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2017年08月22日

藤田征也が懐かしい。

>結局、贔屓やんけ!ってツッコミはナシの方向で…

 正直、今の四方田コンサはジェイが決めてくれないことには勝てない。
 そんな感じがしてならない。
 なまじっかジェイが空中戦で勝てるだけにボールを集めたくなるのもわかるし、
 実際、川崎戦もGK正面ってのが2本ほどあったし。

 で、戦術都倉が戦術ジェイに変わってどうなったかというと却って攻守のバランスが崩れてしまい都倉が無理して守備に戻る。マリノス戦はイエロー2枚で退場だし、甲府戦はジェイとヘイスを並べて攻撃の脅威は増したけど2人とも守備やらないから後ろに負担がかかり通し。仕方なくって感じでヘイスが無理して守備していたけど出ずっぱりなのも重なって後半早々にガス欠だし。

 “野球盤サッカー”とでもいうか、足下ばかり、選手のいるところばかりにボールが行く。

 浦和戦で後半、菅がPA付近からそれこそBOX to BOXって感じでサイドを全力疾走していった。時間帯としてもキツい時にあれだけの全力疾走ができるのかとその姿にちょっと感動を覚えた。菅はもっと仕掛ける意識を強く持ってもいいよなあ。

 サイドからクロスってのが四方田コンサの特徴としてあるとしても、サイドを抉ってのクロスがいったいどれだけあったか?とりわけ、右サイドでそうした場面が果たしてあっただろうか?左サイドでは甲府戦で例えば菅だったり兵藤が飛び出してチャンスを作っていた。でも、甲府戦に限らず右サイドではマセードが高い位置に張って待っていることはあっても、マセード自身が深く抉った(あるいはDFラインの裏に抉らせるようなパスが出た)ってイメージはない。大抵そんなときはマセードまでボールが届かずに待ちぼうけ状態だし…。

 もともとマセードはそうしたタイプの選手ではない、独力で突破する、クロスを上げるのが強みってのもあるだろう。でも、サイドの選手が抉ることで相手DFを引っ張り出す、DFラインの間を拡げてそこに味方を走らせるとか守備の選手の視線を一瞬でも切らせてFWにマークを外しやすくさせるとかいう工夫が四方田コンサにあったかな?と。もし、藤田征也がいたなら右サイドでそうした場面は作れていたのだろうか?とふと思うのである。

 そのためにはWBがムダ走りできるという条件が付くんだけど、だったら謙伍じゃダメなのか?そこで思い出したのがルヴァン柏戦@厚別。この試合での1点目の崩しに何かしら指向が垣間見えるような気がする。ちなみに、この時マセードは特に抉ったワケではない。映像は消しちゃったけど、メモには

○早坂?→マセードにサイドチェンジ
○菊地→ミヤザー→マセードで中→外 マセード→ミヤザー→福森

 とある。ってことは、WBのムダ走りはそれほど重要視していないというか、縦方向のズレをあまり意図していないのかな?とも思う。裏抜けして決めたゴールは浦和戦@埼スタの兵藤のゴールのイメージしかないし。あれもオフサイドっぽかったし…。

 ともあれ、四方田コンサには相手を「拡げる」ことを狙っていない。だから相手の守備が楽に応対できてしまっている、隙を作れないのでスペシャルな選手に強引に突破させる、依存してしまうという悪循環を生んでいるように思える。スプリントの回数とか走行距離とかのデータを追いかければもっと具体的な傾向は浮かんでくるんだろうけど、今の停滞感は人が全体的に動いているとか、ピッチを広く使っているってイメージが四方田コンサにはないってのが最大公約数的な答えになるのかな。

 宮澤不在もけっこう痛いよなと思っているのだが、それを書き始めると徹夜になっちゃうので今回はパス。ただ、これに関連して言えるのは間で受けられる選手がいないというのはある。内村の使われ方が不憫でならない、可哀想すぎる!と思っているのはオレだけじゃあるまいと信じて寝ることにする。

posted by フラッ太 |01:00 | 戦術厨の戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)

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