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2011年08月15日

第24節VS富山・アフターインプレッション。

 正直、勝てたのが不思議な試合。内容と結果がここまで乖離した試合もそうそうないのでは。こういう試合で勝ち点が3か1か0かで昇格できるか決まることも多いのでその意味では勝ち点3を獲れたのは大きいんだけど、喜べる要素がとっても少ない試合であったことは誰しもが思うところだろう。

 富山戦は4-1-4-1で臨んだわけだが、昨日の試合は石崎監督の目論見は攻守共にほとんど裏目に出た。引き分け以下なら監督解任が叫ばれても何らおかしくないくらいで、実際大苦戦だった。「チクショー!○崎のヤロー、悪運だけは強ぇな・・・」と思った人もいたのでは。

 石崎監督の基本的な考え方としては守備はDFを4枚並べて、その前にボランチを最低1人置く。攻撃は最前線のど真ん中に1人ボールキープできる人を置いてそのフォローをさせる両サイドに1人ずつ置く。残る2人は2ボランチをベースとするものの、相手に応じて微調整する・・・と僕は思っている。
 なので、4-1-4-1は4-2-3-1のマイナーチェンジ版という認識でいたんだけど、まあひどかった。何のために4-1-4-1にしたの?っていうくらいに2列目が機能してなかった上に1ボラにしたせいで守備が全く安定しない。しかも宮澤の1ボラとかいくら富山が相手でも無理がありすぎ。ゴールシーンも絡んでいたのが両SBってんじゃ4-1-4-1にした意味がないよ。真ん中から攻撃したシーンなんてほとんどなかったんじゃないだろうか?

 4-1-4-1は岡山戦でも見られたが、あの時は「ブルーノをそこで使うの?」というように選手の起用に疑問があったんだけど、富山戦は4-1-4-1にしたこと自体が失敗だったんじゃと思わざるを得なかった。芳賀の投入はできればしたくなかっただろうが、あれではやむを得ないだろう。その意味では石崎監督の判断は正解だったと言えるんだけど、ここが安定しないことがやはりつらい、芳賀のありがたみを改めて思い知らされた。

 新加入のジオゴは富山戦を見る限りではそこそこやれそうな感じで、ダニルソンほどの大当たりではないにせよ“当たりクジ”を引いたのかなという気はする。あんまり大当たりだとお金持ちがよだれ垂らして襲ってくるんで。特にFWは青黒のチームがかっさらうのを得意技としてるし(笑)。懐が深いので、しっかりしたボールを入れられればちゃんとキープはしてくれる。石崎コンサには合うと思うし、将来を考えても良い補強だ。速さや俊敏さといった機動力は2列目に任せりゃいいしね(苦笑)。
 そして、値千金の決勝点を挙げた宮澤。宮澤って気持ちを前面に見せることが少ないのでやる気があるのかないのかわからんっていうのがあったんだけど、今年は違う。10番の重みを肌で感じているというか、気持ちを出して戦っている。あそこで飛び込める勇気がすごい。去年の千葉戦の決勝点を思い出したサポも多いはずだ。宮澤ってヘディングもそうだけどシュートが上手いよね。セクシーさんとの試合では外したけど・・・。宮澤はもうちょい前目で使ってほしいなあ。

 次節の千葉戦はかなり考え方を変えて臨まないとコテンパンにやられそう。
 アウェイで最低限の結果は出してくれたんだから今度はホームでサポが頑張らなきゃ、ね。
 宮澤は出場停止かと思ったけど3枚でセーフ。でも出られるんだろうか・・・。

posted by フラッ太 |14:42 | アフターインプレッション | コメント(8) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:第24節VS富山・アフターインプレッション。

ざっくりとした質問で申し訳ないですが、
フラッ太さんは何の考え方を変えるのが適当と思ってます?
つか、これは1本書けそうだけどw

まぁ、自分は今となってはもうOSかなとか思ってますけどね(笑)

posted by 竜神 | 2011-08-15 19:53

竜神さんへ

 マジで1本書けますよ。だからさらっと触れるだけにとどめたのに・・・。
 3連戦の結果を見てからですかね。竜神さんとそう変わりのない考えだと思いますよ。

posted by フラッ太| 2011-08-15 22:46

Re:第24節VS富山・アフターインプレッション。

嫌な客ですいません(笑)

