スポンサーリンク

2014年05月11日

5番目。

【おことわり】
 今回のエントリーは過剰な自己満足に基づく戦術厨全開な妄想の垂れ流しです。
 この手のネタが好きな方、もしくは激しく宮澤LOVEな方以外は
 即刻ブラウザの「戻る」をクリックすることを強くオススメします。
 極めて宮澤びいきな暑苦しいエントリーですので…。





 タイトルの5番目ってのは攻撃時における宮澤の優先順位。
 これくらいの位置でいてくれたらという願望である。

 石崎コンサから宮澤はMFにコンバートされた。当初はトップ下だったが更に1列下がってボランチに、ケガ人続出となった'12コンサではCBに(!)という無茶振りにも応えた。財前コンサでは4-2-3-1のボランチが主戦場だが、もうちょい前目のポジションでいてほしいんである。「4-2-3-1なら1トップ、2列目に続いて攻撃の優先順位は5番目になるだろ?」と思うかも知れないが、戦術厨な僕の考えはちょっと違う。特に財前コンサだと宮澤がボランチの位置ではそうならない場合が多いと思っている。

 理由の1番目として、財前コンサでは河合とボランチを組むケースが多く、河合が最初にアタックをかけて宮澤がカバーリングという図式になりやすい。その流れで河合が前線に出ていく回数も増えるので宮澤がバイタルでお留守番ってなことになりやすい。理由の2番目としては財前コンサはSBが積極的に攻撃参加するのでボランチの攻撃参加が更に少なくなること。極端な話、1トップ・2列目・両SBの6人で攻めてボランチとCBの4人で守るなんてことも起こりえるので攻撃よりも守備の意識が大きくなる。

 現状、ボランチの宮澤は攻撃と守備の意識が4:6、ややもすると3:7くらいになっていて中盤の底で組み立て役ってのが主なタスクになっているように思う。奈良からボールをもらおうと降りてきて前に出すかと思ったら結局2タッチくらいで横に出したり奈良に戻したり…なんてシーンはけっこう多い。「んじゃトップ下にすりゃいいじゃん!」って話になるんだけど、戦術厨はそのへん妙にコダワリがあってそれだと相手守備陣にマークされやすい、そこまで攻めっ気を見せないでもうちょい控えめなポジションの方が宮澤を活かせるんじゃないかと思案してしまうわけで…。
 そこで(あくまで宮澤を中心に据えるための)4-1-2-3はどうかと。

 1はアンカーで、その前の2の位置に宮澤を置くシステムである。Kさんの3バック案も十分一考に値するものではあるんだけど、今回は妄想優先で(苦笑)。財前コンサの4バックの特長である両SBの攻撃参加も活かしつつという欲張りな机上の空論を振りかざしてみる。

 宮澤の特長は“見える”ことだと思う。
 もうちょっと具体的に言うなら人のいないスペースを見つけるのが上手い。

 カバーリングが上手いというのはあらかじめ人のいないスペース、相手が侵入してくるスペースを予測して埋めることができるからと思っている(ただ、肉弾戦に絶対的な強さはないので強引にネジこまれるとつらいというのはある)。なので、それを攻撃に活かしたいというのが趣旨である。
 そのキーワードとなるのは“入れ替わり”とりあえず妄想してみた前線の5人はこんな感じ。
        前俊
菊岡              古田
    砂川      宮澤

 (都倉をデンと構えさせるなら前俊を外す。どうしても同時起用したいなら前俊を古田の位置に)。

 例えば前俊が1トップで張っていて、ボールを受けに降りてきたのと入れ替わりで出ていく。4-2-3-1でもできそうだけど、4-2-3-1では1対1の関係にしかならないので守備側が対応しやすいだけでなく、4-4-1-1として考えるとトップ下は1トップの周りをぐるぐる回るセカンドトップ、シャドーストライカー的な役割も求められるから一瞬で抜け出すキレやスピードが必要でウッチーや榊ならまだしも宮澤にはちと厳しい。あくまで宮澤には味方が動くことによってできるスペースに顔を出し続ける、影の汗かき役になってもらうというのが狙い。
 それに4-1-2-3なら1トップ(CF)の後ろには2枚いる(1対2の関係になる)から一旦当てた後の選択肢も増える。アンカーがいるので攻撃に意識を向けやすく、ボランチの位置よりも若干高いのでミドルシュートも撃てるはず。中盤の守備は基本的にアンカーがバイタルエリアを抑えつつ、砂川が菊岡の、宮澤が古田の裏をケアする。これなら攻撃:守備の意識は55:45くらいになるんじゃないか…。

 まあ、散々垂れ流してきた戦術厨の妄想も「アンカーできる選手がいるのか?」っていう問い1つであっさり崩壊してしまうわけだが(滝汗)。何とかできそうなのはカズゥあたりか。中盤の底から中距離砲で古田や菊岡に…なんて展開は見たいんだがなあ。いっそのことかつてのダニルソンのように球拾い専門でフィジカルモンスターのパウロンをコンバートしてみる?小野が合流すれば宮澤と組んで天才の共演とか中盤の構成だけで妄想が膨らむんだがなあ…。財前監督なら前俊をCFにしてファンタスティックスリーとか観ている側がハラハラする&アンカーが過労死することを平気でやりそうだし。

