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2020年08月24日

キングカズのハットトリック。

>ちょいと釣り気味で申し訳ないが…

○【速報】佐藤琢磨、インディ通算2勝目!ディクソンとの激闘制す

 サポーターズブログである故、基本的にはコンサ以外の話題は書かないようにしてきた。あんまり話題がとっ散らかるのもよくないし、公式HP内にある以上はそれ相応な書き方もある程度必要かなって思うし。だが、今回は書かずにいられなかった。

 これ、ものすごい快挙だよ?

 中田英寿がASローマ在籍時代にスクデットを獲ったのもスゴいことだが、
 今回の佐藤琢磨の勝利は キングカズのハットトリックに匹敵するインパクトがある。

 今や20歳そこそこでF1のシートを得るのが当たり前な世界で、佐藤琢磨はぶっちゃけ“周回遅れ”でモータースポーツの世界に入ってきた。今ならたとえホンダやトヨタの後押しがあってもまずありえない話。もちろん、空前のF1ブームを巻き起こした中島悟や鈴木亜久里といった先駆者あっての話だが、琢磨はいわばワールドスタンダードで転戦した最初のF1ドライバーと言っていい。

 3年前にインディ500を制したのが40歳(!)の時。これとてスゴいことなのだ。最高速度はF1を上回るし、給油やタイヤ交換&マネージメント、さらにはオーバルコースならではの駆け引きもあるので決してインディカー・シリーズがF1に劣るわけではない。それぞれが別の山、別の性格を持った頂。

 俗にモナコGP、インディ500、ル・マン24時間が世界3大レースと言われるが、それは単に歴史が古いだけでなく格式やステイタスが高いから。特にモナコGPは狭い市街地コースでワンミスが命取り。しかも、ほんまもんのセレブが集まるレース。モナコの1勝は他のレースの3勝ぶんとまで言われるほどに勝つのが難しく勝利の価値が高い故にモナコウィナーはより尊敬される。

 インディカー・シリーズもオーバルだけじゃなく市街地コースなど複数のサーキットを転戦するが、インディ500で勝つドライバーは一目置かれる。インディで勝つということはただ速いだけじゃなく強いドライバーの証。しかも複数勝利ともなると名実ともにトップドライバー。
 複数勝利したモナコウィナーは古いところではグラハム・ヒルやジャッキー・スチュワート、ニキ・ラウダ、もちろんセナやプロスト、シューマッハ、ハミルトンといったワールドチャンピオンが勢ぞろい。インディ500ではダリオ・フランキッティ、エリオ・カストロネベス、エマーソン・フィッティパルディ、アル・アンサーJrといった錚々たる顔ぶれ。

 佐藤琢磨は海外での評価は高いのにF1至上主義に毒されたのか
 日本での評価が思った以上に低いのか何ともやるせない。

 普段から日本のスポーツマスコミは野球中心に回っているのを歯痒く思っているが、
 モータースポーツへの冷遇ぶりはトヨタやホンダがある国とは思えない。

 …ともあれ、佐藤琢磨おめでとう!

posted by フラッ太 |15:45 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)

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