2020年02月12日
開幕直前!壮大なる数字遊び⓶~遥かなるACLへの道・後編~
>改めて思い知る佐藤寿人と興梠のスゴさ… さて、今度は得点と失点の関係について考察してみる(数字は2012年~19年)。まずは得点について。総得点50以下で勝ち点60以上に到達したのは13年Fマリノスと19年FC東京しかない。しかもこの2チームは失点がそれぞれ31と29で守備が堅い。というわけで、ざっくりした計算だが勝ち点60以上かつ総得点50以上のケースを平均で計算すると61.7。思ったよりも高い。 次は失点。まず思いつくのは「1試合1失点以下に抑える」ということになるが、これはおおむね当てはまる。13年川崎が失点51で3位になったケースはあるがこれは総得点65と殴り倒してのものなので例外と考えるべき。失点が多少多くても殴り倒せばある程度カバーできる。去年のマリノスも失点38だけど総得点は68とリーグトップ。勝ち点60以上をクリアするためにはどんなに悪くても失点は40以下に抑えるのが絶対条件となる。 これらは得失点差からも相関関係が窺える。得失点差20以下で勝ち点60以上を満たしたのは 13横浜FM 勝ち点62 2位 得点49失点31得失点差18(失点リーグ2位) 川崎 勝ち点60 3位 得点65失点51得失点差14(得点リーグ2位) 15G大阪 勝ち点63 3位 得点56失点37得失点差19 19FC東京 勝ち点64 2位 得点46失点29得失点差17(失点リーグ2位タイ)の4つ。よって 得点60以上失点40以下、得失点差20以上が目標となる。 そして得点に関してはほとんどのケースで2桁得点者が複数存在している。 例によって勝ち点60縛りで挙げていくと次の通り。(☆は得点王、MはMVP) 12広島 佐藤寿人22☆M 13川崎 大久保26☆レナト12 横浜FM マルキーニョス16中村俊輔10M 広島 佐藤寿人17石原10 14G大阪 宇佐美10(パトリック9 阿部7 遠藤6M 倉田6) 浦和 興梠12 (李忠成6) 鹿島 ダヴィ10遠藤10 15広島 ドウグラス21佐藤寿人12 浦和 武藤13興梠12 ガンバ 宇佐美19パトリック12 16浦和 興梠14武藤12李忠成10 川崎 小林15大久保15 17川崎 小林23☆M阿部10 鹿島 金崎12レアンドロ11 C大阪 杉本22(山村8) 18小林15(中村憲剛6 家長6M) 19横浜FM 仲川15☆Mマルコスジュニオール15☆エジガルジュニオ11 FC東京 ディエゴオリベイラ14(永井9) 鹿島 セルジーニョ12(伊藤7) 去年のFマリノスには複数得点者が3人もいて、そのうち2人が15ゴールといかにハイパーだったかが窺える。16年浦和は同じく複数得点者が3人いるが優勝が鹿島なのはこの年が2ステージ制で合計勝ち点では74(1位)と鹿島と15もの差があったにもかかわらずチャンピオンシップでかっさらわれたから。ミシャコンサは2桁得点者については1年目も2年目も惜しいところまではきているが、やはり武蔵は15ゴールがマスト、できれば20ゴールに近い数字で得点王を争うレベルが求められる。あんまり活躍しすぎると海外に行っちゃいそうで怖いが。
posted by フラッ太 |11:15 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)
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