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2006年09月30日

高円宮杯(U-15)北海道大会・準決勝

9月23日(土)に、高円宮杯(U-15)北海道大会の準決勝が札幌アミューズメントパークで行われました。

準決勝の第一試合は、SSS vs スプレッドイーグルの対戦でした。
決勝トーナメントからは40分ハーフの試合になり、延長戦やPK戦もあります。

SSSスプレッド
SSS(黄青) vs スプレッドイーグル(白)(2006.9.23:AMP)

先入観としては、SSSは攻守のバランスが取れていながらどちらかというと攻撃が得意、スプレッドイーグルは守備が得意、という印象がありました。
スプレッドイーグルも攻撃はしますが、最後の詰めが甘く、クロスを入れても中央に詰めるプレイヤーがいないとかで、あまり有効ではありませんでしたが、しだいに攻撃も形になってきました。

前半の中盤にSSSが先制し、これが決勝点になるかと思いましたが、後半ロスタイム1分の掲示が出てからスプレッドイーグルが劇的な同点に追い付き、10分ハーフの延長戦を行いました。
延長後半の開始直後にSSSが得点し、結局これが決勝点になって翌日の決勝戦に勝ち上がりました。
同時に、高円宮杯(U-15)全日本大会への出場権(北海道から2チーム)を獲得しました。


準決勝の第二試合は、コンサドーレ札幌 vs 帯広FCの対戦になりました。第一試合が延長になったので、予定より30分ほど遅れて始まりました。

アップ
試合前のアップ

スタメンは、GK:安田、DF:平井・羽石・中山・岡本、MF:古田・十川・島田・飯塚、FW:三上・大地 で、ダブルボランチでした。

コンサ帯広
コンサドーレ札幌(赤黒) vs 帯広FC(緑)(2006.9.23:AMP)

円陣
円陣を組んでひそひそひそ・・

コンサはボールを取ったら、取りあえず古田に預けるというパターンが多く、確かにキープ力があるので安心はしますが、相手にとっても守りやすいかも知れません。
再三のシュートを相手GKがはじき、コンサのGK安田も大当たりで、絶体絶命のピンチを神がかり的にセーブしていました。

前半
前半の攻撃、古田がキープして運ぶ

27分頃、飯塚に代えて小松を入れました。
35分頃、相手の突破に対してGK安田が対応して飛び出しましたがかわされ、DF羽石が相手を追う形で倒してしまい、一発レッド退場になりました。
PAすぐ外のPアーク内からのFKは防ぎましたが、1人少なくなったので不利な状況が続きます。
三上に代えて澁谷を入れ、ワントップにして前半の残りを凌ぎました。

後半開始時に島田に代えて神谷を入れ、4-3-2にしたようです。
数的不利を感じさせない積極的な攻撃を続けましたが、簡単には得点できません。

後半
後半の攻撃、岡本の放り込み

23分頃、神谷に代えて島田を再投入しました。
27分頃に古田が倒されてFKを得ましたが、このキックはクロスバーに当たってしまいました。
直後に大地に代えてスーパーサブの小島翼を入れ、ロスタイムには古田に代えて松野を入れましたが、(0-0)で前後半を終わりました。

延長前半は小島に代えて大地を再投入し、仕切り直しという感じです。3分頃には十川に代えて古田を再投入しました。
どっちに転んでもおかしくないのでPK戦も頭に浮かび、今日は安田は当たってるとか、そういい事ばかりは続かないとか考えてるうちに、10分の延長前半はすぐに終わりました。

延長後半1分頃に大地に代えて三上を入れた1分後、相手の中盤から打たれたミドルが、GK安田の頭を超えてゴールに入ってしまいました。
平井に代えて十川を再投入しました。試合時間は8分程しか残っておらず、この中で1点を返すのは不可能ではないですが、数的不利の状況では難しいことでした。
結局、(0-1)で準決勝に負け、昨年に続いて全国への道を失ってしまいました。

終了
試合終了

この大会はベンチに交代要員を9人入れることができ、再出場することが可能です。
疲れた選手を一時的に交代して休ませ、チャンスに再投入して勝負する、という使い方が出来ます。
詰め将棋で、手持ちの駒を相手陣内に打って、金に変わったら王手・・という状況に似ており、普段の交代方法とはちょっと違った発想が必要かも知れません。
一方、ちょっと交代が多過ぎて、試合の流れが断ち切られる感じもしました。その駆け引きは面白いんですけど。


※9月24日(日)に、決勝戦が札幌アミューズメントパークで行われましたが、別の試合を見てて取材不足のため、報告は割愛させて頂きます。
戦評などはLSINの「最新情報」を参照して下さい。
北海道スポーツクラブの「アミューズメントパーク日誌」にも写真が載っています。


準決勝が終わった後、そのままAMPでコンサ(U-18)と室蘭大谷高校との練習試合がありました。(次回予告)


posted by 雁来 萌 |09:25 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年09月25日

コンサフィールド東川

高円宮杯(U-15)北海道大会のため旭川に滞在してた折、2日目の朝は(寒くて)早く目が覚めたので、東川町へ行って旭川ユース(U-15)の練習場である「コンサフィールド東川」を見てきました。早朝で無人だったので、外見を見ただけですが。

