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2009年03月18日

そろそろこちらも・・・。

 Jリーグが開幕したが、3月といえば通常はF1ももう開幕している。
 しかし、今年はKERS(エネルギー回生システム)の解禁やテスト制限などの大幅なレギュレーション変更があり、開幕がほぼ1ヶ月遅れて3月29日となっている。まあ、KERSに関しては各チームが導入には慎重なようだけど・・・。
 今年はレギュレーションによって空力パーツをゴテゴテとつけることが出来なくなったのでその意味ではいいんだけど、ウイングがすんごくバランスが悪く見える。フロントがやたら幅が大きくなった代わりにリアが恐ろしく狭くなってしまって、遠近法を無視したような感じになったその姿をコンバインみたいだとこき下ろした人までいるほどだ(ニキ・ラウダだっけ?)。

 そんな中、ワールドチャンピオンを勝利数で決めるというニュースがあった。
 今まではポイントを一番多く獲った人がチャンピオンで、ポイントが並んだ時は勝利数の多い方というやり方だった。これだと優勝回数が少なくても安定してポイントを稼いだ方がチャンピオンになれることがあるから、そう言った批判を受けてのものだとは思うが、わざわざ紛らわしくする必要があるんだろうか?今のポイントは優勝が10点で、以下8.6.5.4.3.2.1となっているが、一昔前みたいに優勝は10点のままで6.4.3.2.1に戻しても大した問題はないと思うが・・・。一時期にはメダル制にしたらどうかなんて話も浮かんだくらいだから、いろいろと試行錯誤していると好意的にとらえたいんだけど。

 ダイさんのブログにおじゃました時に書いたんだけど、世界的な不況がモータースポーツには大きく影を落としている。日本だけに限ってみても、ホンダのF1撤退を初めとして、三菱のパリダカ撤退やスバルのWRC撤退などモータースポーツ自体が存在を否定されかねない事態になっている。
 自動車産業そのものが斜陽化し始めていることもあるが、ことF1に関しては規模や金額が大きいだけに風当たりが強い。「そんな莫大なカネを注ぎ込んで何になるんだ?」みたいな。これだとイチャモンに近くて、そんなこと言ったらサッカーだってそんな玉蹴りして何が楽しいんだ?とか、野球だって棒きれで玉を打つだけで何が楽しいんだ?って話にもなるんだけど・・・。

 少なくともF1はいろいろな意味で転換期に来ているなあというのを感じる。
 テスト制限はコスト削減や制限の一環として始められたものだし。
 とにかく新規スポンサーがつきにくい。それまではタバコ広告が全面禁止となっても、ボーダフォンやテレフォニカなどの通信事業やエミレーツなどの航空会社が入ってきた。最近ではRBSやINGなどの金融・保険といった業種がスポンサーとなっているが、今期限りというところも多い。
 スポンサー自体が世界不況で苦しんでいてお金を出す余裕がない上に、F1がムダの象徴のような悪いイメージがつきまとい始めている。F1に関して言えば貴族の道楽のようなイメージがあるのは否定しないし、モータースポーツという観点で言えばアメリカのインディみたいにお金に制限がかかっているわけでもないので仕方ない面はあるのだが・・・。

 いずれにせよ、何かしらの変化は求められている。
 今のF1は自動車会社の代理戦争みたいなところがあるし、あまりに敷居が高くなりすぎた。スーパーアグリの例を出すまでもなくプライベーターは参加することすら事実上不可能になってしまっている。

 ・・・とまあ、堅苦しい話を長々と綴ってしまったけど、レギュレーションの大幅変更がある時というのはそれまでの序列が一気に崩れることが多いから、単純に楽しめるであろうというのも事実。がんじがらめのレギュレーションのスキを衝いて、あっと驚くアイディアが現れるのもこういう時。マッサは雪辱に燃えているだろうし、ライコネンもこのまま黙っているとは思えない。フェラーリでお家騒動が起こったら面白いかも。

 今年は鈴鹿にF1が帰ってくる。開幕が楽しみだ。 

 

 

posted by フラッ太 |09:47 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年11月03日

チャンピオン決定!

