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2020年02月15日

開幕直前!壮大なる数字遊び・番外編~二兎を追う難しさ~

>実はノノ社長が一番苦しんでいるような気がする…

 さて、今まではリーグ戦に必要な数字を暑苦しく考えてカップ戦は無視してきたが、やはり去年のルヴァン杯ファイナル進出を受けて「今度こそはてっぺん獲る!」というのも目標に入ってくるだろう。ノノ社長の言うところの“行先”にも当然含まれているはずだし。
 だが、ACL出場権とカップ戦の二兎を追って成功したのはタイトル常連組で賞金圏内であるベスト4まで広げても至難の業なのが窺える。今回はシーズンを通して並行して戦うことを重視してリーグ戦とルヴァン杯を対象とし、天皇杯は“3足目のわらじ”と考えて二兎を追えた場合のみ記載する。

2013 横浜FM(リーグ2位・ルヴァン杯ベスト4・天皇杯準優勝)
    川崎(リーグ3位・ルヴァン杯ベスト4)
2014 G大阪(リーグ、ルヴァン杯、天皇杯3冠)柏(リーグ4位※・ルヴァン杯ベスト4)
※G大阪が天皇杯を制したので繰り上がりでACL出場権獲得
2015 G大阪(リーグ3位・ルヴァン杯準優勝・天皇杯準優勝)
2016 浦和(リーグ2位※・ルヴァン杯優勝)※勝ち点は74で1位だが順位としては2位
2017 C大阪(リーグ3位・ルヴァン杯優勝・天皇杯優勝)川崎(リーグ優勝・ルヴァン杯準優勝)
2018 鹿島(リーグ3位・ルヴァン杯ベスト4・天皇杯ベスト4)
2019 鹿島(リーグ3位・ルヴァン杯ベスト4・天皇杯準優勝)

 赤黒スズメがダブルを達成したら特上と言っていたがそれ以上だった(汗)。折しも、鹿島がACLプレーオフで負けてしまいルヴァン杯GSは3位抜けでもプライムステージへの可能性が出てきたので二兎を追う難易度は若干下がってはいるのが救いと言えば救い。惜しいケースとして2008年の大分が当時のナビ杯で優勝したときはリーグ4位だったが、翌年の大分はJ2降格の憂き目に遭っている。
 ググったら当時の大分はマルハンの撤退など経営危機に陥り、降格時に主力の西川や森重、金崎を売らざるを得なくなってしまった。その点、ミシャコンサ3年目は加入こそ特別指定の3人だけだが流出なしというのはもっとポジティブに考えてもいいのかも。二兎を追うのは選手層の厚さといった現場レベルもさることながら特に経営体力で不利な地方クラブではより難しい舵取りを迫られることになる。

 …とまあ、長々書いてきたわけだが、ぶっちゃけミシャコンサがACL出場権を獲れるのか?

 攻撃面に関しては18コンサが惜しいところまできている。ホーム成績では9勝3分け5敗の勝ち点30、複数得点者も18コンサは都倉12・ジェイ9・チャナティップ8。去年の得点も武蔵13・アンロペ9・ジェイ9。で、今シーズンのカギを握るのはアンロペとみる。去年の前線は武蔵とジェイの1トップ。アンロペは基本的には右のシャドーで、対戦相手やコンディションによってジェイ1トップで武蔵がシャドーという選手起用だった。アンロペを1トップにしたユニットを機能させられるかで大きく左右されると思っている。
 武蔵やチャナティップは代表で抜けることがあり、帰国後に無理使いしたことでさらにコンディションを落とす悪循環に陥った。シャドーの左は去年檀崎や金子が入ったりしているし、最近ではふじれんがアピールしている。右は駒井も戻ってくるし状況次第では荒野も入れるだろう。無論、中野や早坂もいる。アンロペの更なる活躍が求められるけど1トップで点を取ることでチーム全体の疲労を軽減し過密日程を乗り切るのが二兎を追う条件と考える。
 …と思っていたら、やたらパチモン臭のする名前のドウグラス・オリベイラが入ってきた。動画を見てみたが、ガタイのあるポストプレイヤー的なFWでジェイの後釜候補か。あんまり持ちすぎないので腹黒GMはミシャ式なら仕込めばモノになる、磨けば光ると踏んだかな?アンロペは利き足が左なので一番光るのは右のシャドー。いろんな意味で“起爆剤”になることを期待する。

 去年のコンサは得点54失点49。攻撃面は単純計算でノルマまであと6ゴールだからそんなに難しくない一方で失点49はいかにも多い。だが、裏を返せば守備の改善の伸びしろは大きいということでもある。守備に関してはこの方がオレ以上に暑苦しく考察しているが、ざっくりまとめると「引いて守るのはダメだよね」ということ。引いて守るのは性に合わない…のではなくて、ブロックを敷く守備で失点がさらに減ることは考えにくいので攻撃→守備の切り替えの時に奪いに行くことで失点を減らす(余地が大きい)という考え方に基づいている。

 守るための守備という表現が正しいのかはアレだが、ブロックを作っての撤退守備がそれに当たるならば3年目のミシャコンサが目指すのは奪いに行く守備、攻める守備。フルタイム走り切れるだけの走力、スタミナがあるのが大前提。そして、いわゆる“前からハメる”守備をするためには味方がどこにいるのかがわかった上で、誰が誰を捕まえる(プレスに行く)という約束事を作る。

 それが可能なのはミシャ式が約束事を細かくしているからだと思う。
 かつて石崎コンサが目指したが今にして思えば理想が高すぎたんかなあ…。

 で、奪いに行く守備は基本的に1on1。原始的でありながらある意味で欧州流かつ最先端。ボールホルダーにプレスをかけつつ周りの選手が先を読んでパスコースを限定するスペースに動かなきゃならないぶん難しい。もともとミシャ式は個の能力で守る傾向が強いが最終ラインで負けると一気に大ピンチになる。去年、最後の砦として体を張ったミンテ。一気に成長した選手の1人だが、ミンテのポジションに求められるのは巧さ・速さ・強さ(高さ)のうち1on1の肉弾戦で勝てる強さ(高さ)と広範囲をカバーできて相手FWとのヨーイドンに勝てる速さ。

 ミンテのポジションには宮澤が入ることもあったが、宮澤はカバーリングは巧いが足が遅いのでヨーイドンの速さ勝負に持ち込まれたら分が悪い。去年のホーム磐田戦で重戦車のアダイウトン相手に全速力でやっとこすっとこ対応していたくらい。予測や読みで足の遅さを補うのはJ1だとちと厳しい。なので、カギを握るのは田中駿汰がミンテのポジションでどこまでできるかとみる。J1の速さと強さにすぐ適応できるようなら守備はかなり引き締まると思う。

 ミシャにとっては3チーム目のJ1での3年目のシーズン。広島時代は2年目を下回ったが、
 浦和時代は2014年にリーグ2位で失点も32まで減らした。さて、コンサではどうなるのか?
 勝負のシーズンである。

posted by フラッ太 |00:10 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) |

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