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2010年03月18日

’10コンサのシステムの核を探る②。

 以前の暑苦しい妄想では4-2-2-2をベースにして各ポジションごとに核となる選手を想定して考えた。ただ、この2戦を消化した段階ではFWはキリノが核になりそうだと思っていたのが近藤がかなり頑張れそうだということと、内村が即戦力として機能しそうだということがある(近藤のケガは心配だが・・・)。MFでは宮澤とカズゥのコンビは機能させるにはハードルが高く予想以上に時間がかかりそうというのを感じた。

 僕の考える’10コンサのシステムの核(≒基礎、背骨)は

 ・FWは2トップ
 ・CHは2枚
 ・サイドになるべく高い位置で1枚ずつ置く
 ・DFラインは石川を中心に構築する

 「当たり前じゃねーか、何を今さら大上段に構える必要があるんだ!」とツッコミが入りそうだけど・・・(汗)。で、福岡戦はどうだったかというと、グダグダっぷりでは去年の愛媛戦よりもひどかったがあのときは宮澤を引っ込めたのに対して、見るからに効いていない両CHは変えなかった。というのは、去年はダニルソンの存在がやはり大きかった。去年の味スタでのダニルソン無双は未だに忘れられない。去年はルーズボールはダニルソンが超スピードでかっさらっていたので、CHは玉際での厳しさはあまり要求されずに済んだ。ダニルソンの身体能力は代わりになる選手はJ全体を探したってそうそういない。

 今年はCHは2人。その2人を守備の人・攻撃の人というのではなくて2人で連係して守備も攻撃もやりなさいという起用で臨んだんだと思う。ところが、2人ともちっとも前に出られず雪隠詰めで前と後ろが間延びするばかり。では、どちらかを変えれば良かっただろうとも思うのだが、そうなると1-2になったときに今度は残った1人が狙われるのかな、と。例えば、カズゥを下げて芳賀を前に持ってくるとかしたとしても今度は宮澤が袋叩きに遭ってしまって根本的な解決にはならない、といったように。1+1が2どころかヘタすると1以下になっていたので、どちらかを引っ込めたのでは余計悪くなるだろうという判断が働いたのではないだろうか。その意味では2人とも信頼されていないのかも・・・。

 宮澤とカズゥのどちらが攻撃的に行くのかは特に決まりはなくて、どちらにも良いところがあるので状況に応じて前に行ったり守備に回ったりという感じで縛りはあまり作らなかったと思っているんだけど、福岡戦では2人とも前に出られなかった。むしろ、カズゥが前に行きたがっていたのを宮澤がその尻ぬぐいをさせられるハメになったように見えた。なので、前に出られないなら出さなきゃいい、起点が増えれば後ろ目で組み立てやすくなるし、2人いればプレッシャーをかけられても何とか耐えられるだろうからつなぎ役に徹してもらおうということで内村に最前線とトップ下を兼ねるような役割を求めたのではないだろうか。

 ああ、また長くなってしまった(汗)。
 もう1回続けようと思うので、ヒマな方はおつき合いのほどを・・・。

posted by フラッ太 |13:00 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)