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2021年12月30日

三方一両損。

岩崎はレンタル継続なのか…

〇興梠 慎三 選手 期限付き移籍加入のお知らせ

 結果としては三顧の礼が報われた形。ただ、思ったのはタイトルのフレーズ。

 時代劇・大岡越前で必ず出てくる仲裁のエピソードで、三両の金を落とした側も拾った側も頑として受け取らず、奉行が一両出して二両ずつ分け分け与えることで三方が一両ずつ損をするものの八方丸く収まるというもの。実際には損というよりは「この辺が落としどころかな…」というところに落ち着いたと思っている。

 コンサとしては完全で獲りたかっただろうけど、生涯浦和を公言する興梠を完全でというのは不可能。浦和もACLを控えできれば出したくはなかっただろうけど、どうしても必要な戦力かというと微妙なところ。興梠も生涯浦和を公言しながら結果としてはレンタルとはいえ移籍することで噓をつくことになる。

 どこが(誰が)主導した移籍かは想像の域を出ないけど、一つ言えるのは
 興梠は一選手として完全燃焼したい!という思いを強く持っているということ。

 かつてコンサでは砂川誠が岐阜への移籍を決断したが、それと似たような感じだと思う。Jクラブに残りたくても残れない、という選手が大多数を占める中で、自らの選手生命を自分の意志で全うしたい!というのが許される選手はごくわずか。興梠はそんな“ワガママ”を通せる数少ない選手と言える。

 通常ならレンタル移籍でというのはいずれ完全移籍を見越して…というのが前提。ただ、興梠に関しては浦和が手放す気がないだけでなく興梠自身が浦和に戻るつもりでいるだろうから完全移籍はそもそも無理があった。来てくれるだけでありがたい、だとちとコンサ側がへりくだりすぎかもしれんが、欲しい戦力であった以上はレンタルでも成功で三好の時のようにレンタル移籍でコンサと浦和の双方が納得する数少ないケースと言える。

 移籍加入に関しては年始に一度にというのがコンサの通例。興梠の移籍加入のみ先んじて発表するあたり、小柏の移籍報道への対応同様にウチの腹黒GMが浦和側に配慮したものと察する。やり切る!という覚悟をもってコンサに来る興梠。もちろん目に見える結果も求めるけど、興梠の覚悟や本気を受け止めてクラブも選手もより大きくならなきゃ。そうでなければお互いに不幸になってしまうのだから。

posted by フラッ太 |13:30 | コンサについて | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:三方一両損。

いやぁ〜.ほんとにフラッタさんのブログは面白い!毎回毎回毎回食いつきで見ているだげじゃぁないけんど、試合後は必ず探してますよ。ブログもモチベーション下がったからと言い訳しないで辞めないでください!
三方1両の損、ここで拝読するとは思わんかったけんど、こうゆう輩が沢山いればホント世の中良くなる。
コンサもサポーターも選手も同じような意味が?
ホントは三方自立が1番だけどね。

posted by いろいろ| 2021-12-30 18:22

いろいろさんへ

叱咤激励ありがとうございます。
おかげさまで何とか年末の堅い話も形にできました。
読んでくださる方がいるというのはありがたいですね。
 
近江商人の言葉に三方良しというのがありますが、生き馬の目を抜く移籍市場はそうした円満解決にはなかなかならないもの。食うか食われるか、リーグ戦での戦いが表なら移籍交渉は裏の最前線ですし。
 
もっとも、今回の興梠の移籍加入は浦和・コンサ双方に「いずれは浦和に帰還する」という暗黙の了解があるように思いますね。SNSでも興梠に対して恨み言が出る様子はないですから。
 
公式HPにあるサポーターズブログなので、なるべくクォリティは下げたくないという思いは常にあります。内輪で凝り固まりつつある気もしてますが、書くからにはそれなりに形にしたいとも思ってます。今季はちょっと傍観者気味な立場だったので、来季はもちっと踏み込めて行けたらなとは思ってます。

posted by フラッ太| 2021-12-31 18:41

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