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2010年08月02日

’10F1第12戦・ハンガリーGP。

 先日のエントリーのコメントレスはしばらくお待ちを。今回のF1ネタはその前フリでもあるので・・・。

 ハンガリーGPはウェバーが勝利したが、
 ここで書いておきたいのは小林可夢偉の9位入賞とシューマッハとバリチェロのバトル。

 小林可夢偉は実は予選で躓いた。タイムアタック中に不運にも遅いクルマに引っかかり予選18位。その上ピットレーンの信号無視という自らのミスで5グリッド降格。決勝は最後尾の23番グリッドからのスタート。ハンガリーGPが行われるハンガロリンクは抜きどころが少なく予選順位がモノを言う。10位までポイントゲットとなった今年だが、戦闘力に劣るザウバーのクルマでは入賞は至難の業。しかし、スタートで一気に6台抜きでミスを帳消し。その後も荒れたレースを生き残り9位にまで順位を上げた。

 地上波での可夢偉のコメントである。
 「悔しい思いもするけども、結局悔しい思いというのはチーム全員一緒だし。
 でも、やっぱり諦めずにドライバー自身が先頭に立ってやっていかないと誰もついてこない。」

 シューマッハとバリチェロには“因縁”がある。
 2002年のオーストリアGP。当時共にフェラーリに在籍し、シューマッハの絶対王政だった時代。決勝レースで信じられない事態が起きた。トップを走っていたバリチェロが2位のシューマッハをファイナルラップで抜かせて優勝させた“チームオーダー事件”。あまりにも露骨なそのやり方は観客も大ブーイングを浴びせ、その後FIAもチームオーダーは禁止するというレギュレーションを設けたほどである。今はフェラーリのドライバーはアロンソとマッサだが、実はハンガリーの前のドイツGPでアロンソの勝利はチームオーダーによるものという裁定が下され、フェラーリに10万ドルの罰金が科せられたという伏線があったんだな、これが(笑)。

 で、シューマッハとバリチェロのガチンコバトルは終盤の62周目から。
 ポイントゲットできるかどうかという10位争い。タイヤも厳しくブレーキトラブルを抱えたシューマッハが必死に凌いできたが、66周目のホームストレート。シューマッハのブロックがエゲツないのなんの。あわやウォールに接触寸前。「出戻りのお前なんぞにーっ!」とバリチェロが思ったかどうかは知らんが、ついに執念のオーバーテイク。夜中に思わず声が出た(苦笑)。

 因縁を知らなくてもこの2人のバトルは見応えたっぷり。ココロに訴える何かがある。
 そんな戦いぶりをコンサに見せてほしいと切に願うばかりである。

 
 

posted by フラッ太 |12:43 | F1 | コメント(2) | トラックバック(1)

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Re:’10F1第12戦・ハンガリーGP。

毎週欠かさず見てた頃の生き残りって、皇帝とバリチェロだけなんだなあ。

可夢偉への評価ってどんなでしょう?
連続6位もあったけど、スタートからそんなにゴボウ抜きするとは、アッパレ!

posted by owls| 2010-08-02 18:57

owlsさんへ

 地上波では皇帝やらニキ・ラウダやらが「可夢偉はすごい!」とコメントをしてました(笑)。

 このへんは話半分に聞いとくくらいがいいでしょうが、ガゼッタ・デル・スポルトではヨーロッパGPの可夢偉の評価が8.5と最高値だったようなので、あながちリップサービスってわけでもなさそうです。

 ベッテルは20歳そこそこだし、アロンソがヘタするとベテラン組になっちゃうくらいで
 F1ドライバーの世代交代は激しすぎますよ。
 鉄人といえば200戦錬磨のリカルド・パトレーゼだろ、ってのは
 それだけ年食ったって証拠ですよねぇ・・・(泣)。

posted by フラッ太| 2010-08-03 01:43

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