スポンサーリンク

2022年06月20日

1トップに何を求める?

>ジェイのヤキモキぶりが何とも…

 大量失点が止まらない。某著名サイトによると5試合で20失点は石崎コンサ以来らしい。
 あの時に比べたら全然戦力は上だし監督も実績がある。でも、結果がついてこない。
 川崎戦は複数得点できたが、点が取れない&大量失点のコンボじゃチームが上向くはずもない。

 興梠が戻って来たもののFW、とりわけ1トップ補強は必須と素人目にも思う。
 じゃあ、1トップに何を求めるか?即効性を求めるなら優先されるべきはやはり高さだろう。

 ジェイや都倉がいたときがわかりやすいが、伝統的にコンサは高さで勝ってきたというのもある。今のミシャコンサにおいてはサイドからのクロスで勝てないと得点の可能性がゼロに等しくなるくらいに激減する。というか、CBの裏(もしくは横)にクロスを通すのには技術がいる。

 この前のルヴァン広島戦で大伍が青木に通したクロスは相手CBは触れないけど青木には通るという難易度の高いもの。ふんわりクロスだったらバレてしまうし。クロスを出す方は相手DFが触れそうで触れない技術、受ける方は相手DFにバレないように裏(背中)を取る。この両方が揃わないとゴールにならないので必然的にゴールを奪うハードルは上がる。もちろん、大嘉のゴール@名古屋のように決まればものすごく満足度は高いんだけど…。

 ジェイのように「わかっていても防げない」レベルを求めるのは無理があるが、少なくとも相手DFにスタンディングで競り勝てるFWがいれば技術的なハードルは格段に下がる。極端な話、そこにアバウトに上げてもいいわけだし。清水を8-0でボコした試合が一番わかりやすいが、相手DFにもマークをつけるなり注意を払うことを強いることができる。

 そして、これを強いるとミシャ式5トップの利点が(特に4バック相手には)効果が高くなる…と思う。CBが1トップのマークに追われるとシャドーまではケアしきれない。CB1人VS1トップ&シャドー2人にはできないのでSBが寄る(絞る)と今度は5トップの一番端が空く。実際にはこんな単純な図式にはならないにせよ、中央に脅威が存在するとそこを抑えようとする。すると今度はサイドが空く…といった具合に主に横の2択を相手に強い続けて躍進したのが18シーズンだったのかなと思っている。

 1トップに求めるものとして思いつくのが高さ(強さ)、速さ、巧さ。ジェイは高さはもちろんだが巧さも持っていた。シュート技術の高さだけではなく安定したポストワークで安心して預けられる存在として輝いていた。そういう意味では興梠はジェイとはまた違った巧さがあるが、ケガで離脱した期間が長かったこともあり、その巧さを活かしきれていない。

 無論、三拍子揃った選手がいれば理想だがコンサにそんな選手は獲れない。フルコートマンツーで前から守備もやるとなると足元の巧さは目をつぶっても高さがあって献身性の高い選手がいれば…とは思う。ドドは献身性では日本人以上に並外れて高いが、ぶっちゃけJ1の外国人選手としては…って話になるし。1トップがきちんと守備してくれるとシャドーの守備の負担も減るのでシャビエルも復活するのでは?と妄想してしまう。

 つーか、速いFWは小柏がいるじゃん。武蔵がコンサに戻ってくれればフィットに時間もかからないだろうし即戦力ではあるが「そこじゃない」って感じはする。高さがあって献身性も高い…大嘉がいるじゃん!って、いくらモチベーション高くても大嘉1人に背負わせるのは流石にJ1ナメすぎだと思う。まあ、素人が考えることは当然プロなら考えてるだろうから強化部も何かしら手を打っているとは思うが…。

posted by フラッ太 |23:50 | 戦術厨の戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/flatta/tb_ping/3052
この記事に対するコメント一覧
Re:1トップに何を求める?

石崎時代の大量失点はモチロン全て監督が原因キーパーの能力も問題があったがそれを更に悪化せたのはもちろん石崎今は攻守の要能力相次ぐ離脱は選手層の薄さが原因

posted by おぢさん| 2022-06-21 08:18

Re:1トップに何を求める?

手元に、欧州サッカー解説書2015という本があります。その中で、セリエAの八塚アナがイタリア人のコンプレックスについて、欧州ではよく使われている言葉らしいですが、ドイツ人ほど強くなく、北欧人ほど高さもなく、イングランド人ほとスピードがなく、スペイン人ほどテクニックもなく。
北欧から選手を取りますか。自分は高さ+強さを兼ねた選手は最低条件かなと思います。転んでばっかりでは困りものです。
思えば、ジェイは優良物件だったんだなぁと今更ながらに思います。ジェイが去ったジュビロは降格しましたし、コンサも他人事ではないほど超苦戦中。
PS:
イタリア人のコンプレックスの解は、八塚アナによると戦術だそうです。勝つ事に徹するカテナチオ。それとサッキのゾーンプレス。ゼロトップもローマらしいです。八塚アナ「FWがいないじゃないか」と実況で困ったとか。

posted by 蹴球素人| 2022-06-22 12:08

Re:1トップに何を求める?のお返事。

 >蹴球素人さんへ
北欧、狙い目だと思います。
ユンカーの活躍で「Jリーグも捨てたもんじゃない」という認識は広がったと思うので。
モーベルグの速さは金子以上。こんな選手がいるのか!という発見と驚きもありました。
 
イタリア人のコンプレックスについては欧州サッカーがボーダレスになったこともあって曖昧になりつつありますが、戦術で勝つ、アタマで勝つというのは常にあってほしいですね。
 
ポジションの概念も偽SBとかあいまいになりつつありますが、
ミシャコンサにはターゲットになれる選手は欲しいところです。

posted by フラッ太| 2022-06-24 18:36

コメントする