 えー、ようやっと観ました。F1最終戦・ブラジルグランプリ。
 何というドラマティックな展開!F1史上にまた新たな歴史が刻まれたと言ってもいい。
 これだから、F1を観るのはやめらんないんだよねぇ・・・。

 チャンピオン争いはハミルトンとマッサの一騎打ち。条件は、
 ハミルトン:5位以上。
 マッサ:優勝の場合はハミルトンが6位以下。2位の場合は8位以下。

 予選はマッサ1位、ハミルトン4位。が、勝利の女神はイタズラがお好きのようでスタート直前に突然のスコール。スタートを10分遅らせての決勝スタートと相成った。オープニングラップでいきなりクルサードがリタイア。ラストレースだったのに(泣)。即セーフティーカーが入る。これでレースが落ち着いて路面もドライコンディションになってきた。
 基本的に勝つしかないマッサは飛ばしていた。7ポイント差は大きい。地上波実況も、去年ハミルトンがライコネンに7ポイント差をひっくり返された、とさりげなく煽る(笑)。ましてやブラジルグランプリはマッサにとっては母国グランプリでハミルトンには超アウェイ状態(笑)。通常のピットストップ終了時にはマッサ1位、ハミルトン5位。このまま決まるかと思いきや、レース終盤に信じられない展開が待っていた。

 またしても雨が落ちてきたのだ。勝利の女神は・・・もういいか(苦笑)。
 残り5周。上位勢が次々にレインタイヤに履き替える。この時点でマッサ1位、ハミルトン5位は変わらないものの、すぐ後ろからヴェッテルが迫っていた。そして残り2周、最終コーナー付近でついにヴェッテルがハミルトンをパス。この時点でハミルトンは6位に後退。
 この時点で誰もがマッサの大逆転を信じただろう。
 しかし、レースはそれで終わらなかった。ファイナルラップのまたしても最終コーナー付近で4位を走っていたトヨタのグロックが失速。トヨタはタイヤを替えないままギャンブルに出ていたのだが、これが裏目に出た。ハミルトンがギリギリで再び5位に滑り込み、大どんでん返しとなったのだった・・・。

 実はついうっかり眠ってしまって、グロックの件も知った上で観てしまったのだが、実際に録画を観るまでは本当に信じられなかった。まさか、というしかない結末。ブラジルグランプリは時差の都合上、地上波も生中継。チェッカーフラッグの後の人々の姿や表情はとても印象的だった。歓喜から落胆に変わるフェラーリのピットクルー、マシンから降りて喜びを爆発させるハミルトン。
 そして何と言ってもマッサ。
 胸に何度も手を当てるその姿にはホントにウルッときた。
 ブラジル国歌を聴き終わった後、両手を突き上げて涙を堪える・・・。
 主役がマッサであったことには間違いない。
 ポールトゥウィンの完璧なレース運び。それでもワールドチャンピオンには届かなかった。
 モータースポーツに限らず、勝負の世界は何と非情で厳しきことか。

 このレースも間違いなく永久保存版入り決定(笑)。
 どうしてこんなにF1の話を長々と書いたか?
 それはF1というスポーツが僕にとってとても面白いものであること。
 今回のレースがそれに値するものであったということ。

 翻ってコンサは昨日の天皇杯も負けてしまった。
 悔しいのを通り越して、また負けたのかと半ばそれを当然のごとく受け入れてしまっている。
 いろいろなことがあった。これからもいろいろなことがあるだろう。
 でも、前を向いていくしかないんだよなあ。
 マッサの胸に何度も手を当てる仕草にウルッときたのはそんなことをふと思ったからなのである。

 

 
 

posted by フラッ太 |15:06 | F1 | コメント(4) | トラックバック(0)

