2007年03月27日
彼岸に見る冬の総括
例年、春分の日には墓地へ行きます。墓参りという殊勝な心掛けじゃなくて、植木を掘り出しに行くだけです。 今年の春分の日は、苫小牧に行ってから札幌ドームへ直行したので時間的余裕が無く、霊園を横目で見ながら素通りした罪悪感を払拭するため、24日に行ってきました。 札幌市の中心部にある霊園などでは春の彼岸に墓石を掘り出したりしますが、うちの墓は市の東端、北広島市との境界にあるので、中心部とは違って雪融けが遅いようです。掘った雪を除ける場所も無いので、無理をせずに時期が来るのを待つせいか、春の彼岸に訪れる人はあまりいません。 動物の足跡すら無い雪面(2007.3.24:里塚霊園) 霊園内の車道は、この時期にはアスファルトが出ている部分もあるし、雪が残ってザクザクになっている部分もあります。そこから先の通路は、まだたっぷり雪が残っていて長靴が必要です。 突如現れて、行く手に立ちはだかる藁人形(笑) 実体は水道栓ですが、現在は止水中で、これが使えるようになるのはGWの頃です。 植木に乗っている雪を取り除いておかないと、雪が沈むのに引き摺られて枝が折れてしまいます。 今冬の積雪の深さは普通のレベルで、多い年だと棹石の半分以上が埋まっていることもあります。 これで今日の目的を無事に果たしたので、弁当を食べてから周囲を視察しました。 車道の脇に残っている積雪の断面 黒い面が途中に2本見えます。上の方は3月上旬に雪が積もらない日が続いた頃、下の方は雨が降ったりした雪まつりの頃、に対応するかも知れません。札幌では一冬に6mの雪が積もるので、これがこの冬の全降雪ではなく、地面に近い(初冬の頃に降った)雪は、冬の間も少しずつ融けていきます。 こういう層を見たら放っておけないし、前回のリベンジもあるので、少しマジメに(?)取り組みました。 着色用のインクを持ってなかったので、このまま普通に撮影しても積雪層を分析するのは難しいです。 何か色を着けられる液体は無いかな~と考え・・そうだ、おしっこコーヒーがあるじゃないか! と思い付いて試しましたが、量が足りないしもったいないしで、結果は芳しくありませんでした。 次に思い付いたのが↓ウォッシャー液です。 多少、画質を調整(改ざん)してありますが、薄い層まで解析できるようになりました。 さらに、もっと適切な薬品を思い付きましたが、クーラントを抜き取るのは後始末が面倒なので諦めました。 他にも色々と試してみたかったんですけど、午後の練習が始まるので宮の沢へ向かいました。
posted by 雁来 萌 |07:23 | 気象細事記 | コメント(0) |
2007年03月25日
選抜:U-16代表、トレセンU-15
U-18新1年生の古田 寛幸くんが、3月31日~4月11日に行われる、U-16日本代表フランス遠征(モンテギュー国際大会)のメンバーに選ばれました。 古田くんの紹介記事は→こちらと、こちらにあります。 一昨年のメンバーには、新3年生の福田慎也くんが選ばれています。
また、過去の話になりましたが、3月17日~21日に行われた、2006ナショナルトレセンU-14[東日本]に、札幌U-15から7名、旭川U-15から1名が選ばれました。 開催要領はこちら(pdf)、参加メンバーはこちら(pdf)にあります。 松原 修平くんと菅原 康介くんはこの記事、中山 和弥くんはこの記事、荒野 拓馬くんはこの記事で紹介しているので省略します。 三上 陽輔くんは、U-13の選抜メンバーとして2005年4月の中国遠征に参加したことがあり、破壊力のあるFWです。 伊藤 雄也くんは大人しそうで控え目に見えるGKで、今年は2年生だから少し貫録も備わることを期待します。 中川 雄貴くんは小柄なFWですが、抜け目なくゴールを狙っています。 山下 泰明くんは旭川のMFで、やや細長い体形ですが、足元が柔らかくて器用な感じがします。
posted by 雁来 萌 |12:21 | メンバー | コメント(0) |
2007年03月23日
練習試合・U-18 vs 大学生
