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2019年11月07日

ダビド・シルバで踊ろう!⓶

>ジェイがダビド・シルバに「SAPPOROはかんふたぼぅやで!」と言ったとか言わないとか…

 20世紀はホンダやソニーが世界的企業になったが、21世紀はコンサドーレが世界に出ていくぞっ!
 …とまあ、1発フカシを入れたところで。

 ホンダでいえば本田宗一郎、ソニーでいえば盛田昭夫。創業者であり独創的発想を持ち合わせたカリスマ経営者。クラブ創立に関わった先人をディスるワケじゃないけど今のコンサがあるのはノノ社長の就任があってこそ。なので、ノノ社長はコンサドーレの中興の祖と言って差し支えないだろう。会社としてのコンサドーレで真っ先に思いつく人といえばやはりノノ社長になるだろうし。

 ホンダやソニーは本田宗一郎や盛田昭夫が1人で会社を大きくしたわけではない。本田宗一郎には藤沢武夫、盛田昭夫には井深大といった具合に女房役、参謀、相棒ともいえるパートナーがいた。それをコンサに当てはめるとノノ社長と三上GMのコンビになるのかな、と。思いっきり持ち上げるならウチの腹黒GMはさしずめ北のスティーブ・ウォルシュといったところか。

 ノノ社長は元選手だから広い意味で現場をわかっているけど、どれだけ素晴らしい構想を持っていたとしてもノノ社長だけで実現できるワケじゃない。大雑把に言うと会社を大きくするために金を引っ張ってくるのがノノ社長で、選手を引っ張ってくるのが三上GMといった具合にそれぞれの得意分野で分業ができていて、それが干渉することなく良い方向に相乗効果を生んでいる。

 できそうでできないことだけど、5年前にはJ2中位だったコンサが今年タイトル獲得未遂まで引き起こしたのは相当なバランス感覚なんだと思う。もちろん、監督や選手の頑張りあっての話だし、サポが金出したり声出したり元気出したりしたからこそルヴァン杯ファイナルで「札幌(サポのゴール裏)がすげぇ!」と認められたんだけどね。

 ぶっちゃけ、今の日本でモノを売る商売は先が見えない。ひと通りモノは行き渡っちゃっているし、買い替え需要を喚起しようにも「別に…」だし、第一、消費税増税で使える金が減る一方だし伸びしろで考えればモノを売る会社よりはスポーツビジネスのほうが余地は大きい。
 スポーツビジネスといっても野球は根強い国内需要はあっても構造的に世界に広げることができない。日本シリーズを制したチームがドジャースやヤンキースとガチ勝負できるわけじゃないし、普及している国も少ないし、“あがり”がメジャーリーグしかない。別に野球をディスるんじゃなくて日本は選手のレベルが既に世界のトップを狙えるし、それだけ市場も成熟しているってこと。

 日本にプロスポーツリーグはいろいろあるけど世界に打って出ることができるのはJリーグが一番現実的。そういやラグビー(トップリーグ)ってまだプロ化してなかったんだなあ…。ケイスケホンダじゃないけど伸びしろでいえばコンサには選手もスポンサーもたっぷりあるわけだ。ダビド・シルバが来てくれればコンサの知名度や発信力が飛躍的に上がるのは間違いないし、人もモノも金もより多く、より大きく動くようになる。

 ひいき目抜きにしても今のコンサが“旬”のクラブであることは間違いない。
 …何とかインチキできんのか!

posted by フラッ太 |00:05 | ちょっとカタい話 | コメント(2) | トラックバック(0)