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2018年02月22日

開幕直前!続・やっつけプレビュー。

>マジでだらだらトークなのでオチはない

赤:さて、わざわざ引っぱったんですから中身のあるものにしてくださいよ?
黒:お前、少しは気を遣えよ。1分ネタやってんじゃないんだぞ?
  残念なマニアの方だって長すぎるネタ読むのは骨が折れるだろう。
  さて今年のコンサ、ミシャ式を観ていく上でのキーワードは2つある。
  まず1つは新手一生だ。
赤:またマニアックなところから来ましたねぇ。
黒:何を言うておるか。
  今時将棋で藤井といえば聡太、佐藤といえば康光じゃなくてナル夫の天彦なんだぞ?
赤:ナル夫とかはどうでもいいんです。新手一生といえば升田幸三でしょ?
黒:分かってるなら話は早い。もう1つは…
赤:手抜きするな!具体的に説明しろ!
黒:わかったわかった。ミシャは試合の日はスペクタクルでなければならないとか
  観る物を魅了するスポーツであって欲しいって常日頃から言ってるだろ?
赤:魅せて勝つってんならわざわざ新手一生って言う必要ないじゃないですか。
黒:慌てるなよ、ここからが本題だ。ミシャ式のシステムというとどんなイメージがある?
赤:それは…浦和みたいに基本は3-4-2-1で攻撃の時に4-1-5になる可変システムです。
黒:よくわかってるじゃないか。
赤:いや、ミシャ式ならそこに触れないわけにはいかないでしょう。
黒:すなわちミシャがキン肉マンたりえるか?というのが結論だ。
赤:…どうしてこう、話をいちいちややこしくするんですか?
黒:なぜこれで理解できないのかわからんのだが。
赤:(イライラして)悦に入ったなぞかけはいらんから、はよ説m
黒:そうせっかちになるなよ。
  5トップの“浦和式”は大まかに言うと5人で4バックを攻めることで優位に立つやり方だ。
  つまり、そこにはギャップが生じるってのはわかるな?
赤:そこで3バックを採用しているチームは
  ミラーゲーム的にWBもDFラインに組み込んで人数揃えて対抗しているんですよね?
黒:そこで新手一生になるわけだ。
  将棋の定跡と同じで必勝法と思えるような戦術でも対抗策は次々研究される。
  しかも、その賞味期限はどんどん短くなっていく。
赤:それがキン肉マンとどういう関係が?
黒:キン肉マンが必殺技のキン肉バスターをまんまアシュラマンにパクられただろ?
  瀕死のダメージを食らいながらも逆転できたのは
  キン肉マンが本家のキン肉バスターの使い手だったからだ。
赤:あ、なるほど。本家であれば返し技に対する返し技も持ち合わせている、と。
黒:まあ、単に返し技だけに留まらないものであってほしいが、
  要は次々研究される対抗策をどうやって凌駕し続けるか?ということ。
赤:ミシャには本家としての引き出しの多さが問われるわけですね。
黒:そういうこと。
  その前に「5トップにボールを渡さなきゃいいんじゃね?」に対する策も必要なんだが。
赤:それはGKにも足下を求めるってことで解決じゃないんですか?
黒:誰をGKに起用するかも含めてそのあたりは序盤戦の見どころの1つになるだろうな。
  そして選手側のキーワードとしては
  フェイクプレーもドッキリも仕掛け人が命。
赤:何ですかそれ?
黒:もしくはオプションと「さんま御殿」のトークは2通り用意しておけ。
赤:ごめん、本気で殴っていい?
黒:まあ、そういうリアクションが来ると思ったから元ネタとなった本を紹介しよう。これだっ!
赤:…オードリーのNFL倶楽部若林のアメフト熱視線?
黒:中身は…まあ簡単に言うと、アメフトの戦術厨的な本だ。
赤:いやまあ、アメフトも一応フットボールですけどね。
黒:ミシャ式の5トップはギャップを作ることもだがミスマッチを強要することにあるとみる。
赤:でも人数揃えられちゃってるじゃないですか。
黒:人数的なミスマッチはとりあえずそれで解消できているな。
  ただ、ミスマッチを作るってのは四方田コンサでもあったことだ。
  去年のホーム柏戦では都倉が柏のCBとではなくSB相手にエアバトルを仕掛けていた。
赤:高さのミスマッチですね。
黒:Jリーグではまだ大型化はそれほど進んでいないし、
  数少ないコンサの長所を生かす目的としては十分に効果があった。
  ただ、それはあくまで個人レベルでミスマッチを作れただけであって
  ミシャ式では集団でミスマッチやギャップを作ることがいっそう必要になってくる。
赤:スペースを作るってことですか?
黒:それも目的の1つだな。
  「(ボールを)取られなければどうということはない!」って意味では
  背中を取るっていう名古屋のカザフィに近い。
赤:つ だからカザフィとかやめれ。
