2009年11月24日
HCL・U-18 vs 札幌蹴球団
先週末で今年の北海道チャンピオンズスーパーリーグの大会日程も全て終了し、コンサU-18は9勝1分2敗の成績で優勝しました。 コンサU-18の最終戦は、11月22日(日)の17時半からアミューズメントパークの人工芝ピッチで行われ、スーパーリーグのマッチ41となる、「札幌蹴球団」との対戦でした。 この試合は11月28日(土)に予定されていましたが、1週間繰り上がって行われることになりました。 大体、11月28日なんて、札幌における根雪(長期積雪)が始まる平年値の12月3日に近い時期ですから、(サッカー協会の偉い方以外は)屋外でサッカーをしたいとは思わない季節です。
ここまでの成績は、コンサU-18が勝点25で1位、2位が勝点23のノルブリッツ、(3位以下略) となっています・・が、他のチームの試合は11月15日までに全て終了しているため、既にコンサU-18の優勝が決まっています。 札幌蹴球団は、今日の試合で20点くらい取って勝てば、3位に浮上する可能性があります。 日も落ちて手稲山の頂が黄昏に染まり、弱いながら冷たい南寄りの風が吹いています。 太陽が沈む位置も南寄りに移動し、季節が冬に向かっていることを実感します。あと1ヶ月すれば冬至ですから。 月齢6の月が、天高く煌煌と輝く中で試合が始まりました。 札幌蹴球団(グレー) vs コンサU-18(赤黒) コンサU-18のスタメンは、GK:松原、DF:大地・小山内・鈴木健・十川、MF:金子・福永・上原・葛西、FW:工藤光・三上 でした。 控えには、渡邉・松田・濱田・永井・西田・津川・木島 が見えます。 必勝を期す円陣・・3年生にとっては最後の試合かも。 こともあろうに、今年のスーパーリーグで最初に敗北を喫した相手が札幌蹴球団ですから、ここはリベンジを果たしたいところです。 開始3分、ベンチでフードを被ってる控え選手達を確認していたら歓声が上がりました。三上が得点したらしく(1-0)、相手のミスを逃さずに蹴り込んだようです。 いきなり楽な展開になりましたが、この後は盛んにシュートを打ってもはじかれるシーンが続きました。 6分に、葛西と十川とのコンビで攻め上がってCKを得ました。 このCKからカウンターを受けて攻め込まれ、CKに逃れて凌ぎました。 11分に工藤が左から中央へ切り込み、打ったシュートは上空へはじかれてしまいます。 13分に工藤がキープして葛西(12)へパス、打ったシュートをはじかれてCKになりました。 15分に上原が左寄りから打ったシュートも、はじかれてCKになりました。んも~ぅ・・牛になりそうです。 21分に十川が左サイドを駆け上がって深い位置から切り込み、直近から打ったシュートをはじかれてCKになりました。 24分に右からのパスを受けた葛西が打ったシュートは、わずかにバーを越えて行きました。 32分に三上が独走して打ったシュートがはじかれてCKとなり、前半だけで少なくとも6本のCKがあったのに、1本も決められなかったのは勿体無いです。 41分にインターセプトしたチャンスから、小山内がオーバーラップして左クロス、中央で工藤が蹴り込んで、やっと追加点を上げました。(2-0) 続く42分にはスルーを工藤が受けて右クロス、三上が打ち込んで点差を広げ(3-0)、前半で3点のリードを奪っています。 後半開始時に、小山内に代わって永井が入りました。 2分に大地が危険なファウルをして、イエローをもらってしまいました。 三上は相手のチャージを受けながらもプレイオンのまま進み、簡単には倒れません。 8分に、相手のパスが流れてコンサ側のスルーパスのようになったボールを十川(左向き)が拾い、突進して左から打ち込みました。(4-0) 直後に三上が倒されて、相手にイエローが出ました。このFKは流れてしまいましたが、蹴球団の方はパスが通らなくなってきました。 15分に、大地に代わって松田、葛西に代わって濱田が左SBに入り、十川がハーフへ上がりました。松田はフェイスガードを着けています。 工藤は度々オフサイドを取られましたが、それだけ相手の戻りが遅くなったせいもあるでしょう。 20分に工藤あたりが打ったシュートのこぼれ球を、三上が押し込みました。(5-0) 22分に相手の後方からのクロスを松田がヘディングでクリアし、見てる方が心配でビクビクします。 