昔は、スキーや登山のために東川町へよく行ったもんですが、それは町内の旭岳温泉(旧:湧駒別温泉)であり、東川の市街地は通過するだけの街でした。

コンサフィールドの場所は、「上川郡東川町西町2丁目16」とかいう住所が分かれば、ネット地図で検索するのに役立ちますが・・・旭川から旭岳温泉へ向かう道路の右にあり、東川町役場がある中心部に入る寸前(東川神社の手前あたり)で右側(南側)へ入ると、グラウンドへ通じます。
役場に通じる交差点を通り越して、道の駅「ひがしかわ道草館」があったら、一休みしてから戻ればいい、とも言えます。

忠別川右岸の堤防の内側(*注)に位置するので、東神楽町から来る場合には、忠別川にかかる東橋を渡ってすぐ左へ曲がると、突き当たりにグラウンドが見えてきます。

土のグラウンドですが、クラブハウスは雁来より大きく立派に見えます。付近の航空写真で中央に見える青い屋根の建物の一部を残して利用しているようです。


堤防の上から見たコンサフィールド(2006.9.17)

ここの土地や建物を取得して、運営する会社も作ってしまった・・言わば実質的にこの練習場を作ってしまったのが、スポンサー様である旭川の進藤病院の進藤正明先生です。
練習場のオープニング時には柳下監督も訪れ、名前が同じ「正明」だということが話題になりました。
旭川地区後援会のブログの2005年6月19日に、竣工式の記事と写真が載っています。

クラブハウスの横からの写真も撮りたかった(屋根に「Consafield」と描いてある)んですが、どう移動しても朝日に対して逆光になるので諦めました。


運営会社「ジャパンスポーツラボ」のクラブハウス
正面の看板類は、練習場独自のスポンサー様なのでしょうか?

進藤先生は、今回の大会にも来られてまして、案外、(お医者様とは思えないような)熱い応援をする方のようでした。試合前の選手達のアップを見守ったり、ボール拾いもします。
今回はチームスタッフが全員揃っていたので足りましたが、試合日程が重なって人手が不足する場合などには、トレーナーを兼ねてベンチに入っていたこともありました・・整形外科ですから。


旭川ユースのアップを見守る進藤先生(2006.9.18:忠和公園)

ついでに、東神楽町にある旭川空港なども見てきまして、上川盆地は水稲の産地なので、あちこちの水田で稲穂が頭を垂れていました。


黄金色に育った稲穂が刈り取られています
遠方は上川盆地に溜まった放射霧(2006.9.17)


(*注):河川関係の用語では、堤防を境にして人間が住んでいる側が「内側」で、河川敷が「外側」になります。堤防という城壁によって、洪水という外敵の襲来から守られている側が、堤防の「内側」である・・という感覚です。


posted by 雁来 萌 |00:19 | 支援者 | コメント(0) |

2006年09月22日

高円宮杯(U-15)北海道大会・予選(2)

前報のコンサドーレ札幌(U-15)に引き続き、コンサドーレ旭川(U-15)の奮戦、感動の大巨編?をお届けします。


16日(土)の試合は、旭川市の「カムイの杜」(旧:富沢)で行われました。

コンサドーレ旭川 vs スプレッドイーグル
スタメンは、GK:斎藤、DF:小山内・内田・京野、MF:菅野・鈴木・藤田・佐藤(佑)・菊地、FW:箭原・近藤 でした・・が、箭原・藤田・近藤が3トップ気味になって、入れ替わりながら攻撃してるようにも見えます。


コンサ旭川(赤黒) vs スプレッドイーグル(水色)(2006.9.16:カムイの杜)

前日に、ここでラグビーの試合が行われたそうで、ハーフウェイラインの他にもラインが引かれた跡が残っていたし、ピッチには凹凸がありました。しかも明け方の冷え込みが強かったので芝は露に濡れていました。


ここはホームだ、頑張れ

相手のスプレッドイーグルはクラブユース選手権で準優勝したチームなだけに、手強い相手です。しかし、チャンスは必ずあるもので、15分頃、相手CKをクリアしたカウンターから、右サイドの鈴木がGKと1対1になり、これを決めて先制しました。


足の速い鈴木が突破して先制点を上げる

この試合の審判は経験が浅いんでしょうか・・ファウルかどうかを判定するのが精一杯で、流した方がベターという選択肢は思い浮かばないようだし、イエローカードなんて使ったことが無いような感じでした。

30分頃、クリアミスを拾われて、GKもかわされて失点しました。
33分頃には、相手の左クロスを中央で打たれて、バーの下側へ入り、前半は(1-2)で終わりました。

後半開始時に、箭原に代えて木島を入れましたが、13分には近藤に代えて箭原を再投入しました。
取り敢えず同点にするために攻めますが、シュートがバーに当たり、跳ね返りを打ったらまたバーに当たるとか、オフサイドになったりとか、不運は続きます。

17分頃に、小山内に代えて松原を中盤に入れ、菊地をDFに下げました。
その2分後、木島が右からクロスを入れ、中央右寄りで受けた藤田が打って同点としました。


藤田の同点弾で起死回生

しかし23分頃、右寄りのPA内まで攻め込まれて中央へクロス、再び突き放されました。
菅野に代えて近藤の再投入、松原に代えて2年生の河本を入れるなどの策を打ちましたが、ロスタイムに競り負けて置き去りにされ、追加点を奪われました。

トータル(2-4)で負け、厳しいスタートになりました。
スプレッドイーグルは守りが堅く、簡単にスルーさせてもらえないんですが、旭川は途中から消極的になってしまったように見えました。大事な試合だからなのか、相手に臆してるのか、どうしちゃったんでしょう。


17日(日)の試合会場は、旭川市の忠和公園に移りました。

コンサドーレ旭川 vs ASC
スタメンは、GK:斎藤、DF:小山内・内田・京野、MF:菅野・鈴木・藤田・佐藤(佑)・菊地、FW:箭原・近藤 と、1試合目と全く同じでした。