2008年09月15日

F1第14戦・イタリアグランプリ。

 あー眠い。
 ○たさんのブログのタイトルを見て「なにぃ!?」と驚いた。
 で、3時に帰ってきたにもかかわらず、予約録画してあったF1を急遽観ることにした。
 
 なるほど、雨で予選から大波乱だったのね。
 優勝したベッテルがポールポジション、チームメイトのブルデーが4番手。マッサの6番手というのはまだしも、ライコネン14番手、ハミルトン15番手。雨で波乱が起こることはままあるが、ここまでとは。そんな難しいコンディションの中、トヨタが2台ともトップ10に入っているのは好調ぶりがうかがえる。

 で、決勝。勝利の女神はイタズラがお好きのようで(笑)。
 4番手のブルデーがフォーメーションラップでスタートできず最後尾に。セーフティーカーが先導する中でのスタート。セーフティーカーのドライバーもヒヤヒヤだったろうなあ。ベッテルが勝ったというのをわかった上で観ているから、ベッテルがポールトゥウィンで優勝というのはイマイチ感動が薄くなってしまった。むしろ、ハミルトンの強引なまでの抜きっぷりが目についた。丸くなる前のセナのような「とにかく抜くんだ!」というのがひしひしと感じられるオーバーテイク。こういう書き方をしたらセナのファンは「一緒にしないでくれ!」と目をつり上げて怒るかもしれないけど・・・。

 けど、今回のレースはそこここでオーバーテイクが見られて退屈せずに済んだ(苦笑)。マッサがロズベルグをオーバーテイクした時は思わず声が出そうになった。普通、雨の中で縁石に乗り上げて抜くのはリスクが大きいからあまりしないと思うのだが、やっぱり地元モンツァとあってはタイトル争い以上に期するものがあったということなのだろう。

 マッサが6位、ハミルトンが7位でフィニッシュ。タイトル争いではハミルトン78点、マッサ77点。ライコネンは9位でノーポイント。20点差だからちょっと厳しくなってきたかなあ。ただ、コンストラクターズの方が大変。フェラーリにとってはライコネンの失速が頭の痛いところ。チームクルーはプロだからマッサにもライコネンにも全力でサポートするだろうけど、付き合いはマッサの方が長いしねえ・・・。
 で、ベッテルがポールトゥウィン。ベッテルのいるトロロッソの前身はミナルディ。コンサのようなと言ってはアレだけど、プライベーターの貧乏チームで上位争いに顔を出すことはほとんど無くて。でも、愛されたチームだった。なんとかかんとか生き残り、ルーキードライバーがF1の世界に慣れるには最適のチームだったといってもいいかもしれない。
 トゥルーリやフィジケラ、そしてアロンソもこのチームで走っていた。片山右京もラストシーズンをここから参戦していた。地上波中継で右京さんがウルウルしていたのは全く持って納得。スーパーアグリの撤退など、今やF1はプライベーターには厳しすぎる状況にある。中嶋一貴のいるウィリアムズだって今までの実績がなかったら果たして生き残れていたかどうか・・・。

 F1ドライバーの中で表彰台に上ることができるのは1割もいないというのをどこかで聞いたことがある。表彰台に立つことすら難しい中で、一気に表彰台の一番高いところに立つことができたベッテル。今年はトップチーム以外はそれほど差がない状況ではあるが、運を見事に味方につけて実力で逃げ切っての優勝。去年は雨の富士で大失態を犯したが、この優勝で3倍返しどころか10倍返し(笑)。なんてったってグランプリウィナーだもんね。
 トロロッソに関しては来年のドライバーズラインナップは未定。琢磨がテストを受けるというのは聞いてはいるけど、日本グランプリで緊急参戦ってのはいくらなんでも飛躍しすぎでしょ。淡い期待は持つことにするけど(笑)。

posted by フラッ太 |12:45 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年08月04日

F1第11戦・ハンガリーGP。

 ハンガリーはモナコほどではないがとにかく抜けない低速サーキット。そのため予選順位が重要な意味を持つ。予選はハミルトン・コヴァライネンのマクラーレン勢がワンツーで、マッサ3位、ライコネン6位。注目はトヨタ勢でグロックが5位。トゥルーリが9位。2台ともにトップ10入りなのは中位グループではルノーしかないのを考えると好調ぶりがうかがえる。

