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2010年12月31日

櫛引君は素晴らしい素材。

 今日の高校サッカー選手権。室蘭大谷の櫛引君が出たのでテレビを見ていたが、まずは室蘭大谷の1回戦突破おめでとう。相手は強豪の四日市中央工業だったが終始試合のペースを握って見事な完封勝利だった。

 目当ての櫛引君だったが、落ち着いていて思っていたよりも数段よい選手だと思った。1対1にも強くボールをもっていたら余裕さえ感じさせるボールさばき。ポジショニングも抜群で、相手をサイドに追い込みにクロスを上げさせないシーンも多く、さすがだと思わせた。

 超高校級とアナウンサーは言っていたが、(STVの岡崎アナウンサーだったので贔屓目だったことは確かにあったが)まさにそのとおりで、本人は常々開幕スタメンを狙っていると言っていたが、その言葉は大口でも何でもないと思った。

  確かに素晴らしい素材。コンサに入ってくれてさらに経験を積めばかなり強力なセンターバックになってコンサのために働いてくれるのではないかと思った。

 彼が一番いいところは冷静さだろうかまた、機を見て敏という言葉が一番当てはまるだろうか、チャンスには自ら突破する意欲ももっている視野が広い、ゲーム全体を見渡せる抜け目のない選手だと思う。 

 とにかく来年櫛引君には期待したい。

 ※2010年もこのブログに来ていただいた皆様。どうもありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様良いお年をお迎えください。

posted by 孔明 |21:02 | 選手のこと | コメント(4) | トラックバック(0)

2010年12月29日

来季に希望が持てる布陣になってきた

  昨日のスタッフと選手の契約更新、そして3人の外国人の加入、純平の完全移籍とようやく来季の体制が見えてきた。
   社長のオフィシャルの挨拶にもあったが、最近は出ていく選手ばかりでサポーターも不満と不安を持っていたと思うが、ようやく来季に期待が出来る布陣となってきた。
  その中で芳賀と純平の残留は重要なポイントだと思う。
  DFラインが総入れ替えの中、ボランチまでとなるとチーム戦術の構築に時間がかかる。その意味では芳賀が残ったのは大きい。また、攻撃のアクセントを付けることでは純平の完全移籍は大きい。
  そして河合の加入も大きく影響を与えるだろう。彼をボランチで使うのかセンターバックで使うのかはわからないが、確実に守備で中心となれる選手。
  横浜FMでキャプテンをやった実績もあるしチームの甘えの構造の解消には格好の選手
それに外国人がうまく絡んでくれれば昇格が狙える布陣になってきたと言えるのではないか。
  社長によると補強のほとんどを終えたらしいが後は上里とキリノの去就がどうなるか。また、欲を言えばDFがまだ薄いような気がする。ただ来季に向けて希望が持てるチームになりつつあるのではないだろうか。

posted by asa3804 |21:10 | コメント(5) | トラックバック(0)

2010年12月27日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(来季の展望)

  スポーツ新聞社の社内。(架空)
  コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。
  今日は来季の展望の話

デスク 石崎監督が続投することになったが、主力選手が続々とチームを去っていった。

A記者 佐藤は出場機会を求めての移籍。そして石川と藤田がJ1への移籍。西嶋は自分の環境を変えたいと言うことで同じJ2への移籍。このなかで石川の移籍は本当に痛い。なにせDFラインの中心としてやってきただけに石崎監督も相当に来季のDFラインの構築には頭を悩ませるのではないか。また、西嶋の移籍によりサイドバックの層が薄くなってしまった。そしてDFラインで残るのは岩沼だけという悲惨な状況になった。また上里が移籍濃厚、芳賀にはオファーが届いているらしい。キリノの去就もわからない。ボランチより後ろと新しいFWを獲る可能性が強いとは思うが、効果的な補強ができるかどうか。

B記者 石川が抜けたのでDFラインをはじめから組み直さないといけない。今季はさほど目立った活躍はなかったとは言え石川がDFの中心だったので監督は計算外だろう。DFラインはメンバーが大幅に変わり、かなり編成に苦労するのではないか。J1に選手を送り出すのは仕方ないが、西嶋の場合には同じJ2のチーム。やはりこうなってしまった原因をもっと真剣に反省しなくてはいけないだろう。

