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2020年07月27日

ミシャとの邂逅~8年前の記憶~

>幸村殿は何をしているのかのぅ…

 ちょいとタイトルでカッコつけてみた(苦笑)。

 ミシャとの因縁といえば17シーズンでの槙野1発レッドから怒りの3枚替え&9人の浦和にあわや…というのがまず思い浮かぶ。実際、あの試合でコンサが何とか逃げ切ったことでミシャは浦和の監督を解任され、ノノ社長がすかさずオファーして今があるわけで。

 昨日のFマリノス戦。
 当のミシャが上機嫌でメディアに語っていたくらいに完勝劇といっていい会心の勝利。

 0トップを奇策と見る向きもあるが、昨日の勝利はマリノスがとにかく高いDFラインにしてくることが分かっていたから可能だった。そう考えるとFマリノス戦に特化した戦術とも言える。

 そこで思い出したのが8年前の埼スタの試合。ぶっちぎりに弱かった石崎コンサ。史上最速でJ2降格が決まった直後のアウェイゲーム。浦和のホーム、しかも石崎コンサはアウェイ全敗(!)と鉄板にもほどがあるカードでやってのけたアップセット。未だに「浦和 赤っ恥」でググるとすぐに出てくるんだが、あの試合はまあ清々しいほどにベタ引きで9枚ブロックを敷く穴熊作戦でVS浦和スペシャルともいうべき戦術だった。

 今はミシャ式5トップには3バックをベースにして人数を合わせる、その上でスカスカになりやすい中盤で奪って一気に…というのが一般化したイメージだけど、相手がこう来るぞというのがあらかじめわかっていればそれ相応の策は打てるのだな、と。

 それにしても大胆な策だよなあ。武蔵不在でジェイに頼りたいところだけど、敢えて重爆撃機は捨てて戦闘機で勝負する逆・大艦巨砲主義とも言うべき戦術。FC東京戦でジェイが封じられたのも頭にあったのかな?向こうにスペシャルな選手がいないというのもあっただろうけど、清々しいほどに小駒で勝負して、小駒を捌き切って勝利するって言うは易しだけど、これ、けっこう難しいミッションだぞ。

 捌く監督の知力ももちろん大事だが、小駒の質自体が高くないと成り立たないわけだし。ミシャコンサも3年目。高さで殴るのもだいぶ定着しつつある中地上戦オンリーでほぼ制圧したわけで、8年前同様に攻略法のヒントがそこかしこに見受けられた試合でもある。

 ちょっとディープな見方を1つだけ挙げるなら高嶺左CBによる菅のさらなる活性化。

 昨日もちょっと触れたけど、高嶺がいることで守備の負担が減ったせいか菅の攻撃参加がさらに迫力を増している。昨年のルヴァン杯ファイナルやFC東京戦でのゴールのように左の高い位置を取ってニアが潰れたところに…というのはあるのだが、いずれもPA角で“待って”シュートしている。だが、36分くらいの攻撃はゴールエリア近くまで走りこんでシュート。

 馬車馬のように走れる菅の運動量あっての話ではあるが、これが逆サイドでも見られるようになるとさらに怖くなる。ルーカスは変態ドリブルで切り込むシーンを何度も見ているので白井にそうした武器が加われば…。金子のように明確な結果こそないものの、高嶺が機能するようだと福森も安閑とはしていられまい。高嶺は左足もいいもの持っているしね。

 神戸戦は重爆撃機の出番があるはず。どんな策で挑むかな?

 

posted by フラッ太 |13:15 | 戦術厨の戯言 | コメント(6) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:ミシャとの邂逅~8年前の記憶~

高嶺の左CBは、高嶺の活躍以上に宮澤の活躍につながっていたと思う。宮澤と菅の負担減を含めて考えると、福森の調子がいい時でないと、福森が使いづらくなるくらい良かったと思う。
私の中で、一番評価が高かったのは、ティーラトンを粉砕したルーカス。ルーカスのジャンプして空中で右足でボールをつかむようなコントロールは、変態という言葉が、ぴったり。駒井に出したラストパスの右足首の曲がり具合も変態レベルでしたね。

posted by まさひろ| 2020-07-27 13:29

Re:ミシャとの邂逅~8年前の記憶~

と金戦術でしょうか。それも、マムシのと金が3つ。
それとも、軽巡の敵陣殴り込み。
とくに2点目は、巨砲1発よりも連射(連携)が大事なのよとばかり、仕上げは荒野艦。
昨日の主役はルーカスだと思いますが、荒野がオイシイところを持って行きました。

posted by 蹴球素人| 2020-07-27 16:29

Re:ミシャとの邂逅~8年前の記憶~

あれは無能石崎を放置していた矢萩の責任石崎ではJ1は無理

posted by アンチ石崎友の会会長| 2020-07-28 16:44

Re:ミシャとの邂逅~8年前の記憶~

あのような無能は即刻免許を返納すべしそれが世の為サッカー界の為

posted by アンチ石崎友の会幹事長| 2020-07-28 17:43

Re:ミシャとの邂逅~8年前の記憶~のお返事。

 >まさひろさんへ
高嶺起用に関してはアジアンベコムさんのブログで詳細な考察があります。
福森は相当危機感持たないとまずいでしょうね。
それにしてもルーカスのキレキレぶりはスゴかったですわ。
強奪されないか心配になるほどです。あの変態トラップだけでお金払う価値ありますw。
 
 >蹴球素人さんへ
 チャナと駒井という小うるさい(誉め言葉ですw)と金がいた日にゃ面倒くさいことこの上ないですよね。駒井はルーカスとの連携もよかったですし、これで武蔵がトップに入ったら1発で裏抜けまである凶悪なユニットになります。

 ルーカスのキレキレぶりはさながらスズメ刺しですなあ。ダイアゴナルパスが左サイドからじゃなく“王様”の菅野から飛んでくるってのが変態さをさらに増しますがw。
 
 >アンチ2人
 まあ、絡んでくるとは思ったけど、同意できるのは矢萩社長時代のHFCの経営体制がひどかったということくらい。石さんが無能とは思わない。12シーズンは確かに惨憺たるものだったけど、途中解任したところであの戦力では誰がやっても遅かれ早かれ落ちていた。
 
現場がいくら頑張っても会社がダメなら補強もままならない、
どうにもならないというのが12シーズンで得た経験。
 
 石さんは今J3の藤枝MYFCで監督をやっている。去年はJ3で優勝争いするまで持ってきたんだけど、それでも究極無能と言うのなら藤枝サポに「アイツをクビにしろ!」と働きかければいいんじゃない?相手してくれるかどうかは知らんけどw。

posted by フラッ太| 2020-07-28 21:51

Re:ミシャとの邂逅~8年前の記憶~

ゴンがいた頃から昇格候補だったじゃん今ごろサポーター達の共通の思いは、石崎さえ居なければとっくに昇格していたばかりなりけり、あそこも被害者完全に社会の迷惑公害レベルの存在,差だから異常者だけが養護する

posted by 全うな社会人| 2020-07-29 11:19

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