 で、決勝。
 スタートでマッサが3番グリッドから一気にトップに躍り出る。奇数グリッドが有利とはいえこれは圧巻だった。しばらくはマッサがレースをリードする展開が続く。そしてグロックが1回目のピットインの時に給油に失敗しタイムロス。まあ、これはすぐに給油機を入れ替えて最小限に食い止めたようだったが。森脇さんの解説によると、クーリング(冷却)が厳しいハンガリーではエンジンルームが高温の状態なのでちょっと燃料が漏れるとすぐ引火する、ということらしい。ブルデーが消火剤食らってたし(苦笑)。

 中盤から後半に入りかけた時、2位を走っていたハミルトンが左フロントタイヤがパンク。なんとかピットに戻ったが、大きく順位をロス。ピットストップが終わった時点ではグロックが3番手と表彰台圏内だったが、後ろにライコネンが迫っていた。グロックが抑えきれるか注目されるところだったが、とんでもないドラマが待っていた。なんとトップを独走していたマッサが残り3周の時にエンジンブローでマシンストップ。唯一の抜きどころであった1コーナーはイエローフラッグで追い越し禁止。ライコネンはこの時点でオーバーテイクを諦めざるを得なかった。
 
 優勝はマクラーレンのコヴァライネン。うれしい初優勝だ。クビサに続いて新たなグランプリウィナーの誕生。グロックもうれしい2位表彰台。ライコネンが3位、以下アロンソ・ハミルトン・ピケJr・トゥルーリ・クビサと続いた。トヨタにとってはダブル入賞でホクホク顔だろう。一方のホンダは・・・今は何も言うまい(苦笑)。2週のインターバルを置いて、次はヨーロッパGPが待っている。

 ・・・さあ、ネタ作りにいそしむかなあ。

posted by フラッ太 |10:45 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年07月08日

F1第9戦・イギリスグランプリ。

 地上波では中嶋悟の雄姿をフィーチャーしながらの中継であった。デビューイヤーの87年のイギリスグランプリは中嶋は4位入賞。確かホンダ1・2・3・4の快挙を達成したレース。今や中嶋一貴が立派にF1を戦っているのだから時の流れは速い・・・。

 予選から荒れたレース。
 1位コバライネン・2位ウェバー、その後はライコネン、ハミルトン、ハイドフェルド、アロンソと続く。
 オープニングラップも大変なことに。2位のウェバーがスピンして大きく順位をダウン。
 ウェットレースとなったこのレースはあちこちでスピンが続出。中盤戦は途中寝てしまった(泣)。

 が、前回のフランスに続いて今回もバトルは終盤戦に待っていた。
 5位のアロンソが6位コバライネンを必死に押さえる。そこに後ろから中嶋一貴・トゥルーリが追いついて4台のバトルに。最終的にはコバライネンが何とかアロンソをパスして5位。中嶋一貴はトゥルーリにかわされたものの8位フィニッシュでポイント獲得。予選15位から荒れたレースを生き残りポイントゲットは立派。レース終了後のインタビューで悔しさをにじませていたのが頼もしい。見た目にはチャンスはあったしね。
 ハミルトンがうれしい母国グランプリでの優勝。日本勢はバリチェロが予選16位からの3位入賞。そういや初ポールも初優勝も雨がらみだったなあ。トゥルーリ7位、中嶋が8位。トゥルーリはノってるなあ。中嶋をパスしたのは彼自身の力もあるが、本家の意地の方が大きいか(笑)。

 ドライバーズポイントもハミルトン・マッサ・ライコネンが48で並んでクビサが46。去年はマクラーレンでアロンソとハミルトンがチームメイト同士で火花を散らしたが、今年はフェラーリでそれが起こるかも。今回はマッサはノーポイントだったが、ライコネンの下にいるという意識は持っていないだろう。BMWもハイドフェルドが2位に入り、チーム状態はいい状態を保っているから後半が楽しみだ。

