2008年01月31日
北極圏での生活(5・生業1)
【狩猟】 今時のイヌイットは、ライフルを担ぎ、ヤ○ハのスノーモビルに跨って猟に行きます。 しかし、犬橇よりもスノーモビルの方が良いとは限りません。確かにスピードは出るし遠くまで行けますけど、途中で故障したら生命の危険に遭います。(彼らは簡単には死にませんけど) なまじ遠くまで行けてしまうので、自力で帰って来れなくなる恐れがあります。これが犬橇であれば、たとえ2・3頭が動けなくなったとしても、とにかく自宅まで戻って来れます。 犬には毎日餌を与えなければならないけど、スノーモビルなら走る時だけガソリンを入れれば良い、という利点はありますが・・。 ソープストーンと呼ばれる、柔らかい石を彫刻して作ったイグルーの模型 手前にアザラシが横たわっており、後ろに解体した肉を置いてあります。イグルーの中では、アザラシの脂に苔の芯を浸して、灯りや暖房に使います。 右手に持ってるのが「ULU」(ウル)と呼ばれる万能ナイフで、 取っ手は骨製で、刃は恐らくバンドソーの破片を利用していると思われ、よく切れます。これで肉の解体や料理、裁縫、大工作業など何にでも使います。これは近代の製品ですが、石器時代からこんな形をしていました。 こんな風に持って使います。
アザラシなどを獲る時には、「離頭銛」という道具を使います。 離頭銛というのは、銛先が獲物に当たると横向きに刺さって柄から外れ、抜けなくなります。獲物が弱ってから、銛先に結んであるロープをたぐり寄せて捕獲します。 離頭銛の銛先 これは近代の製品なので、刃は鋼、本体はアルミで作られています。古代の遺跡から出土する製品は石と骨とで作られていますが、構造は全く同じで、ずっと変わっていないんです。(人間が進歩していない?) しかもこの銛先の形や構造は、北極圏を取り巻く民族間で共通しており、アイヌ民族も同じ銛を使います。 街には、漁協とスーパーとホームセンターとが一緒になったような店があり、その一角でライフルを売ってました。もちろんチェーンをかけてありますけど、「それくれ」と言ったらすぐに撃って売ってくれそうな感じです。 何しろ生活必需品ですから、銃も弾丸も手近な店で買えないと困るんでしょう。 知り合いになったイヌイットに「生まれはどこ?」と尋ねてみたら、「そこのブッシュだ」と答えました。 イヌイットの妊婦が猟に付いて行くこともあり、産婆さんを呼んだって来る筈がないので、とにかく産気付いたらその場で産むしかありません。子供を産むのも取り上げるのも、自分しかいないんですから。 母親は、しゃがんだ姿勢で子供を産みます。現場を見たことはありませんが、そういうシーンを彫刻した工芸品があります。 真冬だって子供は生まれてきますから、急に冷たくなって気が付いたら(?)ブッシュの中の雪の上だった、という場合もあり得る訳です。寒さに強いはずですよね。 彼らは-40℃という世界でも下はジーンズを穿いてるし、上は防寒着を着てたとしても腰をかがめたら背中が出たりするんです。 つづく
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2008年01月29日
北極圏での生活(4・飲食)
【食事】 基本的に、欧米人と似たようなパンや肉やイモを食べます。 チーズの種類が多いのは嬉しいことで、ヨーロッパでは「チーズ屋さん」という独立した業種が成り立つんですね。はるか遠くから「あっ、チーズ屋さんがある」って匂いで分かるんです。 ヤギのチーズを食べてみたところ、味が濃かったです。ノルウェイで「グンメルオスト」(意味:古いチーズ)を食べてみたら、熟成されたコクがあって、色も味もミルクチョコレートのようでした。病み付きになるかも。 スーパーに行けば、日本製のインスタントラーメンもあるし、瓶入りの醤油や、アルファ米のようなライスも売っています。これらアジアの食材は、中国系の人たちの需要に応えるためのようです。日本の米とは違うので、おにぎりは作れないけどチャーハンを作るのには適しています。 日本ではお目にかかれない肉もあります。カリブーとか、ヘラジカとか・・。ヨーロッパでは、トナカイの肉や雷鳥もスーパーで売ってました。雷鳥は食べてみたかったんですけど、その頃にチェルノブイリの事故があって、鳥はどこに飛んで行ってるか分からないので、やめときました。 トナカイ料理の一番のおもてなしは、骨の髄です。トナカイ肉のステーキの皿の脇に、5cmくらいの長さの骨が乗っかってて、単なる飾りかと思ったら、その骨の中に入ってる髄がご馳走なんです。 食感は「肉の脂身」のようで、確かに栄養が豊富なのは納得しますが、美味しいとは感じませんでした。 