スポンサーリンク

2015年11月14日

“終戦”ではない。

>いや、プレーオフに滑り込める可能性がゼロになったのはわかってるんだけどさ…

 アウェイ水戸戦は1-2の負け。

 てっきりキックオフの時刻を14時と勘違いしてて、午後4時過ぎにJ公式を覗いたら速報中の表示。ヴェルディがドローだから勝たなきゃ終戦。どうなるのかなあ、1-0じゃ安心できんよなあと思って改めて覗いたら1-2。逆転負けかい!ドローはあるかもとは思ったけどさぁ、これはないよね。

 でもまあ、これがコンサなのだろう、と。

 6月から7月にかけてホームで勝てずにバルバリッチさんが解任されたのも、
 四方田コンサになってもカンフル剤が効かずにモタついたのも、
 千葉戦で劇的な勝利を収め、徳島戦で勝って望みをつないできたのも、
 そして勝たなきゃ終戦、肝心要の今日の試合で負けてしまうのも。

 全部ひっくるめてこれがコンサなのだ、と。

 アウェイ大分戦で高い授業料払ったんじゃねーのかよ!とか文句言い出したらキリがないけど、コンサも水戸も全力勝負の結果だから素直に受け止めるのみ。現地に参戦されたサポの方々は残酷な光景を目の当たりにしてなかなかそういう心境にはなれないかもしれないけど…。そういや去年もラス前で終戦だったよなあ…。

 この際なので徳島戦の弾丸ツアーでの祝勝会で出た話を。それは
 サッカーとF1には似通った点があるということ。

 F1のクルマとサッカーのユニフォームはいわば広告塔、世界中からお金が集まってくる。今は年間20戦にまで拡大されたせいでコストがかかりすぎてドライバーもお金を引っ張ってこられる人が優先されがちとか、F1チームも自前のサーキットも持っていてエアレースなどにお金を出しているレッドブルがセレッソとのスポンサード契約を結んだのはけっこうデカいとか、胸スポとかから見てみると面白いとか(Fly Emiratesの胸スポが典型例)1つはビジネス、商売の意味で似通っているということ。ちなみに南野がいるザルツブルクにもレッドブルはお金を出している。
 もう1つは1つ1つのレース(試合)は独立していても、全体としては1つのタイトル、チャンピオンシップを争うということ。イタリア(モンツァ)のような超高速サーキットもあればハンガリーのような低速サーキットもあり、オーストラリアやカナダのような公道サーキットもある。最近すっかりご無沙汰で記憶があやふやだが、20年以上続けて開催されているのは日本以外ではモナコ、スペイン、ハンガリー、イタリア、ブラジルしかなく日本は確固たる地位を築いている。日本誇らしい。
 相手クラブの戦力や指向する戦術、スタイルは言うに及ばず、特にアウェイゲームでの気候、スタジアムやピッチコンディションは毎試合違う。故にそれにどう適応するかも当然異なってくる。その中でどこまで自分たちの力を出し切って勝利に結びつけるか。

 で、今日の試合の結果を受けて思ったのは、
 コンサは流れに乗る、流れを掴むのがヘタクソだということ。
 じゃなきゃドローはまだしも逆転負けにまではならんでしょ。

 ミクロな視点で言えば監督の采配や選手起用、交代のやり方になってしまうんだけど、クラブ全体として悪い流れは断ち切れず、良い流れは続けられない、増幅できないってのがあるんじゃないかと。だから結果として勝ちきれずにドローとか連勝できないなんてことになってしまうんじゃないかとも思うわけで。J's GOALを覗いたら福岡は7連勝だそうで。直接の原因ではなくても博多の森での劇的な結末が“乗せて”しまった面はあると思う。
 良い流れの時は無理してイジる必要はないけど勝てないときにどう流れを変えるか。監督交代ってのは変化をもたらすのは確かだけど何度も使える手ではないしリスクもある諸刃の剣。そのあたりは河合や小野、稲本など経験値の高い選手が引っぱって行くにせよ「若い選手が多いから…」で済ませていたらいつまで経ってもJ2止まり。

 こちとら最終戦の栃木戦はどう頑張っても参戦できないので早めに総括的なことを書いたけど、今シーズンはまだ終わっていない。1つ1つの試合を大切にってのは今までもこれからも変わらない。毎試合が勝負だよ、意味があるんだよ、意味を持たせるのは選手たち自身にかかっているんだよってのも変わらない。
 来季もJ2が確定したのだから監督人事や選手編成などで動きは加速するはずだし、してもらわないと困るけど、それでもやっぱり今を戦う姿勢ってのは失って欲しくない。負けたことを反省して、自分たちに何ができるのかを栃木戦で余すところなく見せて欲しい。

 “区切り”にはなるけど“終わり”ではないよね、と。
 負け惜しみでもなく、現実逃避でもなく今はそう思う。B型はスッパリ切り替えるんである。
 にしてもソリマチン続投かぁ。嫌いだけど引っぱってこれたらと思ったんだがなぁ。コンサ、セットプレイ弱いし…。
 

posted by フラッ太 |20:10 | 試合後の印象 | コメント(4) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/flatta/tb_ping/2252
この記事に対するコメント一覧
Re:“終戦”ではない。