 次の第10戦はドイツ。
 あれ、今年はホッケンハイムだっけニュルブルクリンクだっけ?
 なにせ、てっきりフランス・イギリスは連戦だとばっかり思っていたもんで・・・。

posted by フラッ太 |20:37 | F1 | コメント(2) | トラックバック(0)

2008年06月23日

F1第8戦・フランスグランプリ。

 F1のカレンダーはいろいろと変わることがあるが、フランスから始まる高速3連戦は僕が知る限りここ20年近く変わらずにいる。フランスグランプリはF1の中盤戦の始まりを告げるのである。

 ・・・とまあ、前置きはこれくらいにして。

 今回はレース全体ではあまり変化がなかったので、トヨタに絞って書いていこうと思う。
 2年ぶりの表彰台(どこだったか忘れた・・・)。トゥルーリがとにかく頑張った。

 前のカナダではグロックと共にダブル入賞。予選でも前の方に並ぶようになり、混戦のセカンドグループの中でも自力をつけつつある。
 地上波中継では「亡きオベ・アンダーソンに捧ぐ」といった感じで実況していた。ちょっと感情移入しすぎじゃないの?なんて茶々も入れたくなったけど、トヨタのスタッフ達は特別な気概を持って挑んでいたし、マシンにも(たぶん喪章として)黒いラインを入れていた。トヨタがF1チームとして戦うことができるのも彼の存在があったからこそ。なので今回は許してあげよう(って上から目線だなあ)。

 終盤のコバライネンとのバトルは久々に見入ってしまった。
 どちらもピットワークを終わって、コース上でのドライバー同士のガチンコ勝負。
 相手はちょっとフェラーリにおいていかれそうとはいえ天下のマクラーレン。コバライネンもマクラーレンに来てからはイマイチ結果が振るわず、どうしても表彰台に立って実力を証明したかったはず。
 サイドバイサイドの上を行くホイールトゥホイール。それどころか、軽くヒットしてあわやコバライネンが前に出るかというところをすんでのところでトゥルーリが3位を守りきった。本来ならトゥルーリが譲っても良かった場面かもしれない。しかし、今回は違った。絶対に譲らない!という気迫を感じた。
 あの状況で踏みとどまったコバライネンもさすがと思わせてくれた。が、今回はトゥルーリの執念が勝ったという感じ。オベ・アンダーソンが守ってくれたというのはちょっとリリカルに過ぎるけど、そう思わせるだけの何かがトゥルーリにはあったように見えた。

 フェラーリがワンツーで制し、望みうる最高の結果となったトゥルーリ。
 来週はすぐに「お約束」のイギリスグランプリが待っている。
 それにしても、今回は中嶋一貴は振るわなかったなあ。国際映像にはほとんど映らずじまい。今年は予選タイムがかなり拮抗しているからきっかけさえつかめれば上に行くチャンスはある。Q3に常に出られるようにするのが当面の予選での目標になるだろう。

 昨日のバーレーン戦など、その他もろもろはまた後で・・・。

posted by フラッ太 |12:38 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年06月10日