3月21日(水・祝)の11時から苫小牧駒澤大学の人工芝グラウンドで、U-18が大学生のようなメンバーと40分×3本の練習試合を行いました。グラウンドの説明は→こちらへ。 U-18の場合は、札大や道都大、教育大などと練習試合をすることが時々あります。もちろん、大学のレギュラークラスの選手ではなくて、BチームやCチームと対戦することが多いんですが。 試合開始、学生(黄ビブス) vs コンサU-18(赤黒)(2007.3.21:駒澤大学) 主審は深川コーチで、今日の相手は、なぜか北海道サッカー協会の名前(HFA)が入ったビブスを着ています。 まだ雪が残っている札幌と比べると羨ましい・・というより、恨めしい気持ちにさえなります。 1本目のスタメンは、GK:平加、DF:山川・鎌部・熊澤・松本、MF:小川・大西・能登・鶴野、FW:古田・横野 でした。 開始12分に、DFの裏へ出されたパスへの対応が中途半端で、GKの頭越しにループシュートを打たれました。(0-1) フィジカルで力負けして、ボールを奪われることが多かったんですが、倒されながらも必死に食い下がっていました。 30分頃に、左サイドでの34古田(左)と26松本(右)との連携による突破のチャンスがあって、思わず椅子から腰が浮きかけます。 最終的に、34古田がシュートを打ちましたが、これははじかれてしまいました。 33分、またもや相手の突破に対する対応が中途半端で、再びループシュートを決められてしまいました。(0-2) 34分に、鎌部に代えて福田が入りました。鎌部は18分のCKのチャンスで後頭部を打ち、しばらく倒れ込んでいました。ピッチ外に出て少し様子を見てから復帰したものの、具合が気になります。 39分には、相手の右サイドを突破した選手が遠めから目が覚めるようなシュートを打ち、ゴール左隅に入ってしまいました。これは相手を褒めるしかないかな・・と。(0-3) 2本目のスタメンは、GK:岩田、DF:岩月・熊澤・福田・松本、MF:打矢・伊東・竹内・能登、FW:大西・横野 でした。相手もメンバーを代えたようです。 15分に、左から入ったクロスに横野が倒れ込みながらヘッドを当て、ゴールに転がしました。(1-0) 32分には、横野が独走からシュートを打ち、一旦ははじかれたものの、こぼれ球を横野自身が再び打って追加点を上げました。(2-0) 38分に、チャンスがありながらも得点に結び付いていなかった13大西が横野からのパスを受け、お得意のパターンでゴール右隅へ蹴り込みました。(3-0) 3本目のスタメンは、GK:曳地、DF:岩月・加藤(大)・加藤(拓)・福田、MF:打矢・佐藤・伊東・竹内、FW:玉岡・山口 になりました。 5分に、中央へ浮き球のパスを通され、ドリブルシュートを許して失点しました。(0-1) その後しばらく膠着し、このままだとトータルで負けてしまう・・と思い始めた頃、試合が動きました。 25分に、玉岡(ゴールの左)がチャージを受けながらも堪えて左サイドを突き進み、渾身の力で打ったシュートがバーに当たって入りました。(1-1) 30分に、山口に代えて荒木を入れました。 終了間際の39分、PA内まで進んだ玉岡の攻撃が決まらず、自陣へ戻ろうとした体勢で足を掛けられて倒され、儲け物のPKを得ました。 これを27玉岡が蹴って、GKは左へ飛んでボールは右隅へ入りました。(2-1)
練習試合終了後に札幌へ戻って来ればトップチームの試合に間に合うので、札幌ドームの駐車券を予め買っておきました。 口汚しになった試合内容はよく覚えていませんが・・試合終了後、観戦してたU-18とU-12の選手達が可動席へ降りて来て、深川コーチの指揮で座席に残されたゴミを集めてくれたので、試合そのものよりも感激してしまいました。大人の皆さん、よろしくお願いします。
posted by 雁来 萌 |19:22 | 闘う若梟 | コメント(0) |
2007年03月19日
厳しい開店セール
