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2006年08月28日

北海道国際ユース大会(U-16)・順位決定戦

予選リーグ6試合の結果、グループ毎の順位が決まりました。
Aグループ:1=日本代表、2=ミュンヘン、3=北海道代表
Bグループ:1=コリンチャンス、2=ソウル市、3=北海道選抜

グループ内での順位が同じチーム同士で、最終的な順位決定戦を行います。
 

8月20日(日)
★5位決定戦 北海道代表 6-0 北海道選抜
ドームサブグラウンドで10時から始まりました。


北海道選抜(白) vs 北海道代表(紫)(2006.8.20)

両方のチームを同時に見られるから楽だと思っていましたが、実際はメンバーや得点経過などを2チーム分記録しなければならない、という苦行でした。

道代表のスタメンは、GK:阿部、DF:小泉・片岡・熊澤・広瀬、MF:鶴野・加藤・竹内・鷹橋、FW:西村・木村 と、この辺で固定されています。

道選抜のスタメンは、GK:曳地、DF:和泉・早坂・兼子・田中舘、MF:鎌塚・大吉・畑田・佐藤、FW:打矢・山口 と、少し様子を見たいようです。

力の差があるので、3点差くらいで道代表の方が勝つかな?と思っていました。
前半は反対側(人工芝ピッチに近いサイド)で展開することが多いので、よく分かりません。
22分頃に道選抜が和泉に代えて宮澤を入れました。
その後、道代表の右CKを中央で加藤がヘディングして先制しました。加藤は今大会の全試合で得点したことになります。背の高さを生かしてCKで2点取ったので、某チームの4番選手のようです。


道選抜にもチャンスはあった

35分頃、道代表の鶴野が右斜めからミドルを打ち込んで追加点を上げました。
41分頃、道代表は竹内に代えて石澤を入れ、ロスタイムに右からのクロスに加藤が足で合わせて3点目となり、前半だけで予定の点差がついてしまいました。

後半開始時に、道代表はGK阿部に代えて福永、木村に代えて増川を入れました。
道選抜の方は、GK曳地に代えて野田、早坂に代えて大竹、畑田に代えて奥村、鎌塚に代えて玉岡と、ほぼポジション別の入れ替えを行いました。

7分頃、道代表は左からのクロスに西村が足で合わせて4点目を上げ、道選抜は兼子に代えて関口を入れました。


道代表の左コーナーキック

25分頃、道代表は広瀬に代えて佐藤を入れました。ポジションもかなり変わります。
29分頃、突進した道代表の増川を止めようとした道選抜のGKが、増川の足を払ってしまい、一発レッドになりました。


道選抜のGKが足を払うファウル、カードを用意して駆け付ける審判

この大会の交代枠は7名で、道選抜は既に6名交代しています。まだ1名分の枠が残っていますが、GKの控えはもういません。仕方なく、ハーフタイムでアウトした曳地のGKシャツをMFの奥村に着せ、PKが行われます。
本職のFW増川が蹴るPKを急造のGKが止めたりしたら喝采ですが、そうは行きませんね、普通は。一応は横に飛んだんですが、本職のGKの飛び方より明らかに緩慢でした。


増川のPKをGK(役)の奥村は止められず

道代表は石澤に代えて堤を入れました。道選抜は1人少ないので守備一辺倒になり、威力の無いシュートでもGKがキャッチすると拍手が起こって、親善試合のような雰囲気になりました。
道代表の左からのクロスを受けて増川が蹴ったボールはGKの手に触りましたが、ゴールに入り、6点目になります。

35分頃に、道選抜は最後の交代カードとして、山口に代えて紀藤を入れましたが、結局スコアは(6-0)で終わりました。
 

★3位決定戦 ミュンヘン 1-1、PK7-6 ソウル
クローズドアリーナに移動したので、キックオフには間に合いませんでしたが、2・3分の遅れだったろうと思います。
前の試合ですっかり満腹になってしまったので、3位決定戦はくつろいで試合を楽しんでました。眠ってはいなかったんですが(笑)、メモも写真もありません。
ミュンヘンのGKは長身で体が柔らかく、予選からナイスセーブを連発していました。

★決勝戦 日本代表 2-3 コリンチャンス
コリンチャンスが先制して、日本代表が追い付いて前半が終わりました。後半もコリンチャンスが先制して、日本代表が追い付き、3決に続いてまたPK戦かと思いましたが、ロスタイムに決勝点を奪われてしまいました。


表彰式(左から2位の日本代表、優勝したコリンチャンス、3位のミュンヘン)

昨年の成績と比較すると、1位の日本代表と2位のコリンチャンスとが入れ替わった程度の変化しかありません。


posted by 雁来 萌 |00:51 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月25日

北海道国際ユース大会(U-16)・予選

8月17日(木)@厚別公園競技場
遠来のチームの選手達の時差ボケを考慮してか、今日は極東人同士の対戦です。

★Aグループ 北海道代表 2-4 日本代表
曇りベースで時々晴れ間も出ますが、時々小さい雨粒が当たったりもしました。
北海道代表のスタメンは、GK:阿部、DF:小泉・片岡・熊澤・広瀬、MF:鶴野・加藤・竹内・堤、FW:西村・木村 でした。


日本代表(白) vs 北海道代表(紫)
 
日本代表はただでさえ背が高くて足も長いのに、プレスも早いのでボールを奪われることが多かったです。
立ち上がりの3分頃、PAの右角からのFKを足で合わされて失点しました。(0-1
失点のシーン

26分頃、右からのクロスを中央で胸トラップして打たれ、点差は広がります。(0-2)

29分頃、堤に代えて松本を入れると、中盤はコンサ選手が4人並びました。
何度か良いチャンスもありましたが、惜しくもゴールには入りません。

後半開始時に、木村に代えて増川を入れました。左サイドの松本はキープできるので、ここを起点にした攻撃ができるようになります。
12分頃に、竹内に代えて佐藤を入れました。
17分頃に得た左CKを中央でヘディングし、浮いた球を加藤がヘディングすると、取り難いようには見えなかったんですが、ゴール右隅へ転がりました。(1-2
加藤(ペナルティーマークの向こう)のヘディングが決まる