F1第7戦・カナダグランプリ。

 琢磨がアロンソをオーバーテイクしたシーンを見て絶叫したのが去年のこと。時の流れは速い。

 去年に引き続いて予選はハミルトンがポール。クビサが2位、フェラーリ勢はライコネン3位、マッサが6位。
 スーティルがストップしてセーフティーカーが入り、ここからレースが波乱の幕開け。ちょうどピットストップのタイミングに重なるタイミングだったため、上位陣がこぞってピットイン。久しぶりに白熱したピット競争が見られるぞと思っていた矢先、ピットの出口であろうことかハミルトンがライコネンに追突。
 今年からレギュレーションが変更になり、ピットの入り口と出口にシグナルがあってシグナルが青にならないと出入りができなくなった。どういう経緯なのかはわからないが、入り口は青だったのだが出口のシグナルは赤のまま。なので、先にピット作業を終えたライコネンは出口で停止して待っていた。そこへハミルトンがオカマを掘ったといった格好。「シグナル赤だっただろう?」「見えなかったんだよ」なんて会話があったどうかはわからないけど・・・。
 予選5位のロズベルグもフロントウイングを壊して1回余計にピットストップするハメになり順位を落とす一方で、上位陣が一気にいなくなったため予選12位の中嶋一貴が3位にジャンプアップ。これで一気にテンションが上がった(笑)。
 今回はそこここでバトルが見られたので、その意味では退屈せず見ることができた。中嶋一貴はピットインの後でバトンに接触した影響で残念ながらリタイア。そんな中、トヨタ勢がグロック4位、トゥルーリ6位とダブル入賞。ホンダもバリチェロが7位入賞。終盤の数周ではあったがグロックがマッサを抑えきったのは立派。
 優勝はBMWのクビサ。去年大クラッシュであわやということになったカナダでうれしい初優勝。2位にはハイドフェルドが入りなんとBMWのワンツーフィニッシュ。これでドライバーズチャンピオンシップもクビサがトップになり、つまんなく感じ始めていたF1シーズンが俄然面白くなってきた。
 それにしてもピケはこのままではシートはかなり危ない。ワークスマシンに乗って予選15位ってのはねえ。決勝もリタイアしちゃったし。さっさとクビにして琢磨を使ってくれないかなあ。

 ともかく、次のフランスが楽しみだ。

posted by フラッ太 |20:13 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年05月12日

力抜けた・・・。

 今回はF1の話。

 タイトルの通り、久しぶりにテンションがブリ下がりの状態。

 だって、ただでさえスーパーアグリが撤退で寂しさいっぱいなのに、中嶋一貴がスタートでいきなり接触リタイア・・・。おまけにバトンの抜かれっぷりが悲しい。

 どこに焦点を置いていいものやらと思っているうちに淡々とレースが進み、マッサがポール・トゥ・ウィンでフィニッシュ。・・・なんだかなあ。

 次回はモナコだからまだ見ようもあるけど、このままフェラーリの独走を許したらチャンピオンシップがつまんなくなりそうで心配。

 ・・・はあ。

posted by フラッ太 |21:46 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年04月08日

バーレーンGPをさらっと・・・。

 早起きしてバーレーンGPを見た。珍しく完走率の高いレースだった。至る所で接近戦が繰り広げられたが、個人的にはライコネンのオーバーテイクが一番すごかった。ああいう滑りやすい路面ではライコネンは強いよなあ。去年の富士でも「そこで抜くか!」って抜き方をしたし・・・。

 驚きといえば、ここまで3戦を消化してコンストラクターズのトップがBMW(30点)ということ。絶対的な速さはフェラーリなんだろうけど、コンスタントに走ってポイントを重ねて2番手集団から抜け出した感がある。実質的に2戦で29点のフェラーリが本命なのは動かしがたいだろうが、それでも今年はけっこうBMWがからんでくるレースは多くなりそうで、マクラーレンとの2強対決とはいかない気がする。クビサは予選でポールも獲ったことだし。

 日本勢では、トヨタが(と言うよりトゥルーリが)頑張っている。ある程度の戦闘力はあるのかなあと感じたが、でも優勝は無理だろうなあ。「カイゼン」では表彰台の真ん中には立てない。個人的にそう思っているもんで・・・。

 さて、2週開いてスペインからヨーロッパラウンドが始まる。序盤戦の「準備運動」が終わって、各チームがどんな進化を遂げるか。中嶋一貴には予選のマネージメントをもう少しうまくやってほしいなあ。アクシデントに左右されたこともあるけど、常にトップ10を狙える位置にいてほしい。粘りの走りは見せてくれたのだから、あとは攻めの走りを見せてほしい。

 楽しみだなあ。

posted by フラッ太 |08:47 | F1 | コメント(2) | トラックバック(0)

