格圏とは勝ち点差わずか1。ロティーナはチーム作りに時間がかかるとは言われていたが、得点はまだしも失点23は明らかに多い。ウィリアム・マテウスが家庭の事情で退団など外国人選手がイマイチ活躍できていない。

 オルンガが抜けてどうなるか?いわゆるビックリ枠になるのではと一部で目された柏は今一番ドツボかも。ケガ人が多い上に外国人選手をたくさん獲ったはいいものの入国制限による合流遅れも重なってチームが固まらない印象。負け数11でワースト2位というのはかなりヤバい。ボロ負けこそそんなにないがとにかく勝てないってのはJ2で降格圏にどっぷりハマっている大宮を思わせるものがある。大宮は一応監督のクビ切ったが柏にできるかなあ…。

 ACLは罰ゲームなんて悪口もあるが、そのあおりを受けそうなのがガンバ。アデミウソンの事故とかコロナによる活動休止(これは不可抗力でもあるので一概に悪いとは言えないが)など普通に活動できる状態にないままシーズンに入った感じ。タレントが揃っているのに15試合で総得点7(もちろんワースト)はひどすぎる。ツネ様の首を切ったのは致し方なしか。で、後任はといえば暫定だった松波体制のまま。よほど大木こだま・ひびきをパクってネタにしようと思ったくらいだ。Fマリノスでさえ苦しめられた地獄の超過密日程、果たしてサバイバルできるのか?

 柏とガンバに共通するのはチームとしての型が定まっていないこと。
 残留争いの渦中にある仙台と大分とはそこが大きく違う。

 …ってな感じでざっくり上と下を見たわけだが、地味にヤバそうと感じるのがFC東京。
 1試合消化が多いのにウチらと勝ち点が同じって戦力的におかしくね?

 今年の戦いぶりを見ていないので何とも言い難いところはあるんだが、失点27はぶっちぎりワーストの横浜FCに次いでワースト2位。ガッチリ守ってチート外国人で押し切るイメージと重ならない。レアンドロが拗らせ癖を再発、波多野が規律違反とか何となくタガが緩んでいる印象もある。一時期サブだったけど禊は済んだってことなのかな?

 アンロへのオファーなどコンサに関してはまた改めてということで…。
 誰だ!横浜FCがウチの数々打ち立てたJ1ワースト記録を更新すると期待してる奴は!

posted by フラッ太 |20:15 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2021年03月15日

改めて城後と宮澤。

>グッズ忘れずに注文しなきゃな…

 つい先日、宮澤がJ通算400試合出場を果たした。

 「J1もJ2も含めてだろ?大したことねーじゃん」という声はあるかもしれない。
 そりゃJ1だけで600試合以上とか上を見たらキリがない。
 だが、コンサ一筋で400試合というのは単に無事これ名馬にとどまらないものがある。

 宮澤のJ1での出場試合数は151。一見大したことがなさそうだが、同一クラブでこれだけの試合数に出るのは並大抵ではない。中村憲剛(川崎)や小笠原(鹿島)は別格として、クラブ生え抜きでJ1で150試合以上出場してかつ今も在籍し続けているのはざっと見た感じでは仙台の関口(199試合)くらい…と思ったら一時期浦和とかにもいたのね。

 浦和の興梠慎三や阿部勇樹、引退した佐藤寿人のように移籍先でも第一線で活躍し続ける(た)選手もいるが、超一流とまでは言わないまでも宮澤はひいき目抜きに十分評価に値する選手。コンササポは宮澤を誇っていい。それまでは例えば水沼パパのように「観る人が見たら実はスゴい!」という評価は既にあって、コンサがJ1で注目されるにつれて宮澤が認められるようになってきたというある種の奥ゆかしさやいぶし銀っぽさを感じてしまうというのはオレだけか?

 で、クラブ生え抜きのバンディエラといえばやはりアビスパ福岡の城後を挙げないわけにはいかない。普通の人はJリーグでキングと言えばキングカズ。ただし、アビサポにとってはキングと言えば城後寿のことを指す。これはアビサポも異論は認めないはず。

 プロ入りが宮澤よりも早い(2005年)こともあり400試合出場は城後が先。ただしJ1での出場試合数はまだ100に届いていない。よって、コンササポはもっと宮澤を誇っていい。城後に劣る点といえば宮澤はGKの経験がないことだが、Jにも長谷部誠がいる!と言われるようになるには避けて通れない関門ではある(←何だそれ!)。まあ、奈良が川崎在籍時にGKやってるし…って、まだ福岡で出られんのかっ!