トナカイの下顎の骨を利用した犬ぞりのディスプレイ 乗ってるのは鞭と銛と弓で、顎には歯が付いてます。 グリーンランドで、「日本人なら鯨肉を食べるんじゃないか?」と譲ってくれたことがあったので、確か、生姜で煮て食べました。現地人は、自分達の生活のために決められた量の鯨を捕獲することができます。 珍しかったのは、「マックタック」と呼ばれる鯨の皮下脂肪です。ひと口で食べれるくらいの大きさに切ってあり、見かけは「モンゴウイカ」を煮たような、白いハンペンを硬くしたような感じです。 それが直径・高さ30cmくらいのプラスチック製の缶に入って売られており、缶ごと買ってきて時々食べるらしいです。(試みなかった) 生野菜はほとんどありません。南の方の土地から飛行機で運んで来る途中で、飛行場で荷物を地面に降ろしている間に凍ってしまいます。それをスーパーに並べて売るので、レタスなんて表面が融けてベロベロになってきます。 でも外側を2・3枚捨てれば済む話で、キャベツの外側が青虫に食われてるようなもんです。リンゴなども結構キズがついていますが、見た目よりも中身なので、売れ残ることはありません。 酒やタバコには、かなりの税がかけられています。しかも酒は販売する曜日が決まっているので、その日に買えなければパニックになるのかも知れません。 イメージは「酒屋さん」ではなくて「専売公社の出張所」という感じで、カウンターに並んで注文すると愛想の無い店員(公務員?)が後ろの棚から出してくるんです。大抵はケースで何箱も買っていました。 その酒店の玄関は、頑丈な鉄格子の付いた扉で守られているし、数少ない窓も全て鉄格子がはめられています。人間の性として、酒を入手するためなら何でも試みる人達がいる、ということを教えられます。(笑) 【トイレ】 冬の間、トイレから水を流すことはできないので、便器の中にバケツのような形の頑丈な金属缶を入れてありました。最初はそんな物が入ってるとは気付かないほど、すっぽり入るサイズの専用のバケツがあるんです・・というか、その標準仕様のバケツに合わせて便器を設計してあるようです。 ある程度溜まるとそのバケツを便器から取り出して、弁当箱のように密閉できる蓋をして、(恐らく決まった日に)玄関前に置いておきます。 専用のトラックが来てバケツを回収して行くらしく、町外れの空き地に集めておくようです。 中身は完全に凍っているので全然臭くないんですけど、それらをどう処理するのか分かりませんでした・・多分、夏になったら何とかするんでしょう。 つづく
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2008年01月27日
北極圏での生活(3・水道)
【水道・下水】 北海道に住んでる人なら気が付くはずで、水道は凍らないの? と思いますよね。(水道じゃなくて水道水が凍るんですけど) 極地では土も凍ります(凍土)から、水道管や下水管を地中に埋めておいて凍結してしまったら、地面を掘り起こして修理するのも大変です。凍った土は岩と同じになるので。 凍土の中に温水のパイプを通すと、周囲の凍土を融かしてしまって地盤沈下が起こる、という不都合も生じます。凍っているものは凍ったままにしておく、自然には逆らわない、というのが賢い生き方です。 発想を転換して、水道管や下水管は空中を通します。 ただ空中に配管しただけじゃ、北海道でさえ凍結してしまうので、ぶ厚い断熱材で包みます。その結果、水道管や下水管、スチーム暖房のパイプを包み込んだ直径2mくらいのパイプが、街中に張り巡らされています。 絶えず水が流れていれば凍りませんが、留守にしてる家や空き家では、住居内のパイプが凍結する恐れがあります。留守なんだからどうすることも出来ない・・だからと言って放っておくと、街中のパイプが詰まってしまいます。 そこで、役場の係員が定期的に各家庭を巡回して、通水するかどうかを点検します。留守宅でも空き家でも構わず「侵入・点検」出来るように、役場では全ての家の合鍵を持っています。 いきなり挨拶もなしに錠を開けて入って来るんですから、何事かと思いますよ。 そんな無用心な、と思うかも知れませんが、コミュニティー全体が不自由(場合によっては死活問題)になるような事態を避けるためには不可欠な対策です。 総じて、寒い土地では悪い事をする人はいないんです。 悪事を考える人って、楽をして金を儲けようというポリシーですから、わざわざ寒い土地に行って苦労しようという発想は出て来ないでしょう。 仮にそんな土地で悪事を働いたとしても、逃げ場が無いんです。誰も助けてくれないような所業をしておいて隣町まで逃げようとしたって、ヘタすりゃ途中で凍え死んでしまいますから。 魔除けの神の像で、骨を彫刻して作ってあります。 悪霊のような顔に見えますけど、これが善良な神なんです。日本でいえば鬼とか天狗のような存在らしく、家の中の重要な(と思われる)場所に鎮座しています。 彫刻の材料としては、トナカイの骨や角、クジラの骨や歯、イッカクジュウの牙(確か現在は捕獲禁止)等が使われ、柔らかい石や硬い石も使われます。 つづく