C記者 藤田の移籍でサイドハーフの層も薄くなった。特に右サイドハーフの層が薄い。来季は古田中心になるだろうが、メンバーが足りないところに砂川との再契約。本人には迷惑をかけたが、HFCは最良の選択をしたのではないか。また、藤田はサイドバックもできただけに、サイドバックの層も薄くなった。補強でどのくらいカバーできるか。
 確かに石川が抜けたのは穴は大きい。しかし、このJ1への移籍は同時に札幌のメンバー個々の能力の高さを証明したものでもある。残ったメンバーは開き直って自信を持ってやってほしいね。そして上里と芳賀の去就が注目となる。特に芳賀がいなくなると、チーム戦術にかなりの痛手となる。
  キリノは石崎監督の戦術にフィットしていなく、新しいFWを獲得するのではないかな。

デスク 補強話が出ている。これまでの補強はどうか。

A記者 DFはセンターバックでアマラウ・ロサ獲得が濃厚、また、同じくセンターバックでC大阪から山下を獲得した。MFはボランチとトップ下ができるブルーノと交渉中。やはりボランチから後ろの補強がどれだけできるかにかかっていると思う。また、蔵川は柏と契約を更新したので新たにサイドバックの補強が必要となった。横浜FMの河合に声をかけており、獲得が有力視されるが、どうなるか。DF陣の大量流出から他にもDFを何人か獲得する必要が出てきた。

B記者  磐田の犬塚にも声をかけたらしいが、競合するJ1の他チームがある。獲得は難しいのではないか。他にも声をかけていると思うが、この大量流出を補える補強ができるかHFCは正念場だろう。

デスク 来季の戦術はどうなるか。

A記者  今年と変わらず、パスサッカーを極めることだと思う。また、つまらないミスをいかに減らすか、いかに素早くゴールを目指すかだろう。そして後ろのメンバーを中心に選手が大幅に入れ替わるので、チーム戦術をいかに早く徹底させられるか。監督の手腕がより問われるだろう。 

B記者  場合場合に応じていかに状況判断をうまくやって、手数をかけた攻撃を素早くできるかにかかっていると思う。今年はカウンターという場面でもゆっくりパスを回して時間をロスするという場面が多く見られた。それではシュートすら打てない。ロングボールやカウンターをまぜ現実的に得点力アップを図らないとだめだろう。

C記者  DFラインは再構築をしなくてはいけないだろう。DFの中心は外国人になるだろうが、言葉の問題もあるし、キャンプで1からやり直さなくてはいけない。この構築に手間取るとスタートダッシュがおぼつかなくなる。
 攻撃の面では今年は確実に崩しができるようになってきた。後は攻撃のスピードだろう。シュートの少なさや、得点の少なさは今年の大きな課題だった。失点は少なかったが、攻撃の部分でもっと進化しなくてはいけないだろう。

デスク 来季は監督にとっても正念場。結果が求められる年。最後に期待するもの、選手は?

A記者 期待する選手は古田や三上の若手選手。特に古田だろうね。彼の今年の活躍は大きかった。攻撃は古田を中心になるのではないかな。そして外国人のFWで得点力の強化を図るという図式ではないかと思う。
 
B記者 やっぱりスタートダッシュだと思う。昨年、今年とスタートダッシュに見事に失敗している。特にホームの初戦で敗戦していることが大きな影響を与えた。今年は福岡に完敗。観客動員数の問題もあるし、ホーム初戦はなんとしても勝たなければいけない。

C記者  期待という話ではないが、怪我人を少なくすることが求められる。何にもまして今年のように怪我人が多ければチーム成績にも反映する。フィジカル面でのサポートをもっと行ってできるだけ怪我の少ないようにしてほしいものだ。

終わり。

posted by 孔明 |20:39 | 今年を振り返る | コメント(3) | トラックバック(0)

2010年12月25日

砂川の奥さんも喜んでいるに違いない。

 まさかの砂川の再契約のお知らせ。

 暗い話題が続いたコンササポに明るいクリスマスプレゼントだ。

 砂川は「感動的な見送り方をしていただきながら、もう一度契約する事に非常に悩みました。」と言っているが、心配などいらない。大多数のサポーターは喜んでいるだろう。

 征也が抜けたことでサイドハーフの層が薄くなった。サイドハーフを補充する意味でも砂川の再加入は大きい。

 砂川は既に他クラブに移籍が決まっていたなかで、翻意してコンサに来てくれたとのこと。その思いをサポーターは十分に受け止めなくてはいけないだろう。

 砂川としてもうれしかったのではないか。例え一旦は契約終了を告げられたとしても思いのあるコンサと再契約できて嬉しかったと思う。

 そして月刊コンサドーレの1月号では砂川のインタビューが載っていて、

「奥さんが北海道の人だから(契約期間満了は)ちょっと悔しがっていた。コンサで少しでも長くプレーしてほしいと思ってくれていたみたい。」とうことなので、間違いなく奥さんも喜んでくれたに違いない。