 福岡は城後以外のFWがケガという緊急事態。宮澤は老け込むには早すぎる。300試合は厳しいかもしれんがJ1通算200試合は十分に狙える。2人のバンディエラが記録の上ではそれぞれの大台を、それぞれのクラブがそれぞれの目標に向かって戦い抜く姿を応援するというのもまたいいもんである。

posted by フラッ太 |18:25 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)

2020年11月18日

川崎でも不可能なこと。

>いやマジで天皇杯で見てみたいわ…

 今まで幾度となくやられまくってきた川崎にアウェイでコテンパンにやっつけたコンサ。
 それと同等、あるいはそれ以上の衝撃と言っていい。

 J3秋田、無敗でJ3優勝&J2昇格! 

 28試合で20勝8分け、しかも失点わずかに8(!)。複数失点はVSセレッソU23の2失点だけ。
 立木ボイスじゃなくとも「圧倒的強さ…っ!」という表現がピッタリ。
 神戸は孝行じゃなくてこっちの吉田を引っ張ってきたほうがいいと思うの。

 2017年にもJ3優勝しているが、その時はJ2ライセンスが下りなかったのでJ3暮らし。しかし今度は堂々J2に殴り込みとなる。しかも、秋田のスタジアムの電光掲示板がなかなかスゴいらしい。

 電光掲示板でのネタは川崎に一日の長があるエースストライカーをアンパンマン呼ばわりとか…。家長が41番線ってどんだけ駅が広いんじゃ!な川崎の車窓からシリーズとか出戻の大久保のイッツァスモウワールドもなかなか。ただ、さすがにJ3で無敗優勝ってのは川崎でも不可能。

 来季は昇格2降格4と決まったがJ1の4つ降格よりもJ2の4つ降格の方が恐ろしいと思う。順位表見たら千葉はまだしも大宮がこんな順位?ってくらいにJ2は魔境。ただ、秋田なら来季は残留できそうな気もする。というか、してほしい。

 もっとも、J1の激流を泳ぎ切るのが厳しいことに変わりはないんだけどね…。

posted by フラッ太 |23:00 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2020年11月16日

GKはつらいよ。

>チアゴアウベスのシュートが外れて助かった
 あれが決まってたら晒されるどころか菅野は10年ネタにされてたな…

 因果な商売ってほどでもないけど、GKは報われることが少ないポジションだなと思う。「GKのせいで負けた!」と文句言われることはあっても「GKのおかげで勝った!」と褒められることはPKストップでもない限りなかなかない。もっとも、コンサの場合はソンユンがスゴすぎたせいで感覚がマヒしてるのも多分にあるんだが…。

 昨日の神戸VS湘南。斎藤未月の超ロングシュート。神戸のGK飯倉はFマリノス時代の印象が強く飯倉チャレンジとネタにされがちだが、これはGKを責めるのはかわいそう。シュートを撃った斎藤未月が上だった。ダイジェストを見ただけでも湘南のGK谷とともにファインセーブ連発で「GKが要所を締めるとこんなに面白いのか!」という典型例。コンサだと2016VSセレッソ@キンチョウスタでのソンユンとキム・ジンヒョンとの“兄弟対決”がそうかな。あの試合はソンユンが負傷交代で難しい状況の中、金山が締めたんだよなあ…。

 湘南のGK谷はガンバからのレンタル移籍。ガンバには東口がまだまだ健在。ジュニアユースからの生え抜きなので完全移籍はさせないだろうが戻っても正GKになれるかというとかなり難しい。来シーズンもレンタル継続かなあ。GKは当然出られるのは1人だけ。アメフトの控えQBみたいなもんで正GKが極度の不振かケガに見舞われでもしない限り出番が回ってくることはない。忍耐強さだけでは…とシロートが安易に口を挟めないほどにしんどい。

 J2千葉では川崎から移籍したラッシャー板前…もとい、GK新井がインスタグラムで喝を入れたとか。敢えて表沙汰にする前にチーム内で苦言は呈していただろうが、新井もサブどころか一時は第4GKからコツコツと取り組んできたからヌルさに我慢がならなかったんだろう。それでやっと目覚める千葉もどうかと思うが。菅野も1人だけで守るんじゃなくてGK全員で守るんだと発言をしていたが、このあたりもGKならではだと思う。

 菅野だって能力としてはかなり高い。柏J1復帰即優勝時の正GKだし。ただ、ソンユンの後となるとどうしても一段低く見られがち。柏戦@ドームのゴールはアンラッキーなんだけど、あるいはソンユンなら…とかつい思ってしまうし。鳥栖戦ではミンテがチアゴアウベスと入れ替わられるやらかしでピンチを招いたが、冷静に前に出てのシュートブロックは顔面直撃。痛そう…。

