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2008年08月16日

わかってねえなあ。

 犬飼インタビューの記事を見ての感想がこれ。

 寒ささえしのげれば何とかなるということらしいが、とんでもない。「寒さ」=気温の低さではないのだ。気温の低さも問題だが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に問題となるのが積雪。このハンディキャップはとてつもなくデカい。このハンディキャップは雪国にとっては十分な脅威ですらある。

 Jリーグのクラブは試合の日だけ活動しているワケではない。練習場の確保だってしなくてはならない。学校の「クラブ活動」とはワケが違うのである。本州に北海道以外のベースキャンプを置くにせよ、屋内練習場を設けるにせよ、それ相応の準備期間は必要だ。だいぶ前には高知で準ホームの形で試合をした経緯もあるから、それで何とかなるとふんでいるのだろう。百歩譲って移行当初はそうなったとしても、それじゃ何のためのホーム&アウェイなんだ?ということになるのではないか。

 あと、野球と比較して冬の観戦もそう難しくはないというようなこともあったと思うが、野球とサッカーでは競技の質が全く違う。野球は途中でグラウンド整備が入る。1イニングごと、1アウトごと、場合によっては1球ごとに「間」ができる。だから観る側もいろいろと準備ができる。ちょっとトイレに行って来る、ビールやつまみを買う、ちょっとリラックスしてみる・・・。
 サッカーはそうはいかない。笛が鳴ったら基本的にハーフタイムまでテンション上がりっぱなしで、緊張状態を維持しなくてはならない。接触プレーなどでプレーが止まることはあるが、常にそれが起こるわけではないし、その時においそれと席を離れるわけにはいかない。テンションが下がって観る側が興ざめになってしまうからだ。

 もちろん、クラブに自助努力は必要だ。
 だが、降雪の脅威は犬飼氏が楽観視できるようなレベルじゃない。
 自助努力をしてもスタートラインに並ぶのが精一杯で、チーム強化どころじゃない。
 そういうことが容易に予想されるから札幌や新潟のサポーターは今の段階から声をあげるのである。
 現実を見てくれ!と。

 好意的に捉えれば、大所高所でモノを見ているということになるのかもしれないが、どうにも発言が軽いというか説得力がないというか・・・。御輿に担がれる人間はちょっとくらい○○な方がいいとは思うが(←問題発言だってば!)それにしてもねえ・・。
 鬼武チェアマンがどう考えているのかはまだわからないが、これも立場の差なのかなあ。
 まあ、2月の吹雪の中、札幌ドームの外で放置プレイってのが現状認識としては手っ取り早いかも。
 (↑さらにひどい問題発言(苦笑))

posted by flatta |09:25 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)