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2005年12月23日

ネーミングライツ

我輩はサポである。名前は「萌」と言う。
最近、アキバ系による「萌え」現象が一世を風靡しているらしいが、私のペンネームはその方面の趣向とは違う。学生だった頃、秋葉原のパーツ屋さんを歩き回って、ジャンクやら工具やらを漁っていたことは否定できないけども。

私の父は(旧)国鉄職員であったため転勤が多く、幾度となく転校せざるを得なかったことが、私の性格形成に影響していることは否めない。
中学生の時、胆振管内のローカル線のK駅にいた。そこはテレビ小説「すずらん」に登場する架空の「明日萌(あしもい)」駅に似ていて、駅員が3名しかいなく、ホームは1本しかなかった。
官舎は一応、駅舎とは別棟であったが、両隣の駅では官舎と駅舎とが一つ屋根の下に繋がっていて、そのまま撮影セットに使えそうな佇まいだった。
待合室のベンチやストーブ、駅長室の椅子や用具など、見慣れた備品がテレビ画面に映し出されると、タイムスリップしたような懐かしさに襲われるので、あの番組は見ないようにしていた。時空を移動して若返ることができるのなら、それも悪くはないけれど。

そのローカル線は1986年に廃止になり、線路や駅舎は跡形も無くなったが、官舎が建っていた場所には、HFCのスポンサー様になった観光グループが経営する大規模な温泉ホテルがそびえている。その大浴場の脱衣室あたりに住んでいたことになる。
ホームだった場所はホテルの駐車場に変わり、線路跡は「平成ふるさとの道」と呼ばれるサイクリングロードになっている、という徹底したリユースぶりだ。
カーブの先から、今にも準急「いぶり」のディーゼルカーが、エンジン音を響かせながら走って来そうな錯覚に襲われるが、そんな奇跡が起こるはずもない。

「すずらん」は(事実ほどは奇でないはずの)小説だから、現実にはあり得ない設定が多く、ツッコミ始めたらキリが無いので目をつぶると、ヒロインの萌ちゃん(役の柊瑠美さん)の演技は、「おしん」や「チャングム」の子役俳優に匹敵する殺傷能力?があったようだ。小説やドラマが嫌いな私が誉めるんだから、マチガイナイ。(番組を見ないようにした人間による評価だけど・・。)

スタジアムにどんな名前を付けるかもスポンサーの特権だし、ブログでどんな名前を名乗ろうとも勝手なので、萌ちゃんというサウンドに基づいて私の偶像をデッチ上げてしまうと、不審者を見抜けなくなりますよ、きっと。

posted by 雁来 萌 |00:48 | 雑念 | コメント(0) |

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