 いずれにせよ、#10はスペシャルな才能がある選手が身につけるもの。
 イマイチ存在感の薄い宮澤に今度こそ「こんなすごい奴だったのか!」と思わせてほしい。

posted by フラッ太 |14:10 | 戦術厨の戯言 | コメント(5) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/flatta/tb_ping/2069
この記事に対するコメント一覧
Re:5番目。

はい!最後まで読みました~(笑)
サッカー想像力が乏しいもので、途中状況が描けないのはお許しいただきたい。
「見える」という部分は激しく同感します。
ある方が「鳥の目を持つ」と表現していたように俯瞰してピッチを見る力はあるんですよね~。
それと危機察知能力の高さが「天才」と言われる所以ではないかと・・・
プラス「俺だ俺だ俺だ~!」的要素が加わればそろそろ得点も期待できると思っているんですけどねぇ。
今までトップ下スタートしてバチッとハマった記憶がないのですが(あったらスイマセン)、ボランチ激戦となる今後を考えるとトップ下を生きる場所にして欲しい気もします。
あまり意欲的に見えないタイプですが、ここのところいい顔になってきたなぁと「みーやフリーク」の私は思ってます(^^)

posted by チームがある限り| 2014-05-11 20:19

Re:5番目。

宮澤は、ボランチ位置でも最近積極的に攻撃参加するようになったと思います。(宮澤内評価前年に100%増)ただし、それが成立するのは、ボランチの相手が、年下の時のみ
。河合、上里では成立しません。ジャイアニズムなのか、ゴメスや上拓をうまく走らせ、攻撃に参加させ、ここ一番おいしいところを持っていく。そんなプレーができるようになるといいなあ。どこから妄想に・・・・
左足でまげて入れた、初ゴールを思い出せば、もっと点数がとれそうだ気もするのですがどうでしょう。もっともっと打っていいはず!

posted by まさひろ| 2014-05-11 23:27

Re:5番目。のお返事。

 コメントが大変遅くなりました。申し訳ありません。
 
 >チームがある限りさんへ
 愛媛戦はダメな宮澤でした。といっても宮澤自身に非があるのではなく、監督が起用法を間違えていたと思います。トップ下からSHに回すなんてわざわざ宮澤の良さを殺しているとしか思えないです。ただでさえ財前コンサのSHは負担がデカく、レギュラーですら90分保たないことが多いのに…。
 トップ下だと目立ちすぎ、ボランチだと目立ちにくい。愛媛戦は後半から4-4-2にしましたが、それだと結局宮澤の居場所はどこ?となってしまうのがつらい。カズゥも戻ってきますからね。責任感が表情に出てきたのは僕も同意します(笑)。
 
 >まさひろさんへ
 河合と組むと遠慮しちゃうというかヘンに気を遣うんじゃないでしょうか。カズゥだと…どうでしょう。愛媛戦を見た限りでは前に行く機会は増えそうですが。ただ、財前監督が河合に絶対の信頼を置いているので使おうとするとトップ下に置かざるを得ないのかな、と(その場合は前俊が1トップでしょう)。4-1-2-3の妄想システムは宮澤が一番おいしいところを持っていくというのを狙う意味もあります。CFやウィング、トップ下に相手の注意を引きつけておいて気がつけば宮澤がいた…みたいな。
 死語とまでは言いませんが、ボランチというのもだんだん役割か細かく分けられるようになってきています。2列目と3列目の役割もだんだんマルチ化しているようですが、戦術厨の視点では宮澤は数少ないCHの資質を持った選手だと思います。宮澤の正確を含めて石さんがそこまで見通していたとしたらまさに慧眼でしょう。

posted by フラッ太| 2014-05-15 15:56

Re:5番目。

今さらのコメント失礼します。

パウロン賛成!(笑

実はこの間、「パウロンは実はダニルソンだった」というエントリを書きかけて断念したところでした。3バックにこだわるあまり、リベロが埋められなくて。。。

やりたいことはほぼ同じです。宮澤のCH化。これなら小野が入ってきても砂川と交換でOK。左サイドは同意できませんが、そこは、まぁ。

あと、蛇足ですが、河合はチーム全体が意識している気がします。遠慮しているというか。いない時の方がのびのびできているように見えるんですけどね。考え過ぎかな。あ、ゴメスと深井さんは除く。

posted by K.| 2014-05-17 09:17

K.さんへ

まあ、直後の思いつきなんで愛媛戦観た後では左サイドの人選はないよねってのは同意ですw。
菊岡と砂川の同時起用もないし、ましてや同じサイドでってのもありえない。素直に榊でしょう。
パウロンにはフィルターとして身体能力をフルに発揮してもらうってことで
ひたすら球拾いに徹して「おっとそこにはパウロンが」状態にしてもらいましょう。
 
>河合はチーム全体が意識している気がします。遠慮しているというか。
 
石崎コンサの時には河合をスイーパーに下げた3-5-2ってのがわりとありましたが、
ただ単純にFWの枚数を増やすだけではない意図は感じました。
河合抜きのアウェイ磐田戦は頼れる人がいないので
否が応でも全員が頑張らなきゃならなかったという側面はあると思います。
宮澤にはそういうところでも存在感を見せてほしいんですが…。

posted by フラッ太| 2014-05-17 20:43

コメントする