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2012年11月08日

神戸の危機感。

○監督交代のお知らせ(神戸公式)
○ヴィッセル神戸、西野朗監督が解任。チームを去る西野監督の胸の内とは?

 このタイミングでの神戸の監督交代は驚き。
 ただ、降格圏まで勝ち点差2という現実の重さがそうさせたと考えれば不思議ではないのかも。

 神戸は10年シーズンにあわや降格の危機に瀕し、実際最も不利な立場にいたが、
 最終節のアウェイ浦和戦に4-0で勝ってギリギリ生き残った経験がある。
 その代わりに俗に言うビックリ枠で降格したのがFC東京だった。

 和田監督から西野監督にスイッチして上を目指すはずがケガ人が出たこともあり降格さえしなければいい、来季改めて立て直せば…と下方修正。ズルズル順位が落ちて振り向けばブーツェンならぬ気がつけば残留争い。神戸のこれまでの経験からすれば「悠長に構えてたら落ちる!」という本能的な危機感がそうさせたのだと思う。それだけJ2に落ちるのはイヤだということ。このへんの執着心がコンサには足りないのかなとも思うが、コンサについてはシーズン終了後に総括するということで。

 結果が出なければ監督交代というのは健全な姿ではある。今年はJ1で監督交代が相次いで起こったし、監督交代は打開策の1つでもあるから特に下位に沈むクラブにとってはやることはやったと納得できる、あるいはさせられる手段でもある。
 とはいえ、監督交代はどちらかというと劇薬、諸刃の剣といった性格があり混迷が更に増すこともよくあるので、普段からアンテナを張っていざというときに監督交代に踏み切れる準備をすることやタイミングを見計らうことも必要。その意味ではフロントの覚悟が問われると言えるかもしれない。

 まあ、お金のあるクラブは簡単に監督を取っ替え引っ替えできていいよねぇとどうしてもひがみ根性が先に立ってしまうのはコンササポの悲しき性か(泣)。ACLを制した監督といえども結果を出せなければ途中解任の憂き目に遭う。J1はかくも厳しい。そしてJ2降格を回避するために躍起になるリーグなんである。

posted by フラッ太 |13:01 | Another J | コメント(6) | トラックバック(0)