スポンサーリンク

2013年11月05日

'13第39節VS千葉・アフターインプレッション。

>ボード、バッチリ映ってましたぜぃ

 久しぶりの試合観戦。といってもスカパーで、しかも早回しだけど。情報は極力遮断した。勝敗だけは流石に気になるのでJ's GOALでチェックしたがオフィシャルブログ&公式HPも開かずにいた。ウッチーが決めたのだけは知ったが…。でも、早回しでも緊迫感がありスリリングな試合だった。得点こそ少ないけど、今年のベストと言っていいかも。もっとも、この上を目指さないとJ1には行けないけどね。

 自分の長所を出して勝つのか、相手の長所を消して勝つのか?

 勝つための考えとして大きく2つの考えがあるが、財前監督は後者にやや比重をかけた。
 SHを普段と入れ替えた左に荒野、右に砂川のスタメンは千葉の右SB・米倉封じのため。

 右のSHは財前コンサでも薄いポジションのひとつ。古田はまだ戻れないし、レ・コン・ビンをスタメンにするには連係面でまだ無理。財前コンサにおいてはサイドの選手には運動量が要求される。さらにSHには正対しての守備力も求められるからどうしても負担が大きくなり交代カードを切ることも多い。それ故にレ・コン・ビンでは現状スタメンにはしにくいということでもあると戦術厨な僕は思うのだが。砂川の選択は監督の信頼の大きさがある証拠だが、ここで突き上げがないのがちと不満ではある。運動量が落ちているかわりに読みでパスカットをしたり上手い体の入れ方で守備に貢献したのは流石の経験値の高さだったが。

 で、その米倉封じは完封とはいかなかったが一定の効果はあった。サイドの攻防は両方とも見応えがあった。無理やり相撲にたとえるなら全体としてはがっぷり四つ、サイドの攻防は指し手争いになるのかな。千葉の左サイドも田中や高橋はスピードがありこれも脅威だった。日高も相当しんどかっただろうがフルタイムよく頑張った。でも、生え抜きの田中を手放さざるを得なかった福岡が哀れでならん。来季は城後もいないんじゃ…。

 1枚目の交代カードは必然の1手だが、このあたりにも監督同士の駆け引き、探り合いがあった。ちょっと前後するが、後半開始時はSHが通常モードに戻っていた(ように思う)。千葉が兵藤OUT谷澤INで動いてきた時に再び荒野を左に持っていった。解説の曽田の言葉を借りれば上原に「ストレスを与える」ということになるが、両監督共にサイドで優位に立ちたいというのが窺えるカードの切り方だったかな、と。

 驚いたことをいくつか。1つは前半すぐの杉山の飛びだし。普段ゴールに貼り付きっぱなしの杉山とは思えなかった。あの時は失点を覚悟したがよく出てくれた。もっとも、その後では上原と息が合わずにあわやってシーンもあったんだが(汗)。もう1つは宮澤の幻のゴール。ウッチーの情報がなければこれが決勝点とマジで信じていたぞ。前俊のスルーパス→上原がクロス→ゴール前で1人潰れて宮澤が…とその前の流れも良かった。上原は左はすごいのを上げるが右足がなあ…。あと、前俊が守備するようになったよなあ。千葉で言えばケンペスの守備も。

 決勝ゴールはウッチーがバックパスをかっさらってのものだが、もしイエローが出ずにいたらあのフルブーストの追っかけっぷりになったかどうか…。イエロー食らって次節の神戸戦は出場停止が決まっていただけに勝負の綾となったというか、「絶対に決める!」という気持ちを呼び込んだのかなとも思ったりして。
 ボランチの2人は押し込むシーンはあまりなかったけど中盤での早い潰し合いがあったから迂闊にスペースを空けられなかっただろうし仕方ないかな。ただ、要所での河合の読みは流石。左サイドを崩されそうになった時も宮澤がカバーしてたし、そんなに破綻はしなかったと思う。

 それにしてもケンペス怖いわ。クライトンを彷彿とさせるガチムチ加減といい“何とかしちゃう”FWでまさに助っ人、反則外人。千葉はケンペスにボールを集めていたけどそれも納得。地味に町田がイヤらしい抜け出しをしてたし、田中のスピードも脅威だったし、裏抜けをもうちょい絡められたらヤバかったかも。とはいえ、その裏抜けをさせるためのパスの精度を狂わせたのは前線からのチェックがあったればこそで、MOMは順当にウッチーでしょう。

 次節の神戸戦はその頼みのウッチーが出場停止。払った犠牲は大きいが、そんな中でもどれだけやれるかってのが順位や勝ち点に現れているわけで、チーム力が問われるのは今に始まった話じゃない。「もうひと踏ん張り!」ってのがシーズン終盤なのと次節は昇格がかかる神戸が相手ってことで色濃くなったということ。神戸は引き分け以上が条件だがドロー狙いはさらさらなく勝ちに来るはず。フェホが最もスタメンには近そうだが、レ・コン・ビンのセカンドトップも観てみたい。適性はサイドよりは真ん中の方がありそうだし。でも、やっぱり言いたい。

 純貴出せーーーっ!

 久しぶりのアフターインプレッションなので、やたら長々しくなったのはお許しを。

posted by フラッ太 |21:44 | アフターインプレッション | コメント(2) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/flatta/tb_ping/2016
この記事に対するコメント一覧
Re:'13第39節VS千葉・アフターインプレッション。

お久しぶりです。(^^)

最終戦来るんだってね。F吉氏(私の隣のキーパーユニの人)とともにお待ち申し上げておりやす。

試合終了のホイッスルが鳴ったとき,思わず「良く勝てたな~」と漏らしてしまいました。でもそんな言葉が出てくるくらい,終盤の千葉の攻撃は脅威でしたし,最後はみんな必死で動いていました。最後の,相手ゴールキックにさせないために懸命に走ったフェホとか。強いチームに対して精一杯やっての勝利,というのは同じ勝利でも酒の美味さが違いますなあ。

そうそう,試合開始早々の杉ちゃんの飛び出し。あれは私も「お」って思いましたよ。何回か試合に出られないことがあったせいでしょうか。なんか最近変わってきつつあるのかなあ,という気がします。いい意味で。

posted by ○た | 2013-11-06 23:00

○たさんへ

 千葉戦は久々にシビレる試合を観た、そこで勝てたっていう喜びを強く感じました。
 ですが、去年はこんな試合ばかりだった。終盤はどうにもならなくなっていたけど、
 J1はこれが普通でかつ最低限のクォリティだと考えると
 まだまだレベルを上げないとたとえJ1に上がっても返り討ちに遭うだろうなとも同時に思いました。
 そういう意味では千葉戦での勝利は予備予選というか準備段階というか、
 とにかく千葉相手にもっと安心できる試合にできないとと気を引き締めることになりました。
'
 執念で宿は確保しました。あとは炎の宴とチケットです(←順序が逆だろ!)。
 

posted by フラッ太| 2013-11-09 17:55

コメントする