1試合目に負けてしまったので、決勝トーナメントに残るためには、残り2試合を全勝して、他のチームが星をつぶし合うことに期待しなければなりません。まず目先の試合に勝って、少しでも得失点差を稼いでおく必要があります。


ASC(赤) vs コンサ旭川(白)(2006.9.17:忠和公園)

相手はあつまスポーツクラブのジュニアユースチームであり、クラブユース選手権・札幌ブロック予選では、コンサ札幌(U-15)と対戦しています。
また、ここの女子チームは先日の全道選手権で優勝しました。

とにかく1点でも多く取って勝ち、明日の試合に繋がなければなりません。
開始3分、菊地の右からのクロスを近藤が打ち込んで先制します。
その後も積極的に攻めますが、焦っているのか、シュートがミートしなかったり逸れたりして、チャンスを失います。
21分頃に菅野に代えて藤村を入れ、22分頃、鈴木がドリブルで進んでミドルを打ち、2点目を上げました。


鈴木(右から2人目)のミドル

28分には、右クロスからのこぼれ球を近藤が打ち込み、(3-0)で前半を終わりました。

後半開始時に、箭原に代えて木島を入れました。
3分頃、右からのクロスに鈴木がスライディングして足を合わせましたが、最後に相手がクリアしようとしてゴール内に打ち込んだように見えました。(オウンゴール)
しかしその2分後、右サイドでボールを奪われ、1点返されてしまいました。

12分頃に、藤村に代えて松原を入れ、1分後にはスルーパスを藤田が飛び出して受け、GKとの1対1をかわしてゴール、続いてカウンターから近藤がGKを見ながらループを入れ、20分頃には木島と鈴木の2人がフリーで進み、木島が決めました。


藤田(右)がゴールへ流し込む


木島(右)と鈴木(左)が、GKと2対1になる

気が緩んだのか、26分頃には左サイドをフリーで進まれ、京野がクリアし切れずに失点しました。
終盤にはGK斎藤に代えて、昨年まで旭川のゴールを守っていた本池を入れ、小山内に代えて塚原を入れました。
ロスタイム2分になったところで、近藤に代えて佐藤(由)を入れました。

取れるだけ取っておかなければなりませんが、何でもないシュートを外したり、サイドネットの外側へ打つなど、勿体ないシーンが多くありました。あと3点は取れてたはずですが、終盤は疲れてシュートの押さえが効かなくなってきたのも明らかで、トータル(7-2)で終わりました。


「明日も頑張れよ!」と家族達に迎えられる
この後、対戦相手のASCにも「明日頑張ってくれ~!」とエールを送りました。
明日の試合で、ASCがスプレッドイーグルに勝ってコンサ旭川も勝てば、グループ1位は得失点差の争いになります。


18日(月・祝)の試合も、忠和公園で行われました。

コンサドーレ旭川 vs クラブフィールズ
スタメンは、GK:斎藤、DF:小山内・内田・京野、MF:菅野・鈴木・藤田・佐藤(佑)・菊地、FW:箭原・近藤 と、過去2戦と全く同じでした。
もし決勝トーナメントに進めなかったら、今日の試合で息子の3年間のサッカーが終わってしまうので、試合が始まる前からこみ上げてきているお母さん達もいたようです。


クラブフィールズ(水色) vs コンサ旭川(赤黒)(2006.9.18:忠和公園)


これで終わりにしたくない

開始4分頃、近藤が倒されてPKを得て、これを藤田が蹴り込んで先制しました。


藤田のPKがゴール右へ入る

しかし12分頃、右サイドをえぐられて失点し、同点になりました。
17分頃に、菅野に代えて藤村を入れましたが、29分頃にはその藤村に代えて木島を入れました。

前半は(1-1)で終わり、交代なく後半が始まりました。
反対側のピッチで行われているASCとスプレッドイーグルとの試合は、ASCがリードしているようで、コンサ旭川にも可能性が出てきたため、応援席から檄が飛びます。

2分頃、再三右サイドをえぐっていた俊足の鈴木がクロスを入れ、箭原がヘデイングしてゴールというシーンは、オフサイドの判定で巻き戻されました・笑。


箭原(70番の奥)のヘデイングはオフサイドの判定

絶好のチャンスで打ったシュートはGKにはじかれたり、サイドネットにトラップされたりして、たった1点の決勝点を奪うことができません。


11分頃の木島のシュートがはじかれる

29分頃には菊地に代えて佐藤(由)を入れ、その後も積極的に攻撃しましたが、形勢を変えられずに引き分けのまま試合終了の笛が鳴りました。


試合に勝てなかった、決勝トーナメントへ進めなかった、自分のサッカーが終わった、さらに3年間の色々な経験を思い出して涙を流す選手達、その選手達をまともに見られない親御さん達・・カメラマンは非情にシャッターを押します。


君たちは限りない未来に向かって歩いているんだ




これで、旭川ユース(U-15)1期生の今シーズンの試合が終わり、同時に、彼らがチームとして闘う試合も終わりました。

昨年から何度か書いていますが、札幌ユース(U-15)と旭川ユース(U-15)とが公式大会の決勝戦で対戦するという、(OB戦の100倍もワクワクする)夢のようなカードは、今年も実現しませんでした。
もし実現したらしたで、まともな精神状態でその試合に立ち会うことは難しいんですが・爆。