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2008年01月25日
年令を詐称せねばなるまい
レプリカユニは毎年買い替えており、96年から全部揃っています。 新ユニフォームの発表会に群がる人達 背番号を入れられるようになった年からは、12番を付けていましたが、最近は自分の年令を背番号にしているので、番号が毎年増えていきます。 言うなれば私は、自分の人生を背負ってチームを応援しているようなものであり(笑)、知人には「数字が3桁になるまで、頑張って長生きするんだ。」と言っています。(←迷惑?) ところが今年の背番号は、1~33の中から選ばなくてはならないとのことで、この中のどの数字を選んだとしても、かなり厚かましい年令詐称になってしまいます。 エクストラチャージを払ってでもいいから、好みの番号(と名前)を入れてくれるお店を探そうかと・・。
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2008年01月24日
北極圏での生活(2・交通)
【交通】 極端に寒いと、池ばかりじゃなくて川も凍ります。 冬の間は道路が走り難くなる代わりに、川が道路に変わります。「アイスロード」と呼ばれ、初冬期からだんだん氷が厚くなるので、トラックが通っても平気です。川は概ね平坦なので峠や谷が無く、むしろ走り易いかも知れません。 氷の上はブレーキが利かない、という現象は寒さが中途半端だからであり、極端に寒い条件下では、氷とタイヤとの摩擦が結構あるので停まれます。 氷が滑る原因は、氷の表面に水膜が出来るからであり、寒過ぎると液体の水膜は存在できないのです。 寒いと車のエンジンがかかり難い(オイルが硬くなる、燃料が気化し難くなる)ことは想像できると思いますが、もっと寒くなるとセルモーターの動力がオイルの粘性に勝てなくなって、エンジンが「かからなく」なり、何回もトライしてるとバッテリーが上がります。 それを防ぐためには、エンジンをかけっ放しにしておくのも方法です。買い物に行くと、マーケットの駐車場に車が並んでおり、温泉地の湯気のようにモウモウと排気が昇っています。そこから発生した水蒸気が、ダイヤモンドダストの原料になったりするんですけど。 自宅の駐車場ではどうするか?・・まさかエンジンかけっ放しは出来ないし、エンジンを冷やすと大変なことになるので、暖めておかなければなりません。 そこで、極地で使う車は、エンジンブロックの中に電気ヒーターが組み込まれる仕様になっています。そのヒーターの電気コードをフロントバンパーに巻いてあり、そのコードを伸ばしてコンセントに差し込んで暖めておきます。 公共の建物の駐車場などには、ヒーター用のコンセントが(水道栓のように)立っていて、駐車する車は無料でコンセントを使っても良いことになっています。 北海道でも、母子里あたりで冷える夜には、エンジンルームに白熱電球を点して暖めたりしますけど、その程度じゃ用を成さないんです。 外気温が低い中を走ってると、フロントガラスもほぼ同じ温度にまで冷えます。そんな状態でヒーターを入れてダッシュボードから暖気を出すと、ガラスの内側だけ急に熱せられるのでガラスにヒビが入ります。 走ってる全ての車のフロントガラスの同じ位置に、見事にヒビが入っています。 ちなみに、現地では日本車が多いです。レンタカーを借りる時に、どうせだから外車に乗ってみようとして「外車を」と注文したら、日本車が配車されて来たという笑い話を聞きました。 寒いのは間違いないけれど、雪はあまり積もりません。 日本列島の日本海側で積雪量が多い原因は、日本海から水蒸気が供給されるからですが、内陸でドカ雪にならないのは、内陸まで水蒸気を補給できないからです。カナダの北岸には北極海がありますが、海面が凍っていれば陸地と同じ性質なので、内陸地と同じように冷えるし、雪もあまり降りません。 道路の「除雪」は稀に行なわれるだけで、普段は路面に砕石を撒いて滑り止めにします。融雪剤を散布しても、融雪剤と融けた雪とが一緒になって凍ってしまったら余計始末に悪いですから、砕石の方が安いし環境にも優しい方法です。
先日、昼休みに郵便局へ行く途中に、交差点で見かけました。 「すべりどめ砂箱」 「ご自由にお使いください」と書いてあります。 受験の御守に使っても良いでしょうか? つづく
