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2009年02月04日

ミラクル再び。

 去年のスーパーボウルは残り37秒のTDでニューヨーク・ジャイアンツが奇跡の勝利を挙げた。あまりにドラマティックな試合だったのだが、今年もそれに劣らない試合展開だった。今年はアリゾナ・カーディナルスVSピッツバーグ・スティーラーズ。カーディナルスはパス攻撃のチームでスティーラーズは伝統の守備が光るチーム。ついうっかり結果だけを知ってしまってちょいと興味が薄れたのだが、それでも面白かった。

 第2クォーター終了間際にインターセプトからTDとなったのだが、これが圧巻だった。自陣のゴールラインから敵陣のゴールまで一気に駆け抜けたんである。まさにゴールトゥゴール。リアル久保嘉晴だ(笑)。実際には久保ほどオシャレじゃないけど、それでも100ヤードのTDラン(!)ってのは現実的にはほぼあり得ない。コンサで言うならソダンがGKでシュートをセービングしてそのまま1人でドリブル突破でゴールを決めるくらい難しい。何年か前にパッカーズが97ヤードのTDってのがあったと思うけど(これもほぼありえないが)、この記録は破られることはないだろう。

 そして、第4クォーターにドラマが待っていた。

 スティーラーズが20-16のリードで迎えた残り3分弱。カート・ワーナーのパスがWRフィッツジェラルドに通り、前の空いたスティーラーズDF陣の穴を衝いて一気にフィールドを駆け抜け逆転のTD。これで23-20。しかし、これでは終わらなかった。残り1分を切ってあと9ヤードほど。が、タイムアウトを使い切っていたのでラン攻撃は1発で決めないと時間切れ。パスの可能性が高い(と同時にそれを読まれやすい)シチュエーションの中、QBベン・ロスリスバーガーがギリギリのTDパスを通して再び逆転。

 去年の再現を思わせる奇跡の大逆転で幕を閉じた今年のスーパーボウル。最後のTDはレビュー(審判がビデオ確認をする)が入り感動は若干薄れてしまったけどそれでも面白かった。スティーラーズはこれで史上最多となる6度目のスーパーボウル制覇。解説の言葉じゃないけど、「良いチーム」と「強いチーム」は違う。今年のコンサは良いチームにはそれほど時間がかからずになれそうだけど、いかに強いチームになれるか。石崎監督もJ1に上がるチームではなく、定着できるチームを目指していると言っていた。

 今年のJ2は51試合もあって昇格争いはもちろん厳しい。
 下馬評ではけっこう評価が高いみたいけど、J2の下馬評ほど当てにならないものはないことはコンサ自身が07年のJ2優勝で証明している。山形の昇格が物語っている。昇格するにしても、願わくはいっぱいいっぱいで昇格するのではなくて、他のチームに「さっさとJ1に行ってくれ!」と言わせるようなうんざりするくらいの強さを見たい。・・・贅沢言うとキリがないけど(苦笑)。

posted by フラッ太 |10:29 | スポーツ | コメント(2) | トラックバック(0)