これで少し気を良くしましたが、21分頃に左サイドからの突破を止めた加藤のファウルにより、PKを与えてしまいました。しかし、このPKをGKがはじき、意気が上がると、23分頃には増川がドリブルで進んでシュートし、同点に追い付きました。(2-2
増川(右端)のシュートが決まる

32分頃、西村に代えて石澤を入れました。
34分には、右サイドでの巧みなパス回しで崩されて打たれました。(2-3)
40分頃には鶴野に代えて鷹橋を入れました。
ロスタイムには30mくらいのロングシュートを打たれて万事休す(2-4)、ここで足が攣った加藤に代えて田端を入れ、間もなく終了しました。・・まぁ、こんなもんでしょうか。
 

★Bグループ 北海道選抜 1-3 ソウル
風がやや強くなって、久しぶりに涼しい思いをしました。
北海道選抜のスタメンは、GK:曳地、DF:田中舘・和泉・兼子・宮澤、MF:大竹・奥村・佐藤・打矢、FW:玉岡・紀藤 でした。


ソウル(青) vs 北海道選抜(白)

玉岡が突破して打ったシュートがGKの正面に飛んだチャンスとかもありましたが、全般に退屈な展開でした。昼食後だったせいかも。
19分に、相手の左サイドからのクロスを中央で打たれ、この試合も失点で始まりました。(0-1)

しかし直後の21分頃、打矢がドリブルで進んだところをファウルで止められ、25mくらいの距離でFKを得ました。これを打矢が自分で蹴ったボールは、コースが見え難かったのか壁に当たったのか、GKの逆へ飛んで入りました。(1-1
打矢(左から3人目)のFKが入る

後半にも何度かチャンスはありましたが・・チャンスで終わりました。
15分頃、奥村に代えて大吉を入れ、33分頃には大竹に代えて畑田を入れ、35分頃には紀藤に代えて山口を入れました。

引き分けで終わればまぁいいか、と思っていましたが、39分頃に、右からのクロスを左から折り返されて失点し(1-2)、続いて41分頃には、右サイドのスペースに出されてフリーで持ち込まれ、GKが出るのを躊躇して戻ったところを打たれました。 (1-3)
直後に、玉岡に代えて鎌塚、宮澤に代えて早坂を入れましたが、リードされている状況でDFを2人入れるのは、点を取りに行く意図ではなかったようです。


8月18日(金)@厚別公園競技場

★Aグループ 1860ミュンヘン 0-0 日本代表
曇りのまま持つかと思いましたが、選手入場から国歌吹奏の間だけ雨が降り、試合中は降りませんでした。ところが試合終了と同時にまた雨が降りました。


ミュンヘン(黄) vs 日本代表(白)

前半は日本代表が一方的に攻めてました。後半はミュンヘンも持ち直してきましたが、あまりガツガツ勝ちを求めないようで、過去の成績は3位・4位あたりをキープしています。
 

★Bグループ コリンチャンス 4-0 ソウル


コリンチャンス(白) vs ソウル(青)
コリンチャンスのユニの胸には、スポンサーである "Samsung" のロゴが入っています。

ソウルは必死に頑張りましたが、如何せん、ブラジルの技術に翻弄されてしまい、鳥かごゲームのようでした。
見てる方も、ブラジルのパス回しや抜け出る速さに「うへぇ~」とか「すげぇ~」と溜め息が出るだけで・・今年からこれがタダで見られるようになったんですから、善しとします。
ほんの一瞬早くボールに触ることによってマイボールにできるんですが、その一瞬の差を縮めるには長い年月がかかるんでしょう、きっと。


8月19日(土)@札幌ドーム
ドームの中が暗いせいか、写真がにじんでいます。

★Bグループ 北海道選抜 0-4 コリンチャンス
北海道選抜のスタメンは、GK:曳地、DF:和泉・田中舘・兼子・早坂、MF:大竹・奥村・佐藤・打矢、FW:玉岡・紀藤 でした。


コリンチャンス(黒) vs 北海道選抜(紫)

コリンチャンスは、立ち上がりにはボールを回すだけで攻めてきませんが、次第に本領を発揮してきました。
29分に、道選のDFのクリアミスのボールを奪われて失点しました。(0-1
先制点に喜ぶコリンチャンスのベンチ

31分には、スルーパスが通ってGKと1対1になり、難なく決められてしまいました。(0-2)
35分頃に、紀藤に代えて畑田を入れ、打矢をFWに上げましたが、前半はこのまま終わりました。

後半2分に、左側タッチライン近くでFKを与えてしまい、このキックがクロスバーに当たってゴールに入りました。(0-3)
7分には、左寄りからのクロスを押し込まれて追加点を奪われました。(0-4
ミドルシュートをはじいてバーの上へ

もう、勝負にこだわれる状況ではないので、可能な枠を使い切るメンバー交代を次々に行い、奥村に代えて関口、早坂に代えて宮澤、玉岡に代えて鎌塚、大竹に代えて山口、曳地に代えて野田、和泉に代えて大吉と、国体メンバーの選考会の様相になって終わりました。
 

★Aグループ 北海道代表 2-2 1860ミュンヘン
北海道代表のスタメンは、GK:福永、DF:小泉・片岡・熊澤・松本、MF:鶴野・佐藤・加藤・石澤、FW:西村・木村 でした。ドームのフェンスには、鶴野君を応援するダンマクが掲げられました。出身の澄川少年団によるもののようです。


ミュンヘン(水色) vs 北海道代表(紫)

15分に、ゴール前でループシュートを打たれて失点しました。(0-1
この試合も失点から始まります

22分頃に、左サイドの松本からのパスを受けた加藤がドリブル突破し、同点としました。(1-1
加藤のシュートが決まる
後方のフェンスに「燃えろ鶴野太貴!決めろGoal!」