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2008年01月23日
選抜:熊澤 覚くん(U-17)
U-18チームの古田 寛幸くんが、メキシコで行なわれる【コパ・チーバス2008】に参加するU-17日本代表チームのメンバーに選ばれたことは、以前に報告しました。 そのメンバーに欠員が生じたため、U-18チームの熊澤 覚くんが追加召集されました。→JFAのニュース 熊澤くんについては、過去に2回紹介しています。→その1、その2 彼は今春に高校3年生になりますが、早生まれなので1学年下の選手達と一緒に呼ばれることが多いです。 以前は、ソダンばりのファンタジスタっぷりを発揮して、見ててハラハラすることもありましたけど、最近は落ち着いて危険の芽を摘んだり、相手を軽くいなして前線にフィードするなど、安心して見ていられます。 ただ、失点したり負けたりすると、明らかにガックリしてるのが傍目からも分かるほどなので、その方面の強さも期待したいなぁ・・と。(かなり難しい注文ですけど)
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2008年01月21日
北極圏での生活(1・気候)
兼ねて予告した通り、冬の間の試合が少ない時期に、北極圏を訪問した折に見聞した現地での生活について、数回に分けて書き綴ってみようかと思います。 この寒い時期に寒い話か?とお思いでしょうが、札幌の寒さなんて寒いうちには入らないし、冬の間も部屋の中をガンガン暑くしておいてTシャツ姿でアイスクリームを食べる、ってのが北海道スタンダードらしいですから。 はじめに基礎知識: 北極圏には、マイノリティーと呼ばれる少数民族も暮らしています。 日本のアイヌ民族の境遇もそうであるように、必ずしも社会的地位が高いとは言えず、少なからず偏見も存在します。 エスキモーとかラップ人とかいう呼び名は西欧人による呼び方であって適切ではないので、ここでは彼等が自分達を呼ぶ呼び名である「イヌイット:Inuit」や「サーメ:Same」(あるいはサーミ)を使います。 途中で分からなくなったら、「イヌイット」=エスキモー、「サーメ」=ラップ人、と解釈して下さい。 ちなみに「イヌイット」は、「人間」を意味する「アイヌ:Ainu」と同じ語源であり、北方民族の文化は結構つながっているんです。
北極圏というのは、北緯66.5°より北に位置する地域で、冬に太陽が昇らない(または夏に沈まない)日がある地域です。 札幌が北緯43°ほどですから、宮古島(24°)と北海道との緯度差を札幌の緯度に加えたほどの場所になります。緯度が高いので、当然、桁外れに寒いです。 そんな寒い土地に3回、それぞれ真冬の1ヶ月間ほど仕事で滞在しました。場所は、カナダの北の端と、ノルウェイの北の端近くと、グリーンランドの中部と・・聞いただけで寒そうでしょう?笑 私が寒さに強いのは、そんな地の果てで暮らしてたことがあるからかも知れませんが、現地で暮らしてる人たちは更に強いんです。 犬ぞりと犬をモデルにした彫刻、土台はトナカイの角、吹雪に耐えてる犬は骨、橇は樹皮と皮で作られています。 【気候】 札幌でも実感があると思いますが、緯度が高いほど冬期間の太陽高度は低くなります。もっと緯度が高い地域では、太陽の南中高度が地平線よりも低くなって、太陽が出なくなります。この現象が起こる緯度が66.5°な訳で、原因は地球の地軸が公転軌道面に対して23.5°傾いているから(90°-23.5°=66.5°)って思い出して下さい。 北緯66.5°に位置する地点では、冬至の日には太陽が一瞬だけ顔を出して、直ぐに引っ込んでしまいます。それより北へ行けば行くほど、太陽が出ない日数が多くなります。 気温はもちろん低くて、-40℃はアタリマエです。私が体験した最低気温は-48℃で・・これは南極の昭和基地での記録(-45.3℃)よりも低いんです、実は。昭和基地は海岸部にあるので、南極大陸の内陸ほどは冷えないんです。 北海道でも、母子里とか江丹別あたりでは-40℃近くまで冷え込みます。でもそれは、晴れた夜間の放射冷却が強くて、明け方の最低気温が-40℃近くになるだけであって、日中は太陽が出てれば-10℃くらいまで上昇しますよね。 ところが北極圏というのは太陽が出ないから、「夜間の放射冷却、日中の加熱」という日変化が起こらず、1日中(というか毎日ずっと)放射冷却しっ放しになります。これ以上冷えることができない、という気温まで下がったままになり、1週間ずぅ~っと-40℃のまま続いて、温度計が壊れてるんじゃないか?