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2022年06月08日

ミシャはご機嫌斜め。

「広島さんよぅ、桐蔭さんに感謝しぃや」「お前ら、ホームで0-3負けやんけ!」

 …というわけで。

 天皇杯2回戦VS桐蔭横浜大が延長戦の末に4-3の勝利。
 なんという馬鹿試合。一番予想から外れた結末。

 休憩時にスタメンをチェックしたら後ろは見事に若手組。普通に1-4くらいで負けてサポーターズブログは罵詈雑言の嵐、SNSは「さっぽこwww」で溢れかえると思ってたから。だってさ、今までロクに試合に出られていない選手を後ろで使った途端急に覚醒するなんてそんな美味い話があるわけないじゃん。

 「ミシャ、思い切ったなあ…」とある意味感心しつつ仕事明けに結果をチェック。前半終了時で0-2。恐らく怒りの、であろう4枚替え。ミシャとしてはある程度は覚悟していただろうけど、笛吹けど踊らずという思いでいたんだろうなあ。若手主体ですぐに2点も取られちゃった~の♪は想定内だったけど、終了間際突き放されて私ピンチ♪までは流石に想定してなかっただろう。ストレスを感じているとミシャがご機嫌斜めになるのも無理はない。

 ざっと総括するなら「厳しい現実を突き付けられながらも辛うじて大学生を振り切った」ということになるのだろう。Jリーグ発足後J1クラブが全チーム初戦突破したのは史上初}だとか。いやさ、昔のようにJ1クラブは4回戦くらいからの登場でいいと思うんだよな…。

 プロの意地ったって点取ったのは主力組の金子や青木であり、ポジション掴んだ大八であり、
 今日のMOMはその誰でもなく厚別に足を運んだサポーター。

 後半開始時の4枚替えにミシャのメッセージがあるのだろう。
 まあ、今日は勝てば官軍なのでランバ・ラルのおっさんを登場させるのはヤボってことで。
 一番厳しい現実に直面しているのは…ってのは当人がヒシヒシと感じているだろうし。
 3回戦は甲府との対戦。「次」がある選手は果たしてどれだけいるのか…。

posted by フラッ太 |23:50 | 試合後の印象 | コメント(2) | トラックバック(0)

2022年06月08日

捨て試合などない。

プロの気骨、いい言葉だなあ…

 さて、天皇杯2回戦。相手は桐蔭横浜大。

 大学生とは言いながら特別指定や内定をもらっている選手もいる。いわばプロ予備軍。
 ナメてかかるどころか全力で臨まないとあっさりやられてもおかしくない。

 報道でもターンオーバーで普段試合に出られない選手中心となる模様。
 不安は数多くあれど、彼らにとってはやっと“与えられる”機会が巡ってきたと言える。

 プロは試合に出てナンボ。そういう意味ではプロとは言えない選手がいるかもしれない。
 ただし“プロになる”ことと“プロでいる(あり続ける)”ことは全くの別次元。

 どれだけ普段の生活で節制をしても練習で頑張っていても、試合に出ないことにはその努力はわからないし伝わってこない。キザな言い方になるが、今日の試合は多くの選手にとってプロとしての存在証明を示す場であり、「次」を掴み取るための場であり、たとえコンサで生き残ることができなくてもプロ選手として生き残るための場である。

 正確な文面は忘れたが、
「素人がプロを上回ることはある。ただ悲しいかな素人はそれを維持することができない。
 素人よりずっと高い線を引いてそれを維持することができる、それがプロなんだよ」
 というのがある。

 天皇杯で思い起こされるのは桐耶かな。試合中に小野伸二からおもいっきりダメ出しを食らっていたというのを耳にしたことがある。桐耶も相当苦しんだだろうし、努力の甲斐あってやっと周囲から認めてもらえるようになってきた。その意味ではやっと一人前になった、本当の意味でプロになったと言えるのかもしれない。

 とはいえ、天皇杯は殊更に「プロって何?」というのがクローズアップされる。

 大学サッカーも今は環境面がかなり整ってきているから、その時間の濃密さにはさほど差はないのかもしれない。ルーキーイヤーならまだしも、プロ=プロ契約を結んだ選手、のままでは困るわけで今までの積み重ねの答え合わせが“赤点”ってワケにゃいくまい。

 プロの世界に捨て試合などない。

 ミシャやサポだけではなくコンサ以外の人たちも見ているし、その人たちからも“評価”される。
 勝つことにひたすら集中してほしい。吉報を待つ!

posted by フラッ太 |13:25 | スチャラカプレビュー | コメント(0) | トラックバック(0)