後半開始時に、石澤に代えて堤を入れました。
7分頃、左寄りのPA内へ突進してきた相手をもつれながら倒してしまい、堤がイエローカードをもらった上にPKで失点しました。(1-2
PKを決められてリードを許す

20分頃に、佐藤に代えて増川を入れました。この後、接触プレイで松本が痛んでしまい、一旦ピッチ外で手当てしました。
堤に代えて鷹橋を入れた後で松本がピッチに戻りましたが、再び同じ場所を痛めたようで、田端に交代しました。
39分頃には、鶴野に代えて竹内を入れ、その1分後に木村が中央から左に流れながらゴール右隅へ打ち込み、再び同点に追い付きました。(2-2)
互いに追加点を奪えないまま、引き分けに終わりました。


posted by 雁来 萌 |01:26 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月22日

北海道国際ユース大会(U-16)・序

8月17日(木)から20日(日)まで、「2006北海道国際ユースサッカー大会U-16」 が開催されました。
夏季休暇をこの週に合わせて取り、一応、全試合を見ましたが、今回の記事では大会の概要を説明します。

次回の記事では、予選(ファーストラウンド)のリーグ戦のうちの、北海道の2チームの対戦について説明し、
最終回の記事では、順位決定戦(ファイナルラウンド)の3試合について説明します。
 

大会プログラム(まるで日本代表を応援してるような色使い)

予選Aグループは、日本代表、1860ミュンヘン(ドイツ)、北海道代表 の3チーム、
予選Bグループは、コリンチャンス(ブラジル)、ソウル特別市(韓国)、北海道選抜 の3チームです。
それぞれのグループ内で予選リーグ(と言っても2試合ずつ)を行い、グループ内での順位が同じチーム同士で順位決定戦を行います。

北海道代表と北海道選抜とはどう違うの?という疑問は湧きますが、国体のサッカー競技は今年からU-16のメンバーで闘うことになり、そのメンバーを強化・選考する場として国際ユース大会を利用する、という説が有力のようです。
昨年までの国体はU-17のメンバーによる競技だったので、去年は16歳で今年は17歳になった選手は、国体に出場するチャンスが無くなりました。

【北海道代表】のメンバーは、
1GK阿部(旭実)、2DF小泉(北海)、3DF田端(登別大谷)、4DF片岡(旭実)、5DF熊澤(コンサ)、6MF加藤(コンサ)、7MF竹内(コンサ)、8MF鶴野(コンサ)、9FW木村(帯北)、10FW西村(北海)、11MF堤(旭実)、12GK福永(北海)、13MF松本(コンサ)、14MF鷹橋(旭実)、15MF佐藤(旭実)、16DF広瀬(北海)、17FW増川(帯北)、18FW石澤(旭実) と、主にプリンスリーグに参加してるチームから選ばれています。

【北海道選抜】のメンバーは、
1GK曳地(コンサ)、2DF鎌塚(旭実)、3DF田中舘(蘭谷)、4DF兼子(北海)、5DF宮澤(千歳)、6MF大吉(光星)、7MF佐藤(コンサ)、8MF関口(北海)、9FW紀藤(旭実)、10FW玉岡(コンサ)、11MF山口(コンサ)、12GK野田(道栄)、13DF早坂(浦河)、14MF奥村(帯北)、15MF畑田(旭実)、16DF大竹(帯北)、17MF和泉(光星)、18MF打矢(コンサ) と、こちらもプリンスリーグチームの他に数校の選手が選ばれています。


北海道代表選手のアップ(2006.8.17:厚別公園競技場)
 

試合時間は90分、ベンチには18名まで入ることができ、その内の7名まで交代できます。
「決勝戦では、90分以内で決しない場合、ペナルティキック方式により優勝チームを決する。」と書かれていますが、実際には3位決定戦もPK戦になりました。


ソウル選手送迎用バス(2006.8.18:厚別公園競技場)


posted by 雁来 萌 |23:55 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月16日

知事杯3回戦(U-18)

13日(日)に、知事杯全道サッカー選手権大会の3回戦が、千歳市の青葉公園競技場(その他)で行われました。
知事杯は天皇杯に出場する北海道代表を決定する大会であり、各地区代表の16チームの他、4チームのシードチームを加えた20チームでトーナメントを行います。
シードチームは:北海道リーグ代表(1)、道学生リーグ代表(2)、プリンスリーグ代表(1)となっており、コンサユースはプリンスリーグ(昨年優勝)の枠で出場して、3回戦から登場します。

コンサユースの相手は、1回戦で札幌蹴球団を破り、2回戦でブラックペッカー函館を破った道都大学です。
トーナメント上は「迎え撃つ」立場になりますが、そんな横綱相撲ができる力関係ではありません。→組合せ

札幌は、真夏日が連続する記録が途絶えたとはいえ、それでも最高気温は30℃に近い状態が続いていました。
天気予報によると、当日の札幌は晴れて暑くなるけれども、苫小牧は曇って暑くない、という状況が想像されました。千歳は両者の中間にあって微妙な土地柄であり、どっちに転ぶのかで大違いになります。

元々、苫小牧ほどは霧がかからないし、札幌ほどは雪が降らない、という両者を天秤にかけたような場所を選んで飛行場を建設したのが千歳な訳ですから、良く言えば災害が少ない(悪く言えばどっちの害もある)土地です。

青葉公園へ行くには、千歳市内の36号線を「ホテル日航千歳」の交差点で右折して進み、高速のICに入る手前の信号で右折すれば分かり易いんですが、この交差点は困ったことに右折禁止です。(笑)
もう少し手前で小川を渡る必要があり、この道が分かり難いかも知れません。選手送迎用のコンサバスも迷いましたから。(爆)

着いてみると、期待に反して思いっきり晴れてしまい、しかも湿った生暖かい空気が流れてきます。前の週に栗山の暑さでアセモができてしまった体に、さらに追い討ちがかけられて、因幡の白兎の心境です。


コンサ(赤黒) vs 道都大学(白)(2006.8.13:千歳青葉)
 
スタメンは、GK:平加、DF:岩月・谷川・松本・福田、MF:安藤・大野・能登・長沼、FW:横野・岡 でした。
形勢は・・かなり不利です。
体力というか馬力に違いがあり、ターボ車とNAのような違いを感じました。攻撃は思うように進めず、守勢になると一気に攻め込まれます。かろうじてクリアするとか、シュートミスで助かる、という場面が続きました。
26分頃、相手の右CKに中央できれいにヘディングで合わされて失点しました。このヘディングは、ユースOBで4年生の伝庄優くんでした・・ニャロメ(笑)
その後も容赦ない攻撃が続きましたが、前半は(0-1)で終わりました。


前半の攻撃(右クロスからのチャンス?)
 

