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2024年03月14日

ラグビー的サッカー?

>あ、町田戦も地上波あるのか…

 さて。

 日本代表の負け予測をピッタリ当てたレオザ氏。彼が町田(というよりは黒田監督)のサッカーを高く評価している。町田をJ1に昇格させただけでなくJ1でも鹿島相手に堂々勝利。「高校サッカー上がりの監督に何ができる!」なんてこたあもう誰にも言えない。それだけの成果は既に出している。

 実際に映像を見てないので何とも言いにくいんだけど、大雑把に言えば
 攻撃はロングボール放り込み、ポゼッション?知ったことか!なスタイルなんだろう。

 実際、ポゼッション率が高ければ勝てるかと言えばそうではなく、ガンガン前から制限かけて引っ掛けるとか縦に速くというのが浸透しつつある。もっとも、ミシャコンサとてそれを全く無視してるわけでもなく、昨年のFマリノス戦ではGKに戻したところを掻っ攫ってゴールとかそうしたトレンドは取り入れているわけで。

 で、町田のサッカーはというと何となくラグビーを思い起こすというか。
 ハイパントを蹴り込んで、蹴った先でポイント作って攻撃を継続するみたいな
 要は“陣取りゲーム”を強く意識しているのかな、と。

 サッカーはボールをゴールに入れる競技。
 でも、ボールを後ろでチンタラ回してたって点にならない。

 ボールをどう運ぶか?丁寧に繋いで前進するか、放り込んでセカンドボールを回収するか。
 うまく言葉にできないけど、ボールを握るかエリアを獲るかの優先度の違いなのかな。

 コンサがここまでノーゴールなのでどうしてもポジティブになれないってのはあるが、町田戦は「(主に町田が)『誰に』『どこに』ボールを入れるか?」という視点が肝要なのかな、と。ボールの行方を追うんじゃなくて、エリアの獲り合い。

 放り込んだ先のデザインをしっかり決めておけば相手ボールになっても守備のリスクは減る。セカンドボールを回収できれば得点の可能性は高くなる。実際にはもっと深いんだろうけど、レオザ氏が黒田サッカーを合理的というのは納得がいく。

 ミシャはミシャでハードなキャンプを課すのは自分たちが動いて常に有利な位置取りをすることが必要で、その前提として走力がなかったら話にならない。それも単に持久力だけでなく頭を使って賢く動く。ポジショニングゲームへのアプローチの違い、と言えばいいのかな?

 大げさに言えば“哲学”がぶつかる試合。

 町田のここまでの戦いからして殴り合いの可能性は低そう。福岡戦ほどガツガツ来るかはわからないけど粘る、我慢する時間帯が大半を占めそうな予感はある。町田戦は今までとは違ったサッカーの観方が必要で、Jの空気を一変させてしまう、ある意味Jリーグに“革命”や“破壊”が起きる試合になるかもしれない。

 …ぶっちゃけ試合を観るのが怖い、まである。

posted by フラッ太 |13:25 | 戦術厨の戯言 | コメント(4) | トラックバック(0)