 思えば砂川レベルの補強はなかなかできないこと。征也の移籍などで浮いたお金ということが推測され複雑だが、とにかくチームはなりふり構っていられない状況。再契約してくれてありがとうとしか言うことができない。

 砂川は「再契約したことを後悔させないようなプレーを来季したいと思います。」とも言ってくれている。あの砂川の切り返しがまた見ることができると思うと本当に嬉しい限りだ。

posted by 孔明 |19:31 | 選手のこと | コメント(2) | トラックバック(0)

2010年12月23日

大量流出でピンチをチャンスに変えろ。

 今日の日刊スポーツは西嶋の移籍を大々的に取り上げていたが、その中でこれまでの選手の去就を乗せている表があった。そこには△マークがキリノ、上里、芳賀についていた。△マークは去就が微妙と言うことだが、キリノはわかるにしても上里や芳賀にも微妙マークが。噂では上里や芳賀もそんな話があるようだが、彼らもいなくなるようだと本当にチーム崩壊と言っても言い状況になる。

  芳賀は今年のこの活躍から他のチームから目をつけられてもおかしくない選手だと思っている。彼のスタミナと危険察知能力は特筆すべきもの。今シーズン彼が果たしてきた役割は大きい。

 上里は今年前半はスーパープレーを連発した。ただ、軽いプレーも多く失点の原因となったプレーも多くあったが、そのキック力や展開力は素晴らしいものがある。

2人ともコンサにとっては必要な選手。なんとか残ってほしいと思う。

 それにしても主力の流出が止まらない。 今日の西嶋、直樹、征也の移籍発表で1番から8番までの選手がいなくなることが確定した。そのなかでDF選手が5人もいなくなった。「そして誰もいなくなった状態」で来季のチーム作り、特にDFラインの構築を完全に一からやり直さなければいけなくなった。 

 石崎監督も頭が痛いだろう。

 しかし、開き直って考えようによってはこれをチャンスとすることもできるのではないか。コンサの場合には大森氏に指摘されていたように悪い意味で「仲良しグループ」。主力が続々と引き抜かれる状況はもともとコンサには能力が高い選手がいるという証明でもある。今年の低迷はチーム戦術が構築できなかったことが第1の原因だと思っているが、選手に能力がありながら、メンタル部分でいまいち力を発揮できなかったことも大きいだろう。

 この状態を変えるのは荒治療が必要だと思っていた。新しい血を多く入れざるをえないことで、切磋琢磨する「戦う集団」に生まれ変わるチャンスでもある。

 補強は他チームとの競合もあってなかなか思い通りにならないことは確か。しかし、考えようによってはこのピンチをチャンスに変えることができるのではないか。一からチーム戦術をやり直さなくては行けないと言うデメリットもあるが、完全に開き直りだが選手が多く入れ替わることでこのチームにはびこる甘えの体質を変えるチャンスでもあるのではないか。

posted by 孔明 |20:03 | 来季 | コメント(8) | トラックバック(0)

2010年12月21日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(FW)

 あるスポーツ新聞社の社内。(架空)
 コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。

 今日は選手の話(FW編)

デスク FWは数が揃っていた。しかし、ここも怪我人が多数出て、最後は中山まで怪我をしてしまった。FW陣の得点も内村の5点が最高と寂しい限りだった。

A記者  枚数はいたが、軸になる選手がいなかった。昨年点をとったキリノと内村も怪我があったせいもあったが物足りない成績だった。やっぱりキリノが思ったほど働かなかったのが痛かった。近藤もチーム戦術に適合しなかった印象で得点を伸ばせなかった。

B記者 ワントップに適応できる選手がいなかったことと、ワントップを生かせないシステムだったということも言えるだろう。トップ下にためができる選手がいなかったこととトップ下やサイドとの連携が悪くワントップを生かせない場面も多かった。FWにはそんなに責任はなく、使う側の問題も大きかったのではないか。

