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2010年12月11日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(経営)

 あるスポーツ新聞社の社内。(架空)

 コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。
今日は経営の話。

デスク 今年のHFCの経営面での業績はどうか。昨年の動員数と比べると昨年の平均動員数は10,207人今年は10,738人と若干動員数が上がった。しかし、今年の動員数は目標の23万人を割って19万3千人となった。

A記者 観客動員数の見込み違いは致命的だ。23万人の目標はやはり昇格争いに加わった場合の数字だろう。目標の建て方がまずかったといか言いようがないだろう。  うがった見方をすればわざと高めの数字を出して、人件費等を捻出したとも言われかねない。来期以降はこのような希望的な数字は出すべきではない。

 B記者 中山が加入して観客動員数も増すと思ったが、成績の低迷でその効果が数字として見えなかった。上半期決算では1億7千2百万の赤字、1億5千百万円の債務超過となっているが、通年でも赤字、そして債務超過になる可能性が高いのではないか。

 C記者  入場料収入の面では完全に予想を下回っていた。広告料収入の面に関してはミシュランの新規スポンサー契約があって上向きのように見えるが、ニトリの広告料収入の減少が痛かった。

 B記者 そのニトリの袖スポンサーも来季は撤退する可能性が高い。また、補助金収入もなくなる。

 デスク 営業収入としては興行収入、広告料収入、販売収入、補助金収入、Jリーグからの分配金などがあるが、やはり興行収入である観客動員数の見込み違いが大きかったと言うことか。

 B記者 広告料収入が頭打ちなため、興行収入に期待をかけたと思うが、やはり観客動員数が伸びなかったことが誤算だったろう。しかし、このことは十分に予想できたはず。このことに対する対処方針が甘かったということだろうか。

 C記者 やはり興業収入をいかにして増やすか。チームの成績もあるだろうが、チーム成績にかかわらず、どのくらい動員できるかの基本動員数を算定してそこからチーム成績がよければプラスアルファの数字として積み上げしなくてはいけないと思う。

 デスク 営業収入はどうか。ニトリの袖スポンサーの撤退は決定的だが他のスポンサーの当てはあるのか。

 A記者 厳しいだろうね。ミシュランが来年も継続してさらに支援枠を拡大してくれればよいのだが、それは今年の冬のキャンペーンの結果にも左右されるのではないか。HFCも努力をしているように見えるが、もう少し新規スポンサーの獲得に力を上げてほしい。地元企業にこだわっている場合でもないだろう。広く多くの企業の協賛を受けるようにしなくてはいけないのではないか。

次回は選手の話(GK、DF)

posted by 孔明 |19:51 | 今年を振り返る | コメント(4) | トラックバック(0)