OSってのは半分冗談ですが、
自分は守備陣のチャレンジする場所(高さ)です。

芳賀がいたときは、唯一芳賀がボランチ(って本当は言わないらしいですが・・・)の高さでボールを奪いきるまでのプレッシャーをかけてた。
本来は中盤からしっかりボールを奪うチャレンジをしなければならないはずなんです。

芳賀がいなくなってから、ほとんどボールを奪うチャレンジってないですからね。
DFと言えば、とりあえず相手にクロスを上げさせるか、
ラストパスを送らせてからの対応。

半分はホスンが処理して、半分は事後でCBが処理ですからね・・・。

はっきり言ったら、ずるずる下がって延々仕掛けないんだから
1ボラも2ボラも関係ねーべさやとなっちゃいます。

攻撃も起点が高いものが混ざってくると良くなると思うんですけどね。

後からネタばれもずるいかと思うんでここで言っちゃいました(笑)

posted by 竜神 | 2011-08-16 19:22

竜神さんへ

 いえいえ、大丈夫ですよ。
 竜神さんはしっかりしたコメントをしてくれるので助かります。

>本来は中盤からしっかりボールを奪うチャレンジをしなければならないはずなんです。

 もっと言うなら最前線から、ですよね。
 そこまでは行かなくともどこで奪いに行くのかがハッキリしないために
 中途半端に奪いに行く、中途半端にブロックを作るというどっちつかずになっちゃって
 リスクを犯したくないとばかりにズルズルDFラインが下がる。
 で、CBが壁役になりあとはGK任せといった結果オーライな守備になっているように思います。

 どこでスイッチを入れるのか、誰がスイッチを入れるのかをどう確立するかというのは選手の力量も必要ですが、監督の指導の仕方も大きく係わってくるワケで。河合を1列上げたらというのはノノさんのような守備的な司令塔を担ってほしいというのがあるんですが、さて、千葉戦はどうするんでしょうか・・・。

posted by フラッ太| 2011-08-16 19:50

Re:第24節VS富山・アフターインプレッション。

すばやいお返事ありがとうございます(笑)

自分が見る限り、スイッチに関しては決め事なのかなと。
あそこまで仕掛けないのって正直自分の感覚では異常ですし、
普通は監督の意図でないのなら、監督が行けって言うのではないかと。

もう、半期過ぎてるんで
選手の力量の世界ではないような・・・。

河合が1ボラやった時もほとんどチャレンジはしなかったので、
1列上げてもあんまり変わらないかもしれません。
マリノスん時は、鬼のようなボール奪取だったんですけどね。

posted by 竜神 | 2011-08-16 22:44

Re:第24節VS富山・アフターインプレッション。

あ、ずっと思ってたんですが、
コンサが守備が堅いって事は・・・ないですよね?

posted by 竜神 | 2011-08-16 22:46

Re:第24節VS富山・アフターインプレッション。

確かに前線からプレスはしてるけど、ある程度相手にボールを持たれたら、サイドが戻ってきて2ラインのブロックを形成してるんよ。そう、07と一緒。去年から取り組んでいるように見える。だから守れるし、だから攻めれない。

posted by 戦術| 2011-08-16 23:44

お返事です。

 今回はまとめてのレスということで。

 石崎コンサは堅守ですよ。あくまで数字上はw。CBがコースをしっかり切ってシュートを“打たせて”いるぶんにはいいんですが、傍目にはDFラインがズルズル下がって打たれまくりになってて結果オーライな感が拭えないってのが現状ではないかと。

 戦術さんの言われるところは何となく感じます。
 プレスに行く時は行く、行かない時は2ラインでしっかりブロックを作って守るといった三浦コンサのいいとこ取り、自分のやり方とのハイブリッドを目指している節はある。でも、ブロックを作っての守備は基本“待ち”なので、相手ペースになるとブロック自体が低い位置になりやすい。ジオゴの加入でロングボールでエリアを挽回することができれば少しは楽になるのでしょうが・・・。

 古田が最初に相手にチャレンジする場面が多いように見えるのもSHからチャレンジする方がブロックの穴をカバーしやすいからではないかと(SHなら穴を塞ぐのはCHかSBの2択だから)。
 ただ、どうも古田が狙われているのではというのも同時に感じている次第で。古田と日高との間のスペースを活用されたアウェイ鳥栖戦がそれに該当するのではないかと。ここを狙われるとそのカバーに追われる可能性が高いように思うので、古田を外すかボランチを守備重視で臨まないととは思うんですが・・・。

posted by フラッ太| 2011-08-17 16:19

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