スポンサーリンク

2008年04月12日

磐田に見る世代交代の難しさ。

 時季外れになってしまわないうちに暖めていたネタを。

 土曜日は磐田に初勝利。
 かつての面影はなく、普通のチームになってしまった感すらある。ドゥンガが怒鳴りまくったころから磐田は成熟し始め、N-BOXといわれた3-5-2のシステムは一時代を築いた。

 でも、その時の主力メンバーはもう散り散りになっている。高原はドイツ経由で今は浦和だし、藤田は名古屋、福西と服部は緑、奧は現役を退いている。サポーターにとってはかつての圧倒的な強さがあった頃が懐かしいというかある意味幻影にとりつかれているところがあるのではないか。

 ただ、考えなくてはならないのは、スタメンが盤石であればあるほど新人にとっての壁は高く厚くなるから競争に勝ち抜くのは容易ではない。僕は成岡あたりが名波の「後継者」になるのではないかと思っていた。ところが、本来トップ下あたりで起用されるべきなのに左サイドでの起用だったし、やっと昇格してきたコンサ相手にいいところが出せず途中交代となってしまった。

 世代交代のやり方としては、ユースからじっくり育ててトップに昇格させるのが理想だが、現実はそういうわけに行かないことも多い。勝てば勝つほど周りの期待とくにサポーターは「勝つのが当然」という有形無形のプレッシャーをかけてくる。

 となると、有能な若手を引っぱってくるということも選択肢に入ってくる。そのあたりのさじ加減はクラブの財政事情など様々な要素が絡んでくるから、全くの正解というのはないのだが、磐田は生え抜きにこだわりすぎたんじゃないかという気はする。あと外から呼んでくるタイミングが少し遅かったようにも思う。川口はまだしも、駒野はどうだったのだろう。今日の試合しか見ていないから簡単に判断は下せないが、少なくとも代表選手ならコンサのディフェンスを崩せないようでは・・・という気がした。

 コンサの場合はボロボロに力尽きてユースを育てるしかなかったという事情はある。お金もないからどうしたってレンタルは増えるし、ユース組に奮起してもらわないと困るということもある。今はクライトン頼みの中盤になってしまっているが、将来は西あたりに中心選手になってほしい。石井もそろそろスタメンを常時張ってもらわないと困る。去年の厚別での魂のヘディングゴールは未だに忘れることができない。藤田と岡本も今はつらい時かもしれないが、サポーターの期待に応えてほしい。もし4人が揃い踏みとなったら、涙ちょちょ切れものだ。U-17やU-15でも数こそ少ないが代表に選ばれているのだから、あんまり呑気にしていると・・・というのはちょっと買い被りすぎかな(苦笑)。
 

posted by フラッ太 |22:07 | ちょっとカタい話 | コメント(3) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/flatta/tb_ping/468
この記事に対するコメント一覧
Re:磐田に見る世代交代の難しさ。

 駒野、茶野¥・¥¥¥コンサDFが体張りよく抑えたというべきなのか・・・それともこれは¥¥見た目ですが、あまり迫力がなかったから・・・・それが正解なのか¥¥¥¥¥

posted by はすえいん| 2008-04-14 10:02

Re:磐田に見る世代交代の難しさ。

私は、日本トップクラスのサイドアタッカーが
駒野ってところに、日本代表の限界を感じますよ!(笑

世代交代は、確かに難しいですよね。
まあ、札幌は世代交代以前にベテランがほとんどいない(笑。

生え抜き育成で、何とかJ1残留を果たして欲しいです!

posted by whiteowl | 2008-04-14 23:52

Re:磐田に見る世代交代の難しさ。のお返事。

 >はすえいんさんへ
 茶野はともかく、駒野はほとんど消えていましたね。
 まあ、他人のことなど構っていられないと言われてしまえばそれまでですが・・・。

 >whiteowlさんへ
 サイドバックの人材難はホントに深刻ですね。
 駒野の「使い回し」も限界に来ているし、今のうちにどんどん新戦力を試すくらいでないとワールドカップも厳しいのでは。
 コンサもサイドバックは西嶋くらいですし、生え抜きが出てきてほしいですね。

posted by フラッ太| 2008-04-15 09:30

コメントする