と思うほど、気温が一定な状態が保たれます。 -40℃あたりになると、「ダイヤモンドダスト」という微小な氷の結晶が降ってきます。北海道でも、旭川や名寄あたりでたまに見られます。とても綺麗な現象なので、極端に寒い地域でしか見られない特権を享受している、という優越感に浸れます。(寒さが苦手でなければ) さらに冷え込みが強くてダイヤモンドダストがもっと濃くなると、「アイスフォッグ」になって、視界が悪くなります。 眼鏡のフレームが金属だったりすると、フレームが接触する部分の皮膚が凍傷になったり、鼻水が出たままにしておくと鼻先が凍傷になったりします。 彫りが深い顔付きの人は、出っ張った部分が凍傷になります。北方民族の鼻が低いのは、気候に適応した結果だとか。 外で立ちションしてると凍る・・ってのは嘘ですが、試みない方が身のためです。 そんな低温でもカラスは飛んでいて、「ワタリガラス(Raven)」と言う少し大型のカラスです。飛んでる鳥が寒さで落ちてくる、ってことはありません。元々、か弱い鳥は極地にまで辿り着けないから? ペットの犬は外の犬小屋で暮らしていて、ホントに冷え込んだ日には室内に避難させます。でも犬ぞりに使う犬は、いくら寒くてもずっと外で暮らしています。動物虐待ではなくて、平気なんです。 ※カラスという種類って、(途中を省略すると)スズメ目・カラス科・カラス属という分類になり、動物の分類上はスズメの方がカラスより上位にいる、ということを初めて知りました。 つづく
posted by 雁来 萌 |23:41 | 雑念 | コメント(1) |
2008年01月18日
気になる赤い横線
最近、コンビニの看板の支柱に描かれている、2本の赤い横線が気になっています。他の方のブログでも取り上げられていたような気がしないでもないですが。 線が1本の場合もあるし、3本の場合もありました。 ご丁寧に、太い2本線の下の方にさらに細い3本線を描き足しているお店もありました。線の高さは、特に決まってはいないようです。 黒い支柱の場合にも赤い色で塗ってあり、支柱が四角柱でも円柱でも描いてあります。構造上、看板に柱が無いお店では見かけませんけども。 この赤い線は、セイ○ーマートの看板支柱にしか付いていないようです。ロー○ンやサン○ス、セ○ンではまだ見たことがありません。 最初は「ここのコンビニには郵便ポストがある」という目印かと思いましたが、そうでもないようです。 次に考えた「銀行ATMがある」という意味も違うようだし、「逃走した強盗の身長を測る目盛」とか「積雪の深さを測る目安」でもなさそうです。 最終的には「車をぶつけないように目立たせる印」と考えていますが、まだ実証していません。(クルマを凹ませて実証しても嬉しくない) ※答えを知っていても教えないで下さい。自分の頭で推理するのが楽しいんですから・・むしろ、「正解じゃないけど破天荒な発想」という方を歓迎・・例えば、「気温によって色が変わる」とか「100年に一度の豪雨ならここまで水没する」とか。
posted by 雁来 萌 |08:21 | 雑念 | コメント(0) |
2008年01月16日
エントリー記事のリスト(4)
記事番号601~800のタイトル(2011/4/2再編) 800 2010-09-23 カブスリーグU-14途中経過 799 2010-09-21 肥満度の数値にびっくり 798 2010-09-18 ポラリスU-14・旭川 vs 仙台 797 2010-09-16 縄文時代の次は弥生時代? 796 2010-09-14 高円宮杯U-18 vs C大阪 795 2010-09-12 チビリンピック札幌予選(U-11) 794 2010-09-10 メタボ体型とタイヤ痕ユニ 793 2010-09-08 厚別競技場の改修部分 792 2010-09-06 高円宮杯U-18 vs 愛媛FC 791 2010-09-04 選抜:メニコンカップに前くん 790 2010-09-03 選抜:エリートプログラムに倉持くん 789 2010-09-01 選抜:U-16日本代表に2名 788 2010-08-31 知事杯決勝 vs 札幌大学 787 2010-08-30 知事杯準決勝 vs 六花亭マルセイズ 786 2010-08-27 選抜:U-16日本代表候補 785 2010-08-24 Jリーグユース vs 川崎F 784 2010-08-22 厚別女子会で見た不思議 783 2010-08-21 熊に追われて墓参り 782 2010-08-18 日韓交流U-16ユース(3) 781 2010-08-16 日韓交流U-16ユース(2) 780 2010-08-15 何か変なシステムエラー 779 2010-08-14 