夢はさらに膨らみ、両チームが一緒に全国大会に出場して、もし万一、ワンツーフィニッシュでもしてしまったら・・・トップチームのJ1優勝なんて、どうでもよくなりますね・・・その前に、私の心臓は耐えられません、多分。

昨年は最上級生がまだ2年生だったけど、今年は旭川地区でも最強のレベルになったので期待したんですが、他地区の壁は破れませんでした。
札幌地区のチームと対等に闘えるレベルまで精進することを念願します。


posted by 雁来 萌 |23:58 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年09月21日

高円宮杯(U-15)北海道大会・予選(1)

高円宮杯全日本ユース(U-15)の北海道大会が、9月16日から開催されています。
16日~18日はグループ別の予選リーグが旭川で行われ、各グループの1位チーム同士による準決勝が23日(土)、決勝が24日(日)に、いずれも札幌アミューズメントパークで行われます。

今回の「高円宮杯(U-15)北海道大会・予選(1)」のエントリーでは、予選リーグでのコンサドーレ札幌(U-15)の試合について報告し、次回の「予選(2)」では、コンサドーレ旭川(U-15)の試合について報告します。(チーム名は、かなり省略します。)
その後、準決勝や決勝についても報告するつもりです。

北海道大会の出場チーム数は、クラブユース代表=4、ブロック代表=各ブロック2、中体連代表=2、の16チームで、コンサドーレ札幌(U-15)はクラブユース枠(優勝)で出場しており、予選のグループ分けは以下のようになっています。

  • グループA:スプレッドイーグル、コンサドーレ旭川、クラブフィールズ、ASC(厚真)
  • グループB:釧路春採中、SSS、北空知、札幌清田中
  • グループC:ジュントス、北斗浜分中、帯広FC、ユニオン
  • グループD:コンサドーレ札幌、旭川緑が丘中、函館桔梗中、北広島DOHTO

16日(土)の試合は、旭川市のカムイの杜(旧:富沢)で行われました。

コンサドーレ札幌 (1-0) 旭川緑が丘中
試合時間は35分ハーフで、スタメンは、GK:安田、DF:平井・羽石・中山・岡本、MF:古田・十川・島田・飯塚、FW:松野・大地 でした。


緑が丘中(紫) vs コンサ札幌(赤黒)(2006.9.16:カムイの杜)

緑が丘中は旭川地区の強豪チームで、昨年の高円宮杯ではコンサドーレ札幌が負けています。
互いにチャンスは多いんですが、最後の詰めまで行く前に止められてしまいます。


一部のマニアのためのショット(シンクロ体操ではありません)

26分頃に中央でFKを得て、これを古田が蹴りましたが、ボールはバーを越えて行きました。


古田(右端)のFKはバーの上へ(GK飛ぶ)


29分頃の十川のシュートは、またGKが横っ飛びしてセーブされました。

後半開始時に交代はありませんでしたが、21分頃、飯塚に代えて小松を入れ、26分頃には平井に代えて三上を入れました。
ここで古田がボレーシュートを打ちますが、ボールは右へ逸れました。
ちょっと油断した訳でもないですが、思いっきりカウンターを食らって危機一髪という場面もありました。

後半も残り少なくなった頃、三上が深くえぐってからフェイントして打ったりしますが、なかなかゴールをこじ開けられません。
34分頃に古田が抜け出て左寄りをフリーで突進し、左足で思い切りシュート・・これで勝ったと思いましたが、ボールはゴール前を横切って右へ逸れ、ズッコケました。


絶好機の古田のシュートは右へ(これもGK飛ぶ)

引き分けだと後が苦しくなるので、何とか得点したいところですが、ロスタイム1分が掲示されてしまいました。
ところがこの後、さっきと同じように古田が突破し、いったん浮いたボールを左足で打ったシュートは、GKの手も届かずにゴールに入りました。得点の笛が吹かれ、続いて試合終了の笛も吹かれました。頼むから、そんなに苦しめないで欲しい・笑。


待望の古田の決勝点(やっぱりGK飛ぶ)


17日(日)の試合会場は、旭川市の忠和公園に移りました。ほぼ快晴で暑く、試合の合い間には木陰に隠れて涼んでました。

コンサドーレ札幌 (3-1) 函館桔梗中
スタメンは、GK:安田、DF:平井・羽石・中山・岡本、MF:古田・十川・島田・飯塚、FW:大地・三上 と、ほぼ1試合目と同様の布陣です。


函館桔梗中(青) vs コンサ札幌(赤黒)(2006.9.17:忠和)

この試合もなかなか得点できなく、21分頃に飯塚に代えて小松を入れました。
24分頃、相手の左サイドからの攻撃で失点してしまいました。
31分頃の絶好機に三上が打ったシュートはサイドネットに当たって天を仰ぎました。
前半のロスタイムに、右サイドを進んでいた平井が倒され、PKを得ました。これを古田が落ち付いて蹴り、同点としたところで前半が終了しました。

後半開始時に、大地に代えて小島(翼)を入れました。
なんと後半0分、小松が右からクロスを入れ、これを中央の小島が蹴り込んで逆転に成功しました。
以前にも小島はラッキーボーイになったことがあります。


小松(13)からの右クロス、小島(11)の追加点

しかし、完全に崩されて失点・・かと思いきや、オフサイドで救われたりするピンチもありました。(実は前半にも)
10分頃、左スローインからのチャンスで三上が抜け出して追加点を上げました。


