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2024年04月07日

昨日は孤立していた大森だが、今後のこと考えると彼を軸にした方がよいと思う。

 とにかく勝った。内容はよくなかったが、結果として勝ち点3をとったのは残留に向けて少し光明が見えた。これでようやく7試合目にして初勝利。

 もちろん手放しで喜んではいない。これは多分に相手に助けられた結果でもあった。ミシャ始め、三上さんもこのことをしっかり頭に入れて次の試合に臨まなければいけないだろう。

  相手は中2日でほとんど対応もできていなかっただろうし、またけが人も出ていた。ターンオーバーをやって連携が不十分だった。悔いが残るのはこのG大阪よりも調子が悪かった名古屋に対しても勝ちたかったこと。

 ただ、うちのこのどん底の状態で連戦で勝ち点3は最低の結果だろう。これにはこの連戦をホームでやれたことも大きかった。

 勝ち点3をようやくとったが、これで手放しで明るい状況が開けたとは言えない。

 雄也を右WBに使ったり、駒井をシャドーに使ったり、菅ちゃんを左CBに使い、近藤を左で使うなど適正なポジションの起用ではなく、その場しのぎの布陣だったことは否めない。

 案の定、この試合も決定機はあまりなく、若手の力で勝ったわけでもなくこの先の伸びしろはあまり期待できない試合でもあった。

 やはり勝ったのはホームであることと選手のモチベーションの向上を重視したことがあっただろう。

 金曜日の練習では、水曜日の先発組は鳥かごと軽いランニングで終了。前日の木曜日もリカバリーだったので、主力組も疲労回復がある程度できたと思う。このことで主力組は頭かクリアになって次の試合に臨むことができたのではないか。このことに関してはミシャはグッドジョブだったと思う。

 この試合はなんとか勝ったが、今後のことを考えとやはりいばらの道が待っていると言わざるを得ない。

 長いシーズンを乗り切るためにはいうまでもなく基本的なスタイルはある程度決めなければいけないだろう。その点、昨日の布陣はいわばスクランブル。果たして今後どのような戦略、戦術をもって戦うか。

 補強は基本的に夏まで待たなければいけないし、この先何試合かに1度うまく勝っていって降格圏を脱し、中位位に位置すれば、極力補強費を出したくない三上さんは本来、一番必要なFWの補強もしない可能性が非常に高い。

 そうなるとワントップはゴニちゃんか武蔵か大森なるだろう。ゴニちゃんは怪我が多く、そこから考えれば1年間軸とするには難しい。武蔵はこのところワントップで頑張ってボールを収めてくれているが、これは本来の彼のプレースタイルではなく、彼の能力を十分には発揮させるのは前線のスペースに走りこませたい。

 ゆえに戦術的には大森を軸において、右は近藤、シャドーに武蔵という布陣を基本にやってほしいと思う。

 昨日は大森はあまり機能していなかったが、大森だけが悪いのではなく駒井と祐希との連携が非常に悪かったこともあったと思う。

 大森を試合に出し続ければ連携も次第によくなるはず。また、彼はオールラウンダーで全てに能力が高いのでどんな時でもチームに有益なことをやってくれると思う。

 大森は体が強く、キープ力があってシュートもうまい。金曜日のサブ組だけの紅白戦では別次元のプレーを何度も見せていた。確か2ゴール。ボールを抑める技術に長けていて、周りはサブが多かったかもしれないが、風格さえも見せていた。リーグ戦でも活躍しそうな感じが満々だった。

 大森をこの先もトップで使い続けていけば連携もよくなり、やがてチームの全体の形も整ってくるはず。かなり得点もとれるようになると思う。

 大森の下に武蔵と雄也、あるいはチェック、祐希で相手によって変える。この形が出来れば残留への道が開けてくるだろう。

 ミシャが昨日の勝利でこれで行った方がよいと思い込み、また同じようなメンバー、同じような戦術で戦うのが一番怖い。

 とにかくこの先はいばらの道が続く。今シーズンを乗り切るためにどうチームを作って行くのか現実的に考えて行ってほしい。


 
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posted by 孔明 |19:56 | 今節の反省 | コメント(3) | トラックバック(0)