日韓交流U-16ユース(1) 778 2010-08-12 夢も見れない真夏の夜 777 2010-08-10 知事杯準々決勝 vs 駒澤OB 776 2010-08-09 ミロ札幌招待コープ杯U-12 775 2010-08-06 コバエがホイホイ捕れる罠 774 2010-08-05 道新スポーツ旗北電杯U-12 773 2010-08-03 カブスリーグU-14第2節 772 2010-08-01 カブスリーグU-14第1節 771 2010-07-30 削除したブログ記事の行方 765 2010-07-28 選抜:U-16日本代表 763 2010-07-26 北海道クラブユースU-15決勝 762 2010-07-24 岩内町長杯U-10の結果 761 2010-07-22 北海道クラブユースU-15準決勝 760 2010-07-20 北海道クラブユースU-15準々決勝 759 2010-07-19 プリンスリーグ第7節 758 2010-07-15 知事杯2回戦 vs Astroboys 757 2010-07-14 カブスリーグU-13が終了 756 2010-07-12 カブスリーグU-15は大詰め 755 2010-07-10 十勝は北海道の恥部なのか 754 2010-07-09 全日本少年大会・北海道予選 753 2010-07-07 プリンスリーグ第6節 752 2010-07-06 プリンスリーグ第5節 751 2010-07-03 北海道クラブユースU-15始まる 750 2010-07-01 カブスリーグU-13第7・8節 749 2010-06-30 北海道クラブユースU-18決勝 748 2010-06-28 プリンスリーグ第4節 747 2010-06-27 選抜:エリートプログラムU-13 746 2010-06-25 練習試合・U-18 vs トレセンU-16 745 2010-06-24 ポラリスU-13・U-14 vs 新潟 744 2010-06-22 ナイターリーグ・U-18 vs 札大GP 743 2010-06-21 岩内町長杯(U-10)札幌予選 742 2010-06-19 父の日に考える自分の寿命 741 2010-06-17 山と海と砦の街・函館 740 2010-06-15 カブスリーグU-15第6節 739 2010-06-14 選抜:U-16日本代表候補 738 2010-06-12 本願寺街道を歩いてみた 737 2010-06-10 札幌ドームでビールを飲む 736 2010-06-09 プリンスリーグ第3節 735 2010-06-07 カブスリーグU-13第5節 734 2010-06-05 「駅・復権!」岩見沢複合駅舎 733 2010-06-04 後藤純男美術館@上富良野 732 2010-06-02 光は地球を7回り半する? 731 2010-05-31 カブスリーグU-15第4節 730 2010-05-29 どこまで続く判じ物・4 729 2010-05-27 北方自然教育園@南区白川 728 2010-05-26 注・警報が市町村単位に 727 2010-05-25 ナイターリーグ・U-18 vs サテ 726 2010-05-23 ちゃんと泊まれる宿を探せ 725 2010-05-21 本願寺道路を辿る花見旅 724 2010-05-20 選抜:ナショナルトレセンU-14 723 2010-05-19 知事杯2010開催要項 722 2010-05-18 会長杯(全日本少年・地区予選) 721 2010-05-17 カブスリーグU-13第3節 720 2010-05-15 健康診断の経過観察ツール 719 2010-05-13 カブスリーグU-15第3節 718 2010-05-11 プリンスリーグ第2節 717 2010-05-10 選抜:U-16日本代表候補 716 2010-05-08 チビリンピック(U-12)結果 715 2010-05-07 ドールズの夜間公開レッスン 714 2010-05-06 プリンスリーグ第1節 713 2010-05-04 カブスリーグU-13第2節 712 2010-05-03 カブスリーグU-13第1節 711 2010-05-01 他人のフンドシを外す技 710 2010-04-30 JリーグU-13・U-14開催要領 709 2010-04-29 ナイターリーグ・U-18 vs 岩教大 708 2010-04-27 カブスリーグU-15第1節 707 2010-04-26 叩けよ、さらば開かれん 706 2010-04-25 JAといえばチビリンピック 705 2010-04-23 練習試合・U-18 vs 学生選抜 704 2010-04-21 他力的に本願寺展を鑑賞 703 2010-04-20 北海道トレセンU-15・U-16 702 2010-04-19 ナイターリーグ・コンサ vs 岩教大 701 2010-04-18 旭川U-15のチーム車納入 700 2010-04-17 正義は平城遷都に勝てず 699 2010-04-15 選抜:ナショナルトレセンU-12 698 2010-04-14 北海道トレセンU-13・U-14 697 2010-04-12 スーパーリーグが復活? 