C記者 システムの関係上、FW1枚が多かったが、はじめはキリノ、近藤、そして腰痛から治った内村が努めたが、いずれもワントップでは厳しかったという印象だ。トップでタメがつくれないシーンが多くて、ボールを失うシーンが多かった。そこでラインを押し上げることができず波状攻撃をかけられなかった。
 得点力不足はFWの責任もあるが、多くはよい形を作れなかったチーム全体に責任があると考えた方がよいと思う。

デスク 中山、横野や上原はどうだったのか。
   
A記者 中山ははじめは途中出場も多かったが怪我を持っていたせいもあったのかシーズン後半からだんだん使われなくなってきた。今シーズンは顔見せ程度に終わってしまった印象だ。短い時間でも勝負強いところも見せていただけに、もっと長い時間見たかったところだ。
  横野は先発もあったが、そこで点を取れなかった。頑張る姿勢は十分に見る方に伝わってくるだけに結果がほしかったところだ。上原は身体能力を生かしていない感じがする。走力一つとってもかなりなものがあるはず。自分の特徴を生かしてほしいと思う。

B記者  厳しいことを言わせてもらうと横野は点に絡む動きをもっとしなくては駄目。今年は前線からのプレスで相手をひるませ流れを変えることはできるが、そこまでの選手だった。そこからがFWとしては大事なだけに、来季は得点を見たい。

C記者 確かに中山をもっと見たかったね。中山を投入しやすい試合が少なかったことも大きかったと思う。横野はもっとシュートの正確性や、がむしゃらさだけではないうまさを身につけないといけないね。

デスク 三上も最終戦FWとして活躍した。
 
B記者   FWとして出してくれと言うサポーターや解説者もいたが、ようやくFWで先発した。石崎監督は来季は三上をFW起用する腹づもりらしいが、その方がよいのではないか。

C記者   他の選手もいっていたが、三上はシュートが巧い。それだけにFWとして期待するものも大きいと思う。このまま成長してくれればかなりの戦力となるのではないか。

次回は来季の展望の話

posted by 孔明 |19:53 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)

2010年12月19日

ずっと気になっていた監督の目力

 ずっと気になっていたことがある。それは石崎監督の目力だ。 

 最終戦、社長が挨拶をしていた後ろで電光掲示板に写っていた石崎監督の目はうつろでぼんやりしていた。案の定挨拶をしている目の力も弱々しく肝心の挨拶は素っ気なく、この件に関してはサポーターからもいろいろと批判がでていた。

 その後何日かして続投の会見をテレビで見たが、相変わらず目の力は弱く、ぼんやりとして強い意志を感じさせるものではなかった。確かに昨年、今年と成績が悪かったので、大手を振って強気に会見に臨むと言うことはできず、慎重な物言いに終始するしかなかったと思うのだが、監督の目からはまったく強い意志や覇気が感じられなかったのだ。  

 そのときの状態だけで判断するのは全くうがった見方と言われても仕方ないかも知れないが、このような状態ではどうも来季も心配である。折しも現在主力が引き抜かれるような新聞報道もある。来季メンバーが大幅に入れ替わるということも十分に考えられる。

 監督には来季は今季の反省に立って改めて気を引き締めて戦術を構築し、練習を行い。試合に臨んでほしいと思う。

 指揮官の様子は選手に伝わる。指揮官が意志が弱ければ、志気が低下する。チームの状態も良いものとはならないだろう。

 来季また成績が悪ければ途中でも去就の問題が浮上するのは必死。

 どうか石崎監督には自信をもって強い意志で来季も戦ってほしいものだ。

posted by 孔明 |19:59 | 監督 | コメント(5) | トラックバック(0)

2010年12月17日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(MF)

 あるスポーツ新聞社の社内。(架空)
 コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。
 今日は選手の話(MF編)

デスク まずボランチから。ボランチはシーズン通して芳賀の活躍が目立った。しかし、監督がやりたかった宮澤と上里のボランチはシーズン当初で挫折してしまった。

A記者 シーズン当初宮澤と上里のボランチでつまずいたが、芳賀をボランチの軸として考えてから安定した。相方は宮澤と上里が多く努めたが、もっとも多かったのは芳賀と上里の組み合わせ。芳賀は間違いなくコンサの肝だった。上里はシーズン当初ミドルやFKで得点を重ねたが、その後ミドルやFKでの得点がなかったことが物足りなかった。

