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2015年08月01日

今のうちにネガっとく。

>当分クラシックはおあずけだろうな…

 アウェイ京都戦は0-2の負け。
 酷暑の西京極って時点で苦戦は必至、失点ワースト2位の相手ってのもフラグ感満載で
 スコアレスで乗り切るのが精一杯かと踏んだ。宮澤が出場停止で地味にピンチだったし。
 チーム状態が最悪同士のズンドコダービーはケツに火がついた京都の馬力に屈した格好。
 そうそう劇的に変われるはずもないとは思っていたけど、やっぱ甘くないね。

 昨日のコンアシ見たけど、コンサは確かに後半シュートの嵐だった。
 でも、きれいに崩せてはいたものの枠の中に飛んだのってほとんどない。
 愛媛はあれだけが唯一の…って感じでぶっちゃけきれいなゴールではない。
 それでも終わってみればウノゼロ負けになってしまう。この差はけっこうデカいかな、と。

 「今」を考えるのが現場の仕事であるならば、「次」を考えるのがフロントの仕事。

 財前さんからバルバリッチさんにスイッチしたときのように、「次」を用意した上でならバルバリッチさんが“切られる”ことはあるだろうなとは思っていた。ただ、それは同時に今シーズンを諦めることとほぼ同義。だからあのタイミングで、しかも後釜に四方田さんを据えたのは二重の意味で驚きだった。ノノ社長の発言からすると根底にあるのは

 悠長に待ってる余裕はない

 財前さんのクビが切られたのは8月の終わりで奇しくも弾丸ツアーの初日。チームの状態は悪くなる一方で、そこまで待っていたらたとえ後釜を見つけても手遅れだ、でもS級を持っているのは四方田さんしかいない…。去年は名塚コーチがつなぎで2試合代行したけどこれとてかなりの力業で、もしかしたら同じ手は2度使っちゃいけませんよとお達しが来たかもしれないし…。四方田監督としても永久にユースの監督でいる気はなかっただろうし、クラブ側もいずれはトップチームを任せるつもりでいたはず。こんな中途半端なタイミングでトップに引き上げる(折しもクラブユース選手権の真っ最中だった!)のは本意ではないが、そうせざるを得なかったのが実情なんだろう。

 幸い、今年のJ2は混戦の度合いがハンパなく、残り17試合(就任時点)で6位福岡との勝ち点差は5。プレーオフ圏内に入るだけならそんなに無謀なギャンブルでもないしそれなりに可能性はある、まだまだ今年を諦めてはいないというアピールもできる…。ちょいと穿った見方かもしれんが、アリバイ作り云々はさておくとしても変化を求めたのは本気モードで積極補強をしたフロントとしては自然な成り行きかも知れない。

 監督を代えるということはここまでのチーム作りが失敗だったということ。2位磐田との勝ち点差は既に15もあるので自動昇格は現実的に不可能。6位福岡との勝ち点差も7に開いたからここに追いつくだけでもかなり大変。それでも「監督と選手のどっちを取る?」となったときに選手の側を取ったってことだし、たぶん選手の伸びしろに期待して監督交代が補強と押し切る腹づもりだろう。金がありゃフツーに別の監督呼んだと思うんだ。

 怖いのはトップチームが早々に終戦を迎え、ユースもプレミア降格となってしまうこと。全力でサポートするとは言っているけど、トップチームが降格圏に近づいたら四方田監督の処遇はどうなるわけ?ヴェルディユースがプレミアから降格したが、ヴェルディは周囲に切磋琢磨できる環境があるから即レベルの低下とはならないだろう。しかし、コンサはそうはいかない。トップチームでさえ練習試合の相手に四苦八苦しているのにユースがプレミアから降格したらユースのレベルの低下は避けられず“泉を涸れさせる”ことになりかねない。人材の供給をユースに傾斜させているだけにユースのプレミア残留はトップチームの成績以上にクラブの将来にとって重要な案件だと考える。

 いずれにしても現場に下駄を預けた格好で、選手たちには結果を出してもらわないと困る。
 いつまで甘えてんの?と。監督2人のクビ切らなきゃ目が覚めないのか?
 まさか、四方田監督を“3人目”にする気じゃないだろうな?

 かなり厳しいことを書いたけど、悠長に構えていたら上を目指すどころか下に落ちかねない。上を目指すのを諦めるという意味では我慢はする。バルバリッチ仕様の選手構成から四方田監督が自分のやりたいように軌道修正するだけでも難儀な話だしね。だが、選手の側は今まで以上に危機感を持って欲しい。ある意味で選手以上に四方田監督は失敗が許されない重責を背負った(あるいは背負わせた、背負わされた?)立場だから、今度は返す刀でフロント(およびノノ社長)の矛先が選手に向くことも十分考えられるからだ。三上や上拓の契約満了をよもや忘れたワケじゃあるまい?

 …ホント、頼む。

posted by フラッ太 |23:50 | 試合後の印象 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:今のうちにネガっとく。

今のうちに、ここまで述べる方も珍しい気がしたのでコメントを。

> 怖いのはトップチームが早々に終戦を迎え、ユースもプレミア降格となってしまうこと。
どちらかというと、後者のほうがリスキーと感じています。
ユースの経験を高めるのは言うまでもなく、スクールのブランド力やジュニアユース世代のスカウティングにも影響を及ぼしますから。
横浜FMのユースはプリンス関東ですが、ユース、ジュニアユース、ジュニア世代と、お受験対象な雰囲気作りができてるのは見事といえます。
当然、シンボルとなるユース卒トップ選手の存在は欠かせませんけどね。
先日、札幌や横浜FMにあって鳥取にないものは、それだと話したら、鳥取県民から納得されてしまいました。
札幌や横浜は金も人口もあるからなーと。

posted by sca| 2015-08-03 23:31

scaさんへ

 トップチームは4,5年に1回J1昇格に勝負できる選手層で、そこにうまくユースからの昇格組を組み合わせて少しずつ切り売りしていく。極端な話、J3に降格さえしなきゃいいというくらいに割り切っています。しかし、それはあくまでユースが高いレベルを維持し続けるというのが前提です。
 
 ジュニアユースまでは正直考えが及びませんでしたが、ユースのブランド力を維持する、シンボルとなるユース卒トップ選手の存在を絶やさない上でもプレミア残留は至上命題。だから、尚更四方田さんを引っ張ってきたことには急場凌ぎの感が否めないと思っています。
 
 高卒の選手は岩沼(現松本)以来いないと記憶していますが、道外の選手を入れないのは地元色を強めることももちろんですが、そっちにマンパワーを割くのが非効率と考えているからでしょう。実際、奈良は北見、榊は清水町の出身で厳密な意味での地元出身(=札幌出身)ではないし、ある意味で巨大市場を独占できている北海道の“畑”を耕す方がクラブとしてのメリットは大きい。
 
 選手は来季の契約がかかってくるし、フロントも対外的にはJ1を諦めたわけではないと言わなければならないからプレーオフ圏内を目指すという旗を掲げ続けるでしょうが、監督交代となった以上はどういうプロセスであれ失敗しているわけですから来季に向けていかにダメージを小さくするかという点に軸足を移していくべきだろうなという考えです。
 
ぶっちゃけ、去年の解任劇が1ヶ月早く来ただけだ、
結果が全てというのはこういうことだよねというくらいにドライに捉えてます。

posted by フラッ太| 2015-08-08 13:13

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