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2022年08月15日

清水(のドーピング)が怖い。

この人のブログは細かい数字を追いすぎなんだよなあ…

 さて。

 磐田が昨日浦和に0-6の大敗。得失点差がとうとうワーストとなった。だからってわけでもないだろうが、監督がなぜかこのタイミングで解任。まあ、他所様のことなんて構ってる余裕なんぞウチにはないわけだが、ふと思った。

 「得失点差ワーストで残留できたケースなんてあるのか?」

 普通に考えればそんなことあり得ないんだが、どうせなら得失点差ワースト3のクラブが残留できたケースがいったいどれだけあるのかを拾ってみることで見えることもあるんじゃないかってことで今回は数字遊び。

 三浦コンサで戦った08シーズンから得失点差ワースト3のクラブを引っ張ってみた(2ステージ制の15、16シーズンは年間順位表から)。降格のなかった20シーズンを除く延べ39クラブで得失点差ワースト3になりながらも残留を決めたケースは9回しかない。これだけでコンサがヤバい立ち位置にいるのがわかる。そのうち6つがワースト3位。すなわち、ワーストのワンツーになってしまうと危険度が非常に高くなる。

 09、11、15、21シーズンは得失点差ワースト3クラブがそのまんま18、17、16位となっているし、順位にズレこそあるが13シーズンもワースト3クラブが降格となっているからここから脱しない限り残留は厳しいというのはまあ当然といえば当然と言える。

 で、ここからが驚き。

 普通に考えて得失点差のワーストになればそら降格するわな…と誰もが思うところ。だが、数少ない例外がある。一見不可能とも思えるミッションを可能にしたのは実は清水エスパルスなのだ。

 14シーズン 清水 得失点差-18(ワースト2位)→15位残留
 19シーズン 清水 得失点差-24(ワースト1位)→12位残留

 ワースト2位に入りながらも純粋にJ1残留を果たしたケースはこの2つと、もう1つは08シーズンの“ジェフの奇跡的な残留”だけ(得失点差-17でワースト2位、15位残留)。あとは18シーズンの磐田(得失点差-13、ワースト2位)と19シーズンの湘南(得失点差-23、ワースト2位)がPO回りで残留したケースがある(前述の9回はこれらを含んでいない)。

 特に19シーズンは得失点差ワーストで残留という“離れ業”をやってのけている。離れ業といえばコンサがぶっちぎりのワースト記録を樹立した12シーズンにガンバが得失点差+1でJ2降格というのが当時はかなり話題になったが、これも相当なもんである。

 ここ数年の清水はとにかく補強が派手。開幕前の補強もさることながら監督交代はおろか夏のウインドウでもなりふり構わぬ補強で残留を果たしてきている。今日も残留争いの直接対決でガンバに2-0と勝利。「昨日のコンサは湘南戦とは別チームだ!」なんて声もあったが、今の清水も全くの別チーム。

 16節までは得点15失点24だったのが、新体制以降は得点18失点14と劇的に改善。旧体制では1試合に1点取るのがやっとだったのに、新体制では1試合あたり2得点。しかもこの期間、清水には無得点試合がない。これはもう残留争いのクラブの数字ではない。

 コンサの最終節はホーム清水戦。マジでそれまでには残留決めたい…。
 

posted by フラッ太 |00:05 | Another J | コメント(0) | トラックバック(0)