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2010年08月12日

第21節VS北九州・アフターインプレッション。

 本来なら勝って当然の相手と言っていいギラヴァンツ北九州。結果こそ順当勝ちだが内容は決して楽観視できないどころか、相変わらず不安定な試合運び。決して手放しで喜べるもんじゃない。とはいっても、結果を出さなきゃならなかったことを考えれば勝ったことは素直に喜びたい。

 北九州は単純に戦力が劣るというのもあるが、わりとつなぐことを意識してやってくるチームなので石崎コンサとしてはやりやすい相手、“噛み合う”相手であったことは言えると思う。前線からどんどんプレッシャーをかけられて前を向くことすらできずにちっともボールを前に運べないということはなかった・・・のかな?

 北九州戦は勉強になった試合だった。というのは、ポストプレーを考え直す機会になったから。ポストプレーというと、背が高く肉弾戦に強い選手がペナルティアーク付近にどっかと構えて、そこにボールを当てて2列目の飛び出しを・・・というのが思い浮かぶ。
 おっ!と思ったのは2点目のゴールシーン。オシャレな崩しからのゴールだった。去年の湘南戦の連動した崩しが強く印象に残っているので印象は薄くなってしまうんだけど、崩したゴールとしてはかなり上位に入る質の高いものだと思う。純平の外を回る動きはちょっと前の平川さんのFでの解説を思い起こさせるものだった。内村のオシャレなアシストも見事だったが、やはり純平でしょう。退場さえなきゃあMOMだけど、MOMはバーポストさんにしとこうか。

 で、ポストプレーというのが単に最前線の選手に当てる、預けるだけにとどまっていたらダメだなあというのも同時に感じた。あらかじめ張っている選手に、ってのは相手もそれだけ対応がしやすいんだし・・・。2点目のゴールシーンはコラムで取り上げられていたみたいなので、くどくど書くよりもそれを読んだ方がより「なるほど!」と思えるだろう。
 いずれにしても自分が動いて打開すること、周りを動かして打開することの重要性がクローズアップされた試合であったことは言えると思う。前目の選手が内村・純平・岡本・古田と動ける選手が揃ったことで打開できたのが多分にあると思うが、果たしてチームとしてできるかどうか・・・。

 次節はヴェルディ戦。ヴェルディもつなぐことを重んじる傾向があると思うのでプレスをかいくぐることにあまり神経を使わなくていいという点では楽かも。むしろ頑張るチーム、とりわけ栃木や横浜FCあたりと対戦する時に真価は問われる気がする。ちょっとプレスをかけられると・・・という事態にならないことを願いたい。それで苦しんでいるからこの順位なんだけど(汗)。

posted by フラッ太 |10:00 | アフターインプレッション | コメント(0) | トラックバック(0)