>でもまあ、これがコンサなのだろう、と。

抽象的にザクッとしたこと言ってるように感じさせて実は本質突いてますよ(ファン歴長いこそ?)、今シーズンに限らず、歴史でね。結局そのポジションのチームなんだと思います、少なくとも今は。それを認識したうえで、じゃあどうするか。来季以降(来季に限定はしません)良く考えて欲しい、クラブには。

>J's GOALを覗いたら

祝J's GOAL再開。でも何かJリーグのオフィシャルに遠慮気味ね。もっと攻めてるコンテンツ希望。試合結果や速報も自前でやっちゃえばいいのに(なんて訳には行かないのであろうことは解ってますがw)。

>負けたことを反省して、自分たちに何ができるのかを栃木戦で余すところなく見せて欲しい。

同意。ちょっと優等生過ぎる文章で鼻に付きますが~。

本格的な総括(赤黒雀バージョンも)期待します。あ、それと弾丸ツアー徳島版、ネタが抜けてて落ちてませんから。念のため。山羊座猪年B型でした。

posted by MasaMaru| 2015-11-14 22:09

Re:“終戦”ではない。

最終戦が、激盛り上がりにならなそうで残念です。

出自家柄というか血筋というか、サッカークラブにも似たものがあるんだべなと思ってます。

欠落事項が多くても、質の高い教育を受ければボロ出さずに生きて行ける率は上がりますが、それでも肝心なトコでポロッといくのが「ウチの家系はねえ」なんでしょう。
世界中のファンが、そんな背景を持つオラがクラブと付き合ってる。これ、あんまりお金持ちだと見えてこないからツマらないです。←そう!
( ̄^ ̄)
ウチはなんてなるわけないから創意工夫メイン、金はピンポイントに注ぎ込むって形を軌道に乗せるしかないのですね。

世界的に、母体クラブがホーム移転して成功した例は少ないそうですが、今年は元藤枝ブルックスが上手くやってるなあ、今年は注ぎ込めたみたいだけど。
ウチはプチバブルなしでも少し上に行かなきゃ。常態として。

posted by owls| 2015-11-15 09:10

Re:“終戦”ではない。

 札幌が愛媛に勝ったドォォ。マネーフットボールという漫画での話なんですけどw。ライラック札幌って、何だか特急そのものの名前です。
 その、マネーフットボールの話の中で、チームの好不調はバイオリズムみたいなモノとありました。洗脳された私は水戸戦に一抹の不安を感じてました。
 コンサは2連勝で頭打ち、という事実!!
 それじゃバイオリズムじゃなくて、折れ線グラフだよ
 それでも、予測を覆してほしいと思うのがサポというもの。外れてほしかったです。
 仕事の都合で、55分から見たのですが。負け試合は、敵の出足のほうが鋭かった、というのが相場でした。水戸戦は、それより始末が悪かったです。クリアで精一杯という感じで、そのボールをことごとく水戸に拾われていました。殴られっぱなしで、こちらも手数(その手数が一杯一杯のクリアでしたから・・・)を出さないとやられるよなぁと見てました。1失点目は、そんな感じでした。

posted by 蹴球素人| 2015-11-15 19:27

Re:“終戦”ではない。のお返事。

 >MasaMaruさんへ
いやだから、弾丸ツアーにいったい何を求めているのかと小一時間(ry
…って、MasaMaruさんも亥年のB型とは!類は友を呼ぶにも程があるなあ(汗)。
owlsさんも触れていますが肝心なところでのやらかし癖は
コンサの血筋、家系ってのを感じてしまいますよねぇ。
 
>ちょっと優等生過ぎる文章
 
だってボク優等生だもん、と強がりを言ってみる(苦笑)。
総括に関してはどこまでネタに組み込んだらいいものかとちょっと悩んでます。
なので、契約満了に関しても
ネタとカブらないようにって意識が働いちゃって探り探りで書いています。
 
 >owlsさんへ
このやらかし癖とどう向き合うかってのは永遠の課題じゃないでしょうか。
サポは笑って済ませることはできても現場はそれじゃ困るわけで…。
金持ちクラブはそこんところをお化粧して覆い隠してしまう力業ができますけどコンサはねぇ…。
まあ、最終戦はゴールラッシュで溜飲を下げることができたし
本来これくらいはできるんだぜってのを地上波を通じてアピールできたのは良かったです。

 >蹴球素人さんへ
>それじゃバイオリズムじゃなくて、折れ線グラフだよ  
このフレーズでもうネタ作りの気力が失せてしまった(泣)。
運動量で負けるってのも永遠の課題のような。運動量を増やすといっても限界はあるし…。
コンアシでしかチェックできていませんが、バカ正直に付き合いすぎってのはあるかな。
そのあたりの状況判断、試合中の(ここ重要!)修正能力が著しく欠けていて
基本小野や河合といったベテラン頼みってのがつらいですねぇ。
宮澤がそのあたり気づき始めてはいるけど、ある程度継続して使われないと身に付かないし。
 
マネーフットボールは「貧乏は悪だ」とかけっこう刺激的なフレーズがあるので好きですw。 

posted by フラッ太| 2015-11-28 11:09

コメントする