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2013年04月29日

'13第11節VS熊本・アフターインプレッション。~杉山だけが悪いのか?~

 まずは前半の殴り書きから。
○危ねぇ!2VS2作られた(3) ○ミヤザー遅らせた
○ファビオ抑え切れてない ○ヤス、荒野入れ替わった?(9) ○セカンド拾えてない不安定
○前俊キター! 前俊うまい(13)→ヤス ○(16)アウェイの洗礼w
○上原あぶなっかしい(19) ○ソンジン!(22) ○深井いい(22)
○熊本ルーズ カズゥに誰も行かない(25) ○前俊ヤス合ってる?(26)
○荒野クッシーおい!(30) ○ヤスがいいのか悪いのかわからん(43)
 前半で2-0,3-0にはできた 不満

 続いて後半の殴り書き。
○守備誰だ? ○風ひでーなw ○なんだこれw
○あえてサイドに蹴ったか?(53) ○カズゥ、セーフティファーストで(63)
○#30いいね(74) ○テレ焦ってる 気持ちはわかるが…(77)

 後半に入って殴り書きがグッと減っている。それはそうだ。得点のニオイがちっともしなくなってしまったんだから。僕の予想としてはコンサバでテレをスタメンで起用すると思っていたが、実際には前俊。コイントスで勝ったヤスが風上を選んだ。幸村殿の見立てで前半で勝負を決めてしまおうというのがあったが、もしかしたら財前監督も積極策に出たのかもしれない。もしそうであるならば、前半で少なくとも2-0以上にはしておきたかった。ここで1つ誤算が生じたのではないだろうか。熊本の吉田監督も「よく凌いだ」と吐露していたが、ここが勝敗の綾になったのは否定できない。

 で、後半は風下のコンサ。フワッとした入り方で大丈夫かなと思ったんだが案の定失点。精神的に揺れていたところに不運な形で失点。これを責めるのはちょっと可哀想な気もする。スカパーの解説は曽田だったけど、まっすぐ蹴るのではなく角度をつけてというような解説をしていた。これは一理あってそれが聞こえたかのように杉山もトライしていた。風に戻されたボールを拾われてしまうよりはサイドに出たボールをスローインされたほうがまだ安全だし。
 蹴っても蹴っても戻される。うんざりするような展開だったが、あの状況では誰が蹴ってもそうなっただろう。GKのパントがハーフウェイラインを超えることすらできない。事実上、空中戦、タテポンは封じられたも同然という特殊な状況下において最初に財前監督が切ったカードは荒野に代えて榊。これはまあ普通の交代かなとは思ったが、次の交代が宮澤OUTでテレIN。

 TVの前で思わず声が出た。「何でテレ?宮澤OUTで大丈夫か?」
 敵陣に入ることすらままならないのにテレを入れることに意味があるんだろうか?

 (注意:ここから戦術厨全開になります)

 宮澤が下がった後は前俊が降りてきて受け手になったので「まあ、ありっちゃありかな…」と思わないでもなかったが、もうこの状況じゃ後ろに比重をかけて(選手間の距離を縮めてコンパクトにして)、3ボランチにしてでも人数をかけて後ろからしっかりつなぐことをまずやるべきではなかっただろうか?仮に3ボランチにするなら、荒野はそのまま残して4-3-1-2にシステム変更。荒野の交代後であれば宮澤をカズゥと深井の間に入れて4-3-2-1っぽく。宮澤が残っていれば気を利かせて低い位置まで降りてきたんじゃないかなあ…。

 ターゲットになれる状況ではなかったのにテレを投入した財前監督の采配が敗着だったんではなかろうか。戦術厨の視点からだとそう思えてならない。テレも焦るあまりに危険なタックルでイエローもらう始末だし。さらに前俊OUTで松本IN。この時には既に上原が前線に出ていたようだけど、カズゥを左のSBに回していたのを再び真ん中に戻すカードの切り方で余計にチグハグさを感じた。宮澤と前俊の2人がいなくなり、ボールを落ち着かせるポイントがなくなったからとみる。

 上原を前に出すオプションがあったんなら先に松本INだったよなあ。
 上原を高さで活かすんじゃなくて速さで活かす。

 極端な話、熊本の選手を呼び込んでおいてコンサは7人もしくは8人で我慢しつつ、上原にヨーイドンで行ってこいの至ってシンプルな作戦に徹した方が…なんて思ったのだ。去年の埼スタ、一昨年のヴェルディ戦の再現だね。その場合はヤスOUTで宮澤トップ下の4-3-1-2か、宮澤OUTで上原1トップの4-3-2-1あたりか。

 ボールが風で流されてゴールラインを割って、
 戻されるのがわかっていてもゴールキックを“蹴らなきゃならない”という状況。

 かなり特殊な状況ではあったけど、それでも軌道修正はできたはず。そこには選手の地アタマもあっただろうし、監督のカードの切り方も影響しただろう。前半イケイケで攻撃できた分だけ後半に苦労するのはわかっていたことなのだから。
 まあ、何というか、瀕死の熊本相手に前半で1点取るだけの力はある。でも、そこから突き放す力はまだない。だから今まで勝てた試合も落としてきたし順位もなかなか上がらない。ウソはつけないというか、経験値のあるなし含めて今の実力がそのまま出た試合だよなあ。そう思えば怒り心頭ってほどでもないよ、なんて一歩引いてカッコつけることもできるというもの。実際あの場にいたら憤懣やるかたなしとなっただろうけど…(滝汗)。

 忘れろとは言わない、学んでくれ。でも、気落ちするな。
 …自分含めて。

posted by フラッ太 |00:20 | アフターインプレッション | コメント(5) | トラックバック(0)