三上のダメ押し弾

その後、平井に代えて黒谷を入れ、島田に代えて飯塚を入れ(この大会はベンチの交代要員は9人以下で、再出場も可能)、三上に代えて菅原(康)を入れるなどして凌ぎ、予選で2勝目を上げました。


あと1勝すれば決勝トーナメント、日も暮れかかっています


18日(月・祝)の試合も忠和公園で行われました。
前日と打って変わって重苦しい曇り空の肌寒い天気になり、後半は雨になりました。

コンサドーレ札幌 (7-0) 北広島DOHTO
スタメンは、GK:安田、DF:平井・羽石・中山・岡本、MF:古田・十川・島田・小松、FW:小島(翼)・三上 と、今までと似たような布陣です。


北広島DOHTO(白) vs コンサ札幌(赤黒)(2006.9.18:忠和)

開始3分頃、三上が突破したチャンスから小島が先制点を上げました。


今日も翼で始まる

13分頃にはカウンターからまたも小島が追加点を上げ、その2分後には右CKからのこぼれ球を三上が打ち込んで3点目、21分頃には小松が長距離をドリブルで進んでシュートし、4点目を上げました。
その後、気が緩んだのか、追加点を取れないまま前半を終了しました。

後半開始時に、GK安田に代えて上西、平井に代えて澁谷を入れました。余裕ですかね。
8分頃に島田に代えて飯塚を入れた後、クリアボールからチャンスになって、相手ゴール前で小島が振り返って打ったシュートはゴールに刺さり、追加点になりました。
三上に代えて菅原を入れ、岡本に代えて神谷を入れた後、古田がドリブルで進んで後半の2点目を取りました。


これは得点シーンじゃないですが、こんな感じで攻めます

さらに小島に代えて森、十川に代えて黒谷を入れるなど、サブの選手達を慣熟させます。
33分頃には、クリアしたボールを受けた古田が中央から右隅へ蹴り込んで後半の3点目になり、トータル7点を上げて快勝しました。

これで予選は3戦全勝となり、次週に行われる決勝トーナメントへ進みました。
もし1戦目の緑が丘中に負けていたらヤバかったですが、引き分けだったとしても予選グループ1位にはなれたようです。(数字の上だけのシミュレーションでは)


これで準決勝へ。雨が降り始めて、山が煙っています


札幌から旭川までなら日帰りで全く平気なんですが、3日連続で日帰りするのは、ガソリンと時間の無駄使いのような気がするので、今回は温泉宿にでも泊まるつもりでした。
ところが考えてみれば世間は3連休、しかも敬老の日なので温泉が込むのは当たり前、旭山動物園の人気は衰えを知らず、ツールド北海道も旭川市周辺で行われる・・とすれば、宿に空きが無いのも当然ですね。

仕方なく温泉は諦めて、定宿(というか最後の手段)の道の駅に泊まることにしました。
慣れればどうってことは無いんです。道の駅には、トイレと水道と自販機という「三種の神器」が揃っているので、困ることはありません。近くにコンビニや銭湯があったりしたら・・10年前と比較すれば極楽です。


posted by 雁来 萌 |23:18 | 闘う若梟 | コメント(1) |

2006年09月15日

Jリーグ・アカデミーU13リーグ

このサイトは最近、看板に偽りがある状態でした。
夏場は大会が多くて、どうしても練習より試合の方を優先して見に行くので、雁来にはあまり行っていませんでした。

その間、雁来も少し変わりました。周辺の道路が整備されてきて、275号線から直接練習場へ通じる道路が通れるようになった(堤防からの道路は通れなくなった)り、強風時の土埃が悪評だったアミューズメントパークの土手に雑草がはびこって、土埃など飛ばなくなったり・・。


東雁来公園って、アミューズメントパークのこと? ←違うらしい
 

9月10日(日)に雁来で、「Jリーグ・アカデミーU13 北海道・東北・北信越リーグ」の試合があり、午前中に、旭川ユース(U-13)とベガルタ仙台ユース(U-13)との対戦、午後には、旭川ユース(U-13)と札幌ユース(U-13)との対戦がありました。

このリーグ戦は、大会に出場する機会が少ないU-13年代の選手に定期的な対戦の場を提供し、Jリーグの下部組織の選手に対する継続的で一貫した育成強化を行うため、Jリーグが推進するもののようです。
北海道・東北・北信越リーグに参加しているチーム(一部略称)は、コンサドーレ札幌、コンサドーレ旭川、アルビレックス新潟、ベガルタ仙台 、モンテディオ庄内、モンテディオ村山 の6チームです。

北海道クラブユース連盟が主催する「U-13リーグ」という大会もありますが、「大規模練習試合」とも言われるように、あまり本気で闘う形式ではないのに対して、Jリーグの下部組織同士の対戦ならば実のある強化にもなるでしょう。

リーグ戦は5月20日から(コンサ関係の試合は7月15日から)始まっており、10月28日まで22試合が行われます。
山形ではJ2リーグ戦の前座試合として行われたため、山形公式ページJ’sGOALでも紹介されていますが、うちのオフィシャルではそういうリーグ戦があること自体・・(以下略)。

当初の予定では、
 9日に札幌ユース(U-13) vs 仙台ユース(U-13)、
10日に旭川ユース(U-13) vs 仙台ユース(U-13)、
16日に旭川ユース(U-13) vs 札幌ユース(U-13)
とされていたようですが、16日には他の大会も重なっているので、16日の試合もまとめて10日に消化してしまったんでしょうか、身内の対戦だし。


