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2015年02月12日

北海道を”背負う”意味。

 「北海道コンサドーレ札幌」

 なーんか、もっさり感があるというか、「違和感を感じる」みたいな二重言葉の説明しすぎな重たさ、くどさがあるというか…。この名前自体は「うーん、どうだろ?」って感じ。北海道日本ハムファイターズみたいにとってつけた感じもするんだよねぇ…。

 いろんな考えが出てきている中、ベルさんのブログを読んでいて
 「活動範囲拡大が目的」というのを見つけたときに思ったのが
 ノノ社長は室蘭・函館開催の復活を目指しているのではないか?ということ。

 現状、コンサのホームゲームはスタジアム規格を満たしている札幌ドームが原則で厚別開催は承認を得てのもの、例外的扱いになっている。もし、北海道全体を活動地域として、ドーム以外の場所で試合をするのが例外的扱いになるなら厚別だけじゃなく室蘭や函館でやったっていいでしょ?という理屈にはなる…はず。

 地方巡業(?)の先輩であるファイターズは旭川・帯広・函館で公式戦を行っているが、それは既に他に球場がたくさんできているインフラ面での有利さが可能にしていると思っている。このへんは流石に野球は大先輩。「遠くて試合を観に行けないよ!」という声に「じゃそっちに行きますよ」とアクションを起こせるけど、Jリーグはスタジアムに関しては過剰とも思えるクラブライセンスの縛りがあってそうはいかない、むしろ観る側から足を運びたくなるようなチーム、クラブになりなさいというスタンス。まあ、それが理想っちゃ理想なんだが…。

 けど、コンサ(だけじゃなくJ全体の問題かも知れないが)は新たなお客さんを掘り起こして行かなきゃならない立場。単に試合を観るだけならたまにある地上波中継とかで事足りてしまう人が多くいる。そんな“巣籠もり”な人たちを何とかしてスタジアムに来させなければならない。ぶっちゃけ、「待ってるだけでは人は来てくれない」んである。ノノ社長になってからは「コンサドーレ札幌を“使って”ください」というのを前面に押し出しているし、地方開催の復活というのは政策の1つになりえる。

 厚別でさえ今は4試合だから両都市で開催するのは無理がある。厚別3試合で地方開催枠を1つ設けて函館と室蘭で隔年開催ってのが落としどころかなあ、1万人集めるのは厳しくても8千人入れば掘り起こす、種をまく意味はあると思うんだがとか妄想するだけならいくらでもできる。
 もちろん、ゆっきぃさんのブログにある通りシーチケとの整合性ひとつとってもできるかどうかって話だし、現場にかかる負担や銭勘定考えたらJからお許しが出る以前に超えるべきハードルが多すぎるって話なんだけど。ただ、北海道新幹線開業に合わせて函館開催…くらいはノノ社長なら考えていそうな気はするがなあ。いろいろ巻き込める余地もありそうだし。だからこそJ1に上がらねば!

 フィールドを広げようとするその意気や良し、あとは大風呂敷を広げっぱなしにならないように
 どう支えていくかってことなのかなと今は思う次第。
 

posted by フラッ太 |15:55 | コンサについて | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:北海道を”背負う”意味。

現地に行って、野々村体制になってからは初めて質問のマイクも握りました。過去のサポ集では何回か発言したことはあるのですが、いやー今回が一番緊張しました(汗)。
普通の会議の一問一答とは違って、途中遮って逆質問とか平気でしますから、質問中は全く気が抜けなくて。

そこで感じたのは、今まで思っていた以上に社長は現実主義というか、シビアに切るところは切るという考えなのだなと。厚別のことや新スタジアムに関してのことも今回かなり質問が出て、社長もしゃべってましたが、一言で言うなら「大きな箱で、しかもそこが満員になる(=売上)」所でやりたいのだろうと。以前からそうでしたし今回も言ってましたが、社長はサポの心情は理解しつつも、厚別開催にさえ否定的です。今年11月の厚別に関してはハムさんの成績次第でドームに変更する気満々でした(苦笑)。冷静にアクセスの問題や老朽化の問題、ご新規さんが来たいと思うだろうかと聞かれれば納得せざるを得ませんし、加えて元選手という観点から、ピッチ状態についても思う所があるのでしょう。

ということで、厚別開催でさえそんな空気の中、室蘭函館という話は出なかった今回ですが、設備的に厚別にさえ及ばない室蘭や函館では、現状・・・と、函館人(現住所は違うが)の私も思わざるを得ません。ただ、天皇杯という大会もあるわけですし、地元の熱意とか、もちろん金銭的な支援があるなら、話が変わってくることもあるだろうと思います。

社長はドームについても開催経費や日程の問題は頭の痛い所と率直に認めていました(ですから新スタなんて話もチラッと出たのですが)。ですが、現状で一番多く入る箱で、設備も快適でアクセスもまずまず、ご新規さんを呼べる、クラブにとって経済的にもっともプラスになるのはドームだと、そういう考えなのだろうと思います。
これを言うのは若干憚られますが、試合を開催したければ、それなりの支援をしないと、タダでは難しいよと。決して大上段に立って言っているのではなく、親会社の広告で落とす訳にはいかないのだから、ビジネスとしてウインウインでないと、逆にチームが潰れちゃうと。

北海道と冠がついて、室蘭や函館、もちろんそれ以外の都市もですが、スポンサーが手を上げてくれるかどうか。地方開催があるとすれば、第一歩がそこかなと思います。

posted by gekitei | 2015-02-13 00:01

gekiteiさんへ

非常に参考になるコメントをありがとうございます。
なるほど、妄想は妄想でしかなかったということですね…。
 
 こちらがドーム観戦に慣れてしまったせいもあるんでしょうが、ノノ社長がホームゲームをすべてドームでやるつもりなら特に否定する気はないかな、と。ドームに慣れてしまうと厚別に足を運ぶのは天候次第かなあと思ってしまうこともあって…。でも、社長としての判断はドームでやるのが正解でしょう。
 とはいえ、札幌ドームはハムさんとの共同利用なのにこちらにイニシアチブがあるわけではない間借り状態。しかも利用料がバカ高いときたら、いつの日か新スタへという話が出ても不思議じゃありませんよね(もっとも、あくまで話レベルにとどまってしまいますが…)。
 
 ただ、北海道がつくからには地方開催の芽は残しておいてほしいんですよ。サポはクラブライセンスの事情をわかってますから事実上札幌でしかできないことは承知していても知らない人には北海道というわりには札幌だけかと思われるのはシャクなので…。それでも、あくまでビジネスとして成り立つかというところを外していないのはある意味安心できることではあります。 

posted by フラッ太| 2015-02-13 07:34

Re:北海道を”背負う”意味。

ラジオで、ノノ社長曰く。ルールの穴があるそうで、ホームの80%以上は札幌Dでやらないといけない(客席数のことでしょう)。20%、コンサだと4試合は規定値以下の会場でも良いらしいです。
旭川市無理? 移動距離の負担も少ないだろうし、U-15あるし。でも、競技場あるのかしら。

posted by 蹴球素人| 2015-02-13 11:21

蹴球素人さんへ

現場の負担という点では旭川はありえなくはないのでしょうが、
赤字にはしたくないというのであれば地方開催そのものに否定的なのかな、と。
お金が常について回るのが悲しい現実なんでしょうなあ…。

posted by フラッ太| 2015-02-22 20:05

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