2011年01月26日
“悲劇”から“奇跡”へ。
やっと興奮も落ち着いてきたので、ちとキザな話を。 サッカー日本代表とドーハといえば、やはりドーハの悲劇を避けて通るわけには行かない。 あと少しでW杯への扉が開かれる、ほんの少しの間を凌げば・・・というその刹那、 「何ということだーっ!」という同点ゴール。 残酷な現実を突きつけられた瞬間だった。 オフトジャパンの戦士はその場に崩れ落ち、立ち上がることができずにいた。 ラモス瑠偉の「神様が(W杯には)まだ早いと言っている」という言葉。それが日本代表の位置だった。 ドーハの悲劇から4年、ジョホールバルの歓喜を経て日本は初めてのW杯に挑むことになるんだけど、思えばドーハの悲劇は1993年。今から18年(!)近くも前の話なのだ。平成世代は恐らく知らないに等しく、「そういうことがあったんだ・・・」と半ば昔話を聞くが如く茫洋としたものでしかないかもしれない。 日韓戦は逃げ切り策を採りながらあと少しで追いつかれるという、さながらドーハの悲劇を思わせる試合展開。しかし、ザックジャパンは折れなかった。ギリギリで踏みとどまって膝をつくことはなかった。“幻影”や“亡霊”の入り込む隙を与えなかったのはドーハの悲劇を知らないからというのではなく、いみじくも長谷部が言っていたようにやはり気持ちなのだろう。 一度はスルリとその手から逃げていった勝利を再びたぐり寄せたのは、スタメン落ちもあるのではと囁かれたGK川島。彼の神懸かりとも言えるセービングがまさに勝利を“掴み取った”。もしも勝利の女神がいるのなら、ずいぶんと気まぐれというか、ツンデレというか、罪作りというか・・・(苦笑)。本気で愛してくれないことにはと試されているかのように勝利への道は遠かった。 ただし、奇跡といってもそれはまだ本当の意味で奇跡を起こしたとは言えない。 決勝の舞台でオーストラリアに勝ってこそ奇跡を起こしたと言える。それにしても、これで「ドーハの試合と言えば・・・」という話では確実にジェネレーションギャップが生じることになるんだろうなあ(汗)。
posted by フラッ太 |09:59 | スポーツ | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:“悲劇”から“奇跡”へ。
えーーーっ!
ドーハの悲劇からもう18年も経っているんですか?
まだ10年くらいだと思っていた(笑)
しかし18年経った今でも現役を続けているキングカズとゴン中山は
やっぱり凄い選手なんだな~(しみじみ)。
posted by あさ吉 | 2011-01-27 00:16
あさ吉さんへ
僕もビックリしましたもん。
「ドーハの悲劇って確か93年だろ?ってことは・・・えーっ!?」ってな具合で(笑)。
「何だよもーう!」と叫んでた(と思う)ゴンの映像は未だに忘れられませんね。
そのゴンが今コンサにいるってのはいろいろと考えさせられます。
考えるだけじゃダメなんですけど(汗)。
posted by フラッ太| 2011-01-28 18:37