 FWは10回失敗しても1回決めればヒーローになれるが、GKは1回のミスが即失点につながりかねない。FPのやらかしをGKがカバーすることはあってもその逆ってあんまりない。その上、どうしても失点シーンってGKに目が行きがち。38分から39分頃の鳥栖のカウンターなんて3vs1(!)で、ほぼほぼ1点モノの決定的なピンチ。小屋松のパスがズレたせいで何とか助かったが、通ればGKはノーチャンス。

 今はGKもFPの1人としての役割が増えているからGKの能力としてはガタイの大きさの割合が相対的に小さくなっているし、どんどん押し込んでいくと当然裏のスペースもケアしなきゃならなくなる。スッテンコロリンをやっちゃったせいかサカダイのMOMはエドゥアルドだったが、それ以外は裏のスペースのケアをしっかりやってたから目立たなくてもMOMに値する働きはしていたと思う。ただ、それもGKなら当たり前ってことになっちゃうんだよねぇ…。

 地上波だとどうしてもボールのあるエリア中心の映像でGKを含めた俯瞰の画にはなりにくい。今は声援NGなのでGKの声が良く通ることもあるが生観戦ではGKのポジショニングにも気を付けて注目すると新たな発見があるはず。むしろ、じっくり観戦派の人ほど集中して観られる良い機会。ただ、オレの場合はTVに向かって「逆サイに渡れば勝ったも同然!」とか言っちゃう口だから金銭面とは別の意味で無理だろうなあ…。川崎戦でも「荒野決めろ!」とか叫んじゃってたし(汗)。 

posted by フラッ太 |20:10 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)

2020年07月05日

俺たちのサトケン。

>実は密かにヨコレイダービー

 横浜FCには何となく親近感がある。それは“日陰者”扱いされているから。

 今日は流石にスポーツ紙も1面にしているようだが、コンサはいつも日ハムの陰に隠れる格好。J1で4年生の今でこそ少し盛り返した感はあるけど、メディアの扱いはいわば“日ハムファースト”。ここまで来るのにどんだけ艱難辛苦を与えられたことか。山中鹿之助もビックリだよ…。

 一方の横浜FC。J1では久保竜彦の豪快ミドル&ひょっとこパフォーマンスが有名だが、当時は鉄板で浦和が勝つという下馬評を見事に覆しかなりのインパクトを与えたこともだいぶ色褪せてきた。長い間J2で辛抱して13年ぶりのJ1。横浜のサッカークラブというとFマリノスばかり取り上げられる。たまに取り上げてくれたかと思いきや他にないのか!ツッコミ入れるのも飽きるくらいにキングカズばかり…。

 恐らく横浜FCは今年のJ1で最も「今に見てろよ!」というエネルギーに溢れたクラブ。

 実際、内容では横浜FCが上回っていたし、一美が一気にDF2人を置き去りにしたキレのあるターンからゴールとか斎藤光毅のパスとか個人能力でも劣っていなかった。ミラーゲームに持ち込んだ下平監督といい決して弱いチームではない。

 ただ、昨日は横浜FCのサポにとって「J1に戻ってきた!」とはまた違った感慨があったはず。

 コンサには宮澤、福岡には城後といった具合に長い間クラブ一筋という選手が横浜FCにもいる。サトケンこと佐藤謙介だ。開幕戦のアウェイ神戸戦はサブで出場機会なしだったが、昨日はスタメンでフル出場。交代枠が5人に増えてなおだから価値が高い。

 ぶっちゃけ、外野からは「キングカズがいるクラブ」としか認識されていないと思う。
 だけど、昨日のサトケンのフル出場はずっとクラブを支えてきたサポにしてみれば
 「サトケンとJ1で戦える!」という喜びに溢れ、正しくサポ冥利に尽きるのではないか。

 そりゃあFマリノスはJ1で優勝している。どうしたって引け目を感じないわけにはいかない(これは優勝してないクラブなら皆そうだが)。だけど、横浜FCのサポにしてみれば「サトケンこそがハマのバンディエラだ!」という思いは絶対にあるはず。

 最後のダービーと煽られたのも今は昔。横浜ダービーはホームが異常に強いというイメージがある。今年の横浜ダービーは6節がマリノスのホームで横浜FCのホームゲームは何とオーラス。昨日の大阪ダービーはリモートマッチが祟ってかホームのガンバが17年ぶりに負けた。エネルギーを持ち続けて今までの鬱憤を倍返しどころか“8倍返し”してほしい。

posted by フラッ太 |13:20 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)