25分に三上が独走して右クロス、工藤(GKの左)が押し込んで得点を重ねます。(6-0) ここで、工藤に代わって木島が入りました。 足元での奪い合いでもマイボールに出来るし、攻め込まれても落ち着いて対応できて、ほとんどピンチにはなりません。 29分には木島(左端の陰)が独走して、左から右隅へ打ち込みました。(7-0) 33分には三上がGKをかわして打ち込み(8-0)、ここで松原に代わって渡邉、十川に代わって西田がボランチに、三上に代わって津川が右SHに入りました。福永が左サイド、金子がFWに上がったようです。 34分に濱田がボールを奪って突破し、右隅へ打ち込みました。(9-0) さらに39分に木島がGKと競ってボールを奪い、右へ打ち込みました。(10-0) 42分には、津川が右サイドを上がって深くまで侵入してからゴール直前で中央へパス、木島が難なく押し込みました。(11-0) 43分に上原が倒されて、Pエリアの左手前からのFKを得ました。 このFKはワンバウンドしてGKにキャッチされ、ロスタイムが4分ほどあって終了しました。 こういう一方的な試合って、最後にマヌケな失点を献上することが多いですけど、今日は最後までしっかり守り抜きました。 得点者は、三上4、工藤2、十川、木島3、濱田 だと思うんですけど、手が冷たいし寒さでカメラのシャッターが不調になるしで、集中が途切れがちだったため確信はありません。 アミューズメントパークのスコアボードには2桁の数字が無いらしく、「合計」の位置に「1」を入れ、「延長」の位置にも「1」を入れて、合わせて「11」と見せていました。
今年のスーパーリーグの最終的な順位(と勝点)は、 1位:コンサU-18(28) 2位:ノルブリッツ(23) 3位:札幌大学(18) 4位:札幌蹴球団(15) 5位:札大GP(13) 6位:北海高校(13) 7位:道都大学(11) となりました。→道協会の最終成績(PDF):そのうち更新されるかも。 スーパーリーグの優勝チームと準優勝チームには、道協会から賞状やカップ(スーパーカップ??)を授与されることになっており、プリンスリーグチームは大会参加料が8万円に値引きされているのに(他チームは10万円)、ご褒美まで頂けるなんて恐縮です。 この大会の目的は、「・・・北海道サッカーレベル向上・・・JFL加盟推進、全国大会上位成績獲得のための強化・・・」というものです。 しかしながら、人数が7名以上いれば試合が成立するので「最強メンバーで戦わなければならない」という規程があるはずも無いし、それぞれのチームにとっての本命の大会へ向けた調整を兼ねる場合もあるだろうから、実質的には「協会の審判を付ける公式の練習試合」のようにも見えます。 来年もこの大会は続くのだろうか? と思って調べると、プリンスリーグ北海道2009の開催要項(PDF)には、「リーグ1位、2位のチームは、北海道チャンピオンズスーパーリーグ2009に出場することができる。」と書かれています・・つまり、来年は無いのかも。(笑)
どなたか、これを落した人はいませんか? アミューズメントパークから帰ろうとした時に、目ざとく見つけたんです。大事な品であれば、コメント欄に書くなりして下さい。 大事な品でなければ・・ほとぼりの冷めた頃にコンサドーレ神社とか・・。
posted by 雁来 萌 |20:43 | 闘う若梟 | コメント(1) |
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この記事に対するコメント一覧
HCL終幕
ナイターのSSAPとは、これほどまでに美しい光景なのですね。
今年度最後と思われる外大会の解説、感謝します。
新聞で最終戦スコアを見たとき、プリンスリーグ参入組が洗礼を浴びたような点数。
学生チームが新人を出し、大人に厳しい現実を思い知らされるのならわかるのですが…。
ティーンエイジャー達が、Menを意図も簡単に超えてしまうと…。
若梟優勝は実に喜ばしいこと。
反面、管理人さんの仰せの通り、大会の現状と来年以降の開催、北海道第一種の今後が危ういですね。
週末はトップチームのホーム最終戦。
この日のユースの如き再現を願います(願うだけなら、ただで自由ですから)!(笑)
posted by すずらん| 2009-11-24 22:00