スポンサーリンク

2016年07月24日

福岡の苦闘、名古屋の迷走。

>もはや苦悩って段階を越えてるよね…

 さて、たまには力を抜いて余所の話でも。

 いにしえの昔、コンサを室蘭で叩き落とした福岡は個人的には一番嫌いなクラブである。
 だが、J1に上がった今年はウチの成績関係なしに何とか残留して欲しいとも思う。
 限りなく自動昇格に近い成績だったわけだし。

 だが、やはりというか“3番目で昇格したクラブ”の現実は厳しい。補強の時点でウチが山下をぶっこ抜かれたようにJ1は容赦なく“安全牌”を作りにきた。1stステージでも川崎相手に2点のリードがありながら結果はドロー。上位チームはホントに強く'12コンサを思い起こさせる。ウチらは逆転負けだが(泣)。

 09年以降、前半戦を終えてビリのクラブが残留できたケースはないという現実は重い。08年のビリは千葉だが、それとて“ジェフの奇跡的な残留”でかろうじてっていうレアケースだしねぇ…。昨日もホームで鳥栖に負けた。どうにもならない差があるわけじゃないけど勝てない。井原監督のクビが飛ぶってことはないだろうけど、つらいもんがある。

 一方、すっかりネタにされた感があるのが名古屋。まあ、ネタにしたオレが言えた話じゃないけどさ。

 コンササポは凍傷っていう黒歴史を経験してるから言うに及ばず、他のJ1クラブからしても「大丈夫か?」と開幕前から不安視する声は多かったはず。で、「ご覧の有り様だよ!」状態。戦力的に劣る甲府相手に逆転負けってのはショックがデカいだろうなあ。そんな名古屋に対する声の最大公約数は

 「何の経験もない人物に監督とGM兼任させるなんてJ1ナメてるよ!」

 だと思う。セレサポからは「せやな」とリアクションがありそうだが。百歩譲って監督就任がアリだとしても磐田の名波監督でさえ「シャーレ売っ払う」発言でJ2クラブ全てを敵に回し、プレーオフではGKの山岸に決勝ゴールを決められるなど苦渋を味わわされている。理想と現実の狭間で悩みながらやっとこさJ1に戻ってきたんである。久米社長は逃げないとか絶対代えないと言ってるようだけど、サポがついていけないんじゃないかと思ってる。このままだとクラブが何も残せずにJ2降格して「崩壊」するんじゃなかろうか。

 ガンバや広島、柏などJ2降格の憂き目に遭いながらも1年で戻ったクラブは降格する原因があったと同時にクラブへの忠誠心だったり戦い方のベースだったりと“復活”する要素も持っていた。単に金のあるなしだけではないと思うんだ。だって、金で解決するならセレッソがどうして1年で戻れないの?千葉がどうして未だにJ2暮らしなの?甲府がどうして残留できてるの?って話だし。

 去年までは「Jリーグオリジナル10といわれたクラブの中で一度も降格を経験していないクラブは鹿島アントラーズ、横浜Fマリノス、名古屋グランパスとあと1つは?」というクイズが作れた。その「あと1つ」の清水エスパルスも今年はJ2で水戸さまにJ2の恐ろしさをしっかり教育され、レンタルで貸した選手に“ダブル”喰らってる。

 J2暮らしが長い立場でも「一発逆転」ができるほどJ1は甘くないと思う。
 来年の名古屋は移籍市場を荒らしまくってハタ迷惑な存在になる気が…。

posted by フラッ太 |10:45 | Another J | コメント(3) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/flatta/tb_ping/2318
この記事に対するコメント一覧
Re:福岡の苦闘、名古屋の迷走。

実際どういう話をしたのか、外部からは分かりませんが、スポーツ紙を見る限りでは社長が選手に説教ってのが気になりますね。監督を信頼しているというなら当然現場介入は避けるべきだし、社長は単なる激励のつもりでも選手がどう受け取るのかって事が一番重要ですからね。いちサポーターの野次とは重みが全然違うでしょう。

例えばウチの社長ならどんな状況でも絶対それはやらないだろうな(やるとすれば監督解任)と思いますし、フロントは常に冷静でなければならないと思いますが。。。

ともあれ、今季当初はダメダメだった柏も気が付けば・・・ですし、巻き返しは十分あり得るでしょう。ただ、どっちの結果になるにしろサポのフロント追及は必至でしょうし、確かに我々にとってはシーズンオフの方が厄介な存在になるかもしれませんなぁ。。。

posted by gekitei | 2016-07-24 14:47

Re:福岡の苦闘、名古屋の迷走。

 初手から人事計画が破綻していたと思います。オグはGM補佐、将来はGMという路線だったはず。西野さん退任でフロントがブレてしまいました。路線修正というのなら別の人が監督でしょう。で、オグにGMの修行をさせる。野々村社長が「監督も育てなければならない」という言葉が際立ちますね。
 オグはGMより監督をやりたかったのかなぁ。監督のほうが花形ではあるけど。
 穿った見方に(と私は思うのですが)、社長とGM兼監督の首が飛んで、残るのは親会社からの天下りという、あるブログを読みましたが、新聞で、社長はオグと心中と読んで、一気に信憑性が高まりました。企業小説(?)のネタになりそうな感じではあります。

posted by 蹴球素人| 2016-07-24 21:05

Re:福岡の苦闘、名古屋の迷走。のお返事。

 >gekiteiさんへ
クラブの社長ってのは現場といえば現場ですけど、どちらかといえば“制服組”な立場なので
社長が選手に説教ってのは選手にしてみれば現場介入。末期症状な感じはしますね。
ウチの社長はその点ノータッチです。もっとも、財前コンサでもバルさんコンサでも
行くときは後ろから袈裟懸けでいきなりバッサリですけど…。
どのカテゴリーになるにせよ、トヨタが引かない限り軍資金はたんまりあるので
監督オファー含めて“尚既鯱断”になる可能性はかなり高いと思われます。
同じカテゴリーにいるならせめてJ1でと思う次第です。
 
 >蹴球素人さんへ
 
>社長とGM兼監督の首が飛んで、残るのは親会社からの天下り
 
池井戸潤の小説にありそうですねぇ。オレたち名古屋吉本組…って、これはナイツのネタかw。
もっとも、そうなれば“千葉化”は避けられないでしょう。
 
 監督就任の経緯がわかってないので何とも言いにくいんですけど、常識的には新人監督には指南役、軍師をつけそうなものですがそれもなさそう。あるいは小倉がお目付役、監視役と思ってそれを嫌がったのか…。
 ウチの場合は監督だけにドカンと金を突っ込む事はできないし、監督のリクエストに全て応えられるほどの至言も揃っていない。名古屋はそれができる数少ないクラブですが、西野監督でもダメとなるとオファーを受けた側が名古屋の空気は良くないと敬遠したのかも。 
 小倉の経歴に大きな傷がついたのは確かですし、いきなり重責を負わせることからしても配慮に欠けている。これも人に避けられる(ように思われる)名古屋の迷走の一因でしょうね。降格なら大脱走必至だろうなあ…。

posted by フラッ太| 2016-07-25 13:01

コメントする