B記者  監督は本当に宮澤と上里の組み合わせをやりたかったらしい。函館の愛媛戦でもやっていたし。うまくいけばはまると考えたのだろうが、やっぱり最後まではまらなかった。
  芳賀は危ない場面にことどとくいてくれてスーパーマンのような活躍を見せてくれたが、さばきのシーンでは課題もあった。もっともあれでさばきがすごかったら日本代表になれるだろう。上里は中途半端にキープ力があるので判断が遅れる。判断が遅くなって相手にボールをとられるという繰り返しが多かったが、時々見せるサイドチェンジやくさびのパスはあっといわせるものもあった。 
  
C記者 芳賀には助けられたね。今シーズンは彼なしの中盤は考えられないくらい。宮澤はボランチでも細かなテクニックを見せてくれたが、ボランチで小さくまとまるより、まだトップ下やトップの方がまだ彼の技術を生かせただろうと思う。上里はあのミドルやフリーキックがあるからなかなか外せないと思うが、もっとメンタルを鍛えて波をなくしてほしいね。 朴は芳賀の代わりに期待されたが、戦術にフィットできなかったこともあるが、目立った長所もなかった。そんな彼も韓国に戻ってドラフトでKリーグに入る予定。  韓国代表になって国際大会でまた見たいね。

デスク  サイドハーフは人材が豊富だったと思うが。

A記者  右に古田、藤田 左に岡本、三上 左右に砂川、高木と豊富な陣容だった。
しかし、怪我人の影響で必ずしもシーズンを通して層が厚かったというわけでもない。
  そのなかで古田の成長は大きい。今シーズンの活躍は大げさではなく「チーム古田」の誕生を予感させるものだった。怪我で長期離脱したのは本当に残念。来季の活躍を期待したい。そして終盤の三上の活躍も特筆すべきもの。若手の台頭は札幌の希望だろう。三上はそのまま伸びてほしい素材だ。一方岡本は不完全燃焼だった。怪我ということもあるが、完全にレギュラーをとったとは言い難い立場。藤田は最終戦に見せたアシストなど良いところもあるが、ゴールという結果をもっとだしてほしかったところだ。右サイドを駆け上がるシーンも多かったが、一時期サイドから中央に斜めに走るダイアゴナルランに目覚めたのかサイドをえぐるシーンが少なくなった印象だったが、怪我で復帰してからはサイドに中央にと無駄走りもいとわずよくやっていた。左サイドハーフもやったことが彼の視野を広めたのではないか。新潟がサイドバックでの獲得に動いていて、本人が新潟の施設の見学までしたがどうなるだろうか。高木はこのポジションも問題なくこなしていた。サイドからの崩しやさばきは一流。同時にその彼が清水でレギュラーではなかった現実はJ1の壁をわれわれに思い知らされることにもなった。砂川は切り札として、そしてチームがスクランブルになったときに先発で活躍してくれた。

B記者 たくさんの選手がいたがシーズン通しレギュラーが決まらなかったとも言える。そのなかで古田は定位置をとったと思われたが、怪我をしたことがチームにとっても痛かった。岡本は切れているときはすごいが、そうでないときの落差が激しい。彼の調子がわかるのはドリブル。調子が良いときはどんどん相手を追い込むが調子が悪いと簡単にドリルブルを止められる。調子の波をなくさないとレギュラーで使ってもらえないだろう。
 三上は懐が広く、ボールを持てる選手。ただ、サイドハーフにしておくのはどうかな。チームメートも認めるシュートが巧い選手。FWとして育てた方がよいのではないか。

C記者 古田と三上の成長は目を見張るものがあった。岡本、そして藤田はコンサに残ったら負けずに頑張ってもらいたいね。砂川は本当にチームが大変なところで助けてくれた。そういえば今年、スナバウアーは見れなかったね。それだけ調子がよかったということだろうか。そしてあの得意の切り返しが出るたびにサポーターから声が上がっていたのはずっと記憶に残るだろうね。

デスク 今年のフォーメーションではトップ下をもうけていた。トップ下も岡本や宮澤、高木、砂川など固定できなかった。

A記者 監督は宮澤に任せたかったんだろうけど思ったほど結果は出せなかった。彼は好みが分かれる選手だが、テクニックは一流のものを持っている。後は気持ちの問題ではないか。千葉戦のゴールなどは彼らしくなく感情を露わにしていた。もっと闘志をストレートにだせば一皮も二皮もむけると思うのだが。