後半は交替なく始まりました。
カウンター攻撃などで、少しずつコンサ側にもチャンスが増えてきました。
9分頃、横野へのスルーパスが通り、そのまま持ち込んでシュート、同点にしました。


後半の横野(9:Aという看板の位置)の同点弾
 

道都大は、数年前よりは力が落ちてきたとはいえ、高校生に負けては大変です。試合は次第に荒っぽくなってきましたが、主に言葉の問題?で、負傷を誘発するようなプレイが増えた訳ではありません。
32分頃、相手の左サイドでのパス交換からのピンチで、最後は混戦状態になって失点しました。
37分頃に、松本に変えて伊東を入れ、ポジションを少し変えました。
何とか再び同点に追い付きたいところですが、そう易々とは許してくれません。

トータル(1-2)で終わり、準決勝進出はなりませんでした。

たとえ準決勝に進んだとしても、今度は札幌大学を相手にしなければならない訳で、優勝しなければ代表になれない大会であまり無理する必要もないかと・・。
プリンスリーグやクラセンで負傷した選手がいる現状では、これ以上負傷者が増えなくて良かった、というのが正直な感想です。失点が2点で済んだのがラッキーだったし。


無事に着いたコンサバス
乗降口の上にドーレくんが乗ってますね

道都大にはユースOBの選手が多く、1年生の小田桐くんが本部テントでお手伝いしてました。
同じく学年上は1年生の野田くんなども見かけました。


posted by 雁来 萌 |23:59 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月12日

レオス杯(U-11)3連覇

今年で第3回になる、「レオス杯KURIYAMA全道少年(U-11)サッカー大会」が、8月5日(土)~7日(月)に栗山町レオスパークで行われました。

このサッカー場は、元々はサンフレッチェ広島の合宿場として誘致されましたが、コンサドーレができたのに合わせて、チームの練習場として使われるようになりました。また、ユース(U-18)の専用練習場としても使われていました。
その頃は「ふじスポーツ広場」と呼ばれていましたが、南米サッカー連盟のニコラス・レオス会長の名に因んだ呼称に変わりました。2002年のワールドカップに際し、メキシコチームの合宿を誘致してドタキャンされたこともありましたなぁ・・。

大会プログラムの裏表紙には、レオス会長から大会へ寄せられたメッセージが載せられていますが、このメッセージが書かれた手紙の宛先が「Atsuya Ishikawa」となっています。栗山町の職員になったトーマス石川(敦也)という名前に見覚えがある人はどの程度いるんでしょう?
トーマスさんのブログが見つかりました。


レオスパークへ行くには、長沼・馬追を経由して由仁町で左折し、栗山町角田の交差点で左折して線路沿いを進んでいましたが、昨年、由仁町のコンビニの先からショートカットする道路ができて、少し早く着くようになりました。


交流センター内に掲げてある沿革の説明
 

レオスパーク命名の記念碑
 

大会は全道各地区の代表24チームが参加し、3チームずつの8ブロックに分かれて予選リーグを行い、ブロック1位と2位のチームが決勝トーナメントへ進みます。
試合時間は、前半20分-インターバル5分-後半20分です。
2004年に大会が始まって以来、コンサU-11が2連覇していますが、今年は全日本の大会に5年生も行ってるので、出場メンバーは4年生も多く、苦しい闘いになりました。


交流センター内に展示されていた、レオス杯トロフィー
なかなかの芸術作品です・・今年も持ち帰りたいなぁ


5日(土)に行われた予選リーグ2試合は、千歳の向陽台に(6-0)で勝ち、滝川FCに(0-0)で引分けて、予選Fブロックを1位で通過しました。
野幌での試合が終わってから栗山に来たので2試合目しか見てませんが、かなり心配になる内容でした。圧倒的に攻めてるのに、ゴール前を固めてる相手を崩すフィニッシュの精度が足りません。万一ここで負けても決勝トーナメントには進めますが、それは最低限(以下?)の目標です。


試合は4つのピッチで同時に進行されます。
レオスパークの手前側を縦に2面、奥側は横に1面取り、残りの1面は隣接する野球場の芝をラインで仕切って使います。
他に、市街地の「栗夢広場」では交流試合が行われました。


野球場内の特設サッカー場
日陰になるバックスクリーンの下で観戦
 

大人用のゴールマウスをベンチに転用
 

チーム・家族のテントが並び、夏休みのキャンプ場の様相


6日(日)には、決勝トーナメントの1回戦と2回戦(準々決勝)が行われ、これはほとんど見ました・・野球場は少し離れているので無理ですが。

10時半からの決勝トーナメント1回戦の相手は、Cブロック2位の「札幌コージー」になりました。
スタメンは、GK:輪島、DF:冨澤・青木・井端・安達、MF:内田・佐々木(祐)・大見・鈴木、FW:内山・小林 でした。キャプテンマークは大見が付けています。

開始早々に、右CKからのこぼれ球を小林が押し込んで先制し、終盤には青木のFKが壁に当たってゴールに入りました。

後半開始時に、鈴木に代えて深井(祐)を入れました。
6分頃、左サイドをドリブルで上がった小林がそのままシュートして追加点を上げた後、内山に代えて平川、小林に代えて佐々木(北)を入れて、攻撃陣をリフレッシュします。
13分頃、冨沢に代えて熊倉、内田に代えて中島を入れたのは守備固めに見えます。
ロスタイムに、中央ペナルティーアーク付近からのFKを得て、安達が蹴ったボールはクロスバーに当たって入りました。


