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2010年08月17日

第22節VS東京V・アフターインプレッション。

 ノノさんがパーフェクトと評した通り全くもって完敗の試合。
 文句なく今期ワーストゲームで、これ以上のワーストがあったら困るってな具合。
 中途半端に対応するとここまで完膚無きまでにやられる典型的な試合と言っていいと思う。

 ぞっこんで初めて気づいたけど、逆転負けって意外にも今年初なのね。今年は特に引き分けが多いので勝ちきれないイメージが強かったし。大森さんはビルドアップを指摘していた。だけど、これって緑戦だけ特に悪かったという課題でもないんだよなあ。去年参戦した愛媛戦だって網に引っかかりまくりで、宮澤は後半で交代させられたくらいだし。緑戦では真ん中にばかり意識が向きすぎたというのはあるのだろうが・・・。

 平川さんの解説が分かりやすかったんだけど、石崎監督がやりたいことをヴェルディにやられてしまった感じ。それを支えたのは緑の底力。長年築き上げてきた伝統はダテではない。DNAというのは大げさだけど、チームカラーを持っているかいないかというのがそのまま結果に現れてしまったというのはちょっと逃げ口上っぽいかな。

 攻撃に関しては去年で言えば湘南戦、今年で言えば北九州戦のような崩して決めるJ1仕様のゴールは一応奪える。でもそこに至るまでの過程は未だにさっぱりで、「ちょっとプレスをかけられると途端に慌てる」というのが治らない。1年半かけても改善できないってのはこれは相当重症なんだろう。決めごとが多すぎるのか、技術が拙いのか、使い分けができないのか、選手が固まらないからなのか・・・。

 ただ、監督を代えればどうにかなるっていうのは違うように思う。
 選手の意識が変わらない限り体質改善は見込めない。
 体質改善というのはきっとサポーターにも当てはまることなんだけど・・・。

 ぶっちゃけ石崎コンサは欲張っている。だから、仮に監督を代えて欲張ることをやめて“シンプル”なサッカーに方針転換しても、たぶんどこかで手詰まりになる時がやってくる。実際、三浦コンサはJ1で手詰まりになった。どうにかして三浦さんは自分の型に持ってこようとしたけど、J1はそれを許してくれなかった。追加補強がままならないなど、三浦さんだけが悪いわけではないけどね。

 本来ならじっくり構えていきたいところだけど、
 コンサの経営状態もイエローカードで近視眼的に目の前の勝利を追わなくてはならない。
 川勝監督の言葉で締めようと思う。

 「昇格がどうこうではなく、燃料が尽きるまで走りたいと。
 選手のミーティングでは、いろんなことをセーブしたら、ウチは先がない。
 目一杯踏めるところは踏んでいきたい。」 (J's GOAL参照

posted by フラッ太 |13:00 | アフターインプレッション | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:第22節VS東京V・アフターインプレッション。

こんにちは。ここ2回のエントリーには「う~ん、なるほど」とうなりまくりです(何に感心しているか説明出来ないサッカー素人)

サッカーに限らず「経験」は自信につながるので、若手選手の多いコンサには今の状況は起こりえるのでは。
先日の「暑苦しい暑さじゃない」というのも、「押し付け」ではない影響という点ではいい気がしますが、肝心なのは若手がしっかり感じているのかということだと思います。
選手の私生活はわかりませんが、他の選手のプレーを勉強したり、自分の理想に近づく努力をした人が今後主力となっていくと思います。

自分が応援している選手がその道からはずれても、プロとして仕方ないとあきらめる覚悟はあります。
そうならないよう一生懸命応援しますけどね・・・

posted by チームがある限り| 2010-08-18 17:32

チームがある限りさんへ

 今は結果が出せないことで自信喪失状態で、
 できることすらできなくなっているのかもしれません。

 若いから経験が足りないというのは絶対的な場数不足という点では正しいですが、普段の練習や生活でサッカー選手としての濃度を高めることは意識次第でいくらでもカバーできる。そこんところをどれだけ能動的に突き詰められるかだと思います。
 
 

 

posted by フラッ太| 2010-08-18 20:09

Re:第22節VS東京V・アフターインプレッション。

 週コンで平川氏が叩いた人形は誰だったのかが非常に気になります。大方は想像できますが…。(すみません。いきなり脱線しました。)

 東京Vとはちょっと差がついたかなという感じがしました。パス回しやプレスのかけ方が1枚上だったような気がします。

 ただ、コンサにはそれだけではないメンタルの部分の影響がどうしても感じられるんですよね。これがもしコンサのホームだったら例えばシュート数にしてももちろんあれだけの差はつかなかったと思います。  

 足りないものは技術的な問題もありますが、やっぱり気持ちの問題も大きいと思います。アウェイだとどうしても動きが後手になるのはわかりますが、これがあまりに酷い。アウェイの岡山戦の時にも感じましたが頑張りがまったくプレーに見えてこないと言うことがとにかく残念です。

 具体的にはプレスをする出足が遅れる。フラッ太さんも言われるようにプレスされると簡単にタッチにだしてしまう。トップの選手が動かないのが悪いのかボールを適当に前に蹴る。ボールをもらう動作も遅れてパスが繋がらない等々。見ていると本当にいらいらするシーンが多いと思います。

 ピッチ上に精神的な支柱がいないせいかとも考えます。ボランチのところで全体を見渡し、的確なプレーを指示できる人材がいない。本来は宮澤なり上里がしなくてはいけないのでしょうが。まだその役割を任せられる水準になっていない。とも言えるかもしれません。

 だらだらと書いてしまいましたが、とにかく今シーズンも残り半分を切ってしまいました。このままじり貧にだけはなってほしくないと思います。

posted by 孔明| 2010-08-18 20:18

孔明さんへ

 メンタルの弱さはあるでしょうね。ただ、メンタルが弱いといってもいろいろな見方があって
 例えば勝つことへの執着心が足りないとか、自信を失っているとか、
 落ち着きが足りないとか、ビビリが抜けないとか様々な要素が絡んでいるんだと思います。

 精神的な支柱がいないというのも問題としてはけっこう大きくて、
 去年カズゥをキャプテンにしたのもキャプテンという立場で成長を促したかったんだと思います。
 本来ならいの一番にチームの顔とならなきゃいけないのに、
 テレビ局には古田と共に期待の若手として扱われている。
 我慢強く使い続けていることからして、能力的にはたぶん宮澤を高く買っているんでしょうが・・・。

 征也も含めて生え抜き組には「俺たちがコンサを背負う!」っていうものを見せてほしい。
 このままでは終われませんし、終わらせてはいけないです!

posted by フラッ太| 2010-08-18 23:18

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