試合時間は30分ハーフで、黒装束の審判が4人努めてましたが、実は審判の中の人は、コンサ・ジュニアサッカースクールのスタッフでした。

旭川ユース(U-13) vs 仙台ユース(U-13)
朝から湿った南風が吹く天気でしたが、予想されていた雨は大したことありませんでした。
しかし、当日は丘珠空港で航空ページェントが決行され、雷と強風のためにデモフライトの規模がかなり縮小されたものの、普段は見れない戦闘機などが爆音を轟かせて飛び交っていました。

旭川ユースの1年生はまだ完璧には判別できないので、1~2名の取り違えがあるかも知れませんが、スタメンは、GK:今岡、DF:吉本・伊藤・成田・玉田、MF:阿羅・山下・中澤・田中、FW:武井・河原 でした。


仙台ユース(白) vs 旭川ユース(赤黒)(2006.9.10:雁来)

前半は拮抗した内容で、どっちに転んでもおかしくなかったんですが、残り1分くらいで旭川の阿羅が右からクロスを入れ、中央で山下が足で合わせて先制しました。


旭川陣内での攻防、ボールに詰めるのは成田

後半開始時に、田中に代えて小手川を入れました。
8分頃、相手をフリーにして突破を許し、同点に追い付かれてしまいました。
13分頃に、入ったばかりの小手川に代えて細岡を入れて、中盤での並びを少し変えました。
15分頃、山下がドリブルで進むところでチャージを受け、倒れながらもプレイオンで進み、再び倒されながらゴール前まで進んでシュートを打って、追加点を上げました。フッキ・・いや、何でもないです。

23分頃に細岡に代えて澤田を入れました。
終盤の仙台の右CKをGKがはじいたらクロバーに当たり、その跳ね返りを打たれてポストに当たるというピンチもありましたが、(2-1)で終わりました。


13時から、SSSと仙台ユースとの練習試合がありました。ヒコーキを撮っててマジメに試合を見てなかったんですが、見てた範囲ではSSSの得点が2回ありました。


練習場の横を通過する戦闘機の編隊


旭川ユース(U-13) vs 札幌ユース(U-13)
14時に始まり、札幌のスタメンは、GK:伊藤、DF:和田・松浦・鈴木・前、MF:盛本・永井・中川・荒野、FW:近藤・坂本 でした。
一方の旭川のスタメンは、GK:今岡、DF:吉本・伊藤・成田・玉田、MF:澤田・山下・中澤・阿羅、FW:小手川・河原 でした。
双方とも4-4-2ですが、札幌はダイヤモンド、旭川はダブルボランチです。


札幌ユース(白) vs 旭川ユース(赤黒)(2006.9.10:雁来)
ネット越しの写真なので見難いです・・主審は斎藤さん。

開始1分!、パスを受けて抜け出した近藤がGKと1対1になり、かわして早々に先制点を取りました。
その後、旭川は小手川に代えて細岡を中盤に入れ、澤田がトップに上がりました。
21分頃には、坂本からの右クロスに中央の近藤が足を合わせ、前半を(2-0)で折り返しました。


札幌ユース・中川(奥)の突破


手旗で戦闘機に合図を送るSコーチ(誤解)


ハーフタイムを利用してOB戦の練習・・には見えませんね

後半に札幌はメンバーをガラッと入れ替え、GK:花田、DF:杉本・石井・鈴木・菊地、MF:小山内・高木・長岐・中川、FW:安居・近藤 になりました。
旭川は3-5-2に変え、GK:今岡、DF:吉本・成田・伊藤・、MF:細岡・山下・阿羅・玉田・中澤、FW:武井・河原 になりました。

後半4分頃、近藤が相手ボールを奪ってそのままシュートし、ハットトリックになりました。
17分頃には、鈴木に代えて松浦、中川に代えて前、近藤に代えて坂本を同時に入れ、それぞれのラインをリフレッシュしました。
右サイドの小山内が深い位置まで持ち上がる機会が増えてきて、19分頃には小山内からの右クロスを前が中央で蹴り込み、21分頃には前が中央からミドルを打って(5-0)として終了しました。


終了後の札幌のメンバー、左側が旭川のメンバー


旭川は今日2試合目ということもあるし、中盤から前線にかけては体格にハンディがあったようです。後半のシュートはわずか2本で、他にはGKにキャッチされたクロスがあった程度でした。
ボールの奪い方とかパス交換とかにも差がありましたが、まだ時間は十分にあります。
3年生になる頃には札幌に勝てるレベルまで追い付いて欲しいですね。

今週末には、旭川で高円宮杯(U-15)の全道大会の予選リーグ、来週末には札幌で決勝トーナメントがあり、札幌ユースと旭川ユースとは別々の予選グループに入っています。
互いに勝ち上がって決勝戦で闘う、というのが夢なんですが・・なかなか実現しません。


posted by 雁来 萌 |00:56 | 闘う若梟 | コメント(0) |

2006年09月11日

サポ予備軍招待企画

コンサドーレ関係のメーリングリストは色々ありますが、その中で「コンサドーレ札幌メーリングリスト」( Consadole.to )というMLでは、毎年たくさんの子供達をスタジアムに招待しています。 
「将来のサポーター予備軍を増やすため」という名目はありますが、必ずしもそういう目的だけではありません。

当初は、メーリングリストの発足を記念した行事でしたが、毎年続けて今年で6年目になります。
持株会などから送られてくる招待券をMLのメンバーから提供してもらって集計し、HFCと交渉し、学校や施設と打ち合わせ、応援グッズの用意や応援の説明、会場での案内などの労を惜しまず続けているサポーター達がいます。
秋の気配を感じる頃になると、今年もこの企画がおこなわれることを期待して、招待券募集のお知らせが届くのを待っています。