コンサ(赤黒) vs コージー(水色)(2006.8.6)
小林のドリブルシュート
 

安達のFKが入る、詰める平川と佐々木(北)
 
トータル(4-0)で、危なげなく勝ち上がり、腹ごしらえしてから午後の2回戦に備えます。


2回戦の相手は、1回戦で「北小樽」をPK戦の末に降した「旭川GBB(Grin Bear Boys)」です。
スタメンは、GK:輪島、DF:冨澤・青木・井端・安達、MF:内田・佐々木(祐)・大見・深井(祐)、FW:小林・内山 でした。


コンサ(赤黒) vs 旭川GBB(緑)(2006.8.6)
 
6分頃、右からのクロスに内山がボレーで合わせて先制すると、続けざまに小林が左サイドをドリブルで進んでシュート、安達が中央からミドルシュートを打って(3-0)と突き放します。
終盤には、内山が右サイドからのドリブルシュートで加点して前半を終了(4-0)しました。


小林のドリブルシュートはゴール右隅へ
 
後半開始時に、小林に代えて佐々木(北)、内田に代えて鈴木、大見に代えて平川を入れ、安達がボランチに上がって内山がDFに下がりました。
2分頃、左サイド深い位置からのFKを内山が蹴り入れ、右寄りから誰かが(笑)押し込んで得点しました。
6分頃に、冨澤に代えて熊倉、深井に代えて中島を入れた後、ゴール前の混戦から平川が押し込みました。
19分頃に、左からのクロスに平川が合わせた後、今度は右からのクロスに中央で中島が合わせて、後半も4点取り、ロスタイムに佐々木(祐)に代えて大見を入れ、試合終了になりました。


5内山のFKから得点になる
 
トータル(8-0)で勝って、明日の準決勝へ進出です。


7日(月)は準決勝、決勝、3位決定戦が行われましたが、こう見えても勤め人なので(笑)平日には行けませんでした。
準決勝の相手はアンフィニになり、延長戦まで(0-0)、PK戦を(4-3)で勝ちました。

決勝は札幌ジュニアとの対戦になり、(2-0)で勝って優勝しました。

これで、レオス杯は初回以来、無傷の3連覇を達成しましたが、予選から無失点で優勝したとはいえ、引き分けた試合もあるし、PK戦でやっと勝った試合もあるので、苦しい道のりでした。
ベストメンバーではない状態で最善の結果を残せたことは、大きな自信になるでしょう。

※リンク集にもあるサッカー情報サイトLSINの「最新情報」に、戦評と記念写真が載っています。準決勝の文中で「5番(阿部)」というのは間違いで、うちの5番は内山くんです・・アンフィニの5番と取り違えた?


posted by 雁来 萌 |00:14 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月09日

ユース(U-14)サッカーフェスティバル

8月4日(金)~5日(土)に、「札幌ユース(U-14)サッカーフェスティバル」が野幌総合運動公園で行われました。

このイベントは札幌地区サッカー協会の主催で、市外の強豪チームと対戦して札幌トレセンの技術力向上を図る大会です。
詳しくは→札幌地区サッカー協会の大会案内などを見て下さい。

参加チームは、札幌のブロック別選抜4チーム(A~D)、札幌トレセンU-14、札幌トレセンU-13、旭川トレセンU-14、北海道クラブユース連盟選抜(以下、「道クラブ選抜」と記す) の8チームで、トーナメント戦を行いました。
 

私が行ったのは5日(土)だけで、当日は晴天で暑い日でした。
野幌運動公園の体育館では柔道の大会も行われたようで、駐車場は込んでいました。←訂正:柔道ではなく、空手だったようです。
サッカーが行われる天然芝のサッカー場は敷地内の奥の方にあり、炎天下なのでゆっくり歩いて10分ほどかかりました。天然芝サッカー場の隣には、主に陸上ホッケーに使われる人工芝のピッチもあり、公園の入口付近には天然芝のラグビー場もあります。

サッカー場のピッチはお世辞にも良い状態とは言えず、先月から降水量が少ない状態が続いているせいか、枯れかかっていて、土埃も上がりました。
ピッチの脇に入ると、「ブーン」と羽音をたてる虫がたくさん飛び回っていました。最初は蜂かと思いましたが、細長いアブでした。帰宅してから「札幌の昆虫」という図鑑で調べたら、「シオヤアブ」という種類のようです。→写真解説

アブは刺さないことを知っている人間には平気ですが、体に止まったりするので子供は怖がってました。副審もフラッグをバタバタ振り回して追い払ったりして、紛らわしいですよ。(笑)
ピッチ周辺の斜面の芝や、周囲を仕切る立ち木あたりを棲み家にしてるのでしょうか・・緑豊かな地域なので虫が多く、蜂も確かにいました。
 

試合の方は、30分ハーフで行われ、知ってる顔はほとんどいませんが、道クラブ選抜チームには、旭川ユース(U-15)2年生の志摩くんと山室くんが加わっており、かなりの時間出場していました。
他に、面白い選手も色々いました。うちのU-18のスタッフも視察に来てました。


道クラブ選抜(水色) vs 札幌Dブロック選抜(緑)(2006.8.5)
 


志摩くん(旭川U-15)のドリブル
彼は去年はMFでしたが、今年はDFに入ることが多いです
 


札幌トレセンU-14(赤) vs 札幌Cブロック選抜(水色)
まるで去年のコンサのユニで、知らなければ勘違いしそう
 

最終的な対戦結果は、優勝:札幌Aブロック選抜、準優勝:道クラブ選抜、以下、旭川U-14、札幌D、札幌トレセンU-14、札幌C、札幌B、札幌トレセンU-13 となりました。さすがにU-13チームは体も小さくて気の毒でしたが、強化になれば幸いです。