B記者 メンバ-的には高木が一番しっくりしていたね。やったことがない割にはうまかった。やっぱりセンスがあるね。ボールの収まり具合もよいし、パスもうまい。テクニックもあってトップ下向きではないかな。岡本も一時やってはまったときもあったが、やっぱり彼は左サイドの選手だろう。宮澤は難しいパスを出すセンスはあるんだけど簡単なパスを失敗することも多い。使うのが難しい選手だね。

C記者  ここは宮澤に頑張ってもらいたいね。彼の適正はFWということも言えるが、トップ下で活躍して札幌を背負ってほしいものだ。センスは誰よりも持っているので、全部出しきってもらいたい。自分が札幌の10番だという気概をもってやってほしいね。

次回は選手の話(FW)

posted by 孔明 |19:34 | 今年を振り返る | コメント(0) | トラックバック(0)

2010年12月15日

いっそのこと吉弘と再契約を結んだらどうか。

 今日のスポーツ報知の直樹と征也に新潟が獲得に乗り出しているとの報道。

 直樹のニュースは道新も報道しており、「J1でのプレーをに希望しており、新潟への移籍を前向きに検討するとみられる」とのことだった。

 西といい、「毎年 まったく新潟ときたら」と愚痴の一つも言いたくなるが、直樹は本人も前向きらしいと道新に報道されたので、ほぼ確定のような気がする。

 今年、直樹は序盤はチョウや吉弘の怪我で高さのあるセンターバックが不足してハードマークもできるように必死に練習していた姿が印象深い。そのせいかマークのずれが生じることや昨年のようにカバーリングやポジショニングのうまさが今一感じないシーズンでもあった。

 それでもJ1にチームが誘いをかけてきているのだから、本人にとってはチャンスだろう。柏との契約も切れるし、違約金も生じないらしいので、障害はないのではないか。

 コンサもせっかく完全移籍での提示をしたのに誠に残念でできれば残ってほしいが、やむを得ないだろう。後は本人の判断だが、前向きということなので、後はスムーズに行ってしまうような気がする。

 征也の場合にもJ1はチャンスだ。契約更新の際にはコンサ愛を全面に出していたが、ことJ1からオファーがきたとあっては熟考しなくてはいけないだろう。

 これはJ2のチームの宿命だが、ただ、鹿島に行くことが確実視されている西の後継というのも新潟は安直なような気がする。サイドバックでの加入を考えているのなら彼にとってよいのか疑問符がつく。新潟は清水を契約満了になった市川を獲得するような報道もあったのだが、それはどうなったのだろう。

 征也も西を見てチャンスを感じていたはず。自分に一番よい選択をしてほしい。

 もし、直樹が抜けるとしたらセンターバック陣が新人の櫛引しかいない緊急事態になる。西嶋をセンターバックに回すことも考えられるが、西嶋はやはりサイドバックがベターな選手。何人かセンターバックは補強しなくてはいけないことになりそうだ。

 今日、日刊や報知で報道されたアマラウ・ロサが入ることになっても絶対数が足りない。いっそのこと吉弘と再契約を結んだらどうかとも思う。

 移籍リストに載っているセンターバックで吉弘以上に活躍できそうな選手は主観だが見当たらない。(あえて言えば横浜FMの松田と京都サンガの西野くらいか。)HFCとしても直樹にオファーがくるのは想定外だったろう。

 来シーズンも直樹をDFの中心選手にと考えていたのは間違いないだろう。そして何人ものDFを契約満了にしたのも直樹が残るのを前提にしていたからではないか。予定外になった以上、再度DFラインの構築を検討しなくてはいけないだろう。

 いっそのこと頭を下げてでも吉弘と再契約する道を模索した方がよいような気もする。

posted by 孔明 |19:46 | 選手のこと | コメント(8) | トラックバック(0)

2010年12月13日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(GK、DF)

あるスポーツ新聞社の社内。(架空)
コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。
今日は選手の話(GK、DF)

デスク GKは高原が抜群の安定感を見せた。最後に怪我をしてしまったが、高原抜きでは今シーズンのコンサは語れなかったのではないか。

A記者 高原の活躍は誰しも異論がないところだろう。彼の1対1での強さは特筆すべき。彼がいなかったらもっと下の順位に沈んでいたのではないか。

B記者  2010年後援会が選ぶMVPやドームMVPの2冠になっただけはあるね。勝負強さ、駆け引きは一流だった。練習生までなった選手がここまでやってくれ、みんなに勇気を与えてくれた存在だったんじゃないかな。

C記者  ポジショニング、相手の動きを見る素早さ動作の俊敏さは若いキーパーのお手本にもなるもの。それにしても大怪我をした後だけにしっかりリハビリをして来シーズン早く体を元に戻してほしいね。
 
デスク 最後に完封試合を見せてくれた佐藤や曳地はどうだった?