雁来練習場が店じまいした去年の12月3日が、ほんの3ヶ月前のことのように思い出されますが(アタリマエ)、春分も近くなって練習場の積雪も少なくなり、雪かきをすれば外の広い練習場でトレーニングが出来るようになる・・はずでした。 3月18日(日)には、ユース全カテゴリーの選手が総出で雪かきをする予定でしたが、連日の降雪で、積雪が減るどころか却って増えてしまい、選手総出の雪かきは中止になりました。 頭の中の春めき加減とは裏腹に、季節の経過が足踏みしています。 お隣のアミューズメントパークは冬眠中(2007.3.18) 照明塔が揺れるくらいの吹雪で、植樹された桜も凍えてそう。 雁来練習場の駐車場を除雪するロータリー 一応、前日にも下見に来たんですが(受験かい!)、除雪業者のロータリーがピッチ内の積雪を脇の方へはね飛ばしていました。とても人力で片付けられるような量ではなかったし、前日も当日も吹雪になってしまいました。 除雪車が削り取った積雪の断面 タイヤの跡が付いているあたりが地面で、古い積雪層が35cmくらい、その上に最近降った新しい積雪層が20cmくらい重なっています。 ホントは、積雪の側面にインクを吹き付けてからバーナーで炙ると、積雪層の重なり具合が細かく分かるんです。例えば→こんな風にして、各層の雪質や粒径や厚さを測っていきます。 18日の午後に、U-18の選手達が練習前に雪かきをしました。 ロータリーが残した積雪の深さはわずかですが、普段は雪かきなどしない選手が多いのか、要領が悪くてなかなかはかどりません。 除雪を手伝いたい気持ち(だけ)はあるんですけど、病み上がりのせいか朝から体調が思わしくないし、寒風に当たってさらに悪化させたくないし、どうせ若者と同じ馬力は出ないし、・・などと後ろ向きな発想ばかりが浮かぶのは歳のせいでしょう。 1時間近く作業して、ピッチの半分くらいが緑色になったところで練習が始まりました。 アップする間にも、風を伴ったアラレや雪片が降り続きます。 ボールは滑るし視界不良でキャッチし難いです。 ハーフコートを使っての紅白戦もしましたが、立ってるだけのコーチングスタッフは寒そうでした。 部外者による盗撮を防ぐため(?)、雪の壁を周囲に築いて目隠ししています。
冬の間から、練習場の南の方に大きな建物を建設してるので、郊外型の大規模安売り店舗でもできるのかなぁ・・などと考えていました。 何種類かの店が連なる、複合型の店舗になるようで、外観を見ると何の店が出来るのか見当がつきます。
posted by 雁来 萌 |07:31 | 日々精進 | コメント(0) |
2007年03月14日
トップヲタ
やっとのことで、インフルエンザ星から戻ってきました。 普段は風邪などひかず、この前風邪をひいたのは何年前だったかな?というほど無縁な体質なんですが、インフルエンザは別物です。 おかげで今年はドームの除雪にも行けませんでした。 自宅の周囲は除雪する必要がなくて、間に合わせ程度のスコップしか持っていなかったので、今年はドーム専用のスコップを買っておきました。柄に千社札を貼って準備してたのに(笑)・・無駄になってしまいました。18日に使えるかも知れませんが。 さて、世間には「ユースヲタ」という言葉(呼称)があるようですが、自分とは無関係らしいので使わないことにしています。 「ヲタク」と呼ばれるのは多分、特定の分野にのめり込んで狭く深く精通している人間のことだろうと思っています。 私の場合は、ユースもトップも同程度に偏りなく関わっています。 トップチームの試合(ホームゲームに限る)は、(ユースの試合とカブらない限り)必ず出席するし、トップチームの練習は、休日であれば(ユースの練習や試合とカブらない限り)見学して、練習後のすいか作業もしています。 偏っていないのだから、「ヲタク」と呼ばれるような行動には当てはまらないことになります。 翻って、トップチームにしか関心が無くて、ユースに関する事情に疎い人達は、関心や知識が特定の分野に偏っているのだから、そういう人達こそ「ヲタク」と呼ばれるべきであり、「トップヲタ」という呼称が相応しいことになります。
posted by 雁来 萌 |23:15 | 雑念 | コメント(2) |
2007年03月05日
新入団選手紹介(U-15)