見てた限りでは、腕を骨折したらしい負傷者が1人出ました。

この後に栗山へ移動して、U-11の全道大会(レオス杯)の予選2試合目を見ました。(次回へ続く)


posted by 雁来 萌 |23:34 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月06日

遠過ぎる記憶

7月30日(日)に、ニセコ(倶知安)へ行ってきました(前報)。この地は、小学生時代に住んでいたことがあります。●●オリンピックの頃ですが。

その後、スキーなどで何度も訪れてはいましたが、いつでも来れると思うからなのか、街の中をゆっくり見て回ることはありませんでした。今回はちょっとした目的があったので、ついでに少し探索してみました。

小学4年生の年は、倶知安町内の南寄りに住んでいました。JRの「ニセコ山の家」などへ登る道の脇で、JRの線路を跨ぐ陸橋(当時は踏切)の側にあり、そこから歩いて30分ほどの倶知安小学校へ通っていました。
それにしても、校歌の歌詞に見覚えがありません。羊蹄山ニセコ尻別川が使われていることは記憶と合致しますが、旋律が全く出てきません。


倶知安小学校の校門と羊蹄山(2006.7.30)
当時はこのグラウンドの場所に校舎があり、現在の校舎の位置がグラウンドでした。


現在の校舎(共和町役場に似てるかも)
当時はもちろん木造の校舎で、「学校の沿革」に写真が載ってます。

「山階資料室」とかいう部屋があって、鳥類の標本をたくさん並べてありましたが、その部屋には自由に出入りできなかったような。
とにかくこの辺は、鳥でも虫でも魚でも、捕りたいだけ捕れるような環境なので、丸々と太った魚を毎日捕まえては、おかずにしてました。一匹ずつ釣るなんていう面倒なことはしないで、「ドウ」と呼ばれる、一升瓶の2倍くらいの太さのガラスの筒で捕ってました。


学校の横から眺める羊蹄山
毎日こんな風景を眺めてノビノビと育った大人がコレですよ。

5年生と6年生の年は、町内の北寄りの場所に引っ越したので、別の小学校へ転校しました。その学校は開校5周年というほどの新しさで近代的な造りだったので、最近新築された校舎を見ても何も感じず、写真は撮りませんでした。

その次の年にここへ引っ越しました。


さて、次は今回の本命を訪問したいのですが、場所や施設名を詳しく調べてこなかったので、駅へ行って調べることにしました。
倶知安駅の佇まいはホントに昔のままで、よく長持ちしてるもんだ思いましたが、構内の観光案内図を見ても目的の「郷土館」らしき施設は見つかりません。役場などがある中心部から少し離れた場所にあると記憶してるので、とにかくそっちの方角へ行ってみました。

駅に置いてあったのでパンフレットをもらってきた「小川原脩美術館」を示す案内看板が道端に立っており、「風土館」という施設が隣にあるようです・・そうだ、「郷土館」じゃなくて「風土館」ですよ!

「倶知安風土館」に着きました。ここは、日本体育大学の合宿施設として建設した建物を改修したそうで、トレーニングのための陸上競技場だった部分は公園に整備されて美術館が建っていますが、複雑な事情があったようです。
 

建物の事情はどうでもよく、私のお目当ては「ゼロ戦の翼」です。これは、60数年前の第二次大戦中(生まれてませんよ!)に、墜落事故につながる航空機への着氷を調査する目的で、ニセコの山頂に実物の機体の一部を運び上げて野外実験した材料です。

もちろん、飛べる機体はもったいなくて使えないので、壊れた機体を集めて台座の上に据え、冬場の雲の中の低温・強風の環境に曝して着氷させるという、画期的な実験を行った証拠物件です。ちょっとした関係があって、翼やプロペラの図面や、実験場の写真を見たこともあります。

何も、実物の機体の一部を使わなくたって、丸太を鉄板で覆ったハリボテでもいいじゃないか?と考える人もいるでしょうが、飛行機は翼やプロペラに着氷したら揚力が無くなって墜落してしまい、機体とせっかく養成したパイロットが失われます。
そんなシビアな実験をするんだから、実際の素材を使って実機の形に加工した標的じゃないと役に立つ実験にはならない、という論理ですね。

日本が敗戦したので、軍事研究の証拠を隠滅するために、この機体は捨てられました。
この実験に加わっていた人物のほとんどは既に他界してしまいましたが、何人かは私が知ってた方々です。実験をやめた後で「沢に捨てた」という話も人伝に聞いていたので、どの辺に落ちてるかは想像がついていました。山頂から慌ただしく機体を捨てられる手っ取り早い沢で、しかも人目に付き難い沢は、そう多くはありませんから。

近年になって「ゼロ戦の翼が発見された」という報道を見ましたが、新しい天体などが発見されて「よく見つけたもんだなぁ」という驚嘆とは違い、「ぁ、ついに見つけられちゃったか」という感想でした。元々、その辺にあることは分かっていたんだから、「発見」と言われても・・。


ゼロ戦32型の右翼(2006.7.30)
手前が翼の上面、右側が胴体側、左側が翼端側で、翼端に近い部分の円形の灰色は、「日の丸」が描かれていた名残です。補助翼は失われています。

翼の長さが思ったより短い感じがして・・古い写真やプラモデルなどでは日の丸はもっと内側に描かれていたように記憶していますが、32型は翼を切り詰めた型だし、翼端灯の一部が残存しているので、元々こういう長さだったようです。


翼の下面側から見た燃料タンクのスペース?
この下方に脚が格納される?
翼の後縁に付いていたフラップは失われています。
 

機体のより詳しい説明は、この辺や、この辺を参考にして下さい。

この実験を行った研究者は、この方です。


「くっちゃん」という地名ですが、テレビやラジオなどで、「く」にアクセントを付けて「ゃん」と発音するのは間違いで、「ち」にアクセントを付けて「ゃん」と発音するのが正しい呼び方です。「ゃん」の発音と同じで・・。


posted by 雁来 萌 |23:01 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |

2006年08月03日

川淵三郎杯(U-15)

