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2014年09月21日

思い出すのは…

>まあ、いつものように映像を見ていない段階なので妄想ってことで…

 昨日はどうやら群馬のプレスに押されまくって自滅に近いボロ負けだったようで。

 上里と宮澤のダブルボランチでの4-4-2でのボロ負けで思い出すのは何といっても'10のホーム開幕戦である福岡戦。あの試合もちっともボールを前に運べずじまいでなすすべなく負けてしまった。ボランチ2人だけに非があるわけではないにせよ、負け方が負け方だけにそうした共通点を探したくなってしまうのが戦術厨の悲しき性で…。

 確かに玉際の競り合いで勝てないとか「気持ちで負けていた」というのもあるかもしれない。だけど、それだけで終わらせていたんではいつまで経っても強くなれないというかメンタル以外に明確で論理的な理由があるはず。戦う姿勢というのはそれこそ石崎コンサから問題視されていたことなのだから。

 財前コンサで存在感を増してきていたのは何といっても宮澤。
 財前コンサが勝てていたときは宮澤がいい意味で曖昧さを発揮していたと思っている。

 バルバリッチ監督になってからは財前コンサが攻撃においてゆっくりしすぎなのを改善すべく、いったん前に当てて戻したところから素早く展開という“3本のパスの規律”を植えつけている。その過程で自然とポジションの役割分担が明確になっていき結果として宮澤の居場所がなくなっていったのかなとも思っていて。

 ポジションの役割分担が明確になるということは同時に局地戦での勝ち負けがそのまま試合を左右するということにもなる…はず。財前コンサは宮澤がそのへん上手くカバーできていた。宮澤というバッファがなくなることで急に脆くなり始めたというのは宮澤びいきに過ぎるかな(苦笑)。

 財前コンサはゆっくりしすぎ、バルバリッチは急ぎすぎってな具合であればいいんだが、その微調整を行うにはあまりに時間が足りない。じっくり時間をかけていいのなら3バックでの可能性を模索して…ってのもアリだろうが、それだと今シーズンはまるまる消化試合&選手の査定試合と化す。

 財前コンサの良さ、面白さを生かしたままバージョンアップを図るならボランチは河合を軸にして、攻撃時には両SBが高い位置取りをするかわりに河合が下がって3バックっぽくしてバランスをとるってのが一番無理がないように思うんだが…。石崎コンサでよく3-5-2にシステム変更をしたのはある程度サイドを捨ててっていう意図もあったと思うんだけど、それはまた別の話かな。

 ともあれ、すぐにホームでの岡山戦。今度こそ言い訳無用で勝たなきゃならない。
 早いとこ映像を見ないことには何が良くて何が悪かったのかもわからんが(汗)。

posted by フラッ太 |09:03 | 試合後の印象 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:思い出すのは…

 手元に『フットボール批評01』があります。特集の中で、組織的守備戦術の基本が欠落している、らしいです(記事の一部が読めます。http://www.footballchannel.jp/2014/09/08/post48884/)
 FC東京の監督が日本人の基本的守備の戦術がなっていないと嘆いたとか、代表に呼ばれた槙野が逆のことを教わったと目を丸くした話とか載ってます(それも「いろはのい」を教えただけらしいです)。
 別のページでは、W杯、コロンビア戦での失点シーンを事細かに解説してます。解説者は、イタリアのシエナのユース監督さん。原則としてありえないとか、個人戦術の誤りとか、重箱の隅を突つくことばかりで、ちょっと辟易気味。でも岡ちゃん曰く「勝利は細部に宿る」ですし。
 ここでコンサのことです。
①代表とかJ1で守備戦術のが間違っているなら、コンサは大丈夫なの?(コンサの守備戦術は正しいしのか?)
②正しい組織的守備戦術が身につけば好成績を残せるのか? FC東京は目下8位ですが、12戦負けなし。これをどう評価するか迷うところです。
 戦術と聞いてフラッ太さんを思い出しました。どうなんでしょうか?
 私のオツムは、前俊がボールを追っかけている。相手が逆サイドに振った。前俊、逆サイドに守備を任せた。
そうか、コンサの守備はゾーンなんだな。その程度です(笑)
 そもそも、本当に代表などの守備戦術は間違っているんですかね。漢字を平仮名に変えてしまったように、変わっただけなのか。フォーサイスの「戦争の犬たち」に、主人公はアフリカを仕事場にする傭兵なんですが、欧州の軍事常識ではやっちゃいけないけど、アフリカ人はこう考えるからOKなんだ、みたいな話がありました。欧州の守備戦術はそうだけど、日本人はこう考えるからと、マイナス×マイナス=プラスみたいな話になるのか、ならないのか。
 フラッ太さんの気を惹くために、戦術を連呼しました(笑)

posted by 蹴球素人| 2014-09-22 09:01

蹴球素人さんへ

件の雑誌は読んでいないのでよくわかりませんが、
W杯では香川の左サイド起用が守備に穴を開けることとなったというのは言われていたようですね。
 
ただ、戦術自体が間違っているのか、
戦術は正しかったけど選手が機能しなかった(もしくは起用を間違えた)のか。
ここを一緒くたにしたくないというのは意識しています。
 
欧州の最先端のやり方をそのまま持ち込むのは必ずしも上手くいかないでしょう。
ただ、守備が安定すればそれだけクラブに安定感が出るというのはあると思います。
日本のお国柄やアジアの事情に合わせつつ、監督がどういうアプローチですり合わせをするか。
そのあたりが監督の手腕でもあるし、戦術厨にとっての観方のひとつでもあります(笑)。

posted by フラッ太| 2014-09-23 15:43

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