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2020年10月31日

見える?見えない?

>菅ちゃんはゆっくり休んで

 アウェイG大阪戦は1-2の負け。BS1でオンタイム視聴。

 最近では負け試合の後は敢えて更新はせずコメントでお邪魔するだけにとどめていたが
 今日は結果は負けでも内容のある試合だったかな、と。

 前節の横浜FC戦からの流れとしてはアンロペが“見えている”な、と。特にドドのJ1初ゴールをお膳立てした難易度の高いアシストもさることながら、ジェイのループをお膳立てしたパスもしっかり見た上で出している。今までだったら何が何でも自分で持ち込んで勝負するところで周りを使うようになってきた。いろんな意味で我慢が効くようになったアンロペとドドがどれだけできるかなと思いつつ視聴。

 で、先制ゴールはそのドドが決めたわけだが、これはドドよりも駒井が素晴らしかった。アンロペとドドが被りそうなところでドドがマイナスに動いたのを見た上でクロスを出しているのがポイントが高い。東口にしては珍しいチョンボだなと思ったが、若干ブラインドになっていて反応が遅れた。それでも少し曲げつつバウンドさせて隅に流し込んだのだからドドもお見事。

 菅の欠場で“偽CB”福森の介護…もとい守備のサポートがどうなるかというのも注目していたが、白井は守備に関してはタスクをこなせていた感じ。いつもは菅がPA左隅に侵入してシュートというのがないぶんだけ若干攻撃に物足りなさを感じたが、J1でもトップレベルのスプリントお化けである菅と比べるのはちょっと酷か。そういう意味ではレベルの高いポジション争いと言える。

 井手口の同点ゴールはボールが来ると分かった上での攻撃参加。その前に2人がかりで渡辺千真を潰しきれなかった時点で勝負アリか。この辺りは流石にフル代表経験者。地味ながらこういう仕事をできるFWが当たり前にいるのが上位チームといったところか。

 福森が守備やらない分の帳尻合わせは白井もだが、今日は前線からしつこくチェックをかけるドドの頑張りが見えたかな、と。このあたりは足元の技術や高さでアタックの仕事ができるジェイとのトレードオフになるわけだが、(ジェイを使えなかったのか使わなかったのはさておき)今日は良い方に作用したと思う。

 課題もある。後半頭の入り方が相変わらず悪い。菅野が防いでくれたからいいものの福森は守備では相変わらず穴で集中力の欠如と言われても仕方ない。パトリックのヘッドのすらしは菅野にはブラインドになったか。止めてほしかったが、それまでに決定機を複数回防いでいるからあまり責めたくはない。

 高嶺OUTチャナINはちょっと疑問に思ったが、あるいはアウェイ連戦を考えて予定通りだったのかな。ルーカスと金子は同じポジションでの交代だったが、金子はドリブルも良かったしクロスも上げていた。金子が入ってから特に目立っていたが、右サイドからクロス→ファーサイドというのがかなりあったので、スカウティングで狙い目として見えていたのかも。

 そこで決めきれなかったのが勝敗を分けた、向こうにはパトリックがいてこっちにはジェイがいなかったということになってしまうんだけど、チームとして意思統一した攻撃ができたというのが「負けたけど下を向くことはないよね」というポジティブな気持ちになれた要因だと思う。ドドが“頑張るだけ”じゃなくゴールを決めたというのもあるかな。頑張る選手って応援したくなるけど、FWはそれだけじゃダメだしね。

 さて、次節は中2日でアウェイ川崎戦。白井が若干不安と言えば不安だが、ひと叩きしたということでやってくれるでしょう。菅のタスクをこなせるのは現状では白井しかいないし。つーか、タスクがもともと過重なんだよなあ…。

posted by フラッ太 |22:40 | 試合後の印象 | コメント(0) | トラックバック(0)