U-15年代を対象にする「川淵三郎杯」が、7月28日(金)から31日(月)まで、倶知安町のニセコサッカービレッジで行われました。
ニセコサッカービレッジついては、過去の紹介記事や、Jリーグニュースをご覧下さい。

この大会は北海道クラブユース連盟が主催するものですが、公式大会ほど堅苦しくはなく、夏休み期間中に合宿しているチーム同志が対戦して、技術の向上や親睦にも役立つ・・という感じのイベントです。
 

7月29日(土)には厚別でファッションコンテストがあったので(笑)、その夜に発って30日(日)に大沼で行われるU-12の全道大会(道新スポーツ旗・北電杯)の準決勝・決勝を見に行く予定でいました。
ところが、厚別から帰って試合速報を見ると、うちのチームは29日の決勝トーナメント1回戦で敗退してしまったので、わざわざ土曜の夜から大沼へ出かける必要は無くなってしまいました。
拍子抜けはしましたが・・倶知安なら明日の朝早く起きれば間に合う・・という代替案はすぐに浮かびました。

倶知安町の市街地からニセコひらふスキー場へ向かい、花園エリアへ通じる坂道を登ってると、途中から山麓に立つテントが見えてきます。左折して砂利道へ入りますが、大会時には駐車場を整理する係員が立っているので、気付かずに通り過ぎることはないと思います。

駐車場には、旭川U-15のユースバスを始め、遠方から来てるチームのバスも並んでました。なぜか「奥寺スポーツアカデミー」というバスも・・。


山麓の芋畑と倶知安町の街並(2006.7.30)
実は、この街に住んでいたことがあります
 

各地から22チームが参加しており、5~6チームずつの4ブロックに分けて予選リーグを行い、ブロック1位のチームだけが決勝トーナメントへ進めます。札幌U-15を含むブロックは5チーム、旭川U-15を含むブロックは6チームからなっていました。

私が見たのは30日の試合だけなので、札幌U-15の2試合と、旭川U-15の2試合などについて説明します。前日の試合を終わった段階では、札幌U-15が1勝1敗、旭川U-15が2勝してました。
試合時間は30分ハーフで、札幌U-15のメンバーは2年生が主体で1年生が少し加わり、旭川U-15のメンバーはベンチの1名を除く全員が3年生、という違いがあります。


札幌U-15(2-1)室蘭SC
メンバーは、GK:石黒、DF:工藤(健)・嘉藤・菅原(涼)・長縄、MF:宇田・工藤(直)・金子・菅谷、FW:山口・福島 で始まりました。

前半21分頃に、宇田がドリブルで持ち込んでシュート、GKにはじかれたボールを自分で押し込んで先制しました。


札幌U-15(赤黒) vs 室蘭SC(白)、宇田の先制点に悔しがるGK
 

後半開始時に、菅原に代わって坂本(1年)が入りました。
6分頃には、金子が左サイドの深い位置からゴール右隅へ鮮やかなシュートを打って追加点を上げましたが、12分頃、相手の右からのクロスを左寄りの選手に足で合わせられて失点しました。


失点のシーン、勲平くん残念
 

その後、工藤(健)に代えて室田、金子に代えて菅野、宇田に代えて小山内(1年)、山口に代えて安居(1年)と、次々に交代しましたが、スコアに変化は無いまま終わりました。


旭川U-15(6-0)あつまSC
スタメンは、GK:斉藤、DF:京野・内田・田辺、MF:菅野・鈴木・塚原・藤田・菊地、FW:箭原・木島 という3-5-2です。

開始5分に箭原が中央を破ってのシュートで先制し、16分にはスルーパスを受けた箭原が追加点を上げ、ここで塚原に代えて佐藤(由)、菅野に代えて腕にテーピングをした小山内を入れました。
小山内は夕張で負傷しましたが、3週間経って出場可能なまでに回復しました。
その後、右からのクロスに箭原が足で合わせて3点目、木島が相手のボールを奪って4点目、ロスタイムには右CKを箭原がヘディングして5点目を上げて、前半が終了しました。


旭川U-15(白)の右CKに箭原のヘッド、見えるだけでPA内に17人
 

後半開始時に、菊地に代えて松原、木島に代えて藤村を入れました。
追加点はなかなか取れず、小山内に代えて菅野を入れ、終盤にはGK斉藤に代えて本池を入れた少し後に、藤田が右から入れたクロスに中央で箭原が足で合わせて得点し、試合終了になりました。


副審は札大の石郷くん(ユースOB)
 


さらに他の試合は行われているんですが、ここで一休みして昼食を取りました。
札大の吉田一貴くんと石郷裕二くんに会いました。聞けば、頼まれて札大サッカー部のメンバーが審判をしてるとのことで、夏休みのアルバイトを兼ねてるそうです。
クラブフィールズの中村拓朗くんも来てるし、旭川U-15の三浦監督を合わせたら、まるでユースの同窓会状態です。


海の家のような休憩エリア:宿泊施設ごとの表札?がかかっていて、
○○荘に泊まってる人達はこの一角・・という感じです
左側のKappaが旭川U-15、右側手前が札幌U-15
 


札幌U-15(1-1)リーブFC
スタメンは1試合目とほとんど同じで、GKが石黒から松原に代わっただけです。
風向は南寄りのはずですが、山麓に当たって吹き返してくるのか、北寄りの涼しい風が吹いてきます。DFの裏を狙って攻め込まれる場面も時々あり、苦しい試合でしたが、前半は(0-0)で終わりました。


試合開始前の円陣とベンチ
 

後半2分頃、相手の右CKからのボールを取り損ねて失点しました。
その後で、工藤(健)に代えて室田を入れ、金子に代えて小山内(1年)を入れましたが、スコアは動きません。
下の方のピッチで旭川U-15の試合が始まりそうなので、出口の近くに移動して見ていたら、ロスタイムの混戦から何とか押し込んで同点にしました。