696 2010-04-10 カブスリーグU-13開催要項 695 2010-04-09 春来たりなば夏遠からじ 694 2010-04-08 お釈迦様でもご存じあるめぇ 693 2010-04-06 萌え出ずる悩みの選手名鑑 692 2010-04-04 札幌3月は29年ぶりの大雪 691 2010-04-02 アカウントに使われる文字 690 2010-04-01 北海道スーパーリーグは休止 689 2010-03-29 仕事にアブれて聖地参拝 688 2010-03-27 カブスリ-グU-15開催要項 687 2010-03-25 選抜:U-16日本代表に2名 686 2010-03-23 春分暁を覚えず惰眠を貪る 685 2010-03-20 プリンスリーグ2010開催要項 684 2010-03-18 注文の多い日本料理店 683 2010-03-15 すいかの種を植えられず 682 2010-03-12 お姉さま、アレを使うわ! 681 2010-03-10 チラシを配った翌朝は 680 2010-03-09 大通の豊平川水位表示塔 679 2010-03-07 新入団選手紹介(U-15) 678 2010-03-06 新入団選手紹介(U-18) 677 2010-03-04 体質はカイゼンされたのか 676 2010-02-28 宮の森美術館の写真展 675 2010-02-26 全道フットサル(U-12)その2 674 2010-02-23 全道フットサル(U-12)その1 673 2010-02-21 トスカチーナ地方の休日 672 2010-02-19 北の女神「ノルディーア」 671 2010-02-16 萌える泡盛と「ちんすこう」 670 2010-02-14 全道フットサル(U-14)は3位 669 2010-02-13 札幌フットサルで連覇の2冠 668 2010-02-11 河川防災ステーションで学ぶ 667 2010-02-09 トレセンU-11交流大会(順決) 666 2010-02-07 トレセンU-11交流大会(予選) 665 2010-02-04 機内誌と車内誌を飾る絵 664 2010-02-02 札幌フットサル東区予選 663 2010-01-31 U-12入団セレクション 662 2010-01-29 旧きを訪ねて新しきを知る 661 2010-01-26 全道フットサル(U-12)札幌予選 660 2010-01-23 「HIROBA」はどこへ行く 659 2010-01-20 ファンクラブの湯たんぽ 658 2010-01-18 全道フットサル(U-14)札幌予選 657 2010-01-16 根雪の初日・最終結果 656 2010-01-13 GK研修会(U-17、U-14) 655 2010-01-12 トレセンU-15交流大会 654 2010-01-10 ゴンドラは宙吊りが常態 653 2010-01-08 総合アクセス順位2007~2009 652 2010-01-07 年間アクセス順位2009 651 2010-01-05 初詣は白恋でやわら濃い 650 2010-01-03 ミュージカルに出演するらしい 649 2010-01-01 早くも21.1世紀に突入 648 2010-12-30 2009年のユースのあゆみ 647 2010-12-28 根雪は遅れつつあるの? 646 2009-12-26 オフィシャルブログの公告効果 645 2009-12-24 高円宮杯(U-15)1次R通過 644 2009-12-22 正直者はバカを見ない 643 2009-12-20 丘珠空港は存続の危機? 