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2012年08月29日

フラッ太、読書する。

>頼むからコカコーラ・ゼロのコンサヴァージョンを地上波でも流してくれ!

 新生活、というほどではないものの生活サイクルがかなり変わったので、
 せっかくだからと積ん読状態だった雑誌や本を読むことに。読破したのは

○サッカーコーチングレポート 超一流の監督分析 (小野剛著、カンゼン)

 これ、去年9月の弾丸ツアー時に買ったもの。ほぼ1年放ったらかしだったとは・・・(滝汗)。世界の名将と言われる監督たちに共通する資質は何か?また、監督によってどんなタイプがあるのか?といった感じの著書で、「石崎監督は誰に近いのかな?」などいろいろと妄想しながら読み進めた。具体的な中身は実際に買っていただくとして、監督稼業はつらいよっていう小野氏と岡田武史氏の対談からちょっとだけ引っぱってみる(引用したのはいずれも岡田さんのもの(ただし順不同))。

>コンサドーレ札幌でも、J2で優勝してJ1に上げて、J1に残して。もう1年やったら、そこそこの結果は残せるだろうなってことはわかるんだけど、同じメンバーで新しいサッカーや戦術は難しそうだし新戦力を補強できそうにないし、また優勝を狙うのは無理だなと感じた。

>クラブの監督をしているとき、俺もよくフロントに「現場だけじゃ勝てないんです」と言ったよ。フロントも一緒になんなきゃ。携わっている全員が同じ熱を持って一つの方向を向けるように導いていくというのは、ある意味マネジメントだと思う。それがないとやっぱり勝てないと思う。

>常に進化していないと勝てない。すべてわかったなんて境地は絶対にない。
>進化しないとダメというのがわかっているから止まれないというか、そういう感じかな。

>興味持ちじゃないとダメだね。いろんなものにアンテナ張ってて、センシブルに捉えられないと。俺はこうやるんだって意地を張っていたら、もう今の時代はダメだろうね。変化が激しいから。

 そして、こちらはまだ半分くらいだけど次に読んだのが

○戦術リストランテ (西部謙司著 フットボリスタ)

 ストップ・ザ・バルサが合言葉だった10-11シーズンを中心に、バルサ側とそれ以外の列強の戦い方が前半の主な記述。たまたま小野さんの本を読んだあとだったので、例えばモウリーニョがどんなタイプの監督で具体的にはどんな采配をしたのかというように読み進めることができたので、なかなか有意義なコンボだった。
 いかにも戦術厨の気を引くタイトルで、ちょっと読み進めるのに苦労する感じはあるが(特に後半は戦術厨以外お断りといった記述が多い)、この2冊で監督の立場で考えてみる疑似体験はできるので、「ワシならこうする!」という向きにはピッタリかな。西部氏の著書には好き嫌いがあるらしいけど杉山本よりはマシ(笑)。

 戦術といったディープな見方はちょっと・・・という方には小野さんの本だけでも十分かと。小野さんの著書にはサッカープレイヤーズレポート、サッカースカウティングレポートという、いわば“小野三部作”があるが、コーチングとスカウティングの2冊を抑えておけば大体OK。コーチングだけでも読んでおけば練習見学の時に監督がどういう狙いを持っているかに多少なりとも迫れると思う。

 積ん読状態の本がまだまだあるんだよなあ。今年の弾丸ツアーももうすぐなんだが・・・。

posted by フラッ太 |00:00 | コンサについて | コメント(0) | トラックバック(0)