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2010年10月20日

第30節VS甲府・アフターインプレッション。

 久しぶりのアフターインプレッション。といっても、既に周回遅れななんだけど(汗)。

 ハーフナーのようなわかりやすい“的”があるとないとでは攻め方が断然違ってくる。
 極端な話、ひたすらハーフナーに放り込んでこぼれ球に殺到するなんていう原始的なやり方でも何とかなっちゃったりする。三浦コンサは多分にそういうところがあったんだが、石崎コンサはそういう道は選ばなかった。というよりも、ケガ人続出なのと的になれる選手がいないのとが重なって否が応でも地上戦を選択せざるを得ないというのが現状なワケで。

 注目選手はやはり古田の“代役”となった三上陽輔。
 唯一(と言わなきゃいけないのが悲しいが(泣))、希望を持てる古田がまたしても長期離脱。どこまでやってくれるんだろうというのは期待というよりはもはや「何とかしてくれ!」という切望に近いものがあったのでは。しっかし、あんだけ落ち着いてJ初ゴールを決めたってのは「ホントに現役高校生なのか、こいつ?」って思わせるふてぶてしささえ感じる。

 失点シーンは吉弘がマラニョンにチャレンジに行ったまでは良かったが、パウリーニョがフリーになってしまい決められてしまった。藤山とのスイッチか、あるいは石川がスライドしてなのか(映像では後者だと思うが)。石崎監督の言うシンプルなやり方で、石崎コンサがやりたいことを逆にやられてしまったゴール。
 珍しくぞっこんでは映像を流していたが、三上のパスミスからだったんだなあ。細かいところだが、マラニョンがいったん保坂に横パスを出した時に捕まえ切れていなかったのも失点の原因に挙げられると思う。岡本でも行けたかもしれないが、三上に寄せてほしかったかな。

 しかし、帳消しどころかお釣りが来るゴールはお見事。当たり負けしないし、ウッチーへのスルーパスやループで狙うあたりはセンスも感じさせる。ゴールシーンは西嶋の上がりも良かったし一人欠けただけでもあのゴールは生まれなかっただろうが、個人的には純平のスルー&ラストパスが技アリでポイント高いなあと感じた。あれだけ密集した状態でスルーを選べるセンスと度胸がすごい。

 後半はおおむねコンサのペースだっただけに前半のミスが悔やまれる。特にCBはハーフナーを抑えるのは相当大変だったと思うが、全体的にはGJだったのではないだろうか。失点シーンはCBだけを責めるのはちょっとかわいそう。平川さんが言うように、砂川が入った後で決めきれないあたりが今の順位に現れているんだろうなあ。
 それでも、甲府戦は三上の試合だったと言っていい。よって、独断と偏見でMOMは三上に決定。三上は富山戦の帯同も決まったらしいが、あんだけやってくれたら期待したくもなるでしょう。選手が多数欠けている状況を考えれば悪くはない勝ち点1なんだけど、やっぱりホームは勝たなきゃいかん。勝てそうな雰囲気があっただけになおさらそう思う。これがリーグ終盤でなければそう不満はないんだけど、やっぱり勝ち点3が獲れなかったってことでは満足はできないかな。

 甲府戦はSBが攻撃参加できる状況を作れるか作れないかが勝敗に大きく影響するというのがよくわかる試合でもあったから、さながら石崎コンサの調子を探るリトマス試験紙のような試合、いわば“バロメーター試合”だったように思う。得点はチームとしての意図が現れていたし、失点は石崎監督がいつも言っている「ミスからの失点」であった。52分のシーンは西嶋が自分で打ってほしかった・・・。心配なのはカズゥかな。アクセントになるというよりブレーキになっているように見えたのが惜しい。良いパスも出せていたんだけど、せめてもうワンテンポ早いパス出しができればなあ。判断力を磨いてほしい。

 昇格を目指すならここからもっともっと精度を高めてほしいし、ミスはなくしてほしい。
 そんな試合であったように思う。

posted by フラッ太 |16:44 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)

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