642 2009-12-18 「真冬の花畑」と「水脈の肖像」 641 2009-12-16 練習試合・U-18 vs 室蘭大谷高校 640 2009-12-15 年間アクセス順位2008 639 2009-12-14 年間アクセス順位2007 638 2009-12-12 練習試合・U-18、U-15 637 2009-12-10 そろそろ冬の訪れ・・かも 636 2009-12-08 死ぬかと思った経験(3) 635 2009-12-06 サイト別のアクセス状況 634 2009-12-04 4年間のアクセス数の経過 633 2009-12-02 学校で教える引き算は遅い 632 2009-11-30 「4」が十字架に見えた 631 2009-11-28 死ぬかと思った経験(2) 630 2009-11-26 11月23日は近老感謝の日 629 2009-11-24 HCL・U-18 vs 札幌蹴球団 628 2009-11-23 湿った空気は重いのか? 627 2009-11-21 選抜:ナショナルトレセンU-16、U-14 626 2009-11-20 死ぬかと思った経験(1) 625 2009-11-19 虹に向かって走る日 624 2009-11-17 4周年記念日に思うこと 623 2009-11-15 持株会で持株売買の斡旋 622 2009-11-14 この寒空に消防避難訓練 621 2009-11-12 美術館 de コンサート 620 2009-11-11 スーパーリーグは大詰め 619 2009-11-10 厚別野外劇場の終幕情景 618 2009-11-09 カブスリーグ参入戦(U-14) 617 2009-11-07 Jユース・U-18 vs 草津 616 2009-11-06 高校ユース新人(U-17)大会決勝 615 2009-11-05 高校ユース新人(U-17)大会(2) 614 2009-11-04 高校ユース新人(U-17)大会(1) 613 2009-11-02 U-12セレクション(1次) 612 2009-10-31 世間から誤解を受けやすい私 611 2009-10-29 HCL・U-18 vs 札大GP 610 2009-10-27 Jユース・U-18 vs 山形 609 2009-10-26 選抜:GKキャンプ、トレセンU-12 608 2009-10-24 萌えプリン@青華堂を賞味 607 2009-10-23 カブスリーグU-13終了 606 2009-10-22 Jユース・U-18 vs FC東京 605 2009-10-20 エントリー記事のリストについて 604 2009-10-19 高円宮杯(U-15)北海道大会(後) 603 2009-10-18 チビリンピック全道大会(U-11) 602 2009-10-16 高円宮杯(U-15)北海道大会(前) 601 2009-10-14 Jユース・U-18 vs 大宮
posted by 雁来 萌 |00:03 | 記事一覧 | コメント(0) |
2008年01月15日
おせち料理を見て考えた事
なんだか、ミヤザワ、ミヤザワと騒がしい正月でした。 以前にもそういう騒ぎがありました・・「サンタフェ」とかいう写真集が出版された時に。
毎年12月になると、近所のホテルから「おせち料理」の案内が届きます。 自宅を新築した年だけは注文しましたが、以後は利用していません。内容とか値段に不満がある訳ではなくて、栄養があり過ぎると思うのです。 京おせち料理のご案内:ほとんど誇張は無いです。 日本人が粗食に堪えていた時代ならば、正月だけ栄養のあるご馳走を食べるのは構いませんが、毎日のように良い物を食べている人間(私だけ?笑)が、正月も更に栄養を摂り続けて寝転がっていたら、成人病になるのは当たり前ですよね。 最近、プリン体を摂取しないようにしているので、卵の黄身や魚卵(タラコ、筋子、ウニ・・)、丸ごとの魚などを避けようとすると、おせち料理なんて、体に悪い物ばかりに見えてしまいます。 たまに生鮨を食べたいと思っても、飯に乗ってるネタを見たら、卵焼きやイクラやウニや「とびっこ」ですからね。これらが全く乗っていない組合せなんてあり得ないので、たとえ空腹時でも買う気が失せてしまいます。 カツとじも、子持ちシシャモも、キャビアのカナッペも食べないとなると、ホントに安上がりで助かりますよ。(爆) 安い物は良いという訳でもなくて、オムレツもチャーハンも親子丼もビビンバも、必ず卵が入ってるから困るんです。 プリン体を摂取することが必ずしも悪いのではなくて、代謝されずに余ってしまうことが良くないのだから、まず私がやらなければならないのは、「美食を避ける」ことではなくて、「適度な運動」と「ストレスの解消」だろうと思っています。(だから食べてもいいんだ、という言い訳) 最近、年金が目減りした老夫婦が1人前の定食を2人で分けて食べていた話が、お気の毒な話として紹介されていましたけど、必ずしもそうではないかも知れません。 外食の1人前は老人には量が多過ぎるので、2人で分けて食べてちょうど腹八分目だろうと思うんです。