札幌U-15(赤黒) vs リーブFC(青)、ロスタイムの同点弾
 


旭川U-15(10-0)登別Jr
スタメンは1試合目とほとんど同じで、FWの木島とトップ下の塚原の位置が替わっただけですが、旭川は前線の3人が入れ替わりながら攻撃することも多く、途中から3トップのようになっていました。

この試合は大変です。開始1分に木島が中央をドリブルで破って先制し、左からのクロスに菅野が頭で合わせて2点目、DF(京野)からのロングフィードがワンバウンドして相手GKの頭上を越える3点目、鈴木が右からミドルを打って4点目を上げました。
ここで、接触プレイで足を痛めた菊地に代えて藤村を入れました。
続いて、左CKを木島が足で合わせて5点目、左からのクロスを受けた塚原が6点目を上げた後、藤田に代えて佐藤(由)、木島に代えて松原を入れました。
さらに、右CKを箭原がヘディングして7点目、終盤に相手のボールを奪った塚原がGKをかわして8点目を上げ、前半が終わりました。少し休ませてくれ!


旭川U-15(赤黒)右寄りから菅野のヘディング、詰めるのは木島?
 

後半の数分で、箭原に代えて木島が入り、藤村とのパス交換から塚原が追加点を上げて9点目、左からのクロスに中央で木島がヘディングして10点目になりました。
ここで、競った相手の手が内田の目に当たったらしく、藤田と交代しました。
その後5分ほどして、やっと試合終了になりました。


素晴らしい環境です


札幌U-15は、これで2勝1敗1分になりましたが、ブロック1位は多分、他のチームになったろうと思います。
旭川U-15は4勝し、次の日の5戦目の引き分けを加えてブロック1位になり、決勝トーナメントに進んで順調に勝ち進み、優勝しました。
高円宮杯の予選にも勝って、全道大会へ進んで欲しいもんです。もちろん、札幌U-15も頑張ってよ~♪

ニセコサッカービレッジでは、石屋製菓杯:8月2日(水)~4日(金)、コンサドーレ社長杯:8月11日(金)~13日(日) などの大会も予定されています。


posted by 雁来 萌 |23:11 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年08月01日

プリンスリーグ閉幕

今さらという感じもしますが、7月23日(日)のプリンスリーグ・最終節の試合が終了した後に行われた、表彰式の模様をお伝えします。これが無いと大会が終わった気がしないので。


成績優秀チームや選手に贈られる、カップや盾など(羨)
  


左側の優勝カップ?は日本サッカー協会からで、
右側の優勝カップ(北海道サッカー協会から)には、
「コンサドーレ札幌ユースU-18」というリボンが3本結ばれています。
 

両チームには、高円宮杯の全国大会でコンサ以上の成績を残すように頑張って欲しいと、苫小牧地区サッカー協会の佐々木紀夫会長から激励の言葉がありました・・それって、優勝しろということですが。
佐々木会長は、「コンサドーレ札幌」苫小牧地区後援会の顧問でもあります。


表彰を受ける札幌第一(青)と旭川実業(赤)の選手達(2006.7.23:浜厚真)
 

優秀選手・チームの発表もありました。

最優秀選手:吉岡弘樹(第一)
得 点 王:田中俊哉(7点・第一)
アシスト王:安藤謙佑(コンサ)、柴田喜(蘭谷)
新 人 賞:鶴野太貴(コンサ)
フェアプレイ賞:北海高校


北海道サッカー協会の公式結果などを参考にして、今年のプリンスリーグを振り返ってみます。

勝ち点を見ると、1位の札幌第一(24)はダントツですが、2位の旭川実業(18)から7位の帯広北(12)までは、ほとんど1点差で込み合っています。得失点差が順位に影響したところは無い、という珍しい年でした。
8位の登別大谷(8)は入れ替え戦に回り、9位の札幌光星(4)と10位の駒大苫小牧(1)は、最終節を待たずに降格が決まりました。

過去に、一度降格したチームが返り咲いた例は、山の手だけのようです。
新規に参入したチームが好成績を残したのは、2004年の北海(2位)だけです。2005年に入れ替え戦で勝ち残った第一が優勝した今年の例や、参加チーム数が増えたお陰で降格せずに済んだ例もありますが、総じて、新規参入チームには厳しい洗礼が待っています。
なぜ新規参入チームが成績を残せないか?は、サッカーが違うからのように感じます。

プリンスリーグが始まって、つないで運ぶサッカーを道内に広めた効果が出てきたと思います。現場の指導者の考え方も変えたようです。
最初のうちはコンサの技術とは差があったので、走るサッカーをテクニックでかわすことができていたように思います。そのうち、他のチームもテクニックを備えてきて似たようなサッカーをするようになると、フィジカルの強さと運動量で技術の差を補い、勝てるようになってきたのではないかと感じます。
 

日本のお家芸である柔道が世界中に広まり、その結果として国際大会で外国人が優勝するようになってしまったことは、困った現象には違いないですが、それを後悔する人は少ないだろうと思います。
大相撲に参加する力士の出身国はまだ限られていても、優勝するのは外国人ばかりになってきつつあるようで、腕力を使う格闘技においては体格が重要な要素を占めるのは避けられません。
サッカーはスピードや技術で体格の差を埋めることが可能なだけ、まだハンディが少ないスポーツかも知れません。


プリンスリーグのU-15版が行われる、という話を数年前に見ましたが、いよいよ来年から、U-15のカテゴリーでも「カブスリーグ」というリーグ戦が始まります。
このリーグ戦の開始・継続が、この年代のサッカーをどう変えるのか、北海道のレベルをどう上げるのか、期待させられますが、カブスリーグという名称だけは、どうにかならんもんか?と・・ボーイスカウトのようで。
天皇杯(Emperor)、高円宮杯(Prince)ときたら、その次も皇室に関した名称にするのが普通ではないかと・・ちからぶすりーぐなどと読まれないか心配で・・


posted by 雁来 萌 |23:12 | 闘う若梟 | コメント(0) |