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2007年06月30日

名実ともに、「名人」。

 さて。

 森内俊之が郷田真隆を下し、名人位を獲得した。これで通算5期の名人位で永世名人の資格を得ることとなった。実力制となってからの永世名人は森内で5人目。

 「羽生世代」といわれた棋士の1人だったが、羽生が将棋の7大タイトルを総なめにした一方で、実力は認められながらもタイトルにはなかなか縁がなかった。
 名人のタイトルをとったのも羽生が先で、永世名人にリーチをかけていたのも羽生が先だったが、永世名人の称号を得るのは森内が先となったのだ。

 しかも、4連覇してである。

 調べてみたが、4連覇以上しているのはそれまで実力制で永世名人となった人物しかいないのだ。

 将棋の神様は物語を作るのが巧すぎる、と言ってはちょっとキザか。しかし、偶然にしてはあまりにも・・・と思ってしまう。

 永世名人への道のりも決して平坦なものではなかった。ようやく手にした名人位を、羽生にあっさり奪われたこともあった。今回の名人位も、その前の第6局を大逆転で落としているにもかかわらず、最終局で防衛という最後の最後まで厳しいものだった。

 人生の面白さ、と言うほど僕は歳をとってもいないしそれほどの経験もない。表現するのが難しいのだが、胸に染み入るものがあるというか。

 頑張ろう、という気にさせてくれる。

 今回のドラマティックと言うにふさわしい森内の名人位獲得。スポーツ紙では、森内が羽生を「追い越した」というニュアンスの記事が多い。ある意味ではそうかもしれないが、むしろ、羽生世代といわれた棋士たちの切磋琢磨がこうした結果をもたらしたのであって、まだまだこれから面白い「物語」を紡ぎ出してくれるに違いない。

 僕は、そう思うのである。

 羽生世代の鎬の削り合いや因縁はまだまだエピソードがあるのだが、僕の文章力ではこれが限界。

 でも、将棋の世界も「ドラマ」に満ちていますよ、ということで。

 では。

 

 

posted by フラッ太 |14:26 | コメント(0) | トラックバック(0)

2007年06月30日

どうしても、納得できない。

 さて。

 ジュビロの菊地が臨時職員として拾われるかも、との報道。

 どうしても、納得行かない。

 菊地の復帰への道は彼自身がペナルティ(法的にも、世間の風当たりという意味でも)を受けた上で、彼自身がそれと真摯に向き合い彼自身の手で模索するべきであって、チームが手をさしのべる問題ではないし、してはいけないと思う。

 新居の場合、チームはそれこそ「泣いて馬謖を斬る」といった思いで彼を解雇した(と僕は思っている)。新居本人にしても、やっと琉球FCに拾ってもらってその後鳥栖に移籍し、日本人得点王という結果を出した上で今千葉にいるのである。

 これでは、ジュビロだけでなくリーグ全体の自浄能力を疑われてしまう。

 ジュビロの首脳陣はそのあたりのところをどう考えているのだろう?

 やはり、どうしても、納得行かない。

posted by フラッ太 |09:23 | スポーツ | コメント(3) | トラックバック(0)