近年は、招待券予約用の認証番号を世話人とHFCとへメールで知らせる、という手続きでしたが、今年は招待券の実券が配られているので、招待券を実行代表者へ郵送する方法に変わっています。
招待券の券種も、従来のSB席から今年はSA席に変わったので、自分で消費しやすくなったため、集まる枚数が少なくなるかも知れません。

詳しくは募集要領をご覧になって、趣旨に賛同頂ける方はご協力下さい。

参考:昨年お手伝いした方のブログ記事

posted by 雁来 萌 |23:56 | トップチーム | コメント(0) |

2006年09月07日

知事杯その後

天皇杯に出場する、(コンサと対戦するかも知れない)北海道代表チームを決める知事杯の準決勝と決勝が、9月2日(土)と3日(日)に厚別競技場で行われました。
結果は既にご存じと思うので、ハイライトシーンの説明を中心にします。
 

【準決勝・第1試合】 札幌大学 (4-3) 道都大学

札大は4-4-2、道都は3-5-2でした。
双方のメンバーにユースOBの選手がおり、札大では3年生の吉田一貴くん(CB)と石郷裕二くん(右SB)がスタメン出場し、2年生の三浦祐輔くんはスタンドで応援してました。
道都では4年生の伝庄優くん(CB)がスタメン出場、野田達郎くんは後半途中からトップ下に入りました。
道都には他にもユースOBがいるはずですが、応援に来ていなかったのか、お忍びで来ていたのか(笑)、分かりません。

開始3分!、札大CBの吉田くんが腰を痛めたらしく、腰を押さえてゆっくり退場しました。すぐには復帰できそうになく、いきなりDFの要が抜けるというアクシデントになりました。
代わりにMFを入れ、右サイドの選手をCBに移しました。

20分に、道都が左CKを得て、中央でヘディングして先制点を上げました。札大としては計算違いだったかも知れません。


道都が左CKから先制

しかし札大は、26分にPアーク前でFKを得て、このFKをゴール右へ蹴り込んで同点に追い付きました。


札大のFKによる同点弾

さらに29分、札大は左からのクロスを中央で合わせて逆転に成功し、後半6分には、札大の左サイドからの攻撃で、中央からふわっと浮かしたシュートで追加点を上げました。

後半21分頃、札大に負傷者が出て交代しました。負傷者が多くなると、準決勝はともかくとして、明日の決勝はヤバいんじゃないの?という話をしてました。あまり深刻には考えてなかったんですけど。
後半30分に、札大が道都DFのボールを奪って追加点を上げ、トータルで(4-1)・・普通はこれで決まったと思うところですが、後半42分とロスタイムに道都が得点を上げ、札大はやっとのことで逃げ切りました。


【準決勝・第2試合】 ノルブリッツ (1-0) 教育大学函館校

両方とも4-4-2ですが、ノルブリッツの中盤の配置がよく分かりません。
最終ラインの選手はちゃんと戻りますが、MFはトップに上がったまま戻らずに、ポジションが入れ替わったままになったりします。あまりフォーメーションに拘らずに、臨機応変に対応してるんでしょうか・・・それが出来るんなら大したもんです。

函教大には、ユースOBで2年生の相澤勇佑くん(GK)が出場してました。今までなかなか出番が無かったんですが、今日はスタメンで・・ライオンのような風貌になってました。


ノルブリッツ(赤) vs 函教大(青)(2006.9.2:厚別公園競技場)

昼食後だからではないと思いますが、なんとも退屈な試合でした。31分になって、ノルブリッツが左からのクロスをいったん下げて後ろから打ち、鮮やかに決まりました。


ノルブリッツが先制し、決勝点となる

後半は少し面白くなりましたが、函教大のチャンスもシュートがわずかに外れたりして、スコアは(1-0)のまま終わりました。
どっちも決定力に欠けてメリハリの無い内容で、これなら明日の決勝戦は札大が楽勝するだろうから、わざわざ見に来る価値があるかなぁ?テレビ中継もあるし・・などと考えてました。結局来るんですけど。


【決勝】 ノルブリッツ (2-1) 札幌大学

ノルブリッツは、北電サッカー部から変わったクラブチームで、最近は札大を卒業したばかりのOBがかなりいます。
北電の関連会社が運営する「ほくでんスポーツフィールズ」のU-15チームや女子チームが応援に来てました。
かつて「札幌リンダ」だった女子チームが「ほくでんスポーツフィールズ」の女子チームと統合され、現在は「クラブフィールズ・リンダ」というチーム名で活躍しています。


ノルブリッツ側の応援
クラブフィールズ(U-15)(紺)とクラブフィールズ・リンダ(赤)


札幌大学(白) vs ノルブリッツ(赤)(2006.9.3:厚別公園競技場)

札大右SBの石郷くんのオーバーラップが時々見られましたが、フィニッシュの精度が悪くて得点にはなりません。
25分に、ノルブリッツが中央でFKを得て、このこぼれ球を左から押し込んで先制し、札大は苦しくなりました。


ノルブリッツの先制点

40分頃にノルブリッツのカウンター攻撃があり、これを札大の石本くんが後ろから追いかけて倒した形になって、一発レッド退場になりました。確かに、ここで追加点を取られたら厳しくなるんですけど。

後半は札大が1人少ないことを感じさせないような攻撃もありましたが、後半27分に、ノルブリッツが右サイドをゴールライン付近までえぐってからクロスを入れ、左からヘディングして追加点を上げました。