A記者 佐藤はよくやっていた方ではないかな。相変わらずキックの精度が低かったがプレーに波がなくなっていた。

B記者 彼の特徴である思い切りの良さが消えていたのは気になったが、0点に抑えたんだからよかったのだろう。曳地は何試合かベンチ入りして勉強になったのではなったと思う。来季に生かしてくれれば。

デスク DF陣はどうだったかな。センターバックは結局、チョウと箕輪が試合に出場できなかった。石川と吉弘、藤山の3人で争った感じだったが。

A記者  石川は今年キャプテンにも任命されて意欲が感じられた。高さが足りなくて負けた試合の後は必死にヘディング練習を行っていた姿も忘れられない。吉弘も体の強さを見せてくれた。藤山は高さが足りない分を読みでカバーしていて、センターバックの方がよい働きをしていたのではないか。

B記者  石川は悪い意味で札幌の空気に染まってしまったようにも思う。彼の得意の読みやカバーリングがあまり目立たなかったシーズンでもあった。藤山はやはり高さの面で不利があったことは否めないだろう。相手に簡単にポストプレーを許す場面も多く、その意味ではサイドバックが適正だったのではないかな。

C記者 ポカもあったが吉弘はよくやっていたと思う。藤山だってあの小さな体で大きなFWにヘディングで勝てなくても体を預けたりボランチとサンドにしてこぼれ玉をよく拾っていた。

デスク  サイドバックは岩沼の怪我で一気に層が薄くなった。西嶋がシーズン通してサイドバックをやっていたが、藤山や芳賀、堀田、藤田もサイドバックをやっていた。

A記者 岩沼の怪我は大誤算だったね。監督が期待をかけた選手だったのに怪我で長期離脱してしまった。西嶋はサイドバックでもよく得点に絡んでいた。1年間怪我なく過ごしたのは素晴らしかったのではないかな。藤山はポジショニングとパスカットに優れていた。相手のパスをカットして持ち上がるシーンは爽快だったね。

B記者 西嶋は守備ではもう少しといったところかな。失点に絡んでしまうシーンも目だったし、得点はとっているとしても、守備の面でしっかりしてくれなくてはいけないだろう。当初は左は岩沼と決めていてキャンプでは右サイドバックは西嶋の他に藤山、李や芳賀あたりも考えていた。吉弘の怪我で西嶋をセンターバックにしたことで右サイドバックは李や芳賀、藤山になったがボランチに芳賀を戻すと今度は西嶋と堀田を競わせることを考えていたと思う。監督の評価としてはサイドバックの西嶋は当初はそんなに高くはなかったのかもしれない。現に堀田をサイドバックで先発で使ったこともあった。しかし堀田が結果を出せなかったのでまた、西嶋を使うことになった。本音では堀田の成長を期待していたのではないかな。藤山はサイドバックで思ったよりよかった。突破する場面こそ少なかったが堅実な守備をしていた。

C記者 岩沼は成長したね。しかし、まだまだ彼の能力はこんなものではないとも思う。攻撃面でもっともっとできると思う。堅実さはついてきたから後はいかに良い意味で目立つプレーをするかだと思う。西嶋は一年を通して活躍してくれた。彼が怪我をしないで活躍してくれたことは素晴らしかった。。また、彼は攻撃でも戦力になったのは大きかったのではないかな。堀田は2試合サイドバックで先発したがそのいずれの試合も負けてしまったことも残念だったね。身体能力を生かせなかったのが心残りだ。
  藤田はサイドバックで今後も使ってほしいというサポーターの声も多数あったが、攻撃参加が少ないのが不満なところ。身体能力は持っているのだから、サイドバックでも思い切りのよさを全面に出してほしい。

次回は選手の話(MF)

posted by 孔明 |20:11 | 今年を振り返る | コメント(0) | トラックバック(0)