2008年06月23日
F1第8戦・フランスグランプリ。
F1のカレンダーはいろいろと変わることがあるが、フランスから始まる高速3連戦は僕が知る限りここ20年近く変わらずにいる。フランスグランプリはF1の中盤戦の始まりを告げるのである。 ・・・とまあ、前置きはこれくらいにして。 今回はレース全体ではあまり変化がなかったので、トヨタに絞って書いていこうと思う。 2年ぶりの表彰台(どこだったか忘れた・・・)。トゥルーリがとにかく頑張った。 前のカナダではグロックと共にダブル入賞。予選でも前の方に並ぶようになり、混戦のセカンドグループの中でも自力をつけつつある。 地上波中継では「亡きオベ・アンダーソンに捧ぐ」といった感じで実況していた。ちょっと感情移入しすぎじゃないの?なんて茶々も入れたくなったけど、トヨタのスタッフ達は特別な気概を持って挑んでいたし、マシンにも(たぶん喪章として)黒いラインを入れていた。トヨタがF1チームとして戦うことができるのも彼の存在があったからこそ。なので今回は許してあげよう(って上から目線だなあ)。 終盤のコバライネンとのバトルは久々に見入ってしまった。 どちらもピットワークを終わって、コース上でのドライバー同士のガチンコ勝負。 相手はちょっとフェラーリにおいていかれそうとはいえ天下のマクラーレン。コバライネンもマクラーレンに来てからはイマイチ結果が振るわず、どうしても表彰台に立って実力を証明したかったはず。 サイドバイサイドの上を行くホイールトゥホイール。それどころか、軽くヒットしてあわやコバライネンが前に出るかというところをすんでのところでトゥルーリが3位を守りきった。本来ならトゥルーリが譲っても良かった場面かもしれない。しかし、今回は違った。絶対に譲らない!という気迫を感じた。 あの状況で踏みとどまったコバライネンもさすがと思わせてくれた。が、今回はトゥルーリの執念が勝ったという感じ。オベ・アンダーソンが守ってくれたというのはちょっとリリカルに過ぎるけど、そう思わせるだけの何かがトゥルーリにはあったように見えた。 フェラーリがワンツーで制し、望みうる最高の結果となったトゥルーリ。 来週はすぐに「お約束」のイギリスグランプリが待っている。 それにしても、今回は中嶋一貴は振るわなかったなあ。国際映像にはほとんど映らずじまい。今年は予選タイムがかなり拮抗しているからきっかけさえつかめれば上に行くチャンスはある。Q3に常に出られるようにするのが当面の予選での目標になるだろう。 昨日のバーレーン戦など、その他もろもろはまた後で・・・。
posted by フラッ太 |12:38 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)
スポンサーリンク
スポンサーリンク