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2021年06月18日

“文化”が醸成されつつある。

>昨日、公式が一時見られなかったのって…

 若干タイトル詐欺のニオイがするものの今度はコンサに関して。
 ミシャコンサ4年目。現在地としてはこんなもんだろうなというのが率直な感想。

 現在11位。とりあえず今は降格圏に怯えることもないし、3年連続でルヴァン杯は8強進出。マクロな視点からすればそんなに不満はない。着実に力をつけているとは思う。ただ、1年目があと一歩でACLの4位、2年目がJリーグ史上に残る激闘の末のルヴァン杯準優勝と成長曲線が上向きすぎたために4年目となると物足りなさや不満が先に立ってしまうんだろう。

 強くなることも大変だが、強さを維持するのはもっと大変。
 コンサはJ1で5年生だが改めて痛感する。

 現場は結果を出さなきゃならないし、会社は稼がなきゃならない。都倉が抜けた後に武蔵が入って穴埋めどころか新たな武器を身に着けたと思ったら今度は武蔵が海外移籍。ソンユンも兵役のためにコンサを離れた。これだけでもけっこうなダメージだが、それでも戦力流出を最小限にとどめた。
 そして金子・駿汰・高嶺といった大卒組の有望株が来てくれた上に今度は大卒ナンバーワンの呼び声高い小柏が来てくれた。4人とも今やミシャコンサには欠かせない戦力になっている。ミシャの引きがあることは確かだが、これってそう簡単にできることじゃない。

 都倉や武蔵はチーム内での得点王。そうした主力が抜ければ何かしら現場サイドから文句が出そうなもんだが、「チャナと駒井と金子の3トップで何とでもなる!」と豪語して何とかしちゃうミシャ。今年は4年契約の最終年と言われているが、恐らくは来期以降もミシャが基本線だろう。その後をどう引き継ぐかもそろそろ視野に入れなきゃならないけど…。

 で、ここからは文化の話、というかアンロペの移籍報道に関しての諸々について。
 文化ってのはちと大げさだが、ある種の共通認識はできてきていると思う。
 
 まずは金。成績は資金力にほぼ比例する。コンサはその面で言えば残留ラインが妥当で、資金は簡単に増やせない。となると、どうやってお金をかけずに戦力の維持や底上げをするか?ミシャを招聘した時にオールコートマンツーをやる、4年計画で今年はその集大成と位置付けて補強を行っている(きた)と三上腹黒GMが言っているし、そこはミシャに任せるとノノ社長も言っている。

 そして移籍に関して。まず移籍のオファーは選手側に隠すことなく伝えていて、選択はあくまで選手に委ねられている。勝手に出るつもりなら干すぞってことはしない。結果を出せば当然オファーは来るし、大抵は蹴るのが不可能なものだから活躍すればいずれ去っていくものだという諦観、達観があると思っている。

 公式にも情報が出た。通常、選手の移籍に関しては移籍先まではっきりさせた上で発表するもんだが、こうした形での発表はこれ以上ブラックボックスにしていてもあまり意味はない、サポの側も「どうして出すんだ!」「何としても残せ!」なんて文句は言わないと判断しているからだろう。むしろ移籍を公にして(それは同時にそれ相応の対価を得ることを意味する)サポの側に覚悟してくれと促しているとさえ思える。

 ノノ社長のラジオ出演に間に合わせるためでは?という声もサポーターズブログ内にあるが、それくらい定期的に情報発信をしてくれることでクラブの現状をサポが知ることができる(できている)。ラジオでは契約はあと半年残っているとまで言及したらしいが、そうであるなら尚更“売り時”。J1で得点王争いをした選手に大幅な年俸アップは避けられないし、仮にタイトルを獲ろうもんならタイトル料のボーナスは大盤振る舞いしなきゃならない。来季以降も抱え続けることができるか?となれば答えはNOである。

 まああれだ、「そこ狙う!?」というナナメ上の補強で名を馳せているウチの腹黒GMが何の手も打たないとは思わんし、何だかんだ育て上げてしまうミシャも健在だし、パートナーを少しずつでも増やし続けているノノ社長もいるしで何とかなると思うし何とかするでしょ。

 そうなるとガブリエルの魔改造が急がれる。杉本健勇は…ないよな。

posted by フラッ太 |13:00 | コンサについて | コメント(5) | トラックバック(0)