前報に引き続き、U-12からU-15への新入団選手(身内昇格分)を紹介します。 深井一希:かずき ボランチが多く、器用で視野が広い司令塔的な選手です。 オフィシャルガイドブック53ページ下の写真の10番の選手です。 福永浩哉:ひろや ニコリともしないニヒルな少年で、黙々とシュートを跳ね返します。 中原彰吾:しょうご U-12に入団してきた時は女の子だと思いました。ボールキープ力が素晴らしいです。 堀米悠斗:ゆうと 小柄ですが、躊躇せずに左サイドを突破するのが得意な選手です。 佐々木誓哉:せいや ボランチもやってましたが、CBとして守備の要の役目をしてます。 紀井秀斗:しゅうと 右SBが多いと思います。春からしばらく見かけてませんでした。 稲田浩平:いなこう この破壊力は凄いです。全日本少年サッカー大会でも得点源になってました。 叔父にあたるサポが怪しい人物であることは、選手本人の名誉のために伏せておきます。 藤井湧輝:ゆうき 足に吸い付くようなボール捌きをして、ボールを持って生まれてきたんじゃないかと。 その他の選手の出身チーム(判明分のみ) 志田尚弘(黒川)NT12 鷺谷直人 下田康太(石狩FC南線)NT12 福田亮(大曲)NT12 内山北斗(八雲)NT12 松本大輝(空知FC)NT12 阿波加俊太(空知FC)NT12 永坂勇人 月館海斗(北郷?) 林雄紀(滝川FC)NT12 ※「NT12」は、ナショナルトレセンU-12北海道(2006.10.13~16)参加者
posted by 雁来 萌 |06:17 | メンバー | コメント(0) |
2007年03月04日
新入団選手紹介(U-18)
オフィシャルガイドブックが発売されて、ユースの新入団選手も公式に明らかになったので、身内の下部カテゴリーから上がってきた新入団選手を紹介します。 今回は札幌U-15と旭川U-15からU-18への新入団選手、次回はU-12からU-15への新入団選手で、旭川U-15やU-12への新入団選手については情報不足のため書けません。 選手名は敬称を略し、オフィシャルガイドブックに掲載されている順とします。 ポジションは今後のチーム編成によって変わることもあります。 古田寛幸:ヒロ 今更説明するまでもないですが、トレセンやエリートプログラムに度々召集される選手です。 プレイスタイルを言葉で説明するのは非常に難しく、どうしてそんなボールが出てくるのかとか、そんな体勢でどうしてシュートが打てるのかとか、とにかく不意を突かれるプレイが多くて、目を離せません。 十川祐樹:とがわ 左利きで、DFやボランチをやってます。粘っこい守備をしますが、たまに抜かれたりもします。 大地優貴:おち FW以外のポジションはあまり見ません。オフィシャルガイドブックの49ページの写真(闘莉王のような11番)は、北海道クラブユース選手権の決勝で決勝点を上げたシーンです。 安田翔:やすだ 優しい顔付きで、迫力が足りないように見えるかも知れませんが、大丈夫でしょう。 菊地稜健:りょうけん 本職は堅実なDFのようですが、チャンスには思いっきり攻撃参加します。 鈴木巧:たくみ 右寄りをぶっちぎる俊足が最大の武器で、速いと分かっていても追い付けずに置き去りにされます。 木島翔太郎:しょうたろう、きじま 旭川U-15に入団した当時は女子かと思われたそうですが、ゴール前での高さを活かしたプレイや、ボールもろともゴールに突っ込む破壊力があります。 札幌在住の選手などは2月頃から練習に合流していますが、あつまSC出身の工藤光輝くん(呼び名:みつ)を最初に見かけたのは、10月21日に行われた練習試合に参加していた時です。 次の週に浜厚真で行われた「高校ユース新人大会」にも観戦に来ていたので、「ということは、来年入って来るのか」と(余計なことにだけは)神経が回ります。 最近の練習試合にも出場しており、中盤でプレイしてて、右サイドを突破するのが得意なようです。 その他の選手の出身チームと呼び名(仮称) 金子顕太(SSS)かねこ 福永貴弘(SSS)たかひろ 鈴木健士(アンフィニ)? 上原拓郎(アンフィニ)たくろう 濱田克大(スプレッドイーグル)?→ここに来てたのかな。 松田恭司郎(フォーザ)きょうじろう しまふく寮通信によると、ユースの寮生が3人から8人に増えるらしいので、計算は合います。