2007年10月23日

F1最終戦・ブラジルグランプリ。

 さて。

 泣いても笑っても、このレースで全てが決まる。時差の都合上、地上波も生中継。チャンピオン決定のレースとあって、地上波もわかりやすい実況を心がけたようで(笑)、逐一その時点でチャンピオンが誰になるかを説明していた。

 ハミルトン 107p:2位以上でOK。
 アロンソ  103p:優勝ならハミルトン3位以下など4pを逆転(同点ではダメ)。
 ライコネン 100p:2位以上が絶対条件。後は2人の結果次第。

 予選はハミルトン2位、ライコネン3位、アロンソ4位。順位通り決勝も終わるとハミルトンがチャンピオン。が、この予選順位がスタートに微妙な影を落とす。
 
 スタートダッシュは奇数グリッドの方が有利。ポールのマッサに続くようにしてハミルトンをパス。アロンソもハミルトンの一瞬の隙をつき3位に躍り出る。プレッシャーか若さか、ハミルトンはアロンソに追いつこうとした時にオーバーランして順位を7位にまで落としてしまう。山本左近がコースアウトから戻ってきたフィジケラにぶつかってリタイア。ちょっとツキがなかったか。

 ハミルトンがペースを上げ始めた8周目、突如としてギアボックストラブルが発生。何とか治ったもののほぼドンケツにまでポジションを急降下。しかし、ここからのハミルトンは正に怒濤の追い上げで10位まで戻してくる。
 
 1回目のピットストップ。ハミルトンはソフトタイヤ&ショートストップでポジションアップを目論む。マッサ、ライコネン、アロンソの位置関係は変わらず。中嶋一貴もだいぶ引っ張ってピットインをするのだが車を止めきれずピットクルーを轢いてしまうアクシデントが発生(クルーは軽傷らしい)。ハミルトンは9位に上がった時点でもう1度ピットストップ。これで上位陣と残りピットストップの回数が並ぶが周回遅れになってしまう。

 2回目のピットストップ。ここまでアロンソはペースを上げられず3位キープが精一杯。そしてマッサとライコネンの位置関係。マッサが先に入り、前が開いたライコネンはここから攻めまくった。かつてシューマッハが得意とし、現代F1の勝利の方程式となったピットストップによる逆転劇。ライコネンはそれを着実に実行した。
 ピットレーンの出口。コース上では後方からマッサが迫る。手に汗握る瞬間。ギリギリでライコネンがマッサの前に出る。この時は力入ったなあ。ライコネンが逆転した時点では、ライコネン1位、アロンソ4位、ハミルトン8位。ただしハミルトンはもう1回ピットストップしなければならず作業終了時には9位。アロンソの前を走っていたクビサが3ストップで後退しアロンソは3位に復帰。
 
 ハミルトンが必死に食い下がるが、7位がやっと。レースの結果はライコネンが優勝で今期6勝目。アロンソが3位。よって、ドライバーズチャンピオンシップはライコネン110p、アロンソ109p、ハミルトン109pとなり正に大逆転でライコネンがタイトルを獲得することとなった。

 日本勢はトゥルーリが8位入賞。トヨタは何とか帳尻を合わせた格好。奇しくも父親と同じブラジルGPがデビューレースとなった中嶋一貴は予選19位から盛り返し10位完走。これは評価に値する。琢磨は12位完走。琢磨もちゃんとレースをしていたのは良かった。

 チャンピオンの行方があっちへ行ったりこっちへ行ったりと最後まで目の離せないレースだった。晴郎ちゃんじゃないけど、いやあ、F1って本当にいいもんですね。このレースだけをとっても、今年全体のシーズンを通してみてもドラマがあった。

 これだから、F1を見るのはやめられないんだよね。

  今回はレース展開に絞って書きましたが、感想はまた改めて書くことにします。いろいろ思うところがあるので・・・。

 では。

posted by フラッ太 |09:25 | F1 | コメント(2) | トラックバック(0)

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