黒:どっちかっつーと「ボールは疲れない」っていうクライフ御大のテイストだよな。
  名古屋は「取られないならCBにガタイはいらん!」ってほどに極端だが、
  いずれにしても、そうしたアプローチは少数派だろうな。
赤:そうなんですか?
黒:守備の規律は比較的すぐに浸透させられるが攻撃となるとそうはいかん。
  負けない戦いなら勝ち点1稼げるわけだし手っ取り早く結果も出しやすいしな。
赤:それでフェイクプレーとかどうとかってのは何の関係が?
黒:おっと、そうだった。
  アメフトの攻撃は相手守備がイケイケで前に出てくるなら奥にロングパスを放り込む。
  サッカーでやたらDFラインを上げすぎるとスルーパス1発で大ピンチになるのと同じだな。
赤:なるほど。
黒:逆に後ろを固めたらドロープレーで前に出る。
  真ん中を固めたらスクリーンプレーで相手守備をサイドへ拡げる、
  ゾーンで守ってきたらゾーンの境目に走り込んだりパスを入れる。
赤:そういわれてもピンと来ませんよ…。
黒:まあ、そのあたりは本を買ってもらうこととしてだ。
  アメフトは止まった状態からこうするぞってのを決めた上でやるわけだが
  サッカーは動いた状態でやらなきゃならない。
赤:そらまあ、ずっと動いてますからねぇ。
黒:しかもミシャ式は基本パスを繋いで繋いでだから連続してやらなきゃならない。
赤:だったら、止まってるセットプレイで磨きをかければいいのに…。
黒:それは言うな。
  全体的な絵図を作るのは監督のミッションだが、局地的には選手同士の連係プレーが必要だ。
  サッカーでもフツーにあるが、例えば2トップがクロスして走ることでマークを惑わすとか。
赤:それって要はアタマの問題ってことですよね?わざわざアメフトを持ち出す意味あります?
黒:駆け引きや裏をかくって意味では勉強になると思うぜ?
  同じフォーメーションで一見同じプレー選択のように見えても
  実はまるで違うなんてことがけっこうあるからな。
赤:先入観を植えつけさせて裏をかく、とか?
黒:…お前のような相方がいて俺は幸せだよ。
赤:(あたふたして)き、急に何言ってんですか!
  …そりゃ相方ですし長いことやってますからそれなりに何言いたいかはわかりますけどね。
黒:GKから一発ロングパス入れて、
  たとえキープできなかったとしても、そこでどういう対応するかを探るとか
  ロングパスを入れてくるんだぞってのを見せることで相手を考えさせるとか
  一言に駆け引きといってもいろんな切り口があるってことさ。
赤:それって守備側が誘っていることも考えられますよね?
黒:まあな。
  SBがサイドを駆け上がって一瞬守備側の視線をずらすことでムダ走りがムダ走りでなくなる、
  体の向きを変えさせるとかでズレを作るのはカザフィが細かくやってるな。
赤:何だかすごくディープな見方になりそう…。
黒:でもまあ、単純に1対1で勝てればそこから均衡が崩れるからな。
  去年の浦和戦だってコンサが2人も多いのに駒井のドリブルに苦しめられたし。
赤:…すごく暑苦しいトークに付き合わされた感じがしますが、
  ドリブルで仕掛けられるとジリジリDFラインも下げさせられますし確かにイヤですよねぇ。
黒:守備でハメるのは比較的イメージしやすいが、攻撃でハメるってのはなかなか難しい。
  攻撃でのハメ方がどう進化していくか?ってのがミシャコンサのテーマだ。
赤:なるほど。
黒:ただ、アメフトにも欠点はある。
赤:プレーが複雑すぎるとか?
黒:これからシーズンオフで試合が観られないことだ。
赤:意味ないじゃないですか!


 文章よりも映像の方がわかりやすいと思ってyoutubeで探したら、こんなのとかこんなのとかこんなのとかまあ出るわ出るわでわざわざ本買う必要なかったんじゃないかと思うくらい(泣)。日テレ公式チャンネルにあるとは思わなかったんだよぉ。グロンカウスキーのやつはDFラインとの駆け引きっていうよりはひとりパス&ゴーって感じだけど、今年は前線に三好とか宮吉といった技巧派、小回りの利く選手が加入して個人レベルでの突破や連携での崩しのバリエーションは増えるはずだからどう崩すんだろう?というのを探る意味で勉強のシーズンになると思うので戦術厨的には楽しみ。
 ちなみにアメフトの戦術書とも言えるプレイブックは電話帳の厚さ(!)になるらしい。そこまで複雑じゃないにせよ、座学抜きでいきなりピッチで練習するってんだからそりゃ選手もヘトヘトになるわなあ。ミシャってフレンドリーに見えてその実スパルタなのかも…。

posted by フラッ太 |23:50 | ネタの殿堂 | コメント(0) | トラックバック(0)

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