ノルブリッツの追加点

札大は1人少ないのに2点のビハインドになって厳しい状況に陥りましたが、後半35分に右CKを得て、中央でヘディングを合わせて1点を返しました。最低限あと1点返して同点に追いつかなければなりません。

ロスタイムになって札大が得た右CKには、GKもゴール前まで上がりましたが、得点はできず、逆にノルブリッツがクリアしたボールからカウンターを食らいました。


ロスタイムの札大の右CKにGKも上がる


無人のゴールに向かうノルブリッツのカウンター攻撃
追いかけるGK、止めようとする札大

この後、札大のPA近くまで進んだところで倒してしまい、これも一発レッドになりました。2人少なくなってしまっては、ロスタイム内に1点差を埋めることもできず、(2-1)でノルブリッツが優勝しました。


胸を張るノルブリッツのメンバーと応援席


3連覇ならなかった札大のメンバーとサッカー部員


表彰式 次は天皇杯3回戦か?
 

前半で札大に退場者が出たのが響きましたが、本来、そのポジションにいるはずの吉田くんが準決勝で負傷してしまったことを穴埋めできなかったことが敗因かも知れません。
ノルブリッツには札大のOBが多いので手の内を知られている、という話も聞きましたが、それはお互い様なはずで、むしろ先輩に対する遠慮とか、試合経験の差ではないかと思います。

決勝戦では、クラブフィールズの応援が絶え間無く続いていました。正直言うと「あれだけ応援されたら頑張らざるを得ないわな」という感じで、決勝戦のMVP賞があるとすれば、応援団にあげたいと感じました。
ノルブリッツの選手の中には、クラブフィールズのコーチをしてる人もいるようなので、教え子達の前で手抜きはできないでしょう・笑。


posted by 雁来 萌 |23:59 | OBの闘い | コメント(0) |

2006年09月04日

初雪の便り

先週、視野の一部が見えなくなって新聞を読むのに苦労したり、身に覚えがあるほど飲んでいないのに咳やクシャミで頭が痛くなる、ということがありました。
これは多分、仕事のし過ぎか(??)、ディスプレイの見過ぎだろうと考え、ブログを更新しませんでした。(苦しい言い訳)
恐らく本当の原因は、先月下旬に厚別や宮の沢で、連日強い日差しに長時間曝されていたことだろうと思います。宮の沢では、何度か気を失いかけました・・それにしては、日にちが開き過ぎている気もしますが、歳を取ると反応が遅くなるらしいし。

今年の札幌の夏は、暑い日が続きました。あと2ヶ月すれば初雪が降るとは、(理屈では分かっていても)とても信じられないような気温と日射と湿度でした。
札幌での初雪の平年値は10月27日であり、2ヶ月分ずつ表示されているカレンダーでは、見えている日付の最後の方、つまり来月末はもう雪の季節になります。
その頃、わがチームの成績はどうなっているのか・・・考えると視野全体が真っ白になるので、考えないことにします。
 

確か、眼を休めるには遠くを見るのが良いとか、緑色の波長は眼に優しい、とかいう話を思い出したので、先週末の土・日は、遠くにある緑色の芝生をぼんやり眺める目的で、知事杯の準決勝・決勝を見に行きました。(懲りてない)
そのレポートはいずれエントリーするとして・・日曜日に、決勝戦に行くため自宅を出ると間もなく雨が降り出し、北1条通りを進むとだんだん強くなって、市民や観光客は地下鉄の入り口やビルの軒先などで雨宿りをしてました。

新聞によると、「11時40分ごろ、札幌市中央区北1西2の札幌市時計台付近で、ひょうのようなものが数分間降り、~」と書いてありました。私が時計台前を通過したのが11時30分頃だったはずなので、もう少し遅ければ、「ひょう」か否かを判定して証言できたかも知れないのです。
ちなみに、「ひょう」は真夏でも降ることがあるので、「初雪」にはなりません。
 

初雪の前に「初冠雪」という現象が起こります・・・たまに、初冠雪と同じ日に平地で初雪が降ることもありますが。
札幌の場合は、手稲山が白くなったことを札幌管区気象台の職員が確認したら「初冠雪」になります。あくまでも専門知識を有した本職の人間が確認しなければなりません。(雲に隠されていない、という条件も必要)
この手稲山初冠雪の平年値が10月16日です。

「手稲山が3回白くなったら、平地でも雪が降る」という言い伝え?があります。手稲山の標高は1024m、札幌の市街地は標高20mほどなので、その差は1000mほどになります。
言い方が変ですが、雪は11日かけて1000mを下ってくることになるので、1日当たりの「降下率」は90mほどになります。

同様に、他の地点でもこの「降下率」を調べると、90m/日くらいの値が多いですが、室蘭(観測対象は鷲別岳)では145m/日と大きく、871mを6日で下る一方、釧路(観測対象は雌阿寒岳)では53m/日にしかならず、1494mを28日かけて下ります。
もちろん、日本海側とか太平洋側とかいう地域差があるし、観測所と山頂との距離や方角も違いますが。

倶知安の場合、初冠雪を観測するのは羊蹄山ですが、羊蹄山は高過ぎて、1721mの標高差を下るのに22日かかります。
あまり参考にならないので「ニセコが3回白くなったら、平地でも雪が降る」と言われていました。ニセコアンヌプリの標高は1307m、倶知安町の標高は200mほどなので、その差は1100mと、目安にするのに丁度いいんですね。

posted by 雁来 萌 |23:29 | 気象細事記 | コメント(2) |