2020年02月08日

そろそろ開幕モード。

>ドカ雪で未だにBSアンテナが死んだまま…

 今シーズンのプレ開幕となるXEROXスーパーカップはFマリノスVS神戸。
 点の取り合いで気楽に観るぶんには面白かったかな。

 両チームともGKがビルドアップに参加したり高く押し上げたぶん広く空くスペースに飛び出していくなど、攻撃的にどんどん行くチームはもはやGKもフツーにフィールドプレイヤーとして機能させないとダメというのがハッキリした試合。飯倉は決定機を3本くらい止めていたからもしかしたらその分だけ感覚が研ぎ澄まされていたのかな。それにしても、歴史に残るグダグダPK合戦だったなあ。9連続PK失敗なんて見たことねーよ。

 気になったのは縦に速くよりピッチを広く使うということ。

 両チームの3点目だと思うけど、FマリノスはPA付近で中央で細かくつなごうとしたのを引っかけられて失点だったし、神戸は縦に速い展開で仲川にボールが通った時、それまで単騎掛けで縦の突破にこだわっていたのに左サイドの遠藤に渡してのゴール。

 イニエスタの「そこ通すの!?」って超絶スルーパスはありゃもうイニエスタにしかできん変態技なので素直に脱帽するしかないが、フリーの選手を作ることは変態技がなくても仕込み次第でできるはず。それを追究してきたのがミシャ式だし、今シーズンから取り組んでいるプレッシングも逆の発想というか相手の選択肢を減らすためにどうハメるという考えの下でやっているわけで…。

 このブログではスーパーボウルについても書いてきたけど、今年はその前の段階で暑苦しく書いてしまったので今回はパス。ネタバレ防止でYahooとかのサイトはなるべく避けていたが、ついうっかり元野球選手がMVPというのを目にしてチーフスが勝ったのがわかってしまった(泣)。チーフスのQBマホームズは横浜ベイスターズにいたマホームズの息子さんで野球のドラフトにもかかったことがある。試合展開は4Qまでは49ersペースでホントにチーフスが勝ったの?と半ば信じられなかったが、マホームズが個人能力で何とかしちゃった感じ。

 ただ、非常に見応えのある試合だったしコンサにはある意味吉兆とも言える。今年のスーパーボウルの会場はハードロックスタジアム。チーフスのHC(監督)であるアンディ・リードはプレイオフ常連の名将でありながら今までスーパーボウルには手が届かなかったが、ようやっと大願成就。これってJリーグで名将と称えられてもおかしくないのにタイトルには縁がなかったミシャとカブる。チーフスはイケイケオフェンスのチームだし、本来中立であるはずのスーパーボウルの試合でさながらホームゲームのごとくクラウドノイズもスゴかったし。

 来週はルヴァン杯GS。プレ開幕ともいうべき1発目の試合でどう進化したのか?
 そろそろコンサ濃度を濃い目で開幕直前ネタを暑苦しくブチかましてみようかと。

posted by フラッ太 |16:30 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)

2019年12月04日

分岐点の岩崎。

>欲しいもの 専用スタより 練習場

 さて、E-1選手権に出場するフル代表とチャレンジカップに出場するU-22代表が発表された。
 ぶっちゃけ、ポイチの方向性が見えんというのが率直な感想。

 フル代表では4バックだったんだがマリノスの仲川や武蔵はMFでの選出。この前のベネズエラ戦における前半だけでの4失点という大失態で代表選出を素直に喜べなくなっているオレがいる。もっとも、田中駿汰のフル代表での選出は良い意味でのサプライズではあるんだが…。

 サプライズという意味ではU-22代表で岩崎が選ばれたというのがより大きい。何せ岩崎はカップ戦はまだしもリーグ戦ではほとんど出場機会なし。菅は前回選出されているのでいいとして、このタイミングでというのは他のメンツからしてもラストチャンスとみる。ここで結果を出せないようだと来季の岩崎の身の振り方は大きく変わるかも。

 フル代表は今のところ22人。天皇杯や入れ替え戦を考慮しているのかな?
 ポイチからすれば湘南の杉岡や神戸の古橋あたりは呼びたいと思うが…。

 去年、なかなか試合に出られなかった白井が今年はルーカスと五分以上にポジション争いで鎬を削っているだけに、岩崎にはコンサで成長してもらいたい。武蔵にも言えることだが、代表ではとにかく結果。ポイチの采配や選手起用が激しく心配だが、岩崎にはチャンスをモノにしてほしい。

posted by フラッ太 |22:20 | Another J | コメント(3) | トラックバック(0)

前へ