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2021年11月01日

2019の前と後。

>もうミンテは名古屋が離さんだろうなあ…

 コンサにとって2019の前と後で違うことといえばもちろんルヴァン杯。

 2019の前までは“獲れたらいいね”な憧れがあり、どこか遠い存在だったが
 2019の後は“獲らなくてはならない”という現実的な目標に変わった。
 3年連続でベスト8にまではきている。決して荒唐無稽とか無理難題なことではない。

 土曜日の名古屋VSセレッソ大阪は名古屋が勝利。天皇杯もJ1も制したのに初戴冠とは意外。

 内容としては名古屋のほぼ完勝という印象。前哨戦となった天皇杯準々決勝ではセレッソが3-0と圧倒。普通に考えれば名古屋不利…と思われたが、内田篤人の解説や試合後のインタビューなどを目にしたり耳にしたりすると、むしろ名古屋の勝利は必然だったのでは?という思いが湧いてきた。

 名古屋はACLで負け、天皇杯でも負けでチーム状況としては最悪に近い状態。このままではズルズル落ちて来季のACL出場権まで失いかねない。だからこそ“獲らなくてはならない”理由ができた。無論、気持ちだけで勝てる甘くないけどセレッソにそういう切迫した思いがあったかというとむしろ前哨戦で勝ったことで知らず知らずのうちに緩みが生じていたとしても不思議ではない。

 確か内田篤人だと思ったけど、「タイトルを獲ることで立て直す」というのがあって、
 これは常勝鹿島のイズムから生まれるらしい言葉だなと思ったのと同時に
 J1を制するようなクラブはタイトルにそういう意味を持たせるのだなと唸らされた。

 タイトルは獲って初めてその価値や重さを知る。

 手が届くところまで行きながら逃したことでそれを知ったつもりだった。
 タイトルを獲ればまた新しい景色を見られる、違うレベルに辿り着ける。

 でも、J1のトップレベルってそれよりもさらに深い。
 そして名古屋がその域に足を踏み入れたのだなと強く実感させられた。

 ミンテがタイトルに辿り着いたのを祝福しつつもちょっとだけ嫉妬が混じっていた。
 そんなことが些末に思えるほど今回のファイナルはグッとくるものがあった。

 無冠が続く鹿島に対して内田篤人はどんな思いでいるのだろう…。

posted by フラッ